思い出します、あの日のことを。
昨年の12月1日のお昼でした。
「第31回 愛クラス」の受け付けを開始したところ、23名のお申し込みがありました。
定員は10名です。
私が申し込みフォームのリンクをはずす迄の2分間の出来事でした。
さあ、どうしましょう。。。
椅子は10個しかありません。
備考欄に書き込まれている状況を判断すると、ひと月後の愛クラスにしてくださいとも言えないような切迫感が。。。
溢れた13名にお電話をかけました。
「新たな日程を設けますがご都合はいかがですか?」と。
その新たなクラスは「第32回 愛クラス」となりました。
そこでの受付番号1番になったのがYa(32-1)さんです。
彼女は「自分を変えたい」一心で、2009年12月1日に愛クラスに申し込まれました。
その後シコマチックTプラスを購入して、新しい年に備えました。
さて、待ちに待った2010年1月26日。
愛クラスの自己紹介で、彼女は驚きの言葉を発します。
主食をしっかり食べましょうと指導するむそう塾とは、対極の世界のお話だったからです。
でも、彼女の真剣さが伝わって来て、何とかして本来の健康を取り戻してほしいと強く思いました。
* * * *
さて、玄米投稿が始まります。
Yaさんの投稿文と共に、玄米投稿中の変化を追ってみましょう。
(抜粋)
【1月28日】(初投稿)
わくわくどきどきしながらの炊飯でした。
ピンが15分で落ちた時は「あちゃー」と残念でしたが、とても楽しい時間でした。
仕事が不規則勤務なので、投稿時間や炊飯時間が一定しないと思います。
ただ、どんな時間でも澄んだ気でお米に向かうつもりです。
中川さんの温かい手にサンドイッチしてもらい、よい気をいただきました。
がんばります!
【1月29日】
写真ですが、まだピンボケしています…。
脇をしめて体を固定させて、米粒が鮮明になった時にシャッターを押しているつもりなのですがうまくいきません。
もっと練習します。すみません!
【1月30日】
今日は夜勤です。
玄米おにぎりを持って出勤します。
よろしくお願いします。
【2月1日】
今日は長いです。
愛クラスを受講した時、以前炭水化物ダイエットをしていたことを話しました。
「炭水化物=太る」と考えていたからです。
誤った認識とわかってからも、炭水化物、特にお米を食べることに強い抵抗感がありました。
パンは食べるのに、お米は食べない。家族と食事をするときもおかずだけ。
1回もご飯を食べない日もざらでした。
でもどこかで自分は間違っている、と思っていました。
体が徐々に悲鳴を上げ始めたからです。
手足の冷えが年々強くなる。ここぞという時に頑張れない。
ダイエットのときは拒食だったのに、ここ3年ほど過食に悩まされるようにもなりました。そんな時、むそう塾に出会いました。
どうしようもない自分の弱さをどうにかしたい、普通の食生活を送りたい、という思いが、愛クラスの受講を決断させました。
今日、初めてお米に話しかけました(心の中で)。
「今まで避けていてごめんなさい。あなただけを残すようなことをしてきてごめんなさい。
勝手なようだけど、あなたをふっくらもっちり炊いてみたい。仲良くしたい。
あなたの命をいただいて、私の命を支えて欲しい」
お米の声は聞こえませんでしたが、音と湯気と鍋の中のお米を想像して炊きました。
前回の助言の通り、しっかりオーバーフローさせてからすぐに弱火にしました。
初めて圧が24分もちました。(ソフトランディングには程遠いハードランディングでしたが)
少し硬さを感じましたがおいしかったです。何だか涙が出てきました。
玄米の声を聞こうとする。
中川さんのアドバイスを最大限生かすように努力する。
それだけで、玄米は応えてくれようとしました。
今までかたくなで、自分のことばかり考えていたようです。
どれだけ自分が、いろんな物や人に支えてもらっていることでしょう。
玄米に、中川さんに、ご飯を食べない私を心配し、それでもご飯を作り続けてくれた母や家族に謝りたい。そして「ありがとうございます」と心から思いました。
家族にふっくらもっちりの、私の思いのこもったご飯を食べてほしい。
それまで頑張ります。
長くなってすみません。
そして、これからもよろしくお願いします!
