暖かい冬

今、大阪のホテルからです。
近況報告を兼ねて、最近思うことを少し。
おととい、きのうの四国も、きょうの大阪も、暖かいです?。
昨夜は、あまり暖かくて、大阪の地下鉄ではコートを脱いでいました。
きょうの大阪は、なんと!20度にもなるんだとか?
今年の冬、東京は一度も雪が降らなかった上に、冷え込む日が格段に少なかったです。
やはりこの暖かさは気になりますね。
*    *    *    *
1月に「マクロビ井戸端会議@にいがた」で新潟へ行った時のこと。
新幹線からみえる景色は、茶色が多く、やっと雪景色が見られたのは越後湯沢あたり。
トンネル、またトンネル。
「トンネルを出ると雪国だった」と思いきや、なんと雪がない!
ついに新潟駅に着いたけれど、新潟市も雪がない!

 

新潟駅前には雪つりされた木々が並んでいて、なんだか景色に物悲しさを感じる。
やはり、この景色には雪がないと・・・。
タクシーの運転手さんは、こんな冬は初めてだと、色々ある異常な状況をいっぱい話してくれた。
それで、つい、目的地の「marilou」を通り過ぎてしまったほどだ。
マクロビ井戸端会議@仙台」で、仙台に行っても同じような状況で、雪もなく寒くもなかった。
私の住む街に、青森からやって来る「石焼いも」のおじさんがいる。
毎年畑やりんごの収穫が終わると、冬の間中、デパートの横で一日中「石焼いも」のおじさんになる。
雨の日も、風の日も、じっとリヤカーの前で立ち尽くすその姿には、ついつい頭が下がってしまう。
先日、そのおじさんがこんなことを仰っていた。
「こんなんじゃ、田んぼは作れないね。雪解け水がなけりゃ田んぼに水が入らないもん。今年は国産の米がどれだけ取れるんだろ?」

 

*    *    *    *
暖かい日や雪が降らない日は、生活面では楽です。
でも、その雪は、米農家にとっては、生活を潤す大事な雪でもあるわけです。
こんなに暖かい冬で大丈夫?
誰もがそんな危機意識を持ち始めた冬だったように思います。
私は北海道の生まれ育ちですから、小さい時から、雪の中で育ちました。
子供の頃の雪の量と冷え込みは、相当なものでした。
でも、どんどんと雪が少なくなって、冬景色にも異変を感じます。
年寄り達が、よくこんなことを言っていたのを思い出します。
「雪の多い年は豊作になるんだよ」
この言葉の反対の年にならないことを祈るばかりです・・・。
マクロビオティック料理をするためには、国産のお米・野菜が欠かせません。
日本の農家さんを守ることは当然ですが、地球を守らなければ問題は解決しない時代になってしまいました。
都会に住んでいると、つい、消費するだけになってしまいますが、マクロビオティックは宇宙規模で物事を考えるところが真髄なので、もう一度、地球のことを、自分の消費のことを考えてみたいですね。
◆「マクロビ井戸端会議」関連記事
「マクロビ井戸端会議@にいがた」
「マクロビ井戸端会議@仙台」


