桂剥き注意報!

<中川さんの言葉より>
練習と言うのは、「毎日 紙一枚分の上達を重ね、ある日気がつけば未踏の高みに居る」ものなのです。

桂剥き投稿が始まってから、笑える(失礼)桂剥きが続々と送られて来ます。
と同時に指を切る人も続出しています。
幸せコースの「切る」授業では、「指を切らない方法」をお伝えしました。
桂剥きも中川さんに教えられたとおりに剥けば、絶対指を切らないはずなのですが、どこかでご自分の癖が顔を出すんですね。
この場合の癖というのは、右手で左に進むというものです。
(以後、左利きの方は反対に置き換えてお読みください。)
右手はあくまで上下にしか動かしません。
桂剥きと言っても、正確には右手で剥き進むものではなく、左手で大根をまわし送りするものです。
まわし送った大根の先には、上下に動く包丁の刃があって、それで大根が剥かれてしまうことになります。
右手は面圧をかけながらの上下運動、左手は右側の刃に吸い込ませるような気持ちで、大根を滑り込ませるのです。
これを同時に行なうのが桂剥きです。
こちらのユーチューブでは、「上げる上げる」と、「送る送る」を別に言っていますが、正確にはこれを同時にするのです。
つまり、包丁を上に上げる時に大根を送るのです。
そして、包丁が下に下がる時に両手の間隔があきます。
親指はセンサーとして、大根の厚みをキャッチします。
ですから、指を切って絆創膏を貼った手では、正確な桂剥きは出来ません。
こんな時には怪我が回復するまで、イメージトレーニングしましょう。
右手の動きと左手の動きを別々に練習するのです。
その時にはユーチューブを繰り返し見て、動きを目に焼き付けましょう。
このユーチューブは、怪我をしたときだけでなく、疲れた時にもご覧ください。
疲れると集中力が欠如して来ますから、そんな時にはまたグサッと切ってしまいますし、剥き方も乱れて来ます。
               *    *    *    *
桂剥き中に右肩が凝る人がいます。
この方達は右手の親指と人差し指に力が入っています。
親指・人差し指はあてがう程度にして、中指・薬指・小指の方を意識してください。
そうすると肩凝りがなくなるはずです。
また、右手の包丁は「面圧」といって、大根に軽く押し当てる気持ちで。
これによって大根が下に落っこちない程度の圧です。
左手の大根は小指が支えていますから、絶対に下には落っこちません。
決して力を入れず、軽やかにまわしましょう。
また、左手・左肩が痛くなる人もいます。
このような人は、大根を力を入れて握っています。
大根は握る感覚ではなく、指の腹で触る感覚でまわします。
こんな練習は指を切ってしまっても出来るので、とにかく一日も桂剥きから氣が離れないようにしましょう。
意識が薄くなった時から進歩は止まります。
なお、桂剥きの練習に使った大根は、大根には申し訳ないけれど捨ててください。
上手になるまでの一時期は、どうしてもそのように処理しなければならない時があります。
それなくして上達はあり得ません。
勿体ないからと言って、大根を食べるだけしか剥かない人は、いつまで経っても上達しません。
また、桂剥きした大根をせっせと食べている人がいました。
講義中にも注意しましたが、これをすると体調が崩れます。
すでに体調が悪くなっている人がいます。
お気をつけください。
             *    *    *    *
上記のようなことに注意しながら1ヵ月間、長い人生の1ヵ月間だけでも、必死に桂剥きに向き合ってみましょう。
そこから新たな発見が必ずあります。
中川さんがIsさんに宛てたブログ上でのお返事がとても参考になりますので、下に引用します。
<中川 → Isさん>

Is(25-2)さん こんにちは
がんばってますね。
桂剥きなんてやらせるマクロビオティックの料理教室なんてないでしょうね。 
出来なくてもマクロビオティックはできます。
でも出来た方が料理が美味しくなって、自分の感性がクリアに研ぎ澄まされる事は間違いないのです。
KYや無神経やガサツ、礼儀知らずなどが改善されるのです。
何百人もプロの修業を見て来た経験ですから本当です。
あなたは神経質なほど細やかな心をもっていますから、頭で考えないで感性と身体で覚えるだけですね。

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コメント

  1. 夏目 より:

    美風さん おはようございます。
    絆創膏をしながら剥いていました(大汗)
    イメージトレーニング、エアー桂剥き、大根まわし等
    出来る事を確実にやっていきたいと思います。
    そろそろ傷も治ってきたのですが、まずは大根は欲しいという方がいらして、喜んでもらって
    下さるのです。下手くそな千切りなのに・・・・・

