「甘いものと人生、どちらが大事?」の記事にいただいたコメントに、お返事を書いておりましたが、長くなってしまいました。
読んでみると、他のかたにも共通する内容なので、記事にさせていただきます。
ジュンコさん、悪しからず。
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ジュンコさん、こんばんは。
コメントをいただきまして、ありがとうございました。
さて、ジュンコさんが考える「甘いものからの解放」って、どんな状態のことをいうのでしょう?
もしかして、一切のお菓子を食べないことでしょうか?
それが理想でしょうか?
よく、甘いものを完全に断とうと頑張る人がいます。
でも、それは長続きしません。
病気を治すための一時期なら可能ですが、病気が良くなるとまた食べ始める人がとても多いのです。
それは、目標が小さいからです。
病気を治すだけなんて、小さな目標です。
こんなふうに書くと、病気と闘っている方から怒られそうですが、「病気を克服した後、どんな人生を送りたいか」ということの方が重要だと思うのです。
また、マクロビオティックを始めるようになって、「頭」で甘いものをやめようとすると、一個でもお菓子を食べると罪悪感を伴います。
そんな馬鹿馬鹿しい考えは、もう捨てましょう。
人間が生きていくためには、甘いものは必要なのです。
必要だからこそ、お野菜でも果物でも穀物でも、ある種の木でも甘い成分が含まれているんですね?。
ですから、それらを上手に使って甘いものを体に取り込めば、それでいいんです。
たったそれだけのこと。
それなのに、どうしてお菓子などの甘いものに手が伸びるのでしょう?
理由は主に5つあります。
1つは、習慣です。
2つは、主食の摂り方です。
3つは、塩分(古塩をふくめて)の摂り方です。
4つは、体がホッとしたい(陰性を求める)時です。
5つは、エネルギーの不足です。
この5つをきちんと見直したら、必ずお菓子などの摂取は著しく減ります。
しかし、まったくお菓子をいただかない生活って、味気ないと思いませんか?
何事にも陰陽があります。
お菓子を食べないで体調を整える時、お菓子をいただいてリラックスする時、そんな変化があった方が楽しいのではないでしょうか?
主人公は自分です。
甘いものは演出です。
あくまで、自分が主体である生活を送りましょう。
漫然と日々の生活を送っていたら、何も変わりません。
いつまでも甘いものを摂り続けるでしょう。
「自分がどんな人生を送りたいのか」を、よ?く考えてみてください。
ダラダラとした一生でもいいのでしょうか?
それとも、目標をもって、少しでも実現できて、楽しく生きがいを感じる人生を送りたいでしょうか?
だから私は、「甘いものと人生、どちらが大事?」という問いかけをしたのです。
甘いものに対する姿勢は、大袈裟にいえば人生に対する姿勢でもあります。
だからといって、甘いものをやめる必要はありません。
上手につきあって、甘いものの奴隷にならないでください。
甘いものについては、いっぱいいっぱい書きたいことがあります。
でも、長くなりすぎますので、この辺でやめます。
きつい言葉が並んでしまいましたが、お許しくださいね。
また、お越しくださいませ。
◆参考記事
マクロビオティックに想う(2)「塩分のとらえ方」
マクロビオティックに想う(3)塩分と甘いものの関係
甘いものがやめられないワケ