5月12日から「第10期幸せコース」が始まるのですが、むそう塾では最初の授業で糠床の作り方や、糠漬けの漬け方をお教えします。
例年「発酵」ということがピンと来なくて、そうこうしているうちに糠床をダメにしてしまう人が多いのですが、昨年は幸せコースの京子さんが良い状態の糠床を越年させて、見事に今年の春につなげてくれました。
GW中に沖縄旅行をして、6日間ほど留守にしたにもかかわらず、良好な状態の糠床を昨日持参されて、中川さんに味見をしてもらっていました。
京子さんにはお子さんがおられるのですが、この前こちらの記事で登場した仲間とともに自主保育をされていて、そのお子さんたちにも糠漬けを食べさせてあげるので、糠床の容器は29Lに半分くらいになっているそうです。
これだけでもう京子さんの糠床が良い状態になるであろうことが想像されます。
お子さんたちが笑顔で糠漬けを食べている姿が目に見えるようです。
寺田本家の寺田啓佐さんがご存命中に書かれた本で、「発酵道」というのがあります。
サブタイトルにあるように、「酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方」が本の内容なのですが、微生物のことが理解できないと糠漬けは上手くキープできないのです。
つまり、清潔好き、消毒好きで笑顔がなく、自分本位の考え方から脱却出来ない人は、糠床の発酵を上手に助けてあげることが苦手なタイプです。
その人の内面が発酵には影響するということですね。
その点京子さんは、お子さんと一緒に土や植物に接して、自然界から乳酸菌を家に持ち込んでいるはずです。
ですから、きっと京子さんの家は糠床にとって居心地のよい空間になっているのでしょう。
マンション暮らしでもちゃんと糠漬けが漬けられることを教えてくれましたね。
ちなみに、中川さんの糠床と漬物の今の状態を写真でお見せしましょう。
瑠璃茄子も綺麗に漬かる糠床になっていますね。
この糠床が塾生さんのMy糠床になったり、じゃい安Directの糠漬けを生み出したりします。
(中川式糠床 2018.5.7撮影)
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美風さん、こんにちは。
記事に取り上げてくださりありがとうございます。
まさか自分の糠床がこんな風に記事にしていただけると思っておらず驚きの気持ちで読ませていただきました。
糠床をなんとかキープできているのは娘が関係しているように何と無く感じていました。
マンション住まいで足りていない微生物を外の自然から補っていたとは!確かに土や草花を沢山の触って帰って来るので色んな菌を連れて来ていると思います。
今は家族だけでなく自分の周辺のご家族にも糠漬を食べてもらっているので、とても育てがいがあります。
きっかけはお弁当の時に持参していた糠漬を食べたいと言ってくれる子がいたからです。
よく浸かった古漬けだったので「とっても酸っぱいよ〜」と言って渡すと「酸っぱいけど美味しいね〜」と笑って次々とおかわりをしてくれました。
皆が嬉しそうに糠漬を食べてくれると何とも言えない幸福感があります。
糠床を混ぜている時も子ども達のことが浮かんできます。
今年度はダブル受講なので中川さんに診ていただける機会が多くとても心強いです。
糠床が元気でいられるように頑張ります!
京子ちゃん、こんばんは。
>きっかけはお弁当の時に持参していた糠漬を食べたいと言ってくれる子がいたからです。
前にメールで、お菓子をたくさん食べている子が糠漬けを喜んで食べていて、陰陽だなあと思ったと書かれていましたね。
それがその子の自然な欲求だったのでしょう。
そして、遊びに来て糠漬けをパクパクしているとのことでした。
そんなふうによそのお子さんにも食べさせているうちに、京子ちゃんの糠床はグングン美味しくなってくれました。
糠床もきっと嬉しいのでしょうね。
京子ちゃんとその周りの人たちが、糠床と氣の交歓が出来ているのだと思います。
マンションの中で母子二人きりにならず、自然の中に出てみて良かったですね。
大地とともに子育てをする姿は、小さなあなたの体がすごく大きく見えます。
かわいい肝っ玉母さんになれそうですよ。
ダブル受講のメリットをいっぱい活かして、ますます美味しい糠床に育ててあげましょう。