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玄米ご飯の噛みごたえ~五輪真弓さんの場合~

先に「中川式玄米ご飯の威力(2)」~噛む~という記事を書きました。
そこで、「中川式玄米ご飯」は噛むことを意識しなくてもいいと書きました。
でも、私は玄米を噛むことを否定したり、軽く位置づけているのではありません。
もし噛むことが負担になっているのなら、このような炊き方もありますよという意味合いです。
もともと噛むことには多くの良い点があり、体もそれに応えた反応を示してくれるのですから、噛むことに異論はありません。
むしろお勧めします。
私だって玄米ご飯を口に入れて、モグモグとじっくり噛める時には、心からの幸せ感と安心感で落ち着きます。
これが本来の姿なのですが、何らかの理由があって玄米ご飯をよく噛めない人でも受け入れられるご飯が「中川式」ですよ、という位置づけでご紹介しております。
最近は忙しい人が多いです。
体調の悪い人が多いです。
そんな人に、気軽に玄米ご飯を味わっていただくためには、「よく噛む」というハードルをちょっと外してあげると、玄米ご飯に手を出しやすくなりますよね。
「白米のように」から玄米ご飯に入って、「本物の玄米ご飯」の良さを享受できたら、それは玄米ご飯を理解してもらえることに繋がると思いませんか?
そんな視点で「中川式」をご理解いただけたら嬉しいです。
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魅力的な歌声で精力的な活動をされている歌手の五輪真弓さんが、玄米をお好きだということをご存じでしたか?
もう30年近くも玄米ご飯を召し上がっていらっしゃるようです。
「頭さえるかみごたえ」
五輪さんは「噛む」ことを楽しんでいらっしゃるご様子ですね。
この記事の中の五輪さんの言葉に同感です。
「荒れた胃腸が回復しただけでなく、頭がさえて曲に広がりが出た感じがしました」
・「白米は空気を食べているみたいで、物足りなくなっちゃった。玄米とは、これからもずっと付き合っていくんじゃないかな」。
ただ、この一文が気になります。
「数年前から自宅に精米器を置いている。玄米の状態で食べることは少なくなり、三分づき、五分づき、七分づき――と料理や体調に合わせて加減している。」

これはきっと、玄米ご飯の炊き方に問題があると想像します。
長い間玄米ご飯を食べて来た人に、このような傾向があるからです。
この点については、次の「中川式玄米ご飯の威力(3)」で取り上げます。

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「中川式玄米ご飯の威力(2)」~噛む~

「中川式玄米ご飯の威力(1)」~消化吸収~より続く
「玄米ご飯は良く噛む」。
呪文のように頭にこびりついている言葉「噛む」。
私もマクロビオティックを始めた時には、よく噛むために頑張りました。
1、2、3・・・20・・・48・・・65・・・。
ちょっと話をしようものなら、「?、何回だったっけ?」ってことになりかねません。
そこで、あまり会話をしないことに・・・。
でも、それってお食事の楽しみが半減します。
そこで、ご飯を口に入れたら砂時計をポンとひっくり返して、数える煩わしさから逃れました。
しかしそのうちに、砂時計をひっくり返すことを忘れるようになりました(苦笑)
ま、舌の感触で「今、何回ぐらい噛んだ状態かな?」ということは判るようになっていたので、大体の見当はついていましたが・・・。
ところがよく噛んでいると、ご飯はもちろんお味噌汁も温かいおかずも冷めてしまうのです。
どんなに心を込めて作ったおかずであっても、いつも冷めたおかずばかりじゃ悲しいものです。
そのうちに無意識に噛む回数が減って来るようになりました。
つまり、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べたくなったのです。
これって、お食事の基本ですよね。
家族揃って笑顔で話をしながら、フーフーモグモグ。
この光景が玄米ご飯を食べる時にはなくなってしまうなんて、どう考えてもおかしいんじゃないか?
でも、右を向いてもよく噛む。
左を向いてもよく噛む。
本を読んでもよく噛む。
どの先生もよく噛むと口を揃えます。
ベテランの指導者になればなるほど、よく噛むことを強調されます。
一方、「マクロビ井戸端会議」や「美風ゼミ」で各地を回ると、次のような質問がいっぱい寄せられます。
・子供が玄米をよく噛まないんです。
・夫からよく噛む時間がないからお弁当に玄米を入れないでくれと言われました。
・高齢の家族に玄米は硬いからいやだと言われました。
・忙しいのでついついよく噛まないで食べてしまいます。
などなど、よく噛めない人の悩みがいっぱいです。
一つひとつのご質問にお答えしながらも、何とかこの問題を納得いく形で解決したいな?と思っていました。
でも、皆目見当がつかなかったのです。
ところが、「なかがわ」さんでいただいた玄米ご飯は、誤解を恐れずにいうなら、「よく噛まなくてもいい」のです。
まるで白米か分づき米のように、よく噛むことを意識しなくてもいいのです。
この表現はマクロビオティックの世界において、かなり誤解を招きます。
特にブログだと文字だけが独り歩きして、「マクロ美風が玄米を良く噛まなくてもいいと言った」ということになります。
それでも言いたいです。
「中川式玄米ご飯」は意識して噛まなくても消化吸収できると。
実際に「むそう塾」で「中川式玄米ご飯の炊き方」をマスターされた方々からは、噛むことを意識しなくても大丈夫になったので、家族から食べやすいと喜ばれているとか、今まで玄米を食べてくれなかった子供が食べてくれるようになったと言った声が寄せられています。
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このことは物凄く大事な意味を持っています。
昔から「玄米をよく噛め」と言われ続けたのは、よく噛まなかったら体に負担を与えるような玄米ご飯が多かったからです。
つまり、玄米は白米に比べて消化吸収が悪かったからです。
しかし玄米の栄養成分は白米に比べて圧倒的にいい。
それは摂り入れたい。
それならどうするか。
よく噛むしかなかったのです。
炊き方で消化吸収を良くするレベルまで、完全には到達していなかったからです。

食養指導で「玄米クリーム」を指示することがあります。
口でいうのは簡単ですが、作るのはとても大変です。
看病する側の愛情なくして出来るものではありません。
でも、助からないように見える人でも、この玄米クリームさえ口に入れば何とか希望がもてるというのが過去の例です。
これは何を意味するかというと、死にそうなほどの体であっても、よく吸収される玄米の成分が体に入れば、体力がついてくるということです。
玄米の栄養分が小腸で吸収される時に、最も吸収されやすい状態になっているのが玄米クリームなわけです。
だから、病人でない人でも、小腸に届く玄米が限りなく玄米クリームに近かったら、どんどん体調が変わってくれることになります。
ところが、小腸に玄米が届く時にも、これとは程遠い形の人が殆どではないでしょうか。
なぜなら、よく噛むことがなかなか実行できないから。
そして、良く噛まなければ消化吸収できないような玄米ご飯しか炊けないから。
ところで、消化吸収の悪い玄米を食べていたらどうなるか。
胃腸の弱い人は当然消化器系に負担をかけますから、胃もたれや不調の原因になります。
玄米を食べるようになって、イマイチ体調が良くない人は、このことが考えられます。
そして、玄米の栄養分を充分に吸収できないまま、玄米のもつ排出力だけが優先されるので痩せて来ます。
特に玄米は体内にある油成分と仲良くなって体外に排出してくれるので、油分を多く摂っていた人は著しく痩せます。
私は油ものを多く摂っていませんでしたが、先の記事にも書いたように、胃腸の弱いタイプだったので10キロ痩せました。
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もうお解りですね。
「中川式玄米ご飯」がなぜ素晴らしいのかを。
私は玄米ご飯を噛まなくてもいいと言っているのではありません。
「中川式」なら噛むことを意識しなくても、白米のような感覚で食べられると言っているのです。
ですから、「中川式」でない玄米ご飯を炊かれていらっしゃる方は、相変わらず「よく噛む」ことが必要です。
ただし、「中川式もどき」はまだ消化の面でイマイチです。
それは「むそう塾」に来られても、パスポートを取得された人の玄米ご飯と、パスポートを取得されていない人の玄米ご飯は、消化吸収の面でいまひとつ違うことを経験しているからです。
このことは、パスポートを取得するために、日夜頑張ってくださった受講生の皆さんなら、多くの人が体験済みだと思います。
そして、中川さんの「玄米投稿」に寄せられるお写真からもそのことが想像できます。
「中川式」をお伝えするのにパスポート制を導入したのは、この大切な部分をきちんとマスターして欲しかったからです。
ですから何かのご縁で「中川式」を学ばれた方は、どうぞ「完全な中川式」をマスターなさってくださいね。
そうでないと、勿体なさすぎますよ。
季節はどんどん変化します。
それに合わせて玄米ご飯の炊き方も微調整が必要です。
なぜなら、人間の体は季節に合わせて生きるように出来ているからです。
それをしない時、初めて病気の芽が生まれるんですね。
マクロビオティックとは、偉大な自然(宇宙)に自分の体や生活を添わせて生きることです。
ですから当然、玄米ご飯の炊き方も季節に合わせて炊くことになりますね。
声高にマクロビオティックって言わなくてもいいんです。
自然を意識して、自然に寄り添って生きている人は、それだけでマクロビオティックなんです。
どうぞ、本物のマクロビオティックと玄米ご飯で、あなたの人生を見違えるものにしてください。
「中川式玄米ご飯」にはその力があります。
「中川式玄米ご飯の威力(3)」~薬のような玄米ご飯~へ続く

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「第2回 むそう塾 愛クラス」のお申し込み開始!

季節はずれの暖かさや寒さが繰り返しやってきますね。
でも、もうすぐ汗ばむ毎日になります。
そうすると、玄米ご飯を重く感じて、お箸が進まなくなって来る人が出てきます。
過去においては、私もそうでした。
でも、「中川式玄米ご飯」は違います。
真夏でも白米のようにパクパク食べられます。
ぜひ、今から真夏に備えて「中川式玄米ご飯の炊き方」をマスターしておきましょう。
この玄米ご飯に「糠漬け」があれば、もう今年の夏は夏バテ知らずです。
もちろん、この日は「中川式糠漬け」がお食事のお供に付きます。
お楽しみに。
それから、私のお話は「中川式玄米ご飯とダイエット」と題して、中川川式玄米ご飯の威力について、ブログでは書けないことをお話させていただきます。
きっとマクロビオティックに対する認識も、そして、玄米ご飯に対する認識も根底から大きく変わると思っています。
ところで、マクロ美風がダイエットの話を?
と不思議に思われるかも知れませんね。
でもね、岡部賢二先生の「月のリズムでダイエット」にもありますが、痩せている人が太ることもダイエットということをご存じでしたか?
ふっくらされている方、太れなくて悩んでいらっしゃる方、どちらの方にも当てはまる問題です。
つまり、「適正体重」になることなんですね。
だから、私も該当するんです(笑)
真面目に体重のことを考えてみましょう。

 

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講座名
 「第2回 むそう塾 愛クラス」
◆開催日  
2009年6月22日(月)

◆会場  
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18 地図はこちら
◆内容
 ・「新中川式玄米ご飯の炊き方」実演(担当:中川善博)
(シラルガンとフィスラーの圧力鍋を使用) 
 ・お料理写真の上手な撮り方指導(担当:中川善博)
・マクロ美風の話:「中川式玄米ご飯とダイエット」&何でも相談
・中川善博手づくりの昼食&ナチュラルパウンドケーキ(三年番茶付)
(昼食:玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・お漬物)
◆特典
・ブログによる「玄米投稿」の写真指導付(担当:中川善博)
・「むそう塾 パスポート」取得可(一定レベルに達することが必要)
懇親会
希望者のみ
・費用:喫茶店のメニュー料金による
・会場:京都ホテルオークラ カフェレックコート