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マクロビオティックに想う(3)塩分と甘いものの関係

本当は、本腰を入れてこのテーマについての記事を書くつもりでいたのですが、相変わらず忙しくて、頂いたコメントへのお返事も書けない状態です。
そこで、とり急ぎ、塩分と甘味の関係について、ちょっと触れておきますね。
詳しくは、また、時間がとれた時にきちんと書きます。
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まず、今、動物性の食品を摂っている人は、甘いもの・アルコール・コーヒー・果物・生野菜などが欲しくなります。
動物性の塩分と蛋白質で体が締まっているために、緩めたくなるからです。
反対に、以前は動物性を摂っていたけれど、今は全く摂らない人は、理屈では甘いものやアルコールなどはいらない事になりますね。
しかし、マクロビオティックに出会って、ある日突然、動物性を一切摂らなくなっても、体の中には「古塩(こえん)」と呼ばれる塩分が残っています。
なぜ、古塩と呼ぶのか?
それは、牛や豚や魚が生きている時、それらの体の中で一度使われた血の中に含まれている塩分が、人間の体の中に入って来ているからです。
その塩分(陽性)が、まだ体の中に残っているので、今現在は動物性を食べていなくても、その対極にある陰性のものを求めるから、甘いものやアルコールが止められないというわけです。
この理屈が分かれば、簡単だと思いますよね。
体から古い塩を抜いてやれば、甘さへの欲求は減るはずなのですから。
しかし、そうは簡単に問屋が卸しません。
まず、「塩を抜く」と言ったって、完全にそんなことをしたら、死んでしまいます。
そこで、古い塩と新鮮な塩を少しずつ入れ替えてやるのです。
そのために必要なこと。
それは、薄い濃度の塩分(新しい塩分)が濃い濃度の塩分(古い塩分)を呼び寄せる手法を使うのです。
つまり、浸透圧の作用ですね。
そのためには、どんな食べ物を摂り、どんなことをすれば良いでしょうか?
マクロビオティックは、「自分で考える」ことを大切にしています。
塩に関連のある食べ物や、臓器をよく考えて、調べてみましょう。
今調べると、必ずその力は、強く深いものになります。
結論として、甘いものを止めたければ、まず、体の中の塩分を古塩から新しい塩分に置き換えれば良いわけですが、まだまだ甘いものが止められない理由は沢山あります。
その理由だけで、シリーズものの記事が書けるほどです。
でも、混乱を避けるために、今回は塩との関係だけを取り上げました。
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ここで注意です。
アレルギーのある人は、マクロビオティックを始めて急に塩分をしっかり摂ろうとすると、バーっと悪化する人がいます。

アレルギー、特にアトピーの人は、腸の弱い人が多いので、急に入ってきた塩分をうまく処理できない場合がありますから、最初は塩分を濃くしないように気をつけます。
マクロビオティックを始める前に、甘い物が大好きだった人は、その緩める力によって、胃も腸も緩んでいますから、その陰性さを少しずつ陽性に持っていかなくてはなりません。
動物性を摂らなくなっても、その塩分が体の中に残っているのと同じように、甘いものを摂らなくなっても、その糖分は体の中に残っていることを忘れないでくださいね。
そして、塩分より糖分の方が、はるかに長く長く排出のための期間を要します。
砂糖の毒消しがあれば良いとお思いでしょうが、残念ながらありません。
恩師の大森英櫻先生は、体内の砂糖分を抜くために、ごま塩をスプーンで1杯・2杯・3杯と葛湯で飲ませたお話をされておりましたが、普通の人がこんな荒っぽいことをしてはいけません。
命の保障はできませんのでね。
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今回の記事は、さーっとしか書いていないので、詳しく知りたい方にはご不満だと思います。
そこでと言ってはナンですが、下記の本がとっても勉強になりますので、ぜひぜひ、ご一読ください。
有名な方なので、すでにお読みの方も多いと思いますが、この本を読んだら、確実に「甘いもの」に対する「甘い気持ち」は吹き飛んでしまうでしょう。
そして、私の記事は、もう必要ありません。
(ウ、それも寂しいなぁ)
私は、野口整体を始めた頃、砂糖の歴史を知りたくて、図書館に行ったらこの本が目にとまり、あまりに素晴らしい内容なので、すぐ購入して吸い込まれるように読みました。
現役のお医者さんが、甘いものを止めた自らの体験を踏まえて書いた本なので、必ず参考になるはずです。
私は、20代にこの本と出会って本当に良かったと思っています。
こんな本が学校の教科書になればいいのになぁ。
◆「白砂糖の害は恐ろしい」ーこれを防ぐためにー
  甲田光雄
  定価 1,000円
  発行所 人間医学社
  一般の本屋さんやネットでの取り扱いがありません。
  日本CI協会の2階書籍コーナーで平積みになっています。
  地方の方は、日本CI協会のホームページから申し込んでください。
  ホームページの左側の「出版物のご案内」をクリックすると、色々な本が出てきます。
  しかし、「白砂糖の害は恐ろしい」は出てきませんので、ずーっとスクロールして、一番下からメールを送
  ってください。
  この本も掲載してくれるといいのに・・・。
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私は、明日(2日)から四国の高松、(3・4日)大阪、(5日)京都を回って一旦埼玉に戻り、また(7・8日)高松に行きます。
思うところがあって、スケジュール表は公表しておりませんが、個別にお問い合わせを頂いた方にだけ、スケジュールをお知らせしています。
相変わらず多忙で、3月はかなりビッシリです。
特に13日から28日は、超ハードスケジュールですが、今年は新しいことも始めたいので、今が踏ん張り時と思って、気を引き締めています。
なるべく3時間以上寝るように努力しますので、ご心配なくね。
先日も、尾形妃樺怜先生にクギを刺されました。
陽性になりすぎると死ぬわよ」。
効きますねぇ、この言葉。
そんな訳で、コメントのお返事が遅れますが、ZZZzzzだと思ってお許しくださいね。


