旨味の陰陽

先の記事で旨味は陽性だと書きました。
ここで何でも盲目的に信じてしまう人のために、誤解されないための記事を一つ。
なぜイライラしているときに「美味しいものを食べよう」と思うか?
旨味が陽性だったら、そんな陽性なときには陽性なんて要らないと思いませんか?
イライラしている時や疲れているときには、陰性な食べ物でホッとしたくなるからです。
仕事が終わってからのお酒や、甘いものは陰性で緩めてくれるから、これは分かりやすいでしょう。
でも、旨味となると?
長い年月を経て旨味となった食べ物には、陽性だけでない陰性も含んでいるということですね。
まさにこれぞ陰陽の絶妙のバランスです。
だからこそ、人々はその心地良いバランスを求めるわけです。
黄金比率、機能美、旨味。
この研ぎ澄まされたバランスが、人々に無言で安定感をもたらすのです。
陽性になっているときには陰性をというのは荒っぽい考え方で、どんな時にもバランスの取れたものに安定を感じる感覚を磨いていたいものです。
その感覚こそがマクロビオティックでいうところの中庸です。
「旨味」

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コメント

  1. 子象 より:

    美風さん こんばんは。

    旨味の陰陽。
    こちらの記事を拝見し、私はまさに「あのスープ!」と思ってしまいました。
    今回は前回の復習とは角度を変えて試していることがあるのですが、とにかく凄いです!「あのスープ」。

    「旨味」「続旨味」の記事とともに、むそう塾で口伝下さっている口伝の数々はこの「旨味」に集約されると思っています。
    手を抜くのではなく、効率よく。
    調理ではなく料理。

    毎月、ますます楽しみです♪
    記事にして下さり、ありがとうございました。

  2. マクロ美風 より:

    子象さん、おはようございます。

    >旨味」「続旨味」の記事とともに、むそう塾で口伝下さっている口伝の数々はこの「旨味」に集約されると思っています。

    さすが良いところに気づいてくださいましたね。
    旨味は絶妙のバランスの上に成り立ちます。
    ということは、人間も、人生も、旨味のある人間に、旨味のある人生にすれば良いと思いませんか?

    美味しい人間、美味しい人生を目指しましょう。

  3. おはる より:

    美風さん、こんにちは。
    貴重な記事をありがとうございます。
    無言の安定感をもたらす旨味、
    数値に現すことのできない、
    絶妙な、陰陽の調和。
    この人の料理を食べたい、
    傍にいると、心地よい。
    そんな、先のコメントにありました、
    旨味のある人間になり、人生を歩みたいです。

  4. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんばんは。

    旨味のある人間って素敵ですよ~。
    そのような人になれる究極的な生き方をしてみたいです。
    そして、そんな人とともに人生を送りたいですね。

  5. みーま より:

    こんにちは。昨日も楽しかったです。ありがとうございました。

    お教室の2回目が終了した時点で思うことを書いてみます。

    3D感。

    全体がのっぺりと同じ味でないので、口の中で混ぜ合わせて最後の仕上げをするときにいろんな味を感じる、という意味での立体感。

    様々な旨味が混じっているために、舌のあちこちで感じる、という意味での立体感。

    心地よい3D感は、陰陽のバランスのとれた旨味から生まれるのだと思います。

  6. マクロ美風 より:

    みーまさん、こんばんは。

    >心地よい3D感は、陰陽のバランスのとれた旨味から生まれるのだと思います。

    うんうん。
    おっしゃりたいことは良~く解ります。
    陰陽のバランスはあらゆる場面において要になりますね。
    3D感は陰陽五行にも通じるものがあるんですよ。

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