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火傷(やけど)は冷やすより温めた方が治りが早いそうです

火傷をしたとき、あなたは冷やしていますか?
温めていますか?
冷やすという人が多いと思いますが、温める内容の記事を見つけましたので、ご紹介させていただきます。

 
 

ー引用開始ー

甲野善紀さんの「随感録」より

2016年11月27日(日)

以前、私が火傷に関して「火傷は温めるとよい」とツイートした事があったが、この「火傷は温めるとよい」という手当て法が、少し前に「いい加減なデマ」として、いろいろ取沙汰されているという噂があった。そこで、私がなぜこの事をツイートするに至ったかについて、過去の私のツイートや、これに関連したサイトの記事などを紹介しておく事にする。
これらを読んでいただければ、火傷はすぐに湯などで温めるという事が有効だと私が確信した経緯がわかると思う。ただ、この方法はあくまでも本人が納得して行なっていただきたい。私の身近な人間にも「火傷は温めるは有効かもしれないけれど、私はやらない」という者もいる。ましてや、その自覚のない幼児などは、泣き叫んでトラウマになる恐れもあるので、火傷に有効なクリームなどの塗布や湿潤療法がお勧めである。
では、私が火傷の革命的な手当て法を知るに至った経緯をどうぞ。

 


 
 

2011年06月03日(金)(実質的に2日の深夜ツイート)

昨夜、寝る前にガス台のすぐ側にあった小さな湯呑を何気なく持った瞬間、一瞬その左手の人さし指の皮がめくられたような感覚。「アッ」と思った時、湯呑はハネ飛んでいた。

「あっ、そうか、いまガスの火を止めたばかりだったなあ。これは結構キツイ火傷したなあ」と思いつつも、同時に釈尊の教えを思い出す。

それは、以前どこかで書いたと思うが、「知って犯した罪と、知らないで犯した罪はどちらが重いか?」という話。普通、一般の常識では故意と過失とでは、当然故意の方が罪が重い。

しかし、釈尊の考えは逆である。そして、その理由として出された譬えが、「熱く焼けた鉄を握った時、熱いと知って握るのと、知らないで握るのとでは、どちらの火傷がひどいか?」という問いかけである。

これは当然の事ながら、知らない方が「ぐっ」と握るから火傷の度合いはキツイ。釈尊はそれを例にして、知って犯した罪は軽く、知らないで犯した罪は重いと説いたのである。

(中略)

とにかく、すでに皮膚が白化している人差し指の先を水道の水で冷やしながら、そんな事を考えていた。

もちろん火傷の手当ても同時に考えた。私は3つほど火傷に特効のあるものを持っているが、昨晩は手近にあったRHクリームを使うことにした。

これは表向きはただの肌用クリームだが、打撲や火傷に対して、それらの専門薬よりも効力があることは、知る人ぞ知る事実。

しかし、凄く痛いことも事実。とはいえ、3日から九州で、4日は稽古会。指の内側に火傷の火ぶくれが出来ていては、ロクロク稽古も出来ないので、クリームをたっぷり塗って絆創膏で止める。

塗って約10分、段々と激しくなる痛みは、何と言ったらいいのか、「生皮を剥がされているような」というか、「活け花の剣山でこすられているような」というか、とても寝るどころではない物凄い痛さだ。

経験上、「そうそう、この痛さがあるから明後日は、もう大体普通に使えるな」と思えるから我慢できるが、知らなかったらビックリして慌ててクリームを洗い落として、普通の火傷の薬でも塗ってしまうだろう。

さしもの痛みも約1時間で次第に治まり眠ることが出来た。

翌朝は、絆創膏の上から押さえても痛みはなく、クリームの残りを拭き取ってみると、ちょうど人さし指の指紋の辺りがローソクを垂らしたような状態になっていたが、水ぶくれはなく、実用にはあまり差し支えはなさそうだ。

ただ、大事をとって一応クリームを塗り直して絆創膏を貼っておいたが、明後日の稽古には支障なさそうだ。

 
 

