第14期幸せコースの皆様へ 桂むき投稿の要領 動画のお知らせ

「第14期幸せコース」の「桂剥き投稿月間」がスタートしました。
これから1か月間にわたって、包丁とぎ桂むき、そして刻みの練習をします。
「桂むき投稿」の要領を下記にまとめましたので、ご確認なさってスムーズにスタートができるようにしましょう。

この桂剥き投稿は難しく考える必要はなく、「今の自分の状態」を動画と写真に収めてメールに添付するだけです。
お分かりにならない点は、中川さんにiMessageにてご質問ください。

なお、動画撮影に必要な三脚などは、お奨め品を中川さんにiMessageでお聞きください。
Twitterやブログでご紹介すると、品切れになってしまうことが過去にあったためです。

 
 

<練習方法>
1 赤ペン練習と包丁砥ぎを並行して練習する
2 Air桂剥きと大根の桂剥きを並行して練習する
3 マッチ棒の厚さにむいて、マッチ棒の幅に刻む(縦ケン)
4 1〜3を5分以内の動画に収める
5 横ケンの指示が出たらウール玉の写真も加える
5 ぴら〜んの指示が出たら、ぴら〜んの写真も加える

<締切日>
2022年7月8日(金)21:00

 
 


<桂むき投稿の要領>

【桂剥き投稿の専用アドレスに送る】 katsuramukido@gmail.com

【まず外側を中にして巻いた大根+マッチ棒+芯+カード+包丁の写真】
・メールには1サクむき終えるまでにかかった時間も記入する。
2020年から1サクの大根の長さは7センチに変更されたので、カードより1センチ短くなる。

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【刻んだ大根を真上から写してマッチ棒を載せて写真】
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【刻んだ大根を途中から一度切断して切り口を真正面から写した写真】
(写真はもっと接近して断面がはっきり写るようにしましょう。)
・写真は横撮りが理想。
・写真の大きさは横幅880〜1000ピクセル以内に収めること。
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【剥いているところと刻んでいるところの動画を添付する。】
・動画は横撮りで、長さは5分以内とし、包丁砥ぎの動画も加えてよいが1本にすること。
・動画のアップは限定公開にして、そのURLをメールにコピペする。

投稿は一日に何度してもよい。ただし、中川善博のアドバイスを踏まえたうえで練習した投稿であること。

桂剥きや包丁砥ぎの練習中は、ラジオやテレビの音を消すこと。音楽もかけない。
(大根が切れる音を確認するため、砥石の上をすべる包丁の摩擦音を確認するため。)

 
 

<中川善博と先輩塾生のお手本動画>

13本の動画をメールで全員にお送りしました。
(ブログでは記事が重くなってしまうため。)
とても重要な動画ばかりなので、繰り返して学ぶことにより確実に上達します。
練習のお手本としてお使いください。

【桂剥き】 9本
【へぎ切り】 4本

 
 

なお、上手になってくると投稿内容が変わってきます。
下記にその記事をご紹介しておきますので、最後までたどり着けるよう頑張ってください!
プロが教えるかつらむき上級者向けのアドバイスと動画  2021.6.28
かつらむき投稿 横ケン指令が出た場合の投稿 2021.6.29

以上です。
1か月間「必死になって」頑張ってください。
受験前の1か月間のイメージで。
なお、過去の桂剥き投稿はこちらのカテゴリーからご覧になれます。
先輩から学ぶことがいっぱい載っています。

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

「変なものを食べるくらいなら食べない」 塾生さんの食事日記から

連日食事日記とにらめっこしています。
3週間分の食事日記に細かく目を通すのは、結構大変な作業であり、毎年「来年はやめたい」と思うほどです(笑)

でも、食事日記をきちんと読み取ることによって、記録してくださった塾生さんの心身の「今」と「過去」を知ることができるので、これから塾生さんの健康を考えるうえで、ぜひともきちんと把握しておきたいことなのです。
これから塾生さんと二人三脚で、よりよい人生にするための陰陽バランスを考えて行きたいからです。

 
 

今日送られてきたAさんの食事日記に、面白い書き込みがありました。

●朝起きた時、顔の皮膚がしっとりしていた。思い当たるのは昨夜の参鶏湯。
●少し鼻水がでるのはアレルギーではなく、寝冷え。くしゃみなし。
●母が友だちに会うので、京都まで連れて行く。朝時間なく、昼時にお腹がすきすぎて、コンビニでパンを手に取ってしまったが、「変なものを食べるくらいなら食べない、飲み物はすぐに体に現れる」を思い出し、踏みとどまる。踏みとどまれる力がでてきた?!食事日記への見栄?我慢できたことへの爽快感。

最後のところで思わず声を出して笑ってしまいました。(失礼)
いやあ、真面目に私の話を実行に移してくださっていて、感心したのが本当のところです。
「変なものを食べるくらいなら食べない」というのは、私が塾生さんにお話しした自分の体を守るためのセオリーです。

