先日は3日間連続で「包丁砥ぎと切り方刻み方特訓講座」を開催しました。
むそう塾では「幸せコース」1期の時からずっと包丁砥ぎと切り方を授業の最初に教えています。
しかし、これほど皆さんが身につけにくいとは・・・_| ̄|○
コースでも単発でも、いつも放課後は「包丁を見てください」という人が後を断ちません。
それで、どうしたら皆さんが納得してくれるのかを、今までの皆さんの反応を研究しながら、今回は中川さんが研究に研究を重ねた方法で特訓しました。
連続講座の初日、私は中川さんの行動に「あれ?」と思いました。
今までと違うことをし始めたからです。
だんだん講座が進むにしたがって、「ははーん!」なりました。
それはまさに玄米炊飯の「焦げなし指令」だったからです。
最近は陰性な人が多いので、「焦げあり指令」が出されることの方が多いですが、かつては「焦げなし指令」が時々出ていました。
身に覚えのある人がいますね(笑)
桂むきの時にも、包丁砥ぎの時にも、よけいな力を入れてしまう人が大半です。
というか、力のいる作業だと思い込んでいる人がほとんどなんですね。
でも実際には力なんて不要で、そっと支える程度で良いということを頭ではなく、体で出来るようになってもらうため、中川さんは焦げなし指令包丁バージョンを考えたのです。
その結果は見事に功を奏して、最初からウロコを落とす人が続出でした。
そうすると今までの包丁砥ぎ講座とは教室の光景も一変して、静かで心地よい音が流れていたからビックリです!
中川さんの発想の逆転がこんなにも包丁砥ぎを変えるとは想像だにしませんでした。
思わず私は中川さんに「教え方が上手いわー」と言ってしまったほどです。
これで砥げなかったら、もう脳みそを持ち合わせていない人だと思えるくらい単純な教え方でした。
後は感性の問題ですね。
何事もそうですが、まずは敵を知ることが大事です。
包丁砥ぎの場合は包丁の構造をしっかり理解することが不可欠ですね。
その構造が頭に入っていないと、今自分はどういうことをすれば良いのか分からなくなります。
中川さんが何度も説明しているのですから、それをしっかり理解すれば一級の砥ぎ上がりになるわけです。
この写真を見て、何の説明をしている場面かピンときますか?
この説明は奥義です。