難しい技術を教え、それをマスターしてくれたからよっぽど嬉しかったのでしょう。
(素晴らしい仕上がりの鉄火味噌)
これが正しい左手の添え方。
決して包丁を指先でつまむのではない。
左手の親指と人差指と中指で包丁の先をつまんでいる人のなんと多いことか。
空気が乾燥して寒くなってきました。
そんな時には汁物が美味しく感じます。
とろみがついていると冷めにくく体も温まります。
お店では「百合根うどん」としてメニューに載っていましたが、私は「百合根そば 汁を濃い目」でお願いしました。
なぜなら、餡かけになる分の水分で汁が薄くなってしまうからです。
本来ならそれを調整して仕上げるべきなのですが、なぜかこのお店はそれがなされていないのでこのような注文になります。
でもそのお汁は「鰊(にしん)蕎麦」の時には実に美味しいのです。
それもそのはず、このお店の自慢が鰊蕎麦だからです。
先日京都の東福寺に行ってふと思いました。
あ〜、この快感のために人は旅行したくなるのだろうなぁって。
それは日常から離れることであり、心が自由になることであり、結果としてストレスから解放される「そのとき」が心地良いからなのでしょう。
通天橋から眼下を眺めていると、何やら遠くに赤いものが見えます。
おかしいなぁと思ったのですがそこには人影が動いています。
そこでやっと「あ、逆さモミジ」だと気づきました。
ズームしてみましょう。
もしかしたら湧き水があるのかもしれませんね。
もみじが映る水を眺めていると、心がどこまでも凪になって古(いにしえ)に想いを馳せていました。
水は魂を限りなく原初に向かわせます。
だから水のある景色に人々は癒されるんですよね。
ところで旅行ですが、気分転換にはなってもストレスの根源は解決しません。
お酒を飲んでも気を紛らわせたり先送りするだけで、問題の根本解決にはなりません。
やはり問題には正面から向き合うのが一番の解決方法です。
それが出来ない人が多いのですが、視点を変えると物事は180度違って受けとめられます。
今目の前にある不都合は、実は不都合ではなく何かのチャンスととらえられたら、それはストレスどころか心躍る展開に変わります。
視点を変えることによってマイナスからプラスへですね。
人生はいつも楽しいことばかりではありません。
悲しいこともつらいこともありますが、その度にいつも「これは自分にとってどんな意味をもつ出来事なんだろう?」とワンクッションおいて考える癖をつけると良いです。
その癖をつけると驚くほどに悲しいことやつらいことが減って、むしろ感謝の気持ちに浸る場合もあります。
前向きに考えられたら自ずとストレスも減りますから、あえてお金と時間をかけてあちこちに旅行に行かなくても穏やかな自分でいられます。
もちろん旅行には別の楽しみもありますからそれを否定するものではありませんが、問題点から逃避するための旅行になっている場合は問題です。
レジャーが必要なのではなく、レジャーの必要がないほど心が安定することが重要です。
そのためには日々をいかに生きるかにかかっています。
毎日気持ちよく爽やかに生きられたら、それが一番の幸せではないでしょうか。