覚悟

今月の座学では判断力のお話をしていますが、難しく考えないで日常生活に落とし込んで勉強したいと思っています。
生きている限り人間はいつも判断して、決断して、その結果行動しているのですが、なかなか思うとおりにならなかったり、思わぬ事態に遭遇したりして、そんな環境を変えたいと思うこともありますね。
変えたいとは思うけれど、現実には何も変わらない生活を送って、いつも「変わりたい変わりたい」と口にしている人もいます。
むそう塾の幸せコースにもそのような人が沢山います。
変わりたい、でも変われない。
だから他人の力を借りたり、変われるヒントを求めて外に視線を移すんですね。
でもね、変われるヒントはご自分の中にあるんです。
あるけれどそのスイッチを押すだけの覚悟が足りないだけなんです。
つまり失敗を恐れるのね。
私はいつも言います。
失敗したって命まで取られるわけじゃなし、と。
失敗を覚悟で挑めばいいのに、すぐ腰がひけてしまう人が実に多いですね?。
これは小さい時から失敗の経験が少ないからです。
人間は失敗を繰り返しながら学んで成長して行くものなのに、失敗は恥であるかのように考えている人が本当に多いのです。
昨日の幸せコースで嬉しいことがありました。
ずっと変わりたいと思っていたけれど、なかなか変われないでいた塾生さんが、別人のようになって現われました。
幸せコースが始まってからずっとずっとアドバイスしていたことを、見事に受け入れてくださったのです。
いやぁ?、これには相当の覚悟が必要だったと思います。
でも彼女は変わるべきだと判断して、変わる覚悟をしたんですね。
そう、覚悟です。
変わりたいと思っていても覚悟をしていない人が圧倒的多数です。
変わりたかったら覚悟をすれば良いのです。
覚悟を伴った意志が働けば、物事は変わります。
そのレベルに達しないで、変わりたい変わりたいと口だけの人は変われませんね。
意志あるところに成就あり。
口数は少ないけれど、じっくり物事をみつめて自分で判断することが出来た結果、彼女の表情はこんなに素敵になりました。
幸せコースに来られて幸せにならなかったらどうしよう。
中川さんといつも気にしている事だったので、やっとやれやれという気持ちでいっぱいです。
覚悟は腹をくくらねばなりません。
氣が上の方に行っていてはダメです。
丹田に意識をもって行き、深く呼吸をしましょう。
呼吸の浅い人は、深みのある思考が苦手です。
幸せコースの皆さんはあと2回で修了です。
あと2ヵ月で幸せ度をアップしてくださいね。
やれば出来ます。
覚悟の問題です。


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第79次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

私事ですが、マクロビオティックを始めてほどなく、排毒のために2年半の間、両手から血がにじみ、ただれて汁が流れ、お湯もしみるつらい生活をしました。
愛クラスに来られたAsさんは、手が赤くガサガサになってつらそうでした。
他人事とは思えぬその姿に、一日も早く快復してほしいと心から思いました。
せめて玄米ご飯をしっかり吸収してくれるようになったら、快復へのきざしが現われて来るのに。
Asさんは中川さんの思いも胸に、プレッシャーに打ち勝って見事な玄米ご飯を炊いて下さいました。
おめでとうございます。

では、パスポート取得者を発表させていただきます。

<むそう塾 パスポート取得者>


   
Asさん(46−3)

<寸評> 中川善博より

プレッシャーや感情の起伏によって玄米ご飯の炊きあがりに大きな差がでてしまうのが気になり、投稿の終盤はわざとプレッシャーをかけてその中でふうわりもっちり炊いてもらう訓練をしました。
そして見事そのプレッシャーに打ち勝ち美味しいご飯が炊けるようになられました。
お見事でした。 
これであなたは嬉しい時も楽しい時も悔しい時も悲しい時も「美味しいご飯の炊ける人」で居られます。
強い芯ができるでしょう。
おめでとうございます。

*   *   *

(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたAsさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。


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甘いものを食べる前に

甘いものが欲しくなるには理由があります。
ストレスも大きな理由ですが、きょうはお食事との関係でみてみましょう。
塩分の多いお食事をしたあとに喉が渇く経験をした人は多いことでしょう。
でも、お魚やお肉を食べた後にも甘いものが欲しくなったりすることがあります。
この時には添え物のお野菜の量が少ないことも原因になります。
お魚やお肉の中には「古塩」(こえん)と言って、お魚やお肉の中に含まれる塩分が甘さを求めてくるのです。
それは付け合わせに大根やお野菜を摂っていればバランスが取れますので、甘いものへの欲求は減ります。
マクロビオティックを始めて動物性のお料理を減らすと、自然に甘いものへの欲求が減った経験をお持ちのかたも多いでしょう。
それは上のようなカラクリなんですね。
もし動物性のものを食べた場合、あるいは塩辛いお料理を食べた場合、あとで甘いものが欲しくなったら、すぐ甘いものに手を出さないでまずはお水を飲みましょう。
少し(20分くらい)経つと、甘いものがいらなくなっている自分に気づくはずです。
偏っていた体液をお水で薄めて戻してくれるのです。
この時にお水ではなく、甘いものを食べてしまうと、一時的に中庸になったような気がしますが、それは乱暴なやり方で、後でまた違う欲求を呼ぶことがあります。
つまり、また塩分をほしくなることがあるのです。
甘いものはミネラル不足に拍車をかけますので、出来れば瀕雑には摂りたくないものです。
お食事が終わって30分経っても1時間経っても、な?んにも要らない状態。
それがバランスの取れたお食事です。
おかずが出来上がったらお醤油を使う物ばかりだった、なんてことのないように、様々なお味が楽しめる食卓にしたいものです。
それが長い目でみると、真の健康に繋がることを意識してみてくださいね。
マクロビオティックを始めてもなかなか甘いものが減らない人は、味付けの濃淡と動物性の摂取量、それにストレスの存在を考えてみてください。
必ず答えが見るかるはずです。


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掃除と模様替え

東京の拡大放課後で、お部屋の片付けについての相談がありました。
簡単にアドバイスしたのですが、すぐに模様替えをしてメールを送ってくれました。
Before After の写真付きで。
いや?、それはもう別人のお部屋です!
それはそれは見事に片付きましたね?。
私の読みどおり、このお部屋は使いやすくて広かったのです。
今頃彼女はそれを実感されているのではないでしょうか。
もう一人分のお布団が敷けるくらいの空きスペースが出来たと喜んでくれたのが嬉しかったです。
これを散らからないようにキープ出来れば、彼女の氣の流れは相当良くなるはずです。
それにしてもアドバイスをしたのは日曜日。
その日は夜の帰宅ですから、5日以内に決行された陽性さが素晴らしいです。
寒さが和らいでコートが薄くなるように、あなたの生活も身軽にしてみませんか?
彼女の嬉しさを一緒に味わってみましょう♪
<Tさんのメールより> 抜粋

先週日曜日の拡大放課後ではレイアウトのアドバイスをありがとうございました。
今日、念願の模様替えを決行できたので、ご報告させていただきます!
中略
模様替えを決行することができました。
すると、布団を二枚敷けるんじゃないか!というくらい、スペースが出現しました(泣)
もうびっくりでした…
これまでのレイアウトは一体なんだったのだろう…という感じです。
特に机が、とっても使いやすくなりました。

…ちなみに拡大放課後の前は部屋の入り口も塞がり、どうしようもない有様でした…
わたしの場合、これまで何度も部屋の整理整頓、掃除に取り組みながら、いつも元の散らかり具合に戻ってしまうことに悩んでいたのですが、美風さんがおっしゃる通り、そもそもの部屋の使い方自体が、とても下手だったのだと思います。
そして、これまで一見整った風にしてもすぐ散らかってしまっていたのは、動線や、それぞれの家具・物の使いやすさを全く意識していなかったからなのだと気がつきました。
何より、自分自身の動きにくさにとっても鈍感になっていたことに気がつきました。
ちょっとくらい通りづらくても、あるいは物が取りづらくても何とかなってはいたのですが、通りやすく動きやすい方が、圧倒的に「氣持ちがいい!」のですね。
小さな澱みや溜まりで、何気ないストレスが積み重なっていたのではないか、と振り返るきっかけにもなりました。
それから、教えて頂いた、あらかじめ部屋や家具の大きさを測っておいて、配置を机上で決めておくという方法も、
省エネでスムーズに物を動かすのにとっても役立ちました。もう、感謝です…。

DK含め、まだ不要物があったりするので、もう少し頑張ってみます。
氣の流れを意識すると、文字通り動きやすくなるし、
自分自身の氣持ちが良くなって、それが周りにもよい影響になるのですね。
本当に、目から鱗でした!
素晴らしいお話をありがとうございました。
<マクロ美風より>
まだダイニングキッチンが残っているそうですが、ここは一にも二にも動線を意識してくださいね。
平面に広がらずに上下に広がって行く方が使いやすくなります。
動線が短くなるとお料理が手早く出来るようになって、お料理がもっと楽しくなりますよ。
それから室温もアドバイスどおりに出来ると、玄米ご飯が確実に美味しくなりますから頑張ってください。
◆参考記事
視点を変えると
なぜ掃除をするのか?
昔取った杵柄
氣の流れ
お掃除と決断力

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロ美風の家事アドバイス講座 | 6件のコメント

盛りつけ

今月の幸せコースは「盛りつけ」です。
盛りつけは楽しいですね?。
でも、盛りつけが苦手という人もいます。
この差は常々の意識の差にあります。
まず、それ相当のきちんとしたお料理を食べ慣れている人は、目が覚えているので割と上手ですが、それでも決まり事を知っていないと難しいです。
つまり、見ているのとやってみるのとでは違うということですね。
反対に普段まったくいい加減な盛りつけの食事ばかりしている人は、どのように仕上げたら良いのか分からないので苦戦します。
いつも塾生さんと接している中川さんや私は、盛りつけを始める前から塾生さんの盛りつけが想像出来ちゃいます。
そうそう、私は塾生さんのお家が片付いているかいないか、センスのある器があるかないか、失礼ながら想像出来ちゃいます。
だって、玄米投稿にすべて表れていますから。
そして幸せコースで裸の表情を見ていますから。
もう恥ずかしがることは何もありません。
思いっきり盛りつけを楽しんでください。
そして、どんな高級料理店に行っても恥ずかしくないようなマナーを身につけてお帰りください。
今月は知らなかったことを知る月にしましょう。
知ったことを出来るまで高めるためには、常々美しいものに反応したり、美しく盛られたお料理をいただいたり、綺麗なバランスの物を見ることが不可欠です。
たとえば心落ち着く庭には絶妙な配置があり、計算された美しさがあります。
そこには絵画や書にも通じる世界があります。
それらに対する心があるかないかが盛りつけにも表れます。
中川さんの盛りつけは早くて綺麗ですが、これは修業する前からその素質はあったようですよ。
写真ですね。
美しいものに対するアンテナ。
あなたには何があるかな??

それから、私の座学は判断力の話です。
マクロビオティックではとても大切なのですが、普通のお料理教室では触れることなく通過してしまう内容です。
むそう塾生には素敵な判断力を身につけていただきたいので、このお話をします。
判断力を高めて、幸せになって、充実した人生にしましょう。


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