2011年6月3日午前11時過ぎのツイート

(この前の火傷の手当てのツイートを昨晩遅くアップしておいたら、複数の方々から「火傷は温めた方が良い」というツイートをいただいたので、以下2つのツイートにその事を書いている。つまり、「私が火傷は温めると良い」と知ったのは、この2011年6月3日の午前中である)

火傷の手当て法についてツイートしたら、「火傷は冷やすよりも温めた方が治りが早いですよ」と複数の方々から教えていただいた。「毒には毒を」の同種療法の原理だとか…。

確かに火傷はすぐ冷水で冷やせというのは、いかにも常識的で「本当にそうなのかな」という疑念が多少あったので、次回の火傷では「温める」という方法を試みてみたい。

 
 

2013年08月03日(土)

*都内の小学校で美術担当の先生から小学生に鍛冶仕事を指導する事を依頼されたので、その小学校に出向き、鍛冶仕事の実技指導をした折の事。

それにしても、全くそういう事が初めての小学生9人が、鉈で炭をきったり、赤熱した鉄をハンマーで叩いたりという鍛造の実習をして、火傷や怪我が全くなかったのは不思議なくらいだ。

もっとも、その身代わりでもあるかのように、私が、革手袋をしていた小学生が持っていた鉄材を素手で受け取ろうとして、火傷してしまったが…。

まあ、それほど大した火傷ではなかったが、手がジンジンしてくるので、ここはひとつ身近にあるもので手当をしておこうと思い、湯を使うことにした。

今回の鍛造実習の依頼主であるH先生に、事務所から熱湯の入ったポットを持って来て貰ったので、紙コップにその熱湯を入れ、水で温度調整をし、手を入れられるギリギリくらいの温度にして、そこに火傷をした部分を入れる。

紙コップでは2分もすると冷めてくるので、もう一つの紙コップに熱めの湯を入れて、差し湯をしながら4、5分漬けておいた。

この方法は以前私が火傷をした時の事をツイートした際、何人もの方々から「そういう時は流水で冷やしたりせずに、その部分を湯に入れたり、ドライヤーで温めたりした方が治りが早いのです」というリプライを頂いた事に始まる。

「火傷はとりあえず冷やせ」というのは常識中の常識だが、そこを敢えて「温めよ」というのは、何だかホメオパシー的発想で興味を惹かれ、「これは本当に有効かもしれない」とは思ったものの、やはりためらう気持ちはあった。

しかし、その後、たまたま人と食事をした際、鉄板焼きの鉄板で火傷を負い、ちょうどそこに土瓶に入った熱いほうじ茶が置いてあったので、湯呑にそのほうじ茶を入れ、そこに指を突っ込んで試してみた。

結果はきわめて良好で、その日の夜は火傷した事すら忘れているような状態となった。

今回は火傷してから少し時間が経っていたせいもあってか、効き目が今ひとつな気がしたが、今日になってみると、一体どこを火傷したのかほとんど分からないような状態になっていて、あらためてこの火傷時の温熱療法の威力を実感した。

私の場合、これで二例目だが、火傷を負った時温めるという方法は、今まで私が知った火傷の手当法の中でも出色の方法だと思う。関心のある方は、あまり酷くない火傷で試されることをお勧めしたい。

酷い火傷の場合、これがどれほど有効かは私もまだ分からないので、状況をみて試してゆきたいと思う。酷い火傷の際もこの方法を試みられたご経験がある方は、またお教え下さい。

 
 

2014年08月25日(月)

夕方遅く御岳山から帰宅。帰宅早々、指先を火傷してしまったが、いままでの経験で確信が持てたので、すぐ熱めの湯を茶碗に注ぎ、差し湯しながら5分ほど火傷した指を温め続けた結果、火傷の部位が小さかったせいもあり、ほとんどもう何でもなくなった。

火傷は流水でまず冷やせというが、そうすると、どうも身体が火傷を火傷をとして認識してしまうようだ。

逆に熱い湯に漬けると「気にならない効果」が発揮されるのか、とにかく身体は火傷を火傷と認識しないらしく、部位が小さければ、湯に漬けて程なく火傷の事実も忘れ、その後の指の使用にほとんど支障がない。