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マクロビオティックに想う(2)「塩分のとらえ方」

マクロビオティックを始めて一番迷うこと。
それは、「塩分」についてのとらえ方だと思います。
なお、ここでは、塩分の定義については省略します。
お手元のマクロビオティックの本に、書いてあるはずですから。
一般的な食生活の情報では、「塩分は控えめに」と耳に沁み込んでいますから、急に塩分はしっかり摂りましょうと言われても、??になってしまうのが現実だと思います。
私は、マクロビオティックを知るずっと前に「野口整体」を知っていましたので、「人間の体における塩分の大切さ」は、よ?く知っておりました。
ですから、リマ・クッキングスクールに通い始めて、「塩」についての説明を受けた時は、自分の知識を再確認する形で、安心しました。
ところが、最近は、いわゆる逆輸入のマクロビオティックを始めた人の中で、体調を崩す人が出ているのも事実です。
これには、説明が必要です。
それは、日本で誕生したマクロビオティックは、アメリカをはじめとして、世界の各地に伝わって行きました。
しかし、お米とお味噌汁・お醤油の食文化を、そのまま海外の人達に受け入れてもらうのは困難で、現地の人達の味覚に合わせながら浸透していったのです。
その過程で、お肉を沢山食べている人達には、塩味を薄くしたり、サラダ感覚のお料理になったり、お味噌汁がスープ風になったりしたのです。
なぜ、そのようにする必要があるのか?
それは、「体がそのような味を求める」からです。
お肉には、「血」があります。
生きている時の牛・豚・鳥・魚などには、血が流れています。
その血の中には、「塩分」があります。
「ナトリウム」ですね。
ここがポイントです。
動物性食品を多く摂っている人は、すでに、体内にナトリウムの在庫があるので、そんなに多くの塩分を求めないのです。
ですから、「塩分が薄いお料理」を美味しいと感じるんですね?。
(本当は、ナトリウムの質に違いがあるのですが、複雑になるので省略します)
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そして、そのお料理法が日本に上陸して来ました(いわゆる逆輸入)。
それに伴って、そのお料理法を教える所も増えました。
しかし、ここで問題が。
本来なら、ここで日本バージョンにアレンジするべきなのに、逆輸入のまま教える所もあるのです。
その結果、マクロビオティックを始めてから、体調が良くない人が出てくるというわけです。
原因は「塩分不足 or 陰性よりの料理法=A」。
反対に、日本に従来からあるマクロビオティックを始めて、体調がつらくなる人がいるのも事実です。
原因は「塩分の摂りすぎ or 陽性よりの料理法=B」。
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これは、どちらが正しいかという問題ではなく、「どちらが、その人の体質と体調に合っているか」ということです。
今まで、お肉やお魚をいっぱい食べている人が、のように塩分の強い陽性よりのマクロビオティック料理を始めると、「最近、体が硬いんだよな?」となりやすいですね。
反対に、今まで、甘いものやパンが大好きで、ご飯をあまり食べなかった人が、のように少ない塩分と陰性よりのマクロビオティック料理を始めると、「最近、体がだるくて、起き上がるのがおっくうなのよね?」となったりします。
