中川式糠漬け」カテゴリーアーカイブ

中川式糠漬けのご質問をされる方へ

昨年の記事ですが、今年も糠漬けの質問が多くなりましたのでもう一度掲載します。
よ?くお読み下さい。
とくに宅配糠床をお受け取りになる方は、しっかりとご理解くださるようにお願いします。
本日宅配糠床も発送の予定です。
<中川式糠漬けのご質問をされる方へ>2011年7月28日の記事

中川式糠床を受け取った皆様、美味しい糠漬けができていますか?
きっと毎日美味しい糠漬けをお楽しみいただいていると思います。
きゅうりはもちろんですが、茄子も美味しく漬かっていますか?
一般の糠漬けでは茄子を美しく漬けることはとても難しいのですが、中川式糠漬けでは茄子が見事な美しさに漬かるので、「美味しい」という文字を使うことの意味を心から納得します。
口においしいものは美しさもあるものであることを。
中川さんのところには幸せコースの人も含めて、毎日糠漬けの質問が寄せられます。
さすがに今回の糠床宅配ではお二人だけのご質問ですが。
その質問内容を拝見すると、その人が糠床についての理解不足であることが良く判ります。
あれだけ丁寧にお伝えしても、覚え書きをお渡ししても、なかなか正しくご理解されていない人がおられます。
ちょっとでも理解を間違っていると、確実に糠床の様子は変わって来ます。
徹底的に覚え書きを読み込んで、糠床に対する先入観を払拭してください。
一番多い文面が「夏なので一日2回混ぜています」とか、「毎日かき混ぜています」というもの。
これだけでもう理解不足が判ります。
糠床に酸味があればかき混ぜても良いけれど、酸味がないときにはかき混ぜてはいけないのです。
その点に言及していないご質問が多いので、その度に中川さんは「酸味はありますか?」と反対に質問しなければなりません。
また、「酸味がないんです! 死んじゃったのでしょうか?」と焦ってメールが届くこともあります。
糠床の表面部分には酸素を好む菌が住むので、そこは酸味が弱くなります。
一番上の糠を食べて判断するのではなく、真ん中あたりを食べてみてください。
下に行くほど酸味は強くなります。
私の糠床の一番下は、酸味も塩分も強くなってギュッと体が目覚める強さを持っています。
ちょっとつまんで口に入れると「活!」という感じです(笑)
中川菌の凄さを改めて感じます。
それから乳酸菌のことで少しヒントを。
乳酸菌はちょっと塩分好きです。
ですから塩分を多くしても死ぬことはありません。
でも、塩分不足の糠床をむそう塾にお持ちになって「中川さん見てください」という人の何と多いことか!
だいたい陰性の人は塩分少なめの傾向がありますのでご注意を。
この傾向は実に面白いのですが、本当の話なので仕方ありません。
以上のことから、中川さんにご質問をされる場合は必ず糠床の重要ポイントを書くようにして下さい。
中川さんはそれらを判断材料にします。
本当は質問フォームを作って必須記入事項にしたいくらいなんですよ。
ですから、必ずお書きくださいね。
【糠床の質問に必ず書いてほしいこと】
・酸味
・塩分
・旨味
・混ぜ方

では、美味しい糠漬けのご報告を待っています!
瑠璃茄子投稿も楽しみにしています♪

 

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中川式糠漬けクイック講座を終えて

昨日は「中川式糠漬けクイック講座」を開催しました。
新人さんは3名で、あとは受講経験のある方ばかりでした。
関西にお住まいの塾生さんが過去に、「美風さん、私前科者になっちゃいました?・・・」と言って教室に現れて、何事かと思ったのですが、それは糠床をダメにしてしまったことを関西人らしく面白おかしく表現してくれたのでした。
その言い方が楽しかったので、すっかりそれから「前科者」という言い方が定着してしまいました(笑)
しかし昨日みんなで話していると、その「前科」のおかげで糠漬けが上手になって行くので、良い方向にとらえて「☆ 勲章」にしようということになりました。
ですからこれからは「私は☆三つよ」とか「私は☆二つよ」と自慢(笑)することになります。
これからは「三ツ星糠漬け」や「四ツ星糠漬け」が登場することでしょう。(楽しみ♪)
前にも記事にしましたが、あの中川さんでさえ安定して漬けられるようになるまで5年ほどの歳月を要しているのですから、私たちは1回の失敗で諦めてはいけませんね。
中川さんの糠漬けの世界を共有して自分のものに出来ることは、大いなる財産と健康を手にすることになります。
そんなことを認識している人たちが集まったからでしょうか。
昨日の講座はとても氣が良かったです。
これからは☆☆☆でも☆☆☆☆でも楽しく受け止めて糠漬けと向き合ってみましょう。
ところで、再受講された人たちが中川さんの説明を聞いていて、「私が去年なぜ失敗したか判った!」という声が多くありました。
失敗したからこそ理解出来た部分があるのです。
新人さんには「?」の部分でも、☆のある人には「!」になるのです。
☆組さんが納得された表情は、見ていて美しかったです。
失敗を乗り越えて行こうという共通の意識は、本当に良いオーラを発しますね。
☆組さんの多くが混ぜ方に「!」でした。
糠床の状況に応じて混ぜ方を使い分けるのはさすがに「中川式」です。
「混ぜ方1」と「混ぜ方2」を間違わないようにする体験は、クイック講座ならではの素晴らしいところですね。
幸せコースの方にもこの二種類の混ぜ方はお伝えしてありますので、間違わないように「今何をするべきか?」の判断を適切になさってくださいね。
美味しくて健康になる「中川式糠漬け」の輪が広がって、今年も「瑠璃茄子投稿」が賑やかになることを期待しています。