このツイートで関心はあっても信じられない方は、まず小さな火傷の際に試みられるといいと思う。この方法は以前私が火傷をし、それを火傷に効くといわれるクリームを塗布し、「事なきを得た」とツイートをした時に知った方法。

この時、何人もの方から、「火傷は温めればすぐ何でもなくなる」とのリプライを頂き、半信半疑ながらその後恐る恐る試みたところ、本当に有効で驚いたものである。以来、「火傷は温める」を実行しているが、今まで常に経過は良かった。

しかし、火傷も心理的影響が大きいと言われているので、「温めるなんてそんな方法がいいはずがない」と深く思い込んでいる方には、あまり効果が出ない恐れもあるので、一応「ご縁のある方には有効だ」という事にしておきたいと思う。

 
 

2014年11月04日(火)

もちろん、メールはそれだけではなく、新たな企画に繋がりそうなものなども、いくつかある。

その中の一つに、「火傷したら暖めろ」という普通の常識的な「流水でよく冷やせ」とは異なった火傷の対応法がどこから生まれたかについて、「ああ、このあたりがその発信元だったのか」ということを、今回知る事が出来た人からのメールがあった。

「火傷した時、流水で冷やさず、我慢できる限りの熱さの湯につける」などという方法が、火傷を早く回復させることについては、すでに何度かツイートした。

それに関しては、疑問視する声もいくつかあった。たとえば「野口整体でも火傷は、冷やせって言いますよね」というリプライもあった。

確かに野口晴哉先生の著書には、「火傷は冷やせ」と出ている。しかし、いかに天才野口晴哉と言えども、身体に関する効果的対応方法を全て掌握していたわけではない。

野口晴哉先生が、いろいろな経験をして、いろいろな気付きを得られていたことは、著書を読んでも、また私が野口裕之先生から伺ったエピソードなどからでも明らかである。

もし、野口晴哉先生が今世にあって、火傷に対する「暖める」という対応法を知られたら、きっとそれを評価されたと思う。なにしろ、発熱したら後頭部を暖めて、発熱を促進させる事を勧められていた方だから。

とにかく、ちょっとした火傷であれば、何とか我慢出来るくらいの湯や蒸気で暖めれば、数時間後には一体どこを火傷したか忘れてしまうほどの効力があるから。

私自身何度か試し、私の話を聞いて試みた何人かの体験談などから、「火傷は暖めろ」は私の中で新たな常識として定着している。しかし、いったい誰がそのことに気付いたのかということについては、かねてから興味があった。

それが今回、名古屋の講習会にわざわざ九州から参加したE女史から「『火傷した時暖めろ』というのは、ヨーロッパの料理人の間では常識のようですね。火傷した時、熱い湯気にその部分を当てるようにと言われているようですから。」という情報を得た。

このE女史からの話しで「火傷は暖めろ」という現在では、まだあまり世間で常識化していない話の起源が分かった気がした。こうしたことは、湿潤療法などと同じく、恐らく他にもまだまだありそうである。
(ツイート引用ここまで)

 
 

最後に火傷を温めるという私の情報から試みられたらしい外科医の方のブログや、この火傷の手当法を最初に広めたと思われるホメオパシーの参考資料にアドレスを載せておく。

関連サイト:
パラダイムシフト好きの外科医のblog
http://blog.livedoor.jp/skado1981/archives/10279704.html
http://blog.livedoor.jp/skado1981/archives/5369405.html

My journal of homeopathy ホメオパシー日記 やけどしたら、お湯に入れる
http://blog.goo.ne.jp/arnicaakiko/e/8a32cfa98868f6b7f4514624766f8eed

以上/掲載日 平成28年11月27日(日)

 
 