これは、本に書いてあるとおり、あるいは、得た情報をそのまま「これがマクロビオティックだ」と思って実行した結果、「その人に合っていなかった」だけなのです。
マクロビオティックを始めるには、まず最初に「自分の体質を知る」作業が必要です。
単純にいえば、「極陽性・陽性・中庸・陰性・極陰性」のどのあたりに自分がいるのかな?と、見当をつけるのです。
分類の仕方は、マクロビオティックのガイドブックに、必ず載っているはずです。
それに従って、自分が極陽性 or 陽性だなぁと思ったらのマクロビオティック料理を、極陰性 or 陰性だなぁと思ったらのマクロビオティック料理を始めてみます。
そのうちに体は変化して来ますから、「心地よくない・美味しくない・楽しくない」と感じたら、「 or B」へと料理法を変えるのです。
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マクロビオティックに初めて出会うのは、人それぞれ違います。
その時、どのタイプのマクロビオティックに出会ったかによって、体調が分かれます。
自分の体調に合ったマクロビオティックの本や情報に出会えば、マクロビオティックの本に書いてあるように、体調もどんどん良くなって、楽しいマクロビライフを送れるでしょう。
しかし、自分に合っていないマクロビオティックの本や情報に出会ってしまうと、マクロビを始めない方が体調が良かった、ということになります。
もし、あなたが、今の体調に楽しさを感じないのなら、料理法を変えてみるのもいいですよ。
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さて、結論です。
ご存知のように、日本には梅雨があって、じっとりとしたをかきます。
DNAの中には、「お米・漬物・味噌汁」が組み込まれています。
そんな遺伝子を持つ国民は、逆輸入のマクロビオティックに出会ったとしても、もう少し塩分を意識してもいいかも知れませんね。
しかし、日本人であっても、欧米化した食事を続けていらっしゃる方なら、薄い塩分でスタートなさるのも良いと思います。
どちらであっても、一つだけ注意点としてあげたいのは、時代と共に食生活も環境もライフスタイルも変化しているということです。
それを考慮することなく、桜沢如一先生の本に書かれてあることを、表面だけ捉えて忠実に再現することは、むしろ、危険な場合があると思います。
(深く読み込めば、むしろ普遍的であることと、変化に対応することの大切さが、きちんと書かれているのですが・・・)
桜沢如一先生が本を書かれた頃の日本人は総じて陰性な体質の人が多かったようですね。
しかし、今の日本人は、学校給食も影響して、当時より陽性と陰性の両方が入っている体質の人が多く、複雑になっています。
ですから、たとえ桜沢先生の本であっても、時代背景を考えながら、妄信することなく、「現代のマクロビオティック」を自分の頭で考えながら、塩分量も決めたいものですね。
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なお、塩分の摂取は、甘いものが止められないことに、深い関係があります。
次回の記事で、その辺の関係を書きますね。


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千葉の美味しいお蕎麦屋さん

土鍋の会」の続きです。
そば工房 篠」さんのお話。

 

