氣を生きる

「氣」
マクロビオティックをするようになってから、この「氣」という文字につくづく感心する。
米の文字が含まれることに。
独身時代からしていた野口整体でも、この「氣」を大変大事にしていた。
というより、野口整体は「氣」そのもので成り立っている。
友人と一緒に始めた野口整体。
友人は指導室の先生になった。
私はマクロビオティックがプラスされたけれど、共に「氣」を大事にしながら生きている。
友人は野口整体をするようになって、180度変わった。
常に「氣」を意識するようになった。
もちろん元々の気質はあるが、深く穏やかになった。
そんな今の友人が好きだ。
「むそう塾」で始めた「陰陽ひとり立ち講座」。
今月で最終回を迎える。
3ヵ月で陰陽の基本を身につけて、体も心も変わってもらおうというこの企画。
私にとっては新たに仕事が増える自殺行為的な企画だったが、受講者の温かい目に支えられてここまで来た。
お返事の記事が遅くなって、本当に申し訳なく思っていた日々でもあった。
その結果、ブログにいただいたコメントもお返事が滞る始末。
本当に申し訳ない。
しかし、食事だけに捉われないで、「氣」を意識してもらうようになってから、ググっと変わってくれた人が何人もいた。
とかくマクロビオティックというと、食事面だけに目が行っている人が多い。
本もそのように作られたものがあったり、マクロビオティック教室でもレシピにばかり力を入れていたり、あるいはマニュアル化された氣のこもらないマクロビオティックもどきを教えていたりする。
しかし、マクロビオティックとは「氣」そのものを論じるものだ。
それを抜きにしてのマクロビオティックはあり得ない。
人間の内面に入って、それを深く掘り下げてこそマクロビオティックを生きることになる。
今はそうでないマクロビオティックもどきが多くて、心を痛めた結果「陰陽ひとり立ち講座」を始めた。
12月にはその大きなマクロビオティックについて話そうと思っている。
                *    *    *    *
生きるとは、本来「氣」を生きることでなければならないはずだ。
元気・病気・陽気・陰気・気持ち・活気・気色悪い・根気・気合い・本気・運気・上気・気づくなどなど、氣を意識した言葉がゴロゴロ出てくる。
さらに、気候・湿気・空気・寒気・気流などなど、自然現象にまで気の文字が使われるということは、これらが人間の氣のありように影響することを知っているからなのであろう。
だから氣を意識すると、人生を何倍にも濃くすることが出来る。
じゃ、どうすれば氣を意識できるのかって?
うふふ。
それはね、24時間いつでも氣に支配されていることを認めることからスタートかな。
その氣には、意識した氣と無意識の氣があって、最初は意識した氣を、次は無意識な氣をコントロール出来るようになるよ。
無意識な氣なんてコントロール出来ないと思うだろうね。
でも、ある程度、いやかなりコントロール出来るよ。
なぜなら、無意識は意識と表裏一体だから。
この表裏一体を操って生きることを、私は「氣を生きる」と呼んでいる。
氣に負けそうになったら、操ってごらん。
人生を自分の足で生きているような氣がするから。
そうすると、自信がついて来るよ。
悩まなくなるよ。
操る方法はいくらでもあるよ。
マクロビオティックの陰陽もその一つだね。
「陰陽読みの陰陽知らず」にならなければ、それが可能になるよ。
それでこそ、「陰陽ひとり立ち」なのだ。
さあ、ひとり立ちの日は近づいて来たよ。
頑張って!


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京都へ

今日の関東は雨でした。
寒い一日で、駅で電車を待っていると、とても冷えました。
今、京都に向かう新幹線の中です。
窓には雨がバシバシ音を立てて当たります。
明日のお弁当講座には、遠くからご参加くださる方がいます。
乗り物は大丈夫でしょうか?
会場はお料理が腐らないようにするため、暖房は最低限しか出来ませんので、どうか暖かくしてお出でくださいね。
特に足元が冷えないようにしてください。
中川さんは新しくなったキッチンで、今夜は徹夜でお料理を作ってくれます。
どのようなお料理が並ぶのかは、明日になってみなければ分かりません。
お楽しみに♪
とっても好評だった「お弁当講座」は、これが最後です。
今後開催する予定はありませんが、ラブコールは多くの方から寄せられています。
どうなりますことやら。。。。


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頑張った甲斐がありましたね(陰陽ひとり立ち講座 投稿57)