【Twitterでの補足】2021.8.22
甲野善紀@shouseikan
火傷に関しての補足です。浸ける湯の温度は火傷していない所で耐えられる、45度から47度くらいでしょうか。ただ、非常にジンジンしますから、それが薄らぐまで数分から10分ぐらいの間、我慢出来る人に限りますので、幼児には向きません。

 
 

ー引用終了ー

 
 
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蕎麦がき おやつにもおすすめ

【蕎麦がき】

私はお蕎麦が大好きなので、お蕎麦屋さんでメニューに「蕎麦がき」があったら、迷わず注文します。
もちろん、忙しい時間帯なら遠慮しますが、店内の混み具合をみて、「今ならいけそう」と判断したらお願いします。

今は蕎麦がきを知らない人も多い時代ですが、そのお店の腕を知る意味でも、丁寧に作られた蕎麦がきが出てくると嬉しくなります。
下の写真のようにふわふわの蕎麦がきは、作るのがなかなか難しいのです。

過去にこんな記事がありました。
「蕎麦がき」 2011.12.20

 
 


(京都高島屋 尾張屋)

 
 

【陽性な人と陰性な人で好みが分かれる】

マクロビオティックでは蕎麦はおすすめの食材です。
お嫌いでなければ、実りの秋に、新米とともに秋の新そばも楽しまれるとよいですね。
秋蕎麦は9月頃から収穫されますが、乾燥してお店に出てくるのは10月頃になるでしょう。

なお、ソバはイネ科の植物ではなくて、「タデ科」の一年草なんですよね。
仲間には「アマランサス」や「キヌア」があって、「擬穀類」に分類されています。
一般的に穀物はイネ科なのですが、ソバはイネ科に入らないところが面白いです。

 
 

ところで、蕎麦にはビタミンB1が豊富に含まれるので、常々白米を召し上がる人は意識して蕎麦を召し上がる回数を増やすといいですね。
栄養的には小麦粉の割合が少ない方がよいので、出雲蕎麦のように黒っぽい方が毛細血管強化・高血圧予防・酸化防止の力が優れています。

でも、陽性タイプでお蕎麦は嫌いという人は、そうめんのように白い「更科そば」がおすすめです。
私からみたら、栄養価の高い黒い部分が削られてもったいない感じがするのですが、これも体質ということで仕方ないですね。
お子さんも陽性な場合が多いので、お蕎麦よりそうめんとかおうどんとか、小麦粉系の方を喜んだりします。

でも、体力をつけたい場合は蕎麦がきがおすすめです。
麺とちがって、茹で汁に逃げる栄養分が少ないからです。
麺の方が陰性で、塊の方が陽性という、形状の陰陽も思い出してね。

ちょっと虚弱なお子さんには、蕎麦がきのおやつがおすすめです。
リーフ型にしなくても、お鍋でかき回すだけでもできます。
火加減に注意しながら、お子さんに作らせてみるのもいいですね。

 
 
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二十四節気 七十二候 新米と古米のエネルギー 

【処暑】

今日は「処暑」。
本来なら、暑い夏もこのあたりから落ち着いて、朝晩に涼しさを感じるはずなのですが、今年は雨が多くて、あまり暑くない夏でした。
湿度が高くて、そのために体調が思わしくない人も多いことでしょう。

これからは、秋の気配が日一日と近づいてきます。
私は今、京都の東山のすぐそばに住んでいるのですが、風や虫の声がもう夏ではありません。
季節の移ろいを感じながら暮らすと、当然ですが食べ物にもその季節を反映したくなります。

今は何でもデジタル脳で考えがちな世の中ですが、1年を24の節に区切って節目を意識しながら暮らすのは、とても気持ちのよいものです。
「節目」とか、「折り目」とかいう言葉には、怠惰に流れがちな日常を、半月毎にチェックする意味も込めて、私も意識している考え方です。

 
 

【七十二候(しちじゅうにこう)】

「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、中国の黄河中流・下流一帯の気候を反映しているので、日本より寒冷で大陸的な気候が日本とは一部ずれる傾向にあります。
さらに、二十四節気は半月ごとに季節の変化をわけますが、これをさらに5日ごとに「初候・次候・末候」とわけたのが「七十二候」と呼ばれるものです。

