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マクロビオティックをしたいけど家族が動物性を食べたがる場合

マクロビオティック、玄米菜食、玄米食、穀菜食、呼び方は何でもよいのですが、世間一般の食生活とは異なる食べ方を選択する場合は、ポイントがいくつかあります。

(1)家族、もしくは同居する人と考え方が一致するか?
(2)観念だけで家族を説得しようとしていないか?
(3)動物性を食べたい家族のお料理を、外食任せにしていないか?

 
 

一つずつ見ていきましょう。
(1)はとても大事で、生まれたときからの食生活を第三者が変えるのは、考え方が一致しないとうまくいきません。
相当上手に、時間をかけて、丁寧に接しないと、良い結果にはなりません。

(2)の観念だけで家族を説得する場合も、相手の価値観を変える行為を伴うので難しいのですが、時間とともに納得してくれる場合があります。
下手をすると、新興宗教と勘違いされるので、相当勉強しておかないと論破されます。

(3)仮に(1)と(2)に目をつむっていても、動物性を食べたい家族への対応を間違うと、家族でありながら心が離れていくようになります。

割と多いのが、家では菜食料理なので、動物性を食べたい家族は外で済ませてくださいというもの。
こうすると、家でお料理を作る人は満足でしょうが、動物性を食べたい人の健康には赤信号が灯ります。

なぜなら、外食は採算が取れるように食材を選んでいますから、よほどのお値段がするものでないと、なかなか良い食材を使っているお店が少ないからです。

そしてもう一つ。
外ではどうしても動物性の量に対して植物性の量が少ないのと、油の質が悪い場合が多いのです。

 
 

つまり、外食の場合は食材の質と量に問題のある場合が多いので、私は動物性こそご自宅で健康的な食べ方をしてもらうべきだと思っています。

「え〜、私、動物性のお料理苦手なの・・・」とおっしゃる方は、腕を上げましょう。
「同じ釜の飯を食う」ということは、心が通じ合うことにつながります。
笑顔で食卓を囲むお料理こそ、人を幸せにするものはありませんし、活力もみなぎります。

そして、あなたが作ったお料理を「美味しい!美味しい!」と召し上がってくれたら、こんな嬉しいことはありません。
実は、「美味しいねぇ」って魔法の言葉なんですよ。

むそう塾は、そんな魔法の言葉をもらえるお料理を教えています。

 
 

下の写真は、むそう塾生の“好”さんが作ったビビンバのお弁当です。
美味しそうでしょう?

 
 

次の写真は、好さんにお料理を教えた京料理人中川善博のお料理です。
むそう塾の塾長です。
粟麩の煮物です。

 
 

次も塾長のお料理で、唐揚げです。
これが大人気で、男子の胃袋をつかみまくります。

 
 

この唐揚げは、「第2回 京料理人中川善博の料理試食会」で召し上がれます。

 
 
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SNSうつ 自分の「幸福感」を打ち消してしまうのが問題 

今は「SNSうつ」というのがあるそうですが、その中でもInstagramからの影響が一番大きいのだとか。
これは文字より写真の方が記憶に残りやすいからですね。

特にInstagramうつで自信をなくしてしまう若者が多いそうです。
それはそうでしょ。
私だって溢れる情報や写真に接し続けていたら、自信をなくしてしまいます。
ということで、若者だけでなく年齢が上がっても、Instagramうつは起きているそうですよ。

SNSの何が問題かというと、多くの人が幸せそうな人、成功している人のように見えてしまうことです。
それに比べて自分は・・・・・と落ち込んでしまいます。

つまり、自分の中にあるはずの「幸福感」を打ち消してしまうんですね。
本来、人は「生きているだけ」でも「幸福」だと思える生き物です。

きょうも生かされている喜びを感じながら暮らすことの素晴らしさ。
この境地に達していれば、決して不安にもならないし、自信もなくなりません。
自信は比較するからこそ失われる側面があるからです。