と同時に、1食ぐらい抜いてもビクともしない体でなければなりません。
もし災害に遭って、2,3日食べられなかったとしても、なんとか切り抜けられる体であるように、常々空腹に強くなっておくようにという意味でもあります。

 
 

それから、「飲み物はすぐに体に現れる」というのは、固形物より液体は体内での吸収が早いので、すぐ体が反応することを意味しています。
これを知っていると、低血糖状態の人を助けるには、何を口に入れてあげたらよいのか分かります。
そして、今の自分は何を口にするべきかも。

ところでAさんは、朝が忙しくて朝食を摂らず、お昼も食べなかったとのことなので、少なくても低血糖ではないし、そんなに体力がないわけでもありません。
(というか、そこまで体力がついてきたというのが正直なところでしょうか)

Aさんは、よい実験をされましたね。
だんだん空腹に強くなって、食べ物に対する見方が変わったりしますよ。
それも健康への道です。

 
 

(じゅんさいの酢の物/じゅんさい 梅玉 土佐酢 生姜 鴨川青もみじ 料理;京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

今はじゅんさいが旬です。
私の大好きなじゅんさいを、中川さんが料亭仕様に仕立ててくれました。
「葉蓋」(はぶた)にするために、青もみじも用意してくれました。
葉蓋はお茶をされる人にはお馴染みでしょうが、一般の人も知っておいた方がいいですね。
梶の葉や里芋の葉も使われます。
こちらの記事に葉蓋のことが書かれています。

 
 

(梶の葉の葉蓋)

 
 

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「中川式鮎のパスタ」はソースまで美味しくて凄かった!

いつものことなのですが、外でお食事すると、むそう塾で教えているお料理の美味しさが凄いレベルであることを実感します。

昨日は中川さんのお誕生日だったので、某イタリア料理のお店に行ったのですが、やはり季節柄鮎を使ったお料理が出ました。
前日に「自由人コース2」で、中川さんの絶品鮎パスタ(ソースまで美味しくて美味しくて…)をいただいてしまったので、きっとそれに勝る美味しさのお料理は出ないだろうと予想していました。

やはり予想を裏切ることなく、あれこれ改善点のある鮎の使い方でした。
でも、一般的にはこれを美味しいと評価してくださるので、お店としては存続できるわけですが。

歩いて教室まで帰る道すがら、中川さんがパスタの食材のことで解説してくれました。
鮎の美味しさを極限まで引き出すためには、使わない方がよい食材が入っていたと。
それは香りの問題でもあります。
鮎は香魚ですからね。

たまたま今日、そのシェフさんが修業された本家のお店の動画を見ていたら、まったく同じ食材と切り方をしていました。
つまり、師匠と同じお料理を作っていたわけです。
シェフがこれでいいと信じて作っていたお料理は、もっと美味しくなる方法があったわけですね。

中川さん曰く、「京料理の修業をしていないと気づかないんだろうね」とのこと。
京料理の繊細で、そんなことまで気を配るのかと思うような工程には、美味しくするための手間や組み合わせが隠されていたのですね。

「自由人コース2および3」の皆さん、中川さんから習った「鮎のパスタ」は、どうぞ自信を持って作り続けてください。
他では食べられない美味しさですから。

 
 

(中川式鮎のパスタ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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お酒は悪? 「マクロビオティックの陰陽がわかる本」の感想文より

「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読まれた塾生さんから感想文が届きました。
とても大事なところを読み取ってくださって、ギュッと凝縮した内容の感想文でした。
こういうのを「陽性な文章」といいます。
この文章を見て、「ああ、やはりこの人は陽性だな」と判断するわけです。

それは書いた人の肉体の陰陽ではなく、精神面の陰陽を判断しています。
陰陽を考えるときには、必ず心身両面から考えるようにしないと、正しい見方はできません。
では、塾生さんの感想文を掲載させていただいて、一緒に考えてみましょう。

 
 

<塾生さんの感想文より> 抜粋

この本を読んで、今後気をつけようと思ったのは、51頁の『陰陽を善悪と捉えないようにする』です。
そう思ったのにも関わらず、食事日記記録期間中、お酒を数日間我慢してみるという行動に出てしまいました。お酒を悪と捉えていたからです。案の定、便秘にはなるし、仕事中はなんだか覇気が無いし、夕食が楽しくないし。あ、そうか、日中かなり陽性になっているわたしは、夜の白ワインでゆるんでバランスを取っていたのかな、と考えました。陰陽を善悪で捉えない、肝に銘じます。

 
 

***

この塾生さんをAさんとしましょう。
素晴らしいですねぇ。
Aさんはマクロビオティックの肝心なところを、すでに把握されています。
(私がマクロビオティックを知ったときにこのような本があったら、回り道をしなくても済んだのに……)