篠さんは、国産の厳選蕎麦を石臼で挽いて、それを手打ちにしてくださるのです。
ですから、そば粉の酸化を最小限に押えることができ、充分な水分を保つため、ホワッとした仕上がりになるんですね?。
それに、香り・甘味があります。
さらに、挽きたてのそば粉を生かしたメニューになっていて、その自信の程がうかがえます。
その証拠に、お蕎麦以外のメニューはありません。
例えば、おうどんとか丼物はないのです。
こんなお店に入ったら、迷わず「蕎麦がき」です。
これが絶品でした!
ちょっと焦げ目をつけてあって、器とともに最高です!
次に「とろろ蕎麦」。
尾形先生のお話によると、この辺は良いとろろが採れるのだとか。
その通りで、とってもしっかりした、惚れ惚れするとろろでした。
そして、よくありがちな「うずらの卵」が入っていないのです。
これには感激!
この方が、とろろのお味が判ります。
もちろん、わさびも本物ですよ?。
それに、蕎麦つゆが、う?んと甘さ控えめでした。
マクロビアンにとっては、嬉しいことばかりです。
なんと言っても嬉しいのは、「玄蕎麦」があることでした!
マクロビオティックをしていると、「玄米」「玄小麦」「玄蕎麦」となりますが、その「玄蕎麦」がここにあるのです!
嬉しいですね?。
それから、蕎麦プリン
これは、豆乳とお蕎麦で出来ているそうです。
う?ん、これもイケル!
いつも腹七分目の私は、さすがに食べきれないので、手伝ってもらいましたよ?。
最後に、蕎麦湯ですが、これも感激!
小さなすり鉢があって、それに蕎麦粉が入っています。
それをゴリゴリして、蕎麦湯に入れます。
すると、フワ?っと蕎麦の香りがするというワケ。
どれも、あまりに美味しかったので、家族へのお土産に「蕎麦くずもち」を買ったほどです。
帰宅してから、夫にその話をすると、今度連れて行ってくれるそうな。
電車だと無理なんですね?。
何しろ、成田空港まで6キロで、近くにはゴルフ場があるのですから、想像できるでしょ?
◆「そば工房 篠
山武郡芝山町大里1586?7
TEL・FAX:0479?78?1147
地図
◆営業時間
平日 10:30?20:00
日祝  8:30?16:00
◆定休日 土曜日


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「尾形妃樺怜先生と土鍋を囲む会」を終えて

2月23(金)・24日(土)、「尾形妃樺怜先生とマスタークックの土鍋を囲む会」を開催しました。
23日はあいにくの雨。
でも、尾形先生のお話をお聞きしたい一心で、9名が集まりました。
男性の参加者が2名。
そのうちの一人は、なんと群馬県から、誰も知らない集まりに勇気を出して参加してくれました。
「マクロビオティックを勉強したいけれど、学ぶところがなくて」とおっしゃって。
嬉しかったです!
こんな方が参加してくださって、本当に「準備して良かった?」と思いました。
実は、当初、この会は24日(土)・25(日)で開催するつもりでした。
でも、会場である「産直の家」の予約がとれず、1日繰り上げての開催になりました。
平日開催だったため、お仕事がある人のご希望に添えなかったことを、とても申し訳なく思います。
泣く泣く断念された方も多くて、心が痛みました。
ごめんなさい。
*    *    *    *
さてさて、「土鍋の会」ですが、結論から言って、「良かった?!!」です。
やっぱり、尾形先生のお話は凄い!
奥が深い!
解りやすい!

リマ・クッキングスクールでの尾形先生は、当然ですが「先生の顔」。
でも、「土鍋の会」での尾形先生は、「かわいい純粋なマクロビアン」という感じ。
リマでの尾形先生を、「厳しい先生」と思っていらっしゃる方には、と?っても意外なはず。
とにかく柔らかくて、穏やかで、それでいてポイントはしっかり押える。
そんな、とても頼もしい(失礼)先生です。
あ、前置きが長くなりました。
まず、会場の「産直の家」ですが、これは、古民家を移築した建物で、「ちばコープ」が所有しているものです。
「古民家」ということで、もう想像できるでしょうが、とにかく広い、ゆったり、のんびり。
立地場所も、畑と田んぼの真ん中。
日常の喧騒から開放されること間違いなしです。
そんなところで、囲炉裏を囲みながら、炭の赤い炎をみつめ、おでんとマクロビオティック料理に舌鼓を打ち、ご好意で持ち寄ってくださったお酒で、しっぽりと語る極上のひととき。

