ヘアスタイルは男女ともその人の印象に大きく影響する。
マクロビオティックの陰陽で判断するなら、次のようになる。
・ロング=陰性
・ショート=陽性
・カール=陽性
・ストレート=陰性
自分の好きなヘアスタイルが、その人に似合うとは限らない。
反対に、自分ではそれほどでなくても、まわりからは好評だったりする。
そういう時は、まわりの意見を優先した方がよい。
なぜなら、髪は自分のものだが、自分を判断してもらう材料にもなっているからである。
本人はよく、目や鼻や髪質などのパーツを気にしがちだが、他人はパーツより全体を見ているものだ。
体全体→服装→バッグ→靴→ヘアスタイル→顔。
私だったらすれ違った人を、こんな順番で見ていく。
なぜなら、顔は親からもらったものだけど、服装や持ち物はその人のセンスや判断の結果だし、ヘアスタイルはその人の好みや精神面を判断できるからだ。
あえて顔を見るとすれば、仕事柄、やはり健康具合を判断してしまう。
* * *
とても表情の豊かな人は、ストレートのロングでもよいが、表情の変化に乏しい人はセミロング以上の長さとストレートはおすすめしない。
これは陰陽で考えたらすぐ答えが出る。
ロングのストレートが似合う人は、本来陽性な人なのだ。
でも、ストレートに憧れて、陰性な人がロングにしているケースがよくある。
この場合は損しているなあと思う。
ウエーブを出すと動きが出るので、陽性さが出る。
ヘアスタイルを変えたい時は、心で変化を求めているものだ。
ヒゲを伸ばしたい、剃りたいと思う時も同じ。
髪やヒゲは血液の延長(血余)なので、精神性が関係してくるのだ。
だからこそ、心の一面を髪に通わせて、撫でてみたり、指にからめてみたり、髪に触れることで気持ちが落ち着いたりする。
男性でも髪を伸ばしたいときには、そういった精神面での変化を感じる。
こんな視点で私はヘアスタイルのアドバイスをしている。
(ウェスティン都ホテル京都にて The Westin Miyako Kyoto)