子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

梅干しってやっぱり甘くなくっちゃ!

私が京都に半分以上も滞在するようになって、そろそろ3ヵ月になります。
最近では家族も要領が分かってきて、対応のコツをつかんでくれたみたいです。
これがいいかどうかは別として(^^;)
ひと月前のこと。
息子と梅干の話をしていたら、「甘い梅干だったら食べるよ」というのです。

甘い?
ピーン!
母:そんなのは梅干とは言わないよ。
子:いや、あれが梅干なんだ。
母:第一、あんなのは梅干の効能なんてないんだよ。
子:いいんだ、美味しいから。
母:えっ! 美味しい?
子:そうだよ。甘くてうまいんだよね〜。
母:・・・・・。
う〜ん、どうやら息子は梅干をお菓子並みに捉えているようです。
そんなこと、母は初めて知ったよ。
だって、お弁当に入れていた酸っぱい梅干は食べていたじゃないか。
大きな梅も小さな梅も。。。。



で、買いに行きました。
「あまい梅」なんてコーナーがあって、蜂蜜+黒蜜なんていうのもあったのにはビックリ!
息子には蜂蜜だけのもので我慢してもらいましたけどね。
さてさて、帰宅後ポーンと口に入れるやいなや、「やっぱり梅干は甘くなくっちゃ!」と言ってのけたのです。
・・・・・・・。
(そんなの反則だぞ。。。)
!!!!!!
7個も食べた!!!!!!
(オイ、お菓子じゃないよ)
あ〜、キミはおしまいだ(泣)

*   *   *   *

私は小さい時から梅干が大好きです。
目がつぶれるくらい酸っぱいのが。
断食明けに最初に欲しくなるのがこの梅干だから、やっぱり陰性よりの体質なんだな?と確認しています。
それに引き換え息子は、それだけ甘い梅干が欲しいほど陽が入っているんだね。
母がいない間、友達とお肉三昧してるんだろうね。
それって本末転倒かな?
ま、いいや。
友達づきあいも大切だし。
私の顔を見ると「椎茸スープ作って」というのがせめてもの甘えだろうか。
あんなの自分でも出来るはずなのに、作ってほしい心理状態なんだろうね。
それにしても、甘い梅干って、時代の要請なのだろうか。
なんだか複雑なキモチ。。。。

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誕生日

きょうは息子の誕生日です。
きのう京都から帰って来て、明日には京都へ出発する私は、何だかJR(新幹線代)に寄付している感じですが、それでも息子の誕生日には自宅に居てやりたいと思いました。
けさ7時26分になった時、「今産まれたんだよ?」って伝えました。
39歳で初産だったので、帝王切開も視野に入れられてのお産でした。
でも、絶対自力で産みたいと妊娠時期を頑張った甲斐があって、無事自然分娩をすることが出来ました。
それも「素晴らしいお産」だと褒められながら。
嬉しかったです。
小さな命が愛おしかったです。
けさ、産まれた時のことを息子に話して聞かせると、なんと涙ぐんでいるではありませんか。
別に特別なことを話したわけではなく、淡々と嬉しかったことを話しただけなのですが・・・。
そのあと、産まれるまでの私や夫の気持ちもさり気なく伝えました。
実際には親の期待とは正反対のことをして毎日を送っている息子なのですが、「生きていてくれるだけでいい」と思っています。
息子を育てながら、私達夫婦も忍耐力がつきました。
息子が将来どんな不始末をしても、どんな人間になっても、一生愛し続けるでしょう。
親子だから。
               *    *    *    *
息子のひと言が嬉しくてこの記事を書きました。
「産んでくれてありがとう」。

泣けました。
ありがとう、息子よ。

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子育ての極意

「幸せコース」が始まって、多くの仲間と再会した。
「愛クラス」がスタートして、初めてのかたとお話ができた。
「糠漬け講習会」があって、パスポート取得者の懇親会が兼ねられた。
そんな日々と、過去の「マクロビ井戸端会議」「美風ゼミ」での光景がダブる。
ずいぶん多くのマクロビアンと接して来たなぁ。
何年も飽きずにマクロビオティックをやってるなぁ。
*    *    *    *
ところで、先日の「幸せコース」では、親の期待に応えるべく頑張って生きてきて、今の自分を変えたくてもがいている人が何人もいた。
過去の集まりでもそんな人をいっぱい見て来た。
みんな「いい子」のまま大人になって、本当の自分を生きたいのに生きられなくてもがいている。
親の価値観が細胞にまで入り込んで、何十年と支配されている。
苦しくてしようがない。
だから、話していると思わず涙がこみあげてくる。
一方、今まさに子供を支配している人もいた。
親は薄々このままではいけないと思っているけど、つい支配してしまう。
そして翌日の「糠漬け講習会」。
これまた子供を支配中の親が、支配しているとは知らずに、幸せだと思って近況を話していた。
支配されて育ったらどうなるかは、おそらく知っているのだと思う。
しかし、自分がしていることはそれに該当しないと思っているらしい。
*    *    *    *
よく子育ての極意として、「目をかけて手をかけない」と言われる。
幼時期ならこれでいい。
しかし、怪我の心配がなくなったら、「心をかけて手をかけない」がいい。
とまあ、分かったようなことを言っている私だけれど、自分のこととなると怪しい^^;
つい手をかけてしまいそうになるからだ。
特にお料理に関しては、その感が否めない。
子育ての目的って、たった一つ。
ひとりで生きて行けるようにすること。
そのために長い年月をかけて色んなことを伝えるんだよね。
伝えるべきものがいっぱいあるけれど、私はこれだけを守ってきた。
「小学生の時 : 世の中には楽しいこととそうでないことがある」
「中学生の時 : 大事なこととくだらないことがある」
「高校生の時 : 自分に出来ることと出来ないことがある」

これさえ伝えられたら、細かいことは抜きでもいいのではないだろうか?
たとえば学校の成績も、職種も、恋人も。
生きててくれればそれだけでいいじゃないか。
子供の人生に自分の影を落とすのはよそうよ。
妊娠した時から子供は別の人格なんだよね。
オギャーと産まれた時からではないんだよ。
それを意識するのとしないのでは、天と地の差があると思うよ。
以前にも記事に書いたけれど、スクロールの波に呑まれているので、もう一度引っ張りあげておこう。
「子育てにおける3本の柱」

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自分で選んだことでしょ?

今、京都のホテルにいます。
土曜日に愛知県の岡崎に行って来たばかりなので、大忙しで家事をして出かけて来ました。
息子のおかず、夫のおかずと付箋をつけながら冷蔵庫に入れて来ました。
夕方自宅を出るときに、息子が家にいて、玄関まで見送ってくれました。
そのとき、「あ?、大変だなぁ、これから毎週こんなことになるんだよね?」と、チラッと息子の同情を引こうとして口にしてみたら、意外な言葉が・・・。
「自分で選んだことでしょ?」
「大変なこと分かって選んだんでしょ?」
と切り返されました。
おー、それって、私がかつて息子に言って来た言葉ではないか!
息子が弱音を吐いたとき、「自分で選んだのだから、自分の責任でやり通しなさい」と言っていたのでした。
その時は「だって」とか、「つらいんだよ?」とか言うだけで、一向に効き目はないように感じていました。
でも、こうして今日、息子の口から出て来た言葉は、まさに私が彼に言い続けた言葉でした。
糠に釘だと思っていたことも、こうして年月を経て効果を実感することもあるんですね。
何だか少し嬉しくなりました。
演技してみて良かった。

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野口晴哉先生の文章より

私が野口整体に出会ったのは20代の時。
それから、かれこれ40年近くも野口晴哉先生の言葉が私を魅了させてくれます。
今月の整体協会の月刊誌「全生」にも良い文章がありました。
マクロビオティックにも通じる奥深い文章なので、ご紹介させていただきます。
<月刊 全生 3月号より>
 過剰な知識、過度な感情、過敏な神経、複雑な生
活、乱れた性生活、どれも分散による平衡要求には
相違ないが、体を正常に保つには厄介なるものであ
る。
 しかし、これらが綜合されて個人があるのだから、
これらを無視する訳にもゆかない。個人はその数だ
けの個性がある。そして個性は個々に感受性方向を
異にし、潜在活動力を異にし、疲労部分や活動様式
を異にしている。
 
 それ故、個性を見ないで組み立てた体操や、健康
法は個人のものとはいえない。百人に適うものは一
人に敵わないということを知るベ可きである。
                         晴 哉

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