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「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んでの感想文
幸せコースの感想文が届きましたので、記事にしてお返事をさせていただきます。
Sさんは4月にイギリスから帰国され、5月の授業の前日に再度お引っ越しをされて、本当に慌ただしい中を京都までいらしてくれました。
慣れない暮らしの中で、感想文を書いてくださり、食事日記も提出してくれました。
6歳と3歳のお子さんを育てながらの課題提出は、本当に大変だったと思います。
でも、イギリスで3年前からずっと私のブログを読んでいてくださったそうで、その熱い想いがこうして行動力として反映しているのだなぁと感じています。
では、段落ごとに私からのお返事を書いていきます。
Sさんの文章は緑色で表示します。
<Sさんからの感想文 緑色> 抜粋
課題の本ですが、以前、マクロ美風さんのブログで紹介されていたのを見て、電子書籍で買って読んだことがありました。その時は、戦争と平和の最後の方の文章に、胸がいっぱいになった記憶があります。私は、ここに書いてある「陰陽を超えた無限の世界である「絶対の平和」」が何なのかに気づきたい、それを頭ではなくしっかり腹に落として理解し、言行一致させて生きられるようになりたい、と思いました。
また、陰陽のイメージが反対だったので、陰陽のポーズをイメージしながら「陽性グーッと、陰性パーッと」と何度も唱えていた記憶もあります。
<マクロ美風より>
桜澤如一は、「世界平和」を求めてマクロビオティックを提唱しました。それに賛同する人も世界規模でたくさんいました。
しかし、現実は人間の欲の方が圧倒的に勝っているようで、なかなか「絶対の平和」に近づきません。
でも、自分のまわりでは争いをなくした生き方が可能です。むそう塾ではこれを教えています。そういう人が増えたら「絶対の平和」に近づく理屈ですが…
75Pの陰陽のイメージが反対だったとおっしゃる方は多いです。きっと嬉しい時にバンザイする\(^o^)/のイメージがあるからだと思います。
「陽」という文字から受ける明るさをイメージする人が多いのでしょうね。ここは単純に陰性は拡散、陽性は収斂(凝縮)と覚えましょう。
少し前のマクロ美風さんのブログ(みかんくんのつぶやきにコメントしていたもの)に、「急に広めたものは急にしぼむ(陰性)、時間をかけて広めたものは案外すたれない(陽性)」と書いてありました。ここの陰陽が自分の中でしっくりこなかったため、理解を深めたいと思うきっかけとなり、改めて本を読み始めました。読みながら、おそらく42ページの時空の陰陽の理解と関連するのかなと思いました。煮物みたいに時間をかけて味を染み込ませる感じかと。あと、急にパーッと広がる陰性は、急にグーッとしぼむといいう陽性を引くのかなとか、考えていました。
<マクロ美風より>
42Pで正解です。漬物の例が載っていますね。
煮物をイメージされたのも鋭いです。ただし、煮物には陰性の部分もあるので、それは授業でご説明しますね。
時間がかかっていないものは陰性ですが、時間をかけたものは陽性になります。
たとえば伝統として長い時間を経たものは、それだけ陽性の力があると考えます。
急に広がる場合は、陽性(時間)の力が弱いからしぼむのであって、しぼむのが陽性というわけではありません。
しぼむ=廃れると理解してくださったら分かりやすいと思います。
陰性は拡散のエネルギーなので、崩壊に向かいます。
最近毎日のコーヒーが欠かせない状態になっているのですが、これも私が、引越しに伴う様々な手続きや、2人の子供の通園通学の送迎等(車がないのでバスと徒歩で体をとっても動かしているという陽性)に追われてギューっとなっているからなのかも、と自己を省みました。「まだダイニングテーブルも洋服ダンスもなく、床に物が直置きされている…、早く生活を落ち着けて、子供の学校も軌道に乗ってもらって、早く自分のこれからについて何か動き出したい」と焦る気持ちがありました。もう少し、のんびりと緩んで行こうと思いました。
<マクロ美風より>
4月5月のあなたの行動は、メチャクチャ陽性です。陽性でなければ乗り越えられない場面でもありました。
肉体的にも精神的にも極陽性になっているのですから、コーヒーに助けてもらうのは大いにアリです。
お住まいも決まったので、これからはホッとできる時間を増やしていきましょう。
6月に習う「かつらむき」も、案外心を凪(なぎ)の状態にしてくれますよ。