プログラム
・11:30?12:30 お食事&撮影指導
・12:30?13:00 自己紹介
・13:00?15:00 マクロ美風の話&何でも相談
・15:00?15:30 ティータイム
・15:30?17:00 鍋別玄米ご飯の炊き方指導&試食
・17:00?17:30 意見交換
・17:30                  解散
・18:00?20:00 マクロ美風との懇親会
◆定員
10名
お子様
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません。
                     
受講費
25,000円
受講費の支払期限
 自動返信メールが届いてから7日以内               
キャンセル料
・入金前:なし
・入金後:1,000円(振込手数料込み)
◆お申込方法
 こちらのフォームから (携帯対応) 

◆締切
 定員になり次第
◆お問合わせ
マクロ美風の下記アドレスまで (コピーしてお使いください)
form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)

◆企画・責任
中川善博およびマクロ美風
<受付までの流れ>
 1)
申込みフォームから申し込む。
(携帯電話からでも申し込めます)
 2)申込フォームから送信して頂くと、直ちに自動返信メールが届きます。
(自動返信メールが届いて初めて仮受付になります)
 3)参加費を振り込む。(7日以内)
(自動返信メールに振込先が記載されています)
 4)入金を確認してマクロ美風からメールをお送りします。
(受付完了)
 ※もし、上記 の自動返信メールが届かない場合は、下記の点が考えられます。
・メールアドレスの入力間違い。
→再度、申込みフォームから申込みし直してください。
・携帯電話からのお申込みで、受信拒否設定をしている。
→この場合は、拒否設定を解除しておいてください。
・セキュリティソフトの関係で、迷惑メール扱いになってしまうことがあります。
→「削除済みアイテム」のご確認をお願いいたします。
以上

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「美風ゼミ@まくろび庵」開催のお知らせ!

このブログで何度も取り上げて来た、仙台の「まくろび庵」さん。
庵主の“わこうちゃん”に去年からお願いされていたお約束。
「美風ゼミ@まくろび庵」
今年は「むそう塾」に専念するために、一切の「美風ゼミ」をお引き受けしないで来たのですが、これだけは例外。
オトコわこうちゃんと、(男っぽい)オンナ美風の1年前からの固い約束なのです。
2009年5月31日(日)
1年にたった一度の「美風ゼミ」。
魂の触れ合う一日にしたいと思っています。
緑が綺麗で爽やかな仙台でお会いしましょう♪
お申込みは「まくろび庵」さんのイベント予約フォームから。
携帯のかたはこちらから。
参考までに
「むそう塾」の今後のスケジュールと「美風ゼミ」

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中川さんから聞いた話

現在リニューアル工事中の「なかがわ」さんの解体工事に伴うお話です。
「なかがわ」さんのお店は、元々お母様が喫茶店として使用されていて、その当時、メニューに卵料理があったそうです。
その後、お母様の体調が悪くなってお店をお休みにし、中川さんがカフェとして使用するようになったわけです。
先日解体工事で壁を可能な限り剥がして行ったら、ちょこっとゴキブリの死骸があったそうな。
中川さんがお店をするようになってからは、ゴキブリが出現しないので、それはお母様時代の遺物ということになります。
今回リニューアル工事を手掛けてくれている業者さんは、飲食店のリニューアルを数多くこなされているので、解体工事に伴ってゴキブリ群に出会うことは日常的だそうです。
でも、「なかがわ」さんのお店は、お母様の残されたゴキちゃんだけなので、圧倒的に少ないのだとか。
一般的なお店なら、お肉や卵やお魚を沢山使うから、凄い数のゴキブリが潜んでいるのだそうです。
あまりにも酷い現場を見た日の夜は、お食事が喉を通らない日もあるのだとか。
ここで、思い当たることが。
そうなんです。
マクロビオティック料理では、ゴキちゃんの好むものが少ないってことなんですね。
中川さんによると、卵と油の使用量が多いとゴキブリも多いのだとか。
だから、中華料理屋さんはゴキちゃん天国なんですね。
マクロビオティック食をするということは、環境にとっても大いに影響があるという例ですね。
ちなみに我が家はゴキちゃんが出ません。
ゴキちゃんなんて出たら、私、卒倒します。
好き嫌いのない私ですが、害虫とヘビだけはお許しください。

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