【2月4日】
今日はちょっとだけ玄米が振り向いてくれたような気がします。
「前よりもやわらかく炊かせてくれてありがとう」
そんな気持ちでした。
朝3合炊いて、お弁当に持っていったりはしたのですが、帰ったらすっからかんでした。
食べてくれた両親に感謝。
炊飯を教えてくださる中川さんにも感謝。
ひたすら炊きます。
【2月6日】
中川さん、炊飯が楽しいです。(修行中なのに…笑)
火にかけている間、鍋の中を想像するとわくわくします。
五感を使って炊いている感じがとても好きです。
今日は、火加減を少しだけ弱めてみました。
蒸らし終わってレバーを下げると、「しゅ」とささやく蒸気が出てきました。
初めてのソフトランディング。嬉しさがこみあげてきました。
もっともっと自分を開きたいです。
ご指導、よろしくお願いします。
【2月9日】
仕事で遅くなり、こんな時間になりました。
今日見ていただけないのが残念ですが(泣)…よろしくお願いします!
今日の玄米からも良い氣をいただきました。
沸騰しているとき、まるで玄米の氣が(つまり農家さんの氣が)私に注いでくるような、そんな感じがしました。
この氣を受けとめて炊きたい、と思いました。
愛クラスの受講から、毎日玄米を食べています。
ずっとお米を避けてきたのに…自分でも驚いています。
初めは食生活を変えたいという思いから食べていたのですが、今は違います。
ただ、おいしいから。それだけなんです。
もっともっとおいしく、中川さんのように炊きたいです。
【2月11日】
夜勤明けの炊飯です。やや陽気になっていましたが、落ち着いて炊けました。
よろしくお願いします。
炊き方は今までと同じにしました。ですが、炊きあがりは違いました。
水をしっかり含んでいて、でもべちゃべちゃではない。
これが中川さんのおっしゃる、「私に合う」「フィット感」ということか、と実感しました。
【2月13日】
今週は勤務が忙しく、投稿が2日もあいてしまいました(泣)
投稿ができないこともそうですが、それ以上に炊飯できない、おいしいご飯が食べれないということがストレスでした。
どうやら一過性ではないお米好きになりつつあるようです。
今日はアドバイス通り、火を弱めてやさしい炊きあがりをめざしました。
この間パスポートをとられた32-8さんのようなイメージがありました。
赤ちゃんをあやす時に歌を歌うことがあります。今日は鍋の前で思わず歌っていました。
「やさしく炊く」難しいけどこういうことなのかなあ、と思いながら。
思いや氣は本当に伝わりますね。この玄米が私に合っているからでしょうか。
今回はいつもより仲良くなれたような気がします。
【2月17日】
今日も楽しく炊飯できました。
なかなか毎日炊けませんが、その代り1回1回を大事にしようと思っています。
また、他の塾生のかたの玄米投稿は毎日欠かさず見て、勉強させていただいています。
お便りの件ですが、ここ2日ばかり、ケースが減ってきました!
「ケースも残らないようなご飯」は自分には無理なのでは、と思っていました。
でも本当に「やればできる!」ですね。
これから夜勤です。しっかりご飯を食べて頑張ってきます!
【2月19日】
最近寒さがぶり返し、火加減や浸水時間に大きく影響するのがよくわかります。
毎回新たな気持ちで炊かなければ、と気が引き締まります。
台所がいつもより寒かったせいか、いつもの火加減では湯気のくゆりがなかったのです。
微調整したつもりでしたが、やや強かったのですね…。
どんな季節でも、もっちりふうわり炊きたいです。
変化に対応するには、もっと五感を鍛えないといけませんね。
今日もひとつ、学ぶことができました。
【2月21日】
スケジュールが立て込んでおられる中、恐れ入ります…ご指導よろしくお願いします。
今日は本当においしかったです。一人で感動していました。家族は「普通においしい」という反応でしたが。
御飯に、お米に、中川さんに、農家さんに、家族に、いろんな人に「ありがとうございます」と食べながら思っていました。
お通じも快調です!