  2. Is より:

    美風さん こんにちは。

    いつも塾生を思って下さる記事をありがとうございます。

    玄米炊飯もそうでしたが、
    桂剥きでも、今の自分をうつす鏡だなあと感じています。

    頭で考えない

    もろ、でちゃっています。
    でも、本当に桂剥きが出来た時、私のこの癖もクリアになっていきそうな気がしています。

    そして、

    「気がつけば」

    これは練習に限らず、色々なことに当てはまると思いました。

    この記事を先程印刷させていただきました。
    キッチンに貼ります。

    本当にありがとうございました。

  3. 絹子 より:

    美風さん こんにちは。

    こんなにたくさんの、
    愛をありがとうございます。

    明日がほんとうに楽しみでなりません。

  4. マクロ美風 より:

    夏目さん、こんばんは。
    ザックリ切ってしまったのね~。
    やっぱり想像どおりでした(笑)
    落ち着いて、急がず、丁寧に。

  5. マクロ美風 より:

    Isさん、こんばんは。
    あなたの頑張りは素晴らしいです!
    その調子で1ヵ月間挑戦し続けてください。
    大きな変化を感じ取ることができるでしょう。
    これはあなたの財産であると同時に、自信にもなります。

    紙一枚の上達を体験しましょう。

  6. マクロ美風 より:

    絹子さん、こんばんは。
    明日がワクワクですね~。
    さて、どんな展開になりますことやら。
    楽しみにしています♪

  7. テ Su(22-7) より:

    美風さん こんばんは
    私も左の親指を切ってしまった一人ですが、絆創膏をして一生懸命練習していました。
    実際に剥かなくても、他にもできることがありますね。
    手の動きなどの解説、ありがとうございます!とても解りやすく、いくつかの疑問が
    スッキリしました。プリントして、動画とあわせて何度も読もうと思います。
    私も自分のガサツが治ることを夢見つつ、頑張って剥いていきます。
    そういえば、桂剥きはドヘタですが、包丁を研いだおかげで料理をする時切るのが楽しくなってきました。なんて細かく切れるんだろうと(笑

  8. ka(36-4) より:

    美風さん、いつもありがとうございます。

    いつか、わたしも幸せコースに通いたいとおもっていつも桂剥き投稿を見ています。

    桂剥きはあまりしたことがなかったので、自分でもお味噌汁に入れるだけなのですが、やってみて、
    「これは、むずかしい」と心底思いました。

    包丁の研ぎ方も知らないので、危ないかも、とおもって、今はお休みしています、というか、玄米の方がわたしには!!!はい、正念場で。

    >でも出来た方が料理が美味しくなって、自分の感性がクリアに研ぎ澄まされる事は間違いないのです。
    KYや無神経やガサツ、礼儀知らずなどが改善されるのです。
    何百人もプロの修業を見て来た経験ですから本当です。

    このことば、なにか刺さりました。

    わたしに足りないのもこれかもしれません。

    この言葉と今日のコメントを頭においてあした炊飯してみようと思います。

    いつもありがとうございます。

  9. 中川善博 より:

    Ka(36-4)さん こんにちは
    よく 気付いて下さいました。 
    ブログを続けていて時折「思いが届いた!」という瞬間があります。
    あなたのこのコメントを読んだ時がそうでした。
    あとは優しくふっくら炊くだけですね。
    「大胆に繊細に」

  10. マクロ美風 より:

    テさん、おはようございます。
    あらら、テさんも指を切ってしまいましたか~。
    早く治りますように。

    この記事が何かお役に立てたようで、嬉しいです。
    動きを言葉で伝えるのは難しいので、どうかなと思っておりました。
    ところで、包丁が切れるとお料理が美味しくなるんですよ。
    1期生の方々も経験されて、包丁研ぎのあと報告してくれました。
    テさんも楽しみに頑張ってください。

  11. マクロ美風 より:

    Kaさん、おはようございます。
    中川さんからのコメントもいただけて、良かったですね。
    必死にご自分と向き合おうとされるあなたのお気持ちが、痛いほど良く分かります。
    この真剣さは必ず実を結びますので、1回1回の玄米炊飯に氣と心を込めてください。
    最初は意識して。
    そのうちに自然に出来るようになれば、あなたは本物になるでしょう。

  12. ka(36-4) より:

    はい、ほんとに、ありがとうございます。

    桂剥きと関係ない人間がコメント欄をお借りして、なおかつ中川さん、美風さんから温かいコメントもいただいて、感激です。

    なんか、感激屋になってきました。

    今日はばっちりのご飯が炊けました。

    ありがとうございます。本当に感謝するとこの言葉しか出てこないものですね。

  13. マクロ美風 より:

    Kaさん、おはようございます。
    お!
    いい感じの玄米ご飯が炊けましたね。
    素晴らしい!
    この状態がキープ出来ますように。
    ぶれないあなたになって下さいますように。

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