私が20代で出会った野口整体。
創始者である野口晴哉氏は、恐ろしく人間観察の鋭い人ですが、それはすべて体験の積み重ねで得たものです。
野口晴哉氏は「頭がいいというのは勘がいい」ということだと説き、勘を育てる生き方を良しとされました。
代表的なのは子育てです。
今の学校教育には残念ながら、この「勘」の良さを反映させられる場面は少なく、画一的な授業が多くの子供達を疲弊させ、ひいては政治すらも貧弱なものにしてしまうように思います。
野口整体の総本山である「整体協会」のホームページに、勘について語った対談がありますのでご紹介します。
「勘を育てるーー教育における「機」「度」「間」
毎年むそう塾恒例の桂剥き投稿を拝見すると、いつもこの「勘」について考えさせられます。
中川さんの発する言葉を理解できない人、理解できても体現出来ない人それぞれですが、そこには間違いなく次のことが言えます。
「野口:こうしなければならない、こうしてはならない、こうしては笑われる、こうしたら褒められるというのは、みんな勘を鈍くします。」
これは前述の対談の中で語った野口氏の言葉ですが、多くの塾生さんがこのどれかに当てはまるのです。
それをいかに短期間で脱するかが上達の分かれ道になります。
今夜の20時で最後の投稿が終わります。
これからも練習を続ける人、もう練習を放り投げる人それぞれだと思いますが、1ヵ月でできなくてももっと時間をかければ出来るようになることも多いので、ぜひ諦めずにお刺身の授業までに上達しておいてほしいです。
「野口:三十年同じ処ばかりやっている。そうすると、勘のない人でも勘が動くようになるんです。」
ぜひ30年経たないうちに習得なさってください。