「むそう塾」には色々なかたが来られます。
出産を機にマクロビオティックを知って、その流れで玄米ご飯を美味しく炊きたいと思われた方が「愛クラス」に参加してくださることも多いです。
そんな方を見ていると、私が子育て中に感じていたことや実行していたことが、少なからずご参考になることがあるように思って、このようなカテゴリーも設けています。
先日も、現在中川さんのブログで玄米投稿中のSuさんが私のブログ記事を読んでくださったようで、嬉しいコメントをくださいました。
彼女と同じ思いの方はたくさんいらっしゃるはずです。
そんな方のために書いた過去記事をご紹介しておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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まず、過去記事とダブりますが、Suさんに差し上げたお返事からご紹介します。
◆Suさんへ
そうなんです。
上のお子さんを納得させてから下のお子さんのお世話をするのです。
お子さんが二人出来たからと言って、お母さんの愛情が二分の一になってはいけないのです。
上のお子さんも100%、下のお子さんも100%。
これが子育てにおける愛情配分の極意です。
これはね、何も特別なものではないんですよ。
人間の心理の基本です。
たとえば、あなたが恋愛中だったとします。
男性はあなたに「愛してるよ」と言っておきながら、他の女性にも「愛してるよ」とささやいたら、あなたはカー!っとしませんか?
それよりは「君だけだよ」と言ってくれた方が、どれほど嬉しくて幸せでしょう?
お子さんも同じです。
何人お子さんがいても、「君だけだよ」の姿勢が基本なのです。
しかし、お子さんは親より力関係が弱いから、つい親は自分の支配下におこうとするのですが、お子さんの心理は恋愛中の男女と変わりません。
それは好きな人に愛されたい気持ちが、大人と何ら変わるところがないからです。
どんなに不出来な親であっても、子供は親のことが好きなものです。
それは子供の生きようとする本能がそうさせるのかもしれませんね。
ですから、上のお子さんに我慢させるのではなく、納得させて子育てをしてください。
上のお子さんが「お母さんは僕(私?)のものだけど、今は弟(妹?)にちょっと貸してやるんだ」くらいの気持ちにさせた方がうまく行きます。
間違っても、「お兄(姉)ちゃんでしょ、我慢しなさい」と言ってはいけません。
我慢しなさいと言った場合、一瞬その場で大人しくなったとしても、その手はいつまでも使えません。
無理やり我慢したものは、性格形成上大きな影を落とします。
必ずどこかで不満が噴き出してきます。
こんなことを頭に入れて子育てをしてみてくださいね。
◆過去記事
・子供はいつだって「 i n g 」!
・赤ちゃんとの会話・上の子供の納得