マクロビオティックの理論や、実践上の悩み、問題点などを次々語り合いました。
特に、桜沢如一先生の教えや、大森英櫻先生・大森一慧先生の穀菜食、さらに、久司道夫先生のマクロビオティックについてのお話は、とっても現実的で、腑に落ちることばかりでした。
お料理以外のマクロビオティック。
それが、今回の大きなテーマだったように思います。
夜中の2時ごろまで語り続け、炭がなくなってしまったので寝ることに・・・。
(炭があったら、何時まで話していたのだろう?)
*    *    *    *
翌日は快晴!
朝からお風呂に入る人や、掃除をする人や、全員が清々しい顔。
中でも感心したのは、群馬から参加してくださった好青年さんが、前夜、尾形先生が教えてくださった雑巾がけの姿勢を実行していることでした。

 

いやはや、それは、きつ?い姿勢なのですが、それを頑張って実行している姿を見て、彼の本気度を再確認しました。
彼の将来が楽しみです。
さて、朝食も、尾形先生に教えていただきながら、全員で用意して、囲炉裏を囲んで「美味しい!」を連発しながらいただきました。
お食事をしながら、「朝食の意味合い」など、またまた尾形先生の奥深いお話があって、ず?っと時間を忘れて話しておりました。
最後に、みんなでお掃除をして、雨戸を閉めて、Iさんの車を待ちます。
Iさんは、八日市場(今は匝瑳市)で、マクロビオティックのレストランを営む方で、今回はご夫婦で参加してくれました。
営業の都合上、夜中にご自宅に帰り、早朝から仕込みをして、私達と一緒にお昼を食べるために、車を出してくださいました。
「産直の家」を出てから、まず、を見に行きました。
風が強くて、波が荒かったのですが、海なし県に住む私は、最高に満足でした!
Iさんは、八日市場の生まれ育ちなので、海岸線がこんなに変化しているんだと、昔と比較して具体的に説明してくれました。
ここでも、確実に地球は壊れつつあることを実感します。
それから、お目当てのお蕎麦屋さんへ。
前夜は、吾妻庵本店で昼食をと思っていたのですが、Iさんが「他にも美味しいお蕎麦屋さんがあるよ」というので、みんな一斉に「そっちに行こう!」となったのです。
そのお蕎麦屋さんは、「そば工房 篠」。
ホームページがなくて、とっても残念です。
でも、考えようによっては、「知る人ぞ知る」でもいいのかなとも思いますが。
お蕎麦屋さんのことは、長くなってしまうので、続編でどうぞ。
*    *    *    *
◆まとめ
この「土鍋の会」は、尾形先生とマスタークックの会社の方と、3人でお茶を飲んでいて、ひょんなことから「やろう!」ということなりました。
3人とも大忙しの毎日でしたが、同じ想いを胸にして開催に漕ぎ着けました。
参加していただいた皆さんが、「とっても良かった!」とおっしゃって、その日のうちに「次はいつにする?」という言葉が。
それで、まず、尾形先生のご予定をお伺いしたのですが、もう4月いっぱいまで、土日はビッシリです。
(ああ、土日開催は無理かなぁ?)
それで、会場探しをして、また、案を練ろうと思っています。
産直の家も最高なのですが、ちょっと遠いので、もう少しみんなが集まりやすい所がいいかなぁ?と思っているのですが、どうなりますことやら・・・。
もしかすると、5月の連休明けになってしまうかも知れませんね。
ま、無理のない、自然体の集まりですから、心地よい風が吹いた時に「それっ!」と開催することになるのでしょう。
*    *    *    *
今回は、Iさんご夫妻のお蔭で、美味しいお蕎麦屋さんにも行けました。
とっても感謝しています。
Iさん、ありがとうございました。
Iさんのお店は、ホームページがないので、後日、ブログの記事としてご紹介させて頂きたいと思います。
また、遠い場所にも拘らず、参加してくださった皆さん、お疲れさまでした。
マスタークックの会社のNさん、土鍋の荷造りをありがとうございました。
最後に、尾形妃樺怜先生。
お忙しい毎日なのに、快くこのお話をお引き受けくださり、その上、会場の手配までしていただきまして、本当にありがとうございました。
心より感謝しております。
尾形先生のお蔭で、益々マクロビオティックが面白くなりました。
ありがたいことです。
では、また、皆さんと再会できますことを、心待ちにしております。


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