マクロビオティックの指導現場から(9)生理不順と月経痛を改善するために

むそう塾の生徒さんは99%が女性なので、生理や妊娠にまつわる相談をよく受けます。
私は医者ではありませんから、きちんとお医者さんの診断を受けてもらって、それを食事面から改善するためのお手伝いをしています。
それらの相談があるたびに感じるのは、女性たちが自分の体を大事にしていないことです。
そんな格好をしていれば生理痛になるのは当たり前でしょとか、そんなものばかり食べていたらまともに生理が来ないのも当たり前ね、なんていうほど乱れている人がいます。
それから最も困るのは、太っていないのにダイエットをして痩せようとする人がいることです。
こんなのは自殺行為だと私は思うのですが、美しさの認識が異なるようです。

そんな人達は生理痛がひどかったり、寝込むほどの月経困難症だったり、あるいは生理が止まってしまったり、まともに月経を通過していない人が驚くほど多いのです。
中にはマクロビオティックを始めてから生理が止まって10年を経過した人もいました。
20代なのに60代の子宮になっている人もいました。
5〜6年生理がない人も多く、2年くらい生理がなくても「そのうちに来る」と思っている人が結構いてビックリします。
特にマクロビオティックを始めてから生理が止まることに対して、そんなに問題視しないマクロビオティック指導者もいて、問題を厄介にしています。
でも私は、生理があるべき年齢なら、生理が毎月来るのは当たり前であり、むしろ止まる方が異常だという認識をもってほしいと思います。
そして、20代なのに更年期障害と同じ体調を訴える人にならないでほしいと声を大にして言います。

常日頃そんなことを感じていましたが、たまたま産婦人科のお医者さんから別記事にコメントをいただきました。
むそう塾で熱心に学んでくださっていて、レベルの高いコメントを度々いただける先生です。
その先生(てんこさん)のコメントに子宮内膜症のことが書かれていました。
次にそのコメントを引用させていただきます。

ー引用開始ー

月経困難症、つまり月経が『重い』方の多くが子宮内膜症と診断されることになります。
そして子宮内膜症はほとんど根治できない疾患で、多くの方が鎮痛剤や低容量ピルを処方されています。
病態は研究されていますが、原因は特定されていません。

私は、食事による体の内側からの冷え、服装などによる外からの冷え、そしてケミカルなナプキン等による経皮毒の影響が月経困難症を増やしているのではないかと思っています。
冷えている人に薬をどんどん投与することで根治から遠ざかって、最後は女性性器を切除する(子宮全摘、卵巣切除)とうい選択に行き着いてしまうこともあります。

特に低容量ピルは副作用として血栓症の報告が相次ぎ、命に関わる場合があることが知られるようになっていますし、卵巣機能を押さえる作用があるので女性の本来持つ能力を押さえつけている感じに強い抵抗を感じます。
でも、ピルを飲まないと日常生活や仕事に差し障りがあり、服用することで生活の質が向上したと(一時的にでも)感じている方がいるのも実際です。

子宮内膜症の患者さんに、閉経までつき合っていかなければいけない疾患なんですよと若かりし日に説明した時、じゃあ医者は治せないと診断するだけなのかと愕然としました。
今はまだ具体的で効果的なアドバイスが出来る程の経験はありませんが、いつか本当に患者さんのお役に立てる日が来るように学んでいこうと思っています。

ー引用終わりー

私は、食事による体の内側からの冷え、服装などによる外からの冷え、そしてケミカルなナプキン等による経皮毒の影響が月経困難症を増やしているのではないかと思っています。

この文章が私の今の考えとピッタリ一致しています。
これをマクロビオティックの陰陽で考えるなら、陰性のオンパレードということになります。
甘いお菓子や飲み物、ご飯類が少なくて生野菜や南方系果物の多い食生活、豆乳への過信などが引き起こす食べ物からの影響がまず考えられます。
もう何年にもなりますが、腰の部分が露出したファッションが流行っていますね。
あれは腎臓を冷やし、生殖器にまともに悪影響を与えます。
腰からお尻にかけては、昔から腹巻きをしてでも冷やさないようにした大事な大事な場所なのです。
それから、こんなに寒いのにお若い方は太ももをむき出しにしたスカートを履かれています。
ダメです!
生殖器がまともに冷えます。

冷えはマクロビオティックでは陰性に分類されますね。
体の内外を問わす、女性は冷やして良いことは何もありません。
子宮内膜症の原因ははっきりしていないわけですが、マクロビオティックの視点から症状を觀察すると、それは陰性そのものですね。
たとえば月経血の逆流説をとったとしても、それは陰性な動きであり、あちこちに転移することを考えても陰性です。

さらにこれも大きな影響だと私が思うのは、冷房による冷えです。
冷たい空気は下の方に降りますから、下半身の冷えは確実に女性器に影響します。
それらは子宮内膜症の原因を探るうえで、絶対欠かせないことだと思います。
てんこさんもご指摘のように一生の問題ですから、将来後悔しないためにも、女性たちは絶対冷やさないようにしてほしいです。
このようなことも考えて、女性は常々陽性を意識した食事や暮らし方をするのが効果的だと考えられるわけです。
それを細かくチェックして実行に移すことがマクロビオティックでは可能です。

そしてナプキンのこと。
毎月生理痛がひどかったけれど、布ナプキンに変えたら嘘のように楽になりましたという報告はよく受けます。
生殖器はお肌がやわらかいため、皮膚に当たったものからの吸収率も高いので、たとえばステロイド入り軟膏の吸収率も恐ろしく高いのです。
こちらのPDFをご覧ください。
表を引用しますと次のようになります。

ステロイドの部位別吸収率 マクロビオティック

どうですか?
陰嚢とありますが、これを女性器に置き換えたらどこに該当するかはもうお分かりですね。
こんなにも高い吸収率の部位に、何の疑問もなく色々な化学物質が含まれた物を当てるなんて、考えただけでもゾッとしませんか?
徐々に体に何らかの影響を及ぼしても当然だと私は思います。
そんなことを私は塾生さんには伝えていますが、まだお会いしたことのない女性たちにも、食事と暮らし方の改善で、あなたの体調はもっと良くなることを発信しておきたいです。

 

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コメント

  1. mike より:

    私は、経皮毒の問題からというより、
    市販のナプキンだとデリケートな部分がかゆくなってしまうようになったため、布ナプキンに変えて2年ほどになります。
    布に変えてから、それまであった生理中のかゆみから一切解放され、つけていて心地よいので、もう市販のナプキンには戻れないと感じています。
    あと、生理不順が改善されたのも嬉しい変化でした。こういう経験を実際にしてしまうと、子供に紙おむつを使用してしまっていたことを、申し訳なく思います。さぞかし不快だったろうと。

    ただ、生理痛については、布に変えたからなのかどうかわかりませんが、前より痛みを感じるというか痛みに敏感になった気がします。

    最近、布ナプキン使用から最終的に目指すところは経血コントロールらしいことを耳にしました。溜めておいてトイレで流す、ということは、体に負担をかけないものなのか、知りたいと思っています。

    • マクロ美風 より:

      mikeさん、こんにちは。
      もしかして、初めましてでしょうか?

      私も一般のナプキンだと違和感とうっすらした痒みがありました。
      でも、布ナプキンだとそんなことはなかったです。
      ですから、赤ちゃんが紙おむつでおむつかぶれが出来たり、不愉快になったりするのは当然だと思います。

      生理痛については、血液の質の問題もありますので、こちらはお食事の影響も大きいです