<陰陽2-3さん>


ん?
今回の投稿は質問投稿だったのかな?
(笑)あなたらしい。
まず、ご自分で考えてみる。
そこがあなたの素晴らしいところです。
そこで出された結論を実行してみたら、なおよろしかったのに。。。
残念・・・。
マクロビオティックは実践哲学なのでね。


・汗による塩抜きは正解です。
・お湯は海水濃度でなくてもOKです。
ただし、入浴前に少量の梅醤番茶。
これは重要です。
しかし、これだけでは身体の奥深くに溜まった古塩を抜くには片手落ちです。
お料理からも攻めましょう。
いわゆる動物性の毒消しになるものを摂るのです。
あなたはきっと魚などの塩分が多かったと思いますので、魚の毒消しになる大根料理をたくさん食べましょう。
切干大根は、身体を冷やすことなく塩抜きが出来る良い食材です。
お肉などには、そちらなら玉ねぎ料理が効果的です。
・お味噌汁/薄味料理はいい線行ってますが、ちょっと詰めが甘いかな?(笑)
内観についてはメールをしましたが、あそこに書いた方法でなさってください。
あれこれ調べて余計な知識を入れた方法にすると、私の望んだ効果が出なくなってしまいます。
ご注意を。
<陰陽1?5さん>

>1週間連続で便がつながった状態で出てくるようになり、以前のような残便感もなくなった。
>多いときでバナナ2本半ほどの量。
>ありがたく、いとおしくしばし見つめてしまう。
>肌の方への反映は、わずかだが顔の炎症感が減ってきていることに気がついた。
ふむふむ。
そうなんです。
そうなるはずなんです。
身体は正直ですね?。
>そして、海苔を意識して食べるようになって、口角炎がなくなった!
>わざわざサプリメントなんか買わずとも、こんなに身近にあるものでよいのだと実感した。
はい。
だから、1日に1枚の海苔を!
と言っていたのですよ?。
体験していただけて良かったです。
サプリメントは買わないでくださいね。
あれには結構うんちくもありますが、またの機会にお話ししましょう。
>食事日記を始めて1ヶ月目は、とにかく一生懸命料理をし、記録し、体調を見、とめまぐるしかったが、2ヶ月半がたち、自分に無理なく取り入れることを考えるようになった。
ほらね。
最初の1ヵ月は大変ですよ?と言いましたが、その後はペースが作れるようになったでしょ?
真面目に取り組んでくれたあなたに感謝いたします。
>おかずなどは作りすぎるより、むしろ少なめのほうが良いのだし、品数が少なくなっても手と気をかけたぶん、「おいしい!」と家族が言ってくれるようになった。
これが「氣」というものですね。
「氣」でお料理をすることが出来るようになったら、最高の主婦です。
試行錯誤しながら取り組んでくださったあなたに、「氣」というものが備わったら、怖いものなしになりますよ。
今月はもっと大きな「氣」についてのお話をしますから、ぜひそれを通じて人生を考えてみてください。
そうすればアトピーに向かう姿勢も変わって来ますよ。
それにしても嬉しい変化です。
頑張った甲斐がありましたね。
ご質問について。
お便りの状態は刻々と変化します。
あなたの腸はまだ工事中と同じなので、理想の状態に近づくには、一にも二にも消化吸収力と表裏一体の関係にあります。
玄米ご飯はしっかりアルファ化されていますか?
見直すポイントは食事日記でも指摘しましたので、引き続き食べた物との関係を観察しましょう。
粉物はいかがですか?


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マクロビオティックと生命保険(陰陽ひとり立ち講座 投稿56)

