鱧の骨切り100本目(むそう塾生 麗可さん)

むそう塾生の麗可さんが中川さんのところに「鱧の骨切り100本目」の動画を送ってくれたそうですが、中川さんのブログはすぐ桂剥き投稿で更新されてしまうので、私のブログで記事にすることになりました。

昨年の8月4日に行われた「鱧の骨切り講座」から1年も経たないのに100本に到達するのは並大抵なことではありません。
根性もありますし、よほど鱧と相性が良かったのでしょう。
良いお魚屋さんを見つけて、活きのいい良質の鱧を入手できたこともありがたいことでした。

今年も7月7日8日に鱧の骨切り講座がありますので、後輩たちの良いお手本になることでしょう。
なお、昨年は24センチの骨切り包丁でしたが、今年は27センチの包丁で練習しています。

 
 

鱧の骨切り むそう塾生1

 
 

(骨切りされた鱧 料理:むそう塾生 麗可さん)

 
 

鱧の骨切り むそう塾生2

 
 

(骨切りされた鱧 料理:むそう塾生 麗可さん)

活け活けの鱧をおろします。
おろしている時から骨切りまでピクピクしていたそうです。
[youtube width=”880″ height=”440″]

気持ちの良い音をさせて骨を切っています。
[youtube width=”880″ height=”440″]

<中川善博より>
100本達成おめでとう。そしてお疲れ様。
あなたの技術向上には「難し楽しい」が大好きという気質が基本になっています。
今季は骨切もサイズアップして難易度が上がったのに平気な顔してもうすでに使いこなしていますね。
内緒にしていましたが、サイズを上げるということは実はけっこう難しいのです。
さらっと知らん顔をしていたらあなたは平気で新しいサイズに順応していました。
恐るべし鱧能力ですね。お見事です。
今年はシーズン中、量より質で研鑽しましょう。見守っています。

<マクロ美風より>
100本おめでとう!
ついにこの日がやって来ましたね。
楽しそうに練習されるのが上達の一番の秘訣になったのかも知れませんね。
ますます麗可ちゃんのファンが増えそうです。

 
 
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コメント

  1. 麗可 より:

    美風さん
    記事にして下さってありがとうございます。

    骨切り講座後初めての鱧は20分以上かかりました。
    その後何とか10分位まで短縮した時、中川さんに5分以内でおろすようにと言われ気が遠くなりました。
    出来ないことは言われないと思い講座の日以外は毎日練習したら、36本目から時々5分切ることができました。
    振り返れば1日2〜3本練習したのが良かったのかなと思います。
    背びれを抜くのが苦手で、手首を痛めたり夢でうなされた事もありました。

    新しい包丁にも慣れて練習が楽しいです。
    お見舞いに鱧を渡したら、とても喜んで下さったのも励みになりました。
    今年の春頃夫に、鱧はいつ頃から食べられるの?と聞かれました。
    去年あれだけ食べたのに楽しみにしてくれてることがとても嬉しかったです。

    いつも見守ってくださってありがとうございます。
    これからも楽しく練習します。

    以下コメント欄お借りいたします。

    中川さん
    コメントありがとうございます。
    不器用で何事もなかなかできませんが、練習して少しずつでも上達していくのがとても楽しいです。
    中川さんの鱧料理に感動して何とか作れるようになりたいと骨切り包丁を買おうかと相談した時に、しばらくはすり身でしか食べれないかもしれないと言われました。
    でも沢山のお料理を作ることができ、食卓が豊かになりました。
    教えてくださって、本当にありがとうございました。

    サイズアップは言われるがままにでしたが、そんなに大変だったとは思いませんでした。
    鱧の骨切りも出し巻き玉子も無理と言われましたが、何事も最初から無理と決め付けずチャレンジすることで、素晴らしい世界が待っていました。
    骨切りの練習を始めてから気が付けば刻みが脱力出来ていて、色んなことが繋がっているのだと改めて実感しました。
    引き続き技術を高めていきます。
    これからもよろしくお願いいたします。

    • マクロ美風 より:

      麗可ちゃん、おはようございます。

      むそう塾では「絶対無理かも?」と中川さんに思わせた人が何人かいますが、それでもその人達は諦めることなく練習を続けて、ついにはそれを自分のモノにしてしまう頑張り屋さんがいます。
      その筆頭が麗可ちゃんですね。
      スポーツで培ったあなたの根性は相当なものでした。

      背びれはその時の鱧によって、一気に気持ちよく抜ける時とそうでない時がありますよね。
      そんなことも承知のうえで動画を拝見しました。
      新しい大きな包丁が気持ちよさそうに良い仕事をしていますね。
      中川さんもビックリだったことでしょう(^^)

      グルメなかたへのお見舞いに鱧だなんて、なかなか出来ないことです。
      こういうお料理でお元気になってくれたら最高に嬉しいですね。
      そしてご主人様も待っていてくれる鱧料理。
      すっかり鱧主婦になりましたね(笑)
      今年の夏も鱧で元気に乗り切りましょう!

  2. のーちゃん より:

    美風さん、おはようございます。

    今年も鱧の季節だなと思っていたら、タイミングよく麗可ちゃんの鱧100本の嬉しいツイートが目に入りました。凄いなぁ〜と感心するとともに、自分に限界を作らずにやり続ければこんな素敵な世界が待っているんだ!とも思えました。

    私も課題山積で挫けそうになることが多々ありますが、麗可ちゃんの頑張りを励みに、美味しくなるための練習を諦めずに続けます!