*   *   *

先の記事に書いた「アンテナ磨き」。
これをすると、情報を取捨選択する力が増しますから、自分に必要な情報に時間を費やすことができます。

これっ!という情報源にはしっかり喰らいついて、そこを根っこにして自分を育てていったらいいですよね。
そのためには、情報を見抜く真贋力も問われます。

でも、これって実社会でも同じことなんですよね。
目の前にいる人をどの程度見抜けるか。

そのためにもアンテナ磨きを。

 
 

 
 

木の葉は宇宙からの情報です。
人工的な情報ばかりに接していないで、自然界からの情報を大切にする生き方。
それがマクロビオティックの生活法でもあります。

どれも同じ木の葉はありません。
みんな違って、それぞれが美しい。
それは言い換えると、微妙にそれぞれの陰陽が違うから美しいのです。

人工的なものは画一的で、美しさや息吹は感じられませんね。
人間だって同じことです。
そこに気づいたら、うつなんて飛んでいってしまうのですが。

 
 
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本来のマクロビオティックとは宇宙の営みと生活をリンクさせること

なんのためにマクロビオティックをするのか?
それは アンテナを磨いておきたいからだった

しかし、かなり一部分しか伝わっていない現実がある
排除食で宗教のような食事がマクロビオティックそのものだと思われてきた
だからマクロビオティックは広がらなかった

だが 本来のマクロビオティックは、決して何かを排除しろとは言っていない
宇宙の法則にしたがって生きようというだけだ

私たちは 太陽や雨や引力やいっぱい宇宙のことを知っている
それは学校で習った宇宙の知識だ

しかし 学校で習っていない力も宇宙にはある
洋の東西でそれを大事にしている民族もいる

この力に気づくと生き方は楽になる
分析の世界から調和の世界へシフトできるから

細かく見ていくと分からなくなることがある
しかし もう少し俯瞰的に見れば答えが出ることもある

マクロビオティックは、この俯瞰的な見方を説いたものだ
「陰」と「陽」の視点から

アンテナを磨くということは
感性を鋭くしておくということだ
「陰」「陽」を使って

このアンテナ磨きが実に楽しい♪
調和への道は心地よい

 
 


(八寸 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

自然界を感じながら盛り付けた八寸が美しい
宇宙の営みと生活をリンクさせること
それが本来のマクロビオティック

 
 
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本当に必要な情報とあなたのアンテナ

今、自信を持てない若者が増えているらしい

そりゃそうだ

情報が多すぎるもの

 
 

情報を減らしてごらん?

ノビノビできて、気持ちが変わるよ

 
 

でも、情報に置いていかれたら・・・・

大丈夫

本当に必要な情報は、あなたのアンテナがキャッチするよ

 
 


(柚子の飾り切りいろいろ 京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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加山雄三さんのお婆ちゃんの言葉が素晴らしい

先日、加山雄三さんのお婆ちゃんの言葉を知った。
とてもよい言葉なので、ここでも取り上げておきたい。

 
 

先日ふと見たテレビのトーク番組に、
歌手の加山雄三さんが出ていた。
今年八十歳と思えぬ若々しさだが、
父親の上原謙さんが事業に失敗、
その後始末で大変な苦労をされた
時期があったという。

「ああいう時、普通は目や背中に
憔悴感が出るものだが、
加山さんは全然変わらなかったですね。
どうしてですか」

相手の問い掛けに、
加山さんはこんなふうに答えた。

「おばあちゃんのおかげです。
おばあちゃんはぼくが子供の頃から何かあると、
おまえはいま試されているんだ、と言っていました。
また、荷物が重いのではない、
自分の力が足りないのだ、とも言われました。
この二つの言葉がぼくを支えてくれたのだと思う」

「その時」を、加山さんは
おばあさんの言葉で乗り切ったのである。

 
 


(画像は2021.9.20放送の“徹子の部屋”からお借りしました。放送当時84歳)

 
 
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