マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

2022年度の授業が終わりました 2023年度もよろしく!

本日の講座で、2022年度の授業がすべて終わりました。
受講してくださいました皆様、ありがとうございました。

5月2日の「おうちレストラン」から、2023年度の授業が始まります。
2023年度は、8コースになって、総勢60名の皆さんが「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」に集まってくださいます。
ありがたいことです。

2008年の「玄米ごはんの炊き方教室」に始まって、15年目になるむそう塾ですが、2008年からずーっと続けて通ってくださる塾生さんが何人もおられます。
新幹線や飛行機で京都まで通ってくださる塾生さんがほとんどで、交通費の出費が申し訳ないといつも思っています。

 
 

きょう、授業が終わってから、オークラであれこれお話をしたのですが、皆さんが熱心にお料理に取り組まれていて、素晴らしい向上心がビシビシ伝わって来ました。
食材購入でのご苦労話や、おせち料理での時間短縮の問題など、語り合うことはいっぱいあります。
こうして皆さんでざっくばらんに話し合うことも学びになるので、これからも時間が許すときには、お茶の時間を設けたいと思いました。

きょう一番面白かったのは、おせちの「蟹錦糸巻き」のために、カニを2杯購入した人がいたというもの(笑)
いやいや、そんなことはしなくていいから、「お宝さんDIRECT」を利用しましょうという話でした。

むそう塾では、教室と同じ食材や調理器具が購入できるように、放課後の「マルシェ」や「お宝さんDIRECT」で細かく対応していますから、食材の購入に駆けずり回らなくてもよいのです。
その分、お料理に集中して効率的に時間を使ってくださいね。
あとは段取りです。これで飛躍的に調理時間が短縮できます。

 
 

2023年度のコース授業は、5月6日の「自由人(びと)コース1」からスタートです。
自由人コースで、思いっきり楽しんでください。

 
 

(京都 本法寺内の教蔵院にて 中川善博撮影)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

作家 五木寛之さんのことば 〜量は質に大きな変化を及ぼす〜

きょう、たまたま作家の五木寛之さんのラジオ放送を聴いていたら、〜量は質に大きな変化を及ぼす〜ということをおっしゃっていた。
つまり、「量というのは、ある一定の臨界点を越えたときに質が変化する」と考えておられるのだそうだ。

私はこれをとても陰陽的な捉え方だなと思った。
五木さんは驚くほど沢山の本を書かれているので、その「量」が「質」の変化に影響することを感じ取っておられるのだと思う。

これに似たことは、「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」でも、起きている。
練習量が多いと、質の変化が起きてくることを、たくさん確認している。
まさに、これが「陰陽の結果」なのだと、改めて思ったのであった。

 
 

(ドウダンツツジ 京都市左京区にて)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い | コメントする

マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り

きょうは、マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生のご命日です。
ちょうど昨日、2022年度のコース授業が全部終わったので、むそう塾の4名でお墓参りに行ってきました。
「無事に授業が終わりましたよ」とのご報告を兼ねて。
曇りで肌寒い風が吹くお天気でしたが、一年のご報告もできて清々しい気持ちです。

お墓参りのあと、ご住職さんにご挨拶を済ませて外に出たところ、大勢の人たちが次々と本堂から出てこられます。
あれ? 私の第二の師匠が!
あれ? リマの先生も!
あれ? 正食協会の先生も!

どうやら、「日本CI協会」と「正食協会」の合同墓参会が終わって、お墓に移動される人たちに遭遇したようです。
この中で懐かしい先生にお会いしたのですが、その時の様子はまた別記事に書きます。

 
 

では、時系列順に。
まずはゴシゴシとお掃除から。

 
 

お掃除が終わって桜澤先生へのご挨拶。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

昨年中川さんが設置した「ろうそく立て」と「お線香立て」に点火しました。
風が吹いても蝋燭の火が消えないスグレモノです。

 
 

今年も無事にお墓参りを済ませ、5月からむそう塾は新しい年度に入ります。

(桜沢如一先生のお墓は、京都市本法寺の中にある教蔵院にあります。)

 
 

<桜沢如一先生のお墓参り関連の過去記事より> 抜粋

マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2022.4.22
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 一日早く 2021.4.23
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2020.4.23
マクロビオティックの創始者 桜沢如一先生のお墓参り 2019.4.24
桜沢如一先生のお墓参り 2018.4.24
桜沢如一先生のご命日 2017.4.24
桜沢如一先生のお墓参り 2016.4.25
桜沢如一先生の50回忌(4月24日) 2015.4.24
桜沢如一先生のお墓にご報告 2014.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2013.4.22
櫻澤如一先生のお墓参り 2012.4.23