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糠床を食べる子供

第一陣として届いた中川式糠床。
その後このようにお子さんにも好評のようです。
Isさんから届いたメールをご紹介します。

<Isさんのメールより>
こんばんは。

食卓にぬか漬けのある暮らしが、少しずつ我が家に馴染んできています。
特に娘は人参大好きで、一日に2分の1本は食べてしまいます。
写真は糠床食べる〜と言って、じゃい安をつまみ食いしてるところです。
幸せをありがとうございます。

<マクロ美風より>
Isさん、こんばんは。
先日は遠いところからのご参加、お疲れさまでございました。

嬉しいです!
玄米で育ったお子さんが、すくすくと成長して糠床をつまんでいる姿を拝見すると、なんとも穏やかで安心します。
子供の本能は大人に勝りますので、きっとお子さんは自分に必要な物を感じているのでしょう。
おそらく陽性が欲しいのかも知れません。
子供と塩分はマクロビオティックでも温度差のあるところなので、間違わないようにして的確にお子さんの体調に合わせてあげてください。
迷った時にはいつでもメールしてくださいね。
 
 

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マクロビオティックにおけるお酒

先日ご主人の飲酒をご心配されている意見がありました。
マクロビオティックではお酒が陰性だと位置づけられていることによるご心配でしょうが、これこそが陰陽表のマイナス面だと思います。
先にも記事で書きましたが、陰陽表というのは一つの表示方法でしかありません。
ですからそれにとらわれて絶対的に考えることが間違いの元になるのです。
視覚的に表示したことが仇となってしまっているのですね。
たとえば陰性な飲み物は他にもコーヒーや緑茶やジュースや豆乳なんていうのもあります。
でもお酒を飲むと酔う状態が顕著になるため、その影響力を考えてしまうのだと思います。
しかし忘れてならないのは、アルコールには発酵して出来たものが多いということです。
この発酵を考えた時、体にそんなに悪いものなのかと思いを巡らしてほしいですね。
(望ましい製造方法であることが条件ですが。)
糠漬けで発酵の仕組みを観察出来たなら、その発酵の力を借りたくなる方が自然かも知れません。
長寿の人には案外晩酌を楽しんでおられる方も多いです。
締めつけられた昼間のストレスや肉体を開放したくて、お仕事が終わってから少しのお酒を楽しむのは、心配というより翌日へのエネルギーととらえてあげましょう。
仕事・緊張=陽性
飲酒=陰性
マクロビオティックで陰陽を知っている人なら、この辺の陰陽のコントロールをしっかりしてあげましょう。
そしてなぜお酒を欲するかの理由も考えられるとなお良いです。
精神面・肉体面の両方から考えられると良いですね。
食べ物だけで陰陽を考えるのではなく生活全般で考えること。
これがマクロビオティックの重要なポイントです。
 

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発酵の力

中川式糠床の第1陣が届き、その発酵の凄さに驚くメールが毎日送られて来ます。
中には自分で糠床を育てていた人もいますが、中川さんの糠床が届いた途端、その歴然とした差にガックリされていました。
香りはもちろんですが、何と言っても食べてみて触ってみてその違いを体感することになります。
そこには塩と米糠だけでない発酵の世界があるのです。
発酵については私達はあまりにも無意識であり、関心もなかったと思いますが、その効果を体験してしまうときっと病みつきになると思います。
特に女性はお肌がスベスベになって、髪質まで変化してきますから驚かれると思います。
伊豆諸島に「くさや」という食べ物があります。
名前のとおり臭い干物なのですが、食べてみるとあの臭いは忘れてしまうほど美味しいのです。
私も昔はお酒を呑みながらたま?にいただいたものです。
このくさやはまさに発酵の王様で、医療の整っていない離れ島ではこのつけ汁が貴重な薬になったのです。
飲んでもつけても良し。
そこには発酵が生み出した微生物の力が凝縮されているから効果があるんですね。
暖かさと湿度。
この二つをうまくコントロール出来る伊豆諸島ならではの特産物だと思います。
そして糠漬けもまた微生物と発酵の力で出来上がる美味しい漬け物ですが、中川さんの糠床は越年に越年を重ねて発酵しているので、くさやのつけ汁にも似た効果が出てきているのです。
そこには「なれ」が醸しだす世界があります。
たとえば糠床に足し塩をした時には、塩辛さが前面に出て角があるのですが、それが時間の経過とともに角が取れて丸みが出てきます。

このことを「なれ」といいます。
それがさらに年月を経て旨味が増すのですが、これは材料のタンパク質が分解してアミノ酸が登場することによる旨味です。
その旨味が中川式糠床の特長であり、アトピーの人が良い変化を感じられるほどの発酵のなせる技なのです。
梅雨のある日本には昔から発酵食品が多いのですが、今では効率を優先して製造方法が台無しになってしまっているものも多いです。
ぜひ「ほんまもん」を見極めて、上手に発酵食品を体に取り入れましょう。
そのために一番近道で美味しいのが糠漬けです。
あなたもこんな美味しい糠漬けをどうぞ。

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