七十二候は日本の気候風土に合うように何度も改定されて、現在では、1874(明治7)年の「略本暦」が使われています。
一般の人は、5日ごとに気象の動きや動植物の変化を気にしないでしょうが、農業や漁業関係の人はこれを参考にしています。

むそう塾でも、糠床の管理にはこのくらい繊細に季節を読み取ることをおすすめしています。
なぜなら、その方が失敗が減るからです。
そして、食材の旬を知るのにも大いに役立ちます。

自然界は私たちがどんな考え方で季節を感じるかに関係なく、こうして巡ってきます。
数値に氣を奪われていると、いちばん大事なことを見落としかねません。
糠床はそんなことを教えてくれる、格好の教材だと思います。

9月2日からは処暑の末候に入って、「禾乃登 (こくものすなわちみのる)」となり、いよいよ実りの秋を迎えます。
その先陣として、「禾本科(かほんか)」の作物が実るのです。
なお、「禾(のぎへん)」は稲穂が実ったところを表した象形文字です。
(禾本科は今ではイネ科と呼ばれます。)

 
 

【新米と玄米】


(京都 山田さんの玄米 撮影:京料理人 中川善博)

 
 

新米が収穫されると、それまでのお米のエネルギーは急に下がってきます。
ですから、新米が収穫される前の玄米が一番炊き方が難しいのです。

今お米を購入される人は、少しだけにして、新米が出たらすぐ新米に切り換えましょう。
古い玄米は精米して白米として炊いた方が炊きやすいです。

玄米はデリケートな穀物なので、本当に炊き方が難しいですね。

 
 
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新型コロナウイルスに発酵の力はすごいかもしれません

【腸内環境】

免疫力。
昨年から急にこの言葉を使う人が多くなって、私はなんだか嬉しい感じです。
こんな言い方をすると不謹慎ですが、これも新型コロナのおかげです。

マクロビオティックを知った時、健康のかなめは腸内環境なのだと知り、これで息子のアトピーも治ったのでした。
ですから、それからずっと腸内環境を崩さない食生活や暮らし方を続けています。

そしてそれは、言い換えれば免疫力を高める方法でもあったのです。

昨年の1月末。
新しいウイルスが登場しても、今まで以上に腸内環境をしっかり守れば大丈夫という、すぐ対応できる見込みがあったので、不安はありませんでした。
そして、これは今もまったく同じです。

当時から塾生さんには、コロナ対策としていくつかの情報を発信してきましたが、今なおその情報は訂正するところがありません。
新型コロナウイルスのカテゴリーで書いています。)

 
 

【長崎大学の研究】

昨年、今年と、いろいろな方向から長崎大学の研究情報が入って来ていました。
しかし、まだ研究開始の段階だったので、記事に取り上げることはしませんでした。

長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究開始のお知らせ 2020.10.29

5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの感染抑制が判明 〜今後の治療薬候補として期待〜 2021.2.9

まだこの段階でも、私は記事を書くことに慎重になっていました。

 
 

ところが先日、大学で教えていらっしゃる塾生さんから、同じ情報が寄せられました。
「信頼できるjournalだと思います。」と添えて。
5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro 2021.3.19

それは、私が前に目にしていた情報と同じ内容だったので、こちらで記事にしようと思いました。

記事を書くに当たって検索していたら、動画もありました。
「新型コロナ増殖100%阻害」 長崎大が研究結果発表【Nスタ】 2021.2.9

 
 

 
 

【むそう塾の糠漬け】

むそう塾では、13年前に塾をスタートしたときから、発酵食品と腸内細菌の大切さを伝えるため、糠漬けを欠かさないように指導してきました。
塾生さんの糠床が理想的な状態でキープ出来るように、教材用として糠漬けのDirect発送もしています。

そのおかげで、アトピーが綺麗に治った人や、体調が良くなった人は数知れずです。
その結果を見ていて、やはり発酵食品には力があるなと思っていたので、長崎大学の情報は、むそう塾での現状を追認してくれたような感じがしていました。