【2月23日】
今日も御飯を炊くことができることに感謝です。
最初は、生活の中で、時間をやり繰りして炊飯時間をひねりだそうとしていました。
でも最近は、いい意味でそれが当たり前になってきたというか…生活の一部になりつつあります。
ただシンプルに、おいしい御飯が食べられないと我慢できないだけなのですが(笑)
【2月25日】
良い氣で炊けました。
前回よりも柔らかく炊けました。
美風さんのブログで紹介されていた、スティーブ・ジョブス氏のスピーチを見て心に響くものがありました。
「Stay hungry.Stay foolish.」じゃあ、私は今日は炊飯に「foolish」になろう!
そんな気持ちで炊きました。
炊飯中、たしかに中川さんとつながっていたと思います。
背後に仁王立ちで腕組みをしている師匠の姿が…嘘です。
でも本当にそんな気がしたのです(笑))
24分蒸らした後は、「しゅ」とささやく湯気が出てくれました。
「氣で炊く」ということはどういうことか、少しだけ体感できたように思います。
【2月28日】
今日は仕事が休みでしたので、ゆっくりと炊くことができました。
ふうわりもっちりのバランスが取れた…いえ、そんなことよりただ、おいしかったです。
以前、中川さんに「…絶対にあなたは変わります。玄米大好き健康人間になります。そして慈愛に満ちた人格者になるでしょう。…」と助言をいただきました。
その時は、変わりたいけど本当に変われるかなあ、という気持ちでした(すみません…)。
ですが今日の御飯を食べていて、「こんなに美味しいものを食べていたら、本当に私、幸せになってしまうかも」と思ってしまいました。
主食をきちんとできるということは、幸せな、まっとうな生き方をすることの第一歩なんですね。
前回、中川さんに「文句無し」と言っていただいたので、今回は逆に緊張しました。
2日間、投稿があいてしまったことも不安でした。
玄米がその気持ちをカバーしてくれたような炊きあがりでした。
ありがとうございます。
* * * *
そしてYaさんはパスポートを取得されました。
パスポートを取得された時のYaさんのお気持ちを、中川さんのブログからコピペします。
「中川さん おはようございます。
この一か月、玄米の美味しさに(やっと)気づき、なんとか仲良くなりたいと取り組んできました。
今は、ほかほかの御飯が食べれることが本当に幸せです。
中川さんには炊飯だけでなく、主食の大切さ、感謝の気持ち、氣を整えること…御飯にとどまらない、人生に関わる大切なことを教えていただいたと思います。
便秘薬も手放しました。
御飯を食べていれば、とても氣が穏やかであることも知りました。おおげさではなく、私の人生にとって大きな一か月でした。
パスポート…嬉しいですが寂しいです。これからが正念場ですね。
本当にありがとうございました。」
<マクロ美風より>
心からおめでとうと言わせてください。
助産師さんというハードなお仕事の合い間に、Yaさんは間違いなく別人に生まれ変わりました。
便秘薬にもサヨナラが出来たそうです。
その間1ヵ月の出来事でした。
やれば出来る!
15回の炊飯で、彼女はしっかりとした人生を歩み始めました。
5月からは幸せコースで、より深い感動に浸りましょう。
素晴らしい氣の交流を楽しみにしています。
なお、15回の投稿で玄米ご飯がどのように変化して行ったかは、中川さんのブログで「あるパス取得者の歴史」として写真が掲載されています。
ぜひご覧ください。
きっとパス取得者も玄米投稿中の方も、大いに刺激を受けることと思います。