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

物事には必ず二面性があるから、一つの情報に振り回されないこと

物事には必ず二面性がある。
裏表といってもよい。

マクロビオティックを知って、陰陽で物事を考えるようになると、実にそれらが精神面の支えになった。
それまでなんとなく感じていたものが、陰陽に置き換えるとストンと納得できて爽快だった。

コロナ騒動のために、人々の考えが二極化していくのも二面性そのものだ。
それを前提にして、様々な情報を取捨選択した。
2020年の初期段階でも、有益な情報はどんどん発せられていた。

それから3年あまり、世は新型コロナウイルスに振り回された。
しかし私は陰陽のおかげで、最初から迷うことなく方針を立てられたし、それは常々の生活スタイルそのままだった。

多くの人はコロナ騒動でマイナス面もあったが、プラス面もあったはずだ。
これほど「免疫力」という言葉が飛び交った時代はなかったかもしれない。
免疫力のすごさを知っただけでもプラスではなかろうか。

免疫力より医学の力を過信していた人も多かっただろう。
しかし、人間の身体は正直だ。
身体の仕組みのとおりになる。
だから、その仕組みの力を最大限に発揮できるように応援することがベストだ。

なにが仕組みを応援できて、なにが仕組みを壊すのか?
それも陰陽で考えられる。

今後、第9波が起こる可能性があるそうだが、だからといって怖がるのではなく、淡々と暮らしていこう。
今までどおりに仕組みを意識して。

コロナ、大規模な第9波の可能性 専門家有志が見解 2023.4.19

 
 

(モッコウバラ 京都市左京区にて)

「モッコウバラ」の花言葉の一つに「素朴な美」というのがある。
黄色の華やかさと相まって、幸せを運んで来てくれるような気がする。

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い | コメントする

偏りを招く食事法は長期間続けないようにしましょう 糖質制限など

ファッションに流行があるように、食べ方にも流行があります。
私がブログを始めた頃には、「マクロビオティック」も流行の一つでした。
「マクロビオティック」は本来日本で生まれたものですが、2000年を過ぎた頃、アメリカから逆輸入された形で多くの人に知られるようになりました。

その前からマクロビオティックをしていた私としては、その不思議な拡がり方に将来の姿が想像できて、手放しでは喜べませんでした。
それは、伝え方の問題もありますが、「偏りの弊害」を危惧していたからです。

「偏りの弊害」というのは、「玄米菜食」を勧めるばかりで、体調と相談してコントロールすることが置き去りになっていたからです。
それに、マクロビオティックは食べ方だけではなく、考え方や生き方をも含む哲学であることも隅に追いやられました。(ここが一番面白いのに…)

そんなわけで、案の定、しばらく経つと「マクロビオティックを始めてから体調不良になった」人たちが現れ始めました。
しかも判で押したように、「マクロビオティックを始めた頃は体調がよかったのに」という流れです。

そうなのです。
マクロビオティックは正しく解釈しないと、単なる「著しい偏食と同じ」になってしまい、健康から遠のいてしまうのです。
問題は、「動物性を一切食べてはいけない」と伝えられて、自分の体調に合っていないのに、頑なにそれを貫くことです。

体は何度もSOSを発しているのですが、それを「好転反応」だととらえてしまうんですね。
体は正確なので、食べ物が変わると色々な信号を送ってきます。
それをキャッチして食べ方をコントロールするのが、最も体を痛めつけない食べ方です。
1食でもいいから敏感になってあげるのが、体の上手な使い方です。

 
 

***

他にも「偏り」を招く食事法はあります。
・ヴィーガン
・ローフード
・糖質制限
・ケトジェニック食
・パレオダイエット
・ナチュラルハイジーン
・玄米菜食
etc

これらは体調や体質改善を目的として、短期間実行するなら良いのですが、漫然と長期間実行するのはお薦めではありません。
「食事の偏り」というのは薬と同じで、目的を持って短期間でおしまいにするのがベストだからです。

これらを柔軟に考えて、食材や料理方法の陰陽を使いながら健康を目指すのが、「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」の指導内容です。
どうぞ、安心してお召し上がりください。

むそう塾のサイトの方に、「マクロビオティックの盲点」として、マクロビオティックに関する問題点が記事としてまとめられています。
お読みいただけるとご納得いただけるかと思います。

 
 

(ヒメウツギ 京都市左京区にて)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べたもののようになる | コメントする