そうなんです。陰陽は善悪ではないのです。
でも、文字からして、ついつい陽性がよいと思ってしまうんですよね。
これは私たちに刷り込まれた善悪論が根強いからですね。
この善悪論から逃れない限り、戦争もなくなりません。

マクロビオティックはあくまで対象物を比較しながら、『中庸』の状態に近づけることを目的とします。
しかし、この中庸は『ここ』というように1点に絞られるのでもなく、固定されているのでもなく、『中庸ゾーン』を漂っているような感じです。
ここを目指して、日々陰陽をコントロールするのが具体的方法であり、楽しさでもあります。

 
 

***

次はアルコールに関して。
誰しも仕事中は陽性になるものですが、Aさんは特に陽性を求められる働き方のようです。
神経を集中する度合いが強い、責任ある立場にある、失敗は許されないなどが陽性になる原因と判断できます。

ですから、帰宅して夕ご飯の時間になると、アルコールの陰性で陽性から解放されたくなるわけですね。
そしてAさんは「白ワイン」がお好きなようです。
アルコールの陰陽というのがありまして、ワインは最も陰性であり、白ワインは赤ワインより陰性です。
その極陰性でAさんの精神面はバランスが取れるようなので、相当陽性になっていますね。

こういう場合は、口から入る物で陰陽バランスを取ろうとするのではなく、人間に癒やしてもらうのが一番いいですね。
しかし、賢いAさんを癒せるだけの人がそばにいないのかもしれません。
陰陽バランスでいくと、Aさんより陽性の男性に出会えるといいのですが……

ちなみに、Aさんの肉体はそんなに強い陽性ではありません。
ですから、お酒の力を借りなくても便秘が解消して、昼間も今以上にパワフルに動ける体になることを目指しましょう。
さあ、これからこの心身をどのようにコントロールしていかれるでしょうか?
今後の変化が楽しみでもあります。

なお、過去記事に次のようなものがあります。
陰陽の考え方の参考になってくれたら嬉しいです。

お酒と陰陽(マクロ美風の体験的マクロビオティック) 2016.1.19

 
 

(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会)

 
 

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「マクロビオティックガイドブック」を読んで 塾生さんの感想文より

幸せコースの塾生さんから感想文が送られてきました。
誰にもあることですし、私もいつか通った道を歩んでおられました。
どうしてもなってしまうんですよね。
ここが本当のマクロビオティックを、なかなか理解してもらえないところだと思います。
記事にさせていただいて、一緒に考えてみましょう。

 
 

<塾生さんの感想文より> 抜粋

「マクロビオティックは単なる健康食や食事法にとどまらず、身体を健康にするだけではなく同時に心も健康にする事を目指す。
心身の健康を通じて人間が本来持っているやさしさ、穏やかさを取り戻し人々が幸せになり社会の平和が実現されることを目的としている」
と書かれている箇所がありました。

マクロビオティックを取り入れるようになって体調が良くなったこともあり、食事法と捉えてしまったが為に一時期ストイックな方向に走ったことがありました。
考え方や物事の見方が狭くなってしまい、心の方は不健康になってしまったように思います。
そんな自分が嫌になり、身体の声と言い訳して欲を満たすような食生活に走ってしまい今に至ります。

陰陽の表面的な部分に囚われマクロビオティックの目的・本質からかけ離れて迷子になっていましたが、これを機に気持ち新たに初心者のつもりで学び、心身共に健康であることを目指したいと思いました。

 
 

***

私もストイックになっていたことありましたよ。
でも、そんなときって体調がよいので気づかないんですよね。
周りから見たら、変な方向なんでしょうけど(笑)

でも、当時はマクロビオティック関連の書物を片っ端から読んでいましたので、「どうやら食べ方だけではない世界があるらしい」と気づきました。
大事なことは、「こころ」の方はどうなの?ということです。

健康になった体と心で、どんな生き方をしたいの?
そんなところまでたどり着けたら素敵ですよね。

「人生を愉しむ」生き方。
陰陽でそんなことが実現できますよ。
大いに期待して、一緒にそんな世界を覗いてみましょう。

 
 

実はね、マクロビオティックは桜沢先生が、青少年に希望を持たせようとして説いた面もあるのです。
ですから、目的を見失っている人や、生き方に戸惑いを覚えているとき、人間関係に困っているとき、あるいは精神的につらいときなど、あらゆる場面で陰陽は生きてくるのです。

正直に言うと、私もまたこの陰陽で今も助けられています。
陰陽で物事を考えると、平和裏に座りのよいところに着地するので、心に平和が訪れるんですよ。
これがこの考え方の素晴らしいところだと思っています。

別に新興宗教ではないのですが、まるで宗教であるかのように心に響く考え方が出来るようになります。
これはこれで自分の精神面に柱が出来るので、強い生き方が出来てよいと思っています。
その結果、穏やかな日々になるのがいいなあと思います。

 
 

(マクロビオティックガイドブック 体と心をはぐくむ食養生)

 
 

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