また、野菜を選ぶ時、季節のものを…と思いつつも、人参大根カブのような根菜を選ぶことが多いです。最近子供がきゅうりが好きでよく買うのですが、私はあまり食べません。ブログで、「お酒という強い陰ではなく野菜で陰性を補う」とありましたが(Mさんかな?)、私もコーヒーや甘いものが欲しくなるので、同じように考えてやっていきたいなと思いました。夏野菜も美味しい季節になりますし。
<マクロ美風より>
おそらくイギリスで習われたマクロビオティックが、陽性に誘導するマクロビオティックだったのではないかと思います。
過去記事にもありますが、マクロビオティックには、陽性色の強い派と陰性色の強い派がありまして、それぞれに問題点があります。
これは授業でご説明していきますが、どうしても最初に習った派の影響を受けるため、それが今のお買い物に影響しているのだと思います。
むそう塾ではそのどちらの問題点も解消すべく、「中庸のマクロビオティック」を最初から目指していますので、どうぞご安心してください。
季節とともに生きるのが一番健康的なので、それを意識しましょう。
お子さんは大人より体が正直なので、お子さんから学ぶ姿勢がよいと思います。
食べ物の細かいことに関しては食事日記が提出されていますので、そちらでお返事をさせていただきますね。
ここで指摘しておきたいのは、イギリスと日本の環境の違いを意識することです。
これから日本は梅雨と暑さを乗り越えなければなりません。
ものすごい湿気と蒸し暑さに耐えるには、陰性の力が必要になります。
おそらく禁じていたであろう、夏野菜をせっせと召し上がることによって、体内にこもる熱を発散させる必要があるのです。
上手に転換してくださいね。
56ページの海と山についてですが、うちの夫は山が大好きなのですが、彼は真面目なのでどんな仕事もすごい集中力でやるので(話しかけも全然聞いてないし、一回集中すると海の底へ潜っていく感じだそうで、話しかけられてもそこから一回水面に出てこないと応答でできず、また深く潜るのには時間がかかる、と言っていました)、陽性過多で、山という静かな陰性を求めるのかなと。
私は、幼少期、海で溺れたことがあり海に苦手意識があったのですが、最近海の近くに引っ越して、晴れた日の海をみると「いいなぁ」と思うようになりました。私は、海の見晴らしがいいところが大好きで、何だか無限にいろんなものが広がっている感じにたまらなくなります。特にストレスでぎゅーっとなってる時行くと、そのストレスがぱーっと広がって少し消えていく感じがします。私としては緩まりに(陰性?)に行ってます。山はちょっと静かすぎて落ち着かない感じがします。本には、山と比べると海は陽性とありましたが、私も夫と同じように海に陰性を求めているのだろうなと思いました。女である私は男性である夫より陰性で、そこまで集中力もなく(気が散ります)陽性っぷりもそうでもないから、夫が山なのに対し海をチョイスしてるのでしょうか。
<マクロ美風より>
ご主人さまの陽性さは素晴らしいですね。
さぞかし山に行かれるとホッとされることでしょう。
陰陽の見本のようなかたです。
海に対するイメージは、多くの方が「広い」「気持ちいい」「見晴らしがいい」などでしょうか。
ですから、陰性タイプ陽性タイプを問わず人気があるのだと思います。
Sさんはご主人さまよりお子さんに接する時間が長いので、ご自分で思っているより陽性になっているはずです。
子育て中のママはほとんどが陽性ピーク状態なので、陰性を求めます。
それが甘いものだったり、お酒だったり、コーヒーだったり、陰性な場所だったりします。
ということで、Sさんも海の陰性部分がお好きなんだと思います。
私も海には陰性さを求めますね。
ここで「あれ? 海は陽性では?」と思われるかもしれません。
いえいえ、何事も陰性だけ、陽性だけというのはありませんから、海にも陰性はあるのです、というか大いに陰性があるのです。
ただ、「山と比較して」という視点を間違わないでくださいね。
潮風に吹かれて海沿いで暮らしていると、陽性になりますよ〜というふうに捉えておいてください。
こうやって自分なりにですが色々考えていると、面白いな、と思います。
料理や考え方に陰陽を取り入れて、自由に生きる一歩にしたいです。
<マクロ美風より>
陰陽でよく考えていらっしゃって、とても素晴らしいと思いました。
これからお料理を習い始めると、陰陽の生きた勉強ができますので、どんどん楽しくなると思います。
これから一生の指針となる陰陽を味方につけて、混沌とした時代ですが力強く生きましょう。
応援しています!

