マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

旨味の陰陽

先の記事で旨味は陽性だと書きました。
ここで何でも盲目的に信じてしまう人のために、誤解されないための記事を一つ。
なぜイライラしているときに「美味しいものを食べよう」と思うか?
旨味が陽性だったら、そんな陽性なときには陽性なんて要らないと思いませんか?
イライラしている時や疲れているときには、陰性な食べ物でホッとしたくなるからです。
仕事が終わってからのお酒や、甘いものは陰性で緩めてくれるから、これは分かりやすいでしょう。
でも、旨味となると?
長い年月を経て旨味となった食べ物には、陽性だけでない陰性も含んでいるということですね。
まさにこれぞ陰陽の絶妙のバランスです。
だからこそ、人々はその心地良いバランスを求めるわけです。
黄金比率、機能美、旨味。
この研ぎ澄まされたバランスが、人々に無言で安定感をもたらすのです。
陽性になっているときには陰性をというのは荒っぽい考え方で、どんな時にもバランスの取れたものに安定を感じる感覚を磨いていたいものです。
その感覚こそがマクロビオティックでいうところの中庸です。
「旨味」

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

ダイエットの具体的方法「ダイエットのために 2」

世の中にはダイエットと称して実に様々な方法があります。
まともなものから怪し気なものまで。
でも、絶対にこれだけが正解!というのはありません。
それは、人それぞれの体質はもちろんのこと、食べ物や暮らし方や人間関係が違うので、同じことを実行したとしても結果が違って来るからです。
そんなことを百も承知のうえであえてお薦めする簡単な方法は、次の2点を守ることです。
<その1 食べ物>
・主食をしっかり食べる。
・主食は玄米ご飯が望ましいが、炊き方や食べ方で消化吸収できる状態であること。
・ご飯の量は最低でも一食につき200グラムは摂ること。
・ご飯二口におかずを一口がベストのバランス。
・食間に何かを食べたくなったら飲み物にする。
・夜の飲食は就寝の3時間前までには終わるように。
・食べた時刻、飲んだ時刻を記録する。
・飲食したものの量も書けたらなお理想的。(アバウトでも良い)
<その2 生活面>
・楽しいことだけを考える。
・マイナス思考をしそうになったら体を動かす。
・おやつを食べたくなったら掃除をする。
・共感出来る相手をつくる。(できればTwitterで仲間に公表してしまう)
・まず1ヵ月は頑張ってみる。(3ヵ月は心と身体の変化を観察しようと決心する)
最初から細かいことは考えないで、上記の2点の実践に努めます。
出来なかったことにクヨクヨするのではなく、できたことを喜びましょう。
いつも記録の手帳を持ち歩いて、ビジュアルに観察しましょう。
自分を観察することがこのダイエット法のポイントですから。
◆関連記事 太る理由「ダイエットのために 1」

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 29件のコメント

続 旨味

旨味ってつくづく陽性だなぁって思います。
だって美味しい食べ物に人は集まるでしょ?
美味しいお店には行列ができて多くの人を集めます。
赤ちゃんだって美味しい美味しくないを判断するでしょ?
だから旨味って本能で判断するのだと思います。
料理の世界で旨味を生み出すには、料理する人がそれなりの陽性さを持っていなければなりません。
なぜなら、旨味を生み出すには集中と気づき、観察と実行、勇気と冒険などが必要です。
あ、もちろん繊細さも必要です。
ご家庭でもご自分のお料理がイマイチ美味しくないと感じておられる方、あるいはご家族に不評な場合は、作る人の陰性さが影を落としていると考えましょう。
心当たりがありませんか?
陰性な気持ちで炊いた玄米ご飯は、美味しい炊き上がりにならなかったことを。
◆関連記事:旨味の陰陽