最近になって、むそう塾生のご家族(A)でコロナの陽性反応が出た人がいました。
しかし、その他のご家族は陰性ということでした。

もう1件(B)、やはり陽性反応だったそうですが、こちらも他のご家族は陰性ということです。

どちらも糠漬けを食べているので、ここで踏みとどまったのかなと思っています。
薬を使わずに回復してきているそうです。
2件ともコースに通われていないご家庭でのことでしたので、食生活の乱れはなかったかが気になるところです。
もちろん、むそう塾から強烈に発酵している本家の糠漬けをそれぞれに送りました。

 
 

【免疫力】

じゃあ、腸内環境をよくしておくにはどうしたらいいの?と思われることでしょう。
これに関する情報は、怪しげなものも含めて本も出されているし、健康食品もいっぱい出されています。

でも私はシンプルに、毎日出来ることをお伝えしたいと思います。
それは、
洋食より和食を。
パンよりお米を。
できれば白米より玄米を。(かたい玄米は絶対たべないこと。)
お野菜やきのこをたっぷり。
お味噌汁を欠かさず。
甘い物は最小限に。
食べすぎない。(内臓に負担がかかって免疫力が落ちる。)

 
 

ここで大事なことは、繊維質を摂るということです。
繊維質は腸内細菌の「エサ」になるからです。
腸内細菌は私たちと同じように、毎日「食べるものが必要」なのです。
それがエサであり繊維質なのです。
(他にもこまかなエサがありますが、わかりやすくするため省略します。)

 
 

【お酒の力】

お酒は種類にもよりますが、発酵しているものが多いです。
日本酒なんてその最たるものですね。
こんな記事もあります。

【寄稿】日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!? 2021.2.10

もしかしたら、飲食業界を締め付け、お酒を出すなと言っているのは、コロナをなくしたくない勢力の陰謀?と思えてしまいます(笑)
もっと気楽にお酒でも飲んで、明るい気持ちで腸内環境をよくしましょう。

ストレスは腸内環境に大きなダメージを与えますから、くれぐれもご注意を。

 
 

 
 


(中川式糠漬け 料理;京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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4年ぶりに生理が復活しました! うれしかったこと

さきほど、嬉しいメールがありました。

 
 

<メールより抜粋>

美風さん、ついに、ついに…!
生理が復活しました!
4年ぶりです…!

4月からMy糠床に再チャレンジして良く食べていたことや、お弁当投稿をするようになってお昼もきちんとしたものを食べたり、コースや単発講座で、作れる美味しいおかずが増えてきたからかなぁと思っています。

またここ数ヶ月、年休消化で仕事の日を減らしていたので、身体が緊張している時間が減ったのも良かったのかもしれません。

*   *   *

塾生のMさんは、2年前にむそう塾にいらしてくれました。
その時に2年前から生理がストップしていることを相談されたのですが、いくつかの要因が考えられたので、着実に一つひとつ改善を試みて行こうと思っていました。

むそう塾では主に食べ物からのアプローチですが、生理には精神面での影響も大きいので、メンタル面でのアドバイスもさせていただきました。

彼女自身が分析されているとおり、やはりお昼ごはんの充実は大きかったと思います。
たかが1食と思われるかもしれませんが、体はその1食の影響が大きいのです。
積み重ねになりますからね。

*   *   *

今までに多くの方の生理不順に向き合ってきましたが、生理が復活したり、お子さんが出来たり、嬉しいことに接するたびに、むそう塾をしていてよかったと思います。

一緒に頑張ってくださる方がいて、私もその喜びを共有させていただいて、心から感謝しています。

Mさん、おめでとうございます!

 
 


(天然鮎の塩焼き 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

鮎はマクロビオティックでもおすすめのお魚です。
藻を食べて生きているので、香りもよく「香魚」と呼ばれます。
頭からガブリと骨もいただきます。
まさに「一物全体」なんですよ。

 
 
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