    この場をお借りします。
    麗可ちゃん、おめでとうございます。
    麗可ちゃんの難しいからこそ楽しく練習する姿はいつも私を前向きにしてくれます。ありがとうこざいますっ!

    • マクロ美風 より:

      のーちゃん、おはようございます。

      実は去年のうちに96本だったか100本近い数字になっていたのですが、もう鱧がなくなって練習出来なくなっていたのです。
      骨切りをもう少し早く教えていたら、間違いなく昨年のうちに100本達成していたことでしょう。

      練習量はもちろん大切ですが、その練習を可能にするための人づき合いが麗可ちゃんはとてもうまいので、順調に上達したのだと思います。
      鱧の入手先の開拓に始まって、出来上がった鱧を食べてくれる人まで、すべて人間関係が影響してきます。
      それは日々の人づき合いを良好な状態にしておくことが求められます。
      ま、そんなこんなで麗可ちゃんの気さくな性格が味方してくれてこの快挙に至りました。

      のーちゃんも後に続けるよう頑張ってくださいね。
      ゴチャゴチャ考えずにまずは練習を!

  3. より:

    美風さん

    おはようございます。
    麗可さんの記事、励みになります。
    諦めずにやり続ける事の素晴らしさを
    いつも教えてくださってありがとうございます。今まで取り組む前から…心の奥底で逃げてしまう事もありました。
    眩しい存在のむそう塾、麗可さん。今は少しでも近づきたい!と思うように変化してきました。(以前はハードが高すぎて遠い存在…と)麗可さんのように前に進んで行ける姿を目標に新しい自分を発見できるようになります。

    コメント欄お借りいたします。
    麗可さん、色々な場面で学ばせて頂いていますし(動画からも)、麗可さんの姿勢に、いつもいつも励まされています。ありがとうございます!麗可さんの鱧を皆さんが喜ばれているお話にほっこりさせていただきました。

    • マクロ美風 より:

      好ちゃん、おはようございます。

      >今まで取り組む前から…心の奥底で逃げてしまう事もありました。

      陰性な好ちゃんらしい(笑)
      難しそうだからこそトライする意味があるのです。
      簡単そうだったらつまらないでしょ?

      >眩しい存在のむそう塾、麗可さん。今は少しでも近づきたい!と思うように変化してきました。

      中川さんだって何も知らないところから猛練習してあれまでの腕になったのですから、スタートは誰でも同じです。
      要はやるかやらないかです。
      もちろん、好ちゃんは女性ですから中川さんと同じでなくて良いのですが、「上達」ということに限って言えば理屈は同じですね。
      麗可ちゃんの後を追いましょう。
      今年は満足コースでもっと上達されるはずですから、今後の進化を楽しみにしていますよ。

  4. かよ より:

    美風さん、麗可さん、こんにちは。

    麗可さんの鱧の骨切り100本目の動画をご紹介頂きありがとうございます。

    むそう塾では、鱧のお料理を、他のお料理と同じように先輩方が復習されていて、鱧ですよね??と驚きの気持ちでいつも拝見していました。

    麗可さんが作るお料理はどれも美味しそうと思って憧れていますが、今回の「講座の日以外は毎日練習したら~」というコメントに、改めてはっとしました。

    講座の日以外でも、お講座の準備や手配、家のこと、毎日のお弁当投稿とお忙しくされている中での鱧の骨切り100本到達、考えるだけで気が遠くなる程の練習量ということは自明なのですが、改めて、継続して練習することの大切さも教えて頂きました。

    麗可さんにパワーを分けて頂いて、暑さや忙しさに負けずに、心して地道な練習を続けていきます。ありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      かよちゃん、おはようございます。

      >むそう塾では、鱧のお料理を、他のお料理と同じように先輩方が復習されていて、鱧ですよね??と驚きの気持ちでいつも拝見していました。

      そうなんです。鱧なんです(笑)
      よく中川さんは「美味しいものにはプロもアマもない」という言葉を口にされます。
      そして、素人でも美味しいものを作る方法を惜しげもなく伝授してくれるのです。
      もうその一端をかよちゃんは味わって、美味しく作れるお料理の数も増えてきたことでしょう。
      鱧もその一環ですね。

      本当は秘伝コースで鱧料理の美味しさを伝えるだけで、骨切りをさせようとは思っていなかったのですが、自分で骨切り出来るようになりたいと言い出す塾生さんが出てきたのです。
      理由は簡単。中川さんの鱧料理を食べさせてもらったら、あまりにも美味しかったからです(๑´ڡ`๑)
      美味しいものを味わうと人間は自分でも作りたくなる生き物のようです(笑)

      私も中川さんの鱧料理をいただいて初めて、鱧の本当の美味しさを知りました。
      それまでいただいたことのある鱧料理は、遠く消え去る美味しさでした。
      ですからきっとかよちゃんも中川さんの鱧料理をいただいたら、その食いしん坊さんのアンテナがビビビッと反応すると思います(^^)
      あと2年間もあるけど待っててね〜。

      (๑´ڡ`๑)の出る記事はこちらから。
      http://musojuku.jp/nakagawa-blog/?p=118155
      http://musojuku.jp/nakagawa-blog/?p=118104

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