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

太る理由「ダイエットのために 1」

痩せようと思っても痩せないんです。。。
そうおっしゃる人は多いですね。
でも、痩せた方が良いのに痩せようと思わない人もいます。
どちらも最初にちょっと意志を強く持つだけで簡単に痩せられるのに、それをしようとしません。
人間ってちょっとしたきっかけでその気になることが出来るのですが、そのきっかけがないのかも知れません。
マクロビオティックをすると10キロ減は当たり前、20キロ減も普通なのに、マクロビオティックをしようとしないで本能のままに食べてしまうんですね?。
つまりその本能が生活習慣病の土台なのですが、食べたいから食べるという行為に走ってしまうのです。
ではなぜマクロビオティックを知っているのに痩せないのか?
それは心が寂しいからです。
心の寂しさを食べるという行為で紛らわせようとするんですね。
心の寂しさって言い換えればストレスです。
ストレスの発散法は色々ありますが、飲む・食べる・買う・唄う・話すなどのうち、簡単に一人でも出来ることが飲む・食べる・買うことなのです。
ストレスの多い人は結構買い物を簡単な動機でしてしまう人もいます。
まるで買い物依存症のように。
買い物依存症ってつまりは買い物の肥満ってことですよね。
このような人は間違いなく心のダイエットが必要です。
では心のダイエットってどうするのか?
その答えがマクロビオティックにはあるのですが、なかなか実行しないであーでもないこーでもないとおっしゃる。
一つは以前このブログを賑わした家事(住まい方)の見直しだったり、食の真の見直しだったりします。
地道に当たり前のことを普通に出来る人になることが一番の方法なのですが、多くの人が簡単にポーンと痩せたがるのです。
飲むだけ、貼るだけなどのように楽して痩せることばかり考えます。
でもね、その楽しようとする気持ちが肥満を作り出すことに繋がっていることを自覚しましょう。
だから結局、最初はちょっと意志を強く持ってほしいと私は思います。
実行するかしないかはあなた次第。
でも、実行したら確実にあなたの人生は変わります。
そうそう、今月は家事アドバイス講座の締めくくりとして、25日に「東京ふんわり会」を開催します。
家事のダイエットは心のダイエット、そして身体のダイエットにも繋がる大事な要素です。
この機会にあなたも心のダイエットのきっかけを掴んでください。
久しぶりにむそう塾生が集まって、楽しい刺激を受け合いましょう。
私も中川さんも皆さんにお会い出来ることを心待ちにしています♪♪♪
ダイエットの具体的方法「ダイエットのために 2」

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

旨味

中川さんのところでは今、糠漬けクイック講座と糠床宅配のために、60リットル容器で5個も糠床が発酵中です。
中を覗かせてもらったら、グジュグジュ ジジジ プクン プクプクなどなど、生きて発酵中である証の色んな音が糠床から聞こえてきます。
うわー、頑張ってるんだね?!
思わず撫で撫でしたくなってしまうほど、糠床が愛おしく感じます。
でも中川さんはあまり発酵しすぎても良くないとおっしゃいます。
急に発酵すると酸味だけが出て旨味が出ないのだそうです。
だから冷房をかけて温度調節をされているとか。
なるほど。中川さんの糠漬けに旨味を感じるのは、この急に発酵させすぎないところにコツの一つがあったのね。
ふっと思いました。
旨味って陽性だなぁと。
時間という陽をかけて初めて出てくる味が旨味であるなら、それは間違いなく陽性です。
人々が無意識に旨味を求めるのは、陽性を求めている証拠なのかなと思っています。
人間は無意識のうちに本物の陽性を欲しているのかも知れません。
きっと生きて行くためには、ギュッとした一握りの陽性が必要なことを本能が知っているのでしょう。
時間という陽は、毒さえも無毒化する力を秘めています。
そのような料理法も存在します。
しかし反対に時間が毒を作り出すこともあります。
うまく時間を使って旨味を引き出し、毒は作り出さない。
こんなスレスレの離れ業を先人たちは楽しんだのだなぁと思うと感慨深くなります。
「続 旨味」 「旨味の陰陽」

カテゴリー: 中川式糠漬け, マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント