食べ上手になると相手もあなたも幸せになります 

時代とともに本来の言葉の意味が伝わらないことは度々経験しますが、「食べ上手」という言葉もその一つになってほしくないです。
なぜなら、それはあなたを助け、周りの人に喜びを与える言葉だからです。

たとえば、お魚の食べ方が上手な人がいる反面、特に骨のあるお魚の食べ方がとても下手な人がいます。
そういう食べ方の上手下手を指しているのではなく、お食事をする時にとても気持ちのよい雰囲気で食べてくれることを食べ上手というのです。

もしあなたが家族にお料理を作っても、無言で食べられたら、そのお料理が美味しいか美味しくないのか分かりません。
でも、何かの反応を見せながら食べてくれたら、作る人はとても嬉しいのです。

お料理を作る人は、みんな美味しく作ろうと思っているのですが、食べる人の好みや体調で美味しく感じられない時があります。
あるいは本当にひどいお料理の時だってあります。

でも、そんな時でも最低限、作ってくれた人に対する感謝の気持ちは表現したいものです。
これは人間として当然のことだと思うのですが、「女性が作るのが当たり前」と思っている男性が多いですね。

そういう人は家事全般を女性の仕事と思っているのでしょうが、そんな考えを改めなければ、最後は自分の首を締めることになってしまいます。
自分のことを自分でするのは当然ですから、お料理だって本来は自分でするべきなのです。
ただ、それまでの社会のあり方や教育が、お料理は女性がするものと決めつけていたから、お料理をしないまま今に至ったわけです。

*   *   *

お料理を自分で作れなくても、とても美味しそうに食べてくれる人がいます。
そういう人と一緒に食べると、こちらまで楽しくなってきます。
こういう人を「食べ上手」というのです。

先日、料理家の栗原はるみさんを取材した記事を読みました。
おいしいねが聞けなくて 栗原はるみ、夫なき今知る依存 2020.2.1

ご主人の栗原玲児さんを亡くされてから半年、抜け殻のようになって5kgも痩せたそうです。
お料理に対する感謝の言葉を、常に伝え続けてくれたご主人様の存在がいかに大きかったのか、失って初めて身にしみたそうです。

お料理というのは、一人で食べてもつまらないものです。
反応してくれる人がいるからこそ、作る側も「もっと美味しく作ろう!」と思えるのです。
世の男性方。どうぞ反応してあげてください。
細かな味の表現ができなくてもいいから、「作ってくれてありがとう」と口に出して言ってください。

もし、美味しいと感じたら、オーバーなくらいに喜んでください。
そういう反応をしてくれたら、「作ってよかった」と思えるのです。
そして、できれば洗い物を手伝ってあげてほしいです。

そんなあなたの行動が、結果的にはあなたに返ってきます。
もし、あなたがお料理が作れない人なら、ぜひ食べ上手になりましょう。

あ、作ってくれる人の労をねぎらう意味でも、時々美味しいものを食べに外へ行きましょう。
後片付けがないだけでも、外食は嬉しいのですから。

*   *   *

食べることについて、男性への注文はいっぱいありますね〜(笑)
記事1本では書ききれないですが、今日はこの辺でおしまいにします。

 
 


(よしひろーる 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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