(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会出版)
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 幸せコース感想文
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「2023年度(第2期)自由人(びと)コース3」の皆様へご連絡です
「2023年度(第2期)自由人(びと)コース3」では、11月に「萬亀樓」さんでお食事をする予定でしたが、イタリアンのお店に変更することにしました。
本日、予約も済ませました。
どうぞ、お楽しみに♪
【11月5日(日)の課外授業】
「イタリアンレストラン DODICI(ドーディチ)」さん。
京都市中京区麩屋町通御池上ル上白山町239
白山神社前
Tel:075-221-1238

(稚鮎 キャビア ヴィネッグソース)
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項
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京都で素敵なお店を見つけました イタリアンレストランDODICI
明日は中川さんのお誕生日なのですが、全員が揃っているので、きょう4人でお食事をしてきました。
中川さんは美味しいものを次々と作り出す人なので、外で食べるときはとても悩みます。
それで、まったく新しいお店を選んでみました。
事前に「まずかったら、ごめん」と伝えておいて(笑)
私がネットで探して、ピン!と来たお店を選びました。
お店の名前は「イタリアン レストラン DODICI」(ドーディチ)。
結果は大満足\(^o^)/
中川さんにも気に入ってもらえて、「完璧!」とのお言葉をちょうだいしました。ε-(´∀`*)ホッ
私はまずお店の立地が気に入ったのと、建物の造りに一目惚れしていたのでした。(ネットで写真や動画を検索していた)
特に内装がとても素晴らしく、吹き抜け階段の途中にドーンとお花が飾ってあったり、階段の手すりに凝った手仕事がしてあったり、今からこのお店が年数の経過とともに味が出てくることを楽しみにできる作りなのです。
特筆すべきは、オープンキッチンなのに、道具を扱う音も、従業員同士の話し声も、シェフからの指示の声も、99%聞こえて来ないことです。
「えっ? 私、耳が遠くなった?」と錯覚するほどです。
キッチンの真ん前に座らせてもらったというのに、この静けさは驚きです。
どうやら、インカムを使用しているようです。
ゆったりした空間の雰囲気を楽しむためには、厨房からの音は避けようとしたことが伝わって来て、おかげさまで心地よい時間を過ごせました。
舞うように静かにお料理を作っている厨房の皆さんの姿は、どこか中川さんがお料理する姿と重なって、やはりむそう塾で日々うるさく言っている「音を立てない」という指導は、心地よさにつながると実感した次第です。
(音を立てるといやな波動が出るだけでなく、その無神経さが気になるのです)
本当は、もっと詳しく書きたいし、写真も載せたいのですが、ここはやはりお店に行ってからのお楽しみのために、公開しないでおこうと思います。

支配人さんが写真を撮ってくださいました。
中川さんのよだれ掛け(笑)がご愛嬌(^o^)
お料理は一品だけご紹介しましょう。
気温が上がって来たので、冷たさが美味しい一品でした。
テーブルにお皿を置いてから、「ハーブの氷」をバラバラとかけてくれて、「温度も味のうち」を実感できたお料理でした。
器もとても素敵です。
中川さんも「これはいいなあ」とか、厨房で盛り付けている段階で「あの器はいいなあ」とか、器についての話も支配人さんとしていました。

(帆立貝 トマト 水茄子 湯葉 バジル)
最後に。
お料理に力を入れているお店は数あれど、飲み物は今ひとつ個性がないお店も多いのですが、このお店は飲み物の種類が多くてビックリしました。
それは完成品だけでなく、お店で作られているものが何種類もあって、ノンアルコールに至るまで実に美味しいものがありました。
下の写真は、無農薬レモンを使ったもので、実にまろやかで惚れました♡
開発者自身が説明してくださって、ちょっとはにかみながらの笑顔も素敵でしたよ。
(これはメニューには載っていませんが、支配人さんがご紹介してくれました)

右下にチラッと見えるお皿は、「マイセン ロイヤルパレス」のターコイズ ブルー版です。
これがお店のイメージカラーと相まって、とても落ち着くセレクトでした。
ターコイズブルーが大好きな私にはたまりません。ウズウズ
これからも、季節ごとにお伺いします!
オンデマンドでもお味噌絡みでDODICIさんが登場しています。
Miso: Fermentation, the Taste of Kyoto
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, 食べ物あれこれ
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「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んでの感想文
「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」では、「幸せコース」のスタートにあたって何冊かの本をご紹介しています。
その中の一つである「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んで、感想文をお送りくださった塾生さんがおられます。
以下に抜粋してみましょう。
<Hさんからの感想文> 抜粋
前半は少し難しかったですが、後半の体感マニュアルはとてもイメージしやすく、合点が行くものも多く、うんうんと頷きながら読めました。
服装の陰陽について、私は青色に惹かれることが多いのですが、冬の寒い時期には赤色の服が心地よかったななど、思い当たることも多かったです。
陰陽が一人の人間の中でも揺れ動くものなんだなともわかりました。
子供についても、大人が細かく言わなくても、子供自身が心地よさを判断して、行動的になったり落ち着いたりすることを信頼してやったほうがいいなとも思いました。
また、例えば陰を求めてお酒という強い陰を摂りすぎないため、より中庸な野菜を多めに摂ることで、体に必要な陰を補充するというやり方もあるのかな?とも思いました。
陰陽を生活に活かして行きたいなと思いました。
***
<マクロ美風より>
早々に感想文をありがとうございました。
この本はマクロビオティックの陰陽を理解するためには、どのように伝えれば効果的かと試行錯誤して編集されたものです。
その結果、後半部分の具体的な事例を通して理解を深めるようになっていますので、まさにHさんもそこの部分でご納得いただけたのだと思います。
日常的な事象を「陰陽の視点」で考えていくと、すごく解りやすくなりますし、応用もきくようになります。
と同時に楽しくなってくるのもこの部分です。
この感想文の中で、Hさんはとても大事なところを把握されています。
>陰陽が一人の人間の中でも揺れ動くものなんだなともわかりました。
この部分ですね。
まさに陰陽は固定しているのではなく、その場の状況でどんどん変化していくものなのです。
ここがしっかり理解されているようなので、素晴らしいと思いました。
それから、お子さんについてのご感想もまさにそのとおりで、お子さん自身の陰陽の結果が日々発せられているわけですから、Hさんは受け手になってあげるとよいかと思います。
陰も陽もどちらも活かしてあげられたらいいですね。
>例えば陰を求めてお酒という強い陰を摂りすぎないため、より中庸な野菜を多めに摂ることで、体に必要な陰を補充するというやり方もあるのかな?とも思いました。
マクロビオティックでは「体の声」という言い方をよくします。
それは肉体面だったり、精神面だったり、色々な場面で使うのですが、お食事でも使います。
「ああ、きょうはお酒が飲みたいな」というのも体の声です。
それは肉体的に、あるいは精神的に陰性を求めている状態なのですが、お酒をほしいという行為には、次のような場合があります。
① 単純にお酒を飲むことが習慣として定着している場合(中毒性を除く)
② 肉体的に陽性(緊張)状態が強くなって、陰性(緩む)状態を欲している場合
③ 精神的に陽性(緊張・ストレス)が強くなって、陰性(緩む・ストレスからの解放)を求めている場合
④ 食べ物で陽性のものが多いため、体が本能的に陰性のものを求める場合
これを見てお解りのように、体が陰性を求めている場合は、その前に陽性の存在があるので、その陽性が強くなりすぎないように、中庸を目指すというのが正解です。
ですから、Hさんが出された「野菜で陰性を補充する」方法は正しいのです。
もう少し授業が進んだら、野菜をどのようにお料理すれば陰陽がうまく調整できるかが理解できるようになります。
また、Hさんは菜園をされていて、外で太陽に当たる時間が長いことと、体を動かすため、室内で事務仕事をしている人より陽性な環境にあります。
こういう環境を意識して、陰陽バランスを取る必要があります。
陰陽はややこしいように感じるでしょうが、考え方が解ったらとても楽しくなります。
これからの授業を通じて、考え方を深めていきましょう。

(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会出版)
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 本の紹介
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向田邦子さんの「ままや」と美味しいトマトの見分け方
以前、作家の向田邦子さんが、赤坂で開いていたお店があった。
「ままや」。
私はそのお店が好きだった。
器の趣味がよくて、お料理の味とともに満足できる空間だったからだ。
「ままや」は一人暮らしの女性が気軽に立ち寄れて、ちょっと飲んで、そのうえお惣菜も持ち帰れるという、今でも絶対流行ると思えるお店だった。
遠い昔、食いしん坊の飲み友達であるお医者さんをお連れしたら、すごく気に入ってくれて、私の顔を見るたびに「あのお店にまた行こう」と笑顔を投げてきた。
私の周りにはどうやら食いしん坊さんが集まるのが昔からのこと(^o^)
その「ままや」のメニューで一番好きだったのが、「トマトの青紫蘇サラダ」だ。
私は大のトマト好きなのだが、それまでは玉ねぎを使ってサラダにしていた。
でも、青紫蘇も大好きなので、「ままや」のメニューがすっかり気に入ったのだ。
今ならiPhoneで写真を残しているところだけど、40年以上も前のことだから写真なんて残っていなかった。
代わりにといってはなんだが、こちらのトマトの写真をあげよう。
京都の上賀茂にある京野菜の農家さんが届けてくださったトマトだ。
その日の朝もいで、すぐ届けてくれる鮮度抜群のトマトだ。
もちろん、無農薬で育てておられる。
(無農薬トマト 京都 上賀茂産)
【美味しいトマトの見分け方】
いつもはキューピー撮りを禁じているむそう塾なのに、あえてキューピー撮りの写真を載せたのには理由がある。
よく、美味しいトマトの見分け方が分からないという声を聞くけれど、見分け方の一つにトマトのお尻の線を意識するというのがある。
実は、私たちが見ているトマトのてっぺんは「お尻」なのだ。
この反対側にトマトのなり口があって、そこに「ヘタ」がある。
そのヘタがしおれていなくて、ピンとしていれば新鮮なトマトということになる。
それからもう一つ。
トマトのお尻に「放射状の線」が見えると美味しい確率が上がる。
(写真では7本の線が見えるが、もっと多くなったり長くなったりする)
この線は「維管束」という水分が通る管で、トマトに水分が減ってきたら浮かび上がる。
「水分が減る=甘みが増す」ということで、トマト選びの参考になる。
(ただし、線がなくても美味しいトマトもある)
甘くなりすぎると酸味が減るので、トマトの美味しさの一つである酸味も大事にしたい。
これからしばらくの間、教室に無農薬のトマトが届けられるので、せっせと召し上がって毒消しを進めておこう。