<陰陽2-9さん>
細かく分析した内容をお送り下さいまして、ありがとうございました。
結構お時間がかかったことと思います。
総括の意味を込めて書かれていたのが、あなたらしいと思いました。
>1ヶ月ほど前にあれ程分からないと凹んで落ち込んでいましたが、シンプルに最初の感情を自分の行動に生かすような意識になってきています。
>こんな簡単(シンプル)なことだったのですね。
>宇宙の法則に従える素直さということなのでしょうか。
素晴らしい!
そう、簡単なことなのです。
でも、この簡単なことを出来ない人が、今は多いのです。
あなたもそのお一人でした。
マクロビオティックとはね、「宇宙の法則=自然」に沿って生きることなんですよ。
だから、単純に「宇宙=自然」と一体になって生きればいいのです。
お手本はすべて自然界にあります。
自然界はあれこれと難しく考えません。
ある意味で単純です。
あなたは書かれています。
「シンプルに最初の感情を自分の行動に生かすような意識」と。
これが大事なんです。
瞬時に感じたままの行動をとる。
そしてその行動が軽はずみでもなく、間違いでもなく、衝動でもなく、整った氣の結果であることが理想です。
それらが出来るためには、日々のありようが大切なのです。
それには芯の陽性さがものを言います。
>神社仏閣のお掃除やお料理など毎日の暮らしの考え方と同様ですね。
>毎日の自分の行為が大きな流れにつながっていく。
はい、そのとおりです。
だからこそ、マクロビオティックではお料理やお掃除を大事にしているのです。
日々をきちんと送れない人が、どうして大きなことが出来るでしょう。
もし一時期華々しい生き方が出来たとしても、それは長く続くものではないでしょう。
なぜなら、基本を怠っているからです。
それは砂上の楼閣と同じことです。
しっかりした土台を作ってこそ、その上に大きなものが築けるのです。
一瞬、一時、一日。
物事の最小単位だと思いませんか?
ご質問の件です。
>美風さんは生命保険についてどのようにお考えでしょうか。
結論から申し上げます。
生命保険については、必要性を感じません。
夫が自営業であることから、事業のことも考えて、我が家はかつて月々の保険料が20万円近くかかっていました。
しかし、私がマクロビオティックを始めてから、生命保険は不要と考えるようになり、夫の分も私の分もすべて解約しました。
マクロビオティックを始めてから3ヵ月目くらいのことです。
今は保険と名のつくものは、自動車の保険しか入っていません。
そもそも保険は人間の不安心理の上に成り立つものです。
「万が一」というのがそれを良く表していますよね。
しかしマクロビオティックをすると、不思議なほど不安はなくなります。
その結果、「万が一」の認識が変わってしまうんですね。
つまり、お金に対する考え方が変わるから、「万が一」も変わるのです。
そして根底には、価値観の変化があります。
価値観が変わったからこそ、生命保険の認識が変わるという構図です。
余談ですが、生命保険を解約した時に思いましたよ。
「ああ、これで何も頼るものがない。真剣に自分と家族の健康を守らなくちゃ。」
気持ちが引き締まったのを覚えています。
そして腹をくくりました。
もちろん今もその気持ちに変わりはありません。


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岡部賢二先生とクリスマスイブのランチ会 in 西千葉「陽菜」

関係者から原稿をいただきましたので、ご案内いたします。
岡部賢二先生とクリスマスイブのランチ会 in 西千葉「陽菜」

『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』(ムスビの会刊)や、『月のリズムでダイエット』(サンマーク出版刊←吉度が編集)の著者で知られるマクロビオティックの指導者・岡部先生と、イブのランチをご一緒しませんか?
お料理は、マクロビオティックコースランチ・クリスマスバージョン。穀物と野菜の滋味をいただきながら、クリスマス限定マクロスイーツを楽しみながら、岡部先生のお話をゆっくりとうかがいます。
テーマは、『2010年からの生き方、暮らし方のヒント』
一人一人が、心に大きなクリスマスプレゼントを持ち帰ることになるはず。
日  時:12月24日(木) 12時半?14時半
場  所:マクロビオティックレストラン 陽菜
        総武線西千葉駅より徒歩3分
        地図 http://www.natural-hina.jp/45.html
参加費:3300円
定   員:16名
 
申込み:ORYZA(オリザ)まで
      E-mail:moon@e-oryza.com
<岡部賢二(おかべ・けんじ)先生のプロフィール>
1961 年、群馬県生まれ。日本玄米正食研究所所長。フードアンドメディカルコンサルタント。大学在学中に渡米し、肥満の多さに驚いて「アメリカ社会とダイエット食品」をテーマに研究。日本の伝統食が最高のダイエット食と気づいたのち、「正食」と出会い、松岡四郎氏(正食協会元会長。世界にマクロビオティックを広めた桜沢如一氏の直弟子)から指導を受ける。正食協会講師として活躍後、2003 年、福岡県の田舎に移り住み、日本玄米正食研究所を開設。農業の勉強のかたわら、マクロビオティックの講演やプチ断食セミナーで全国を回っている。05 年、「ムスビの会」を発足。06 年、セミナーハウス「四季の舎ながいわ」を開校し、マクロビオティックレストラン「ながいわの郷ムスビ」をオープン。趣味は畑仕事。著書に『マワリテメクル小宇宙?暮らしに活かす陰陽五行』(ムスビの会刊)、『月のリズムでダイエット』(サンマーク出版刊)がある。
ムスビの会ホームページ http://www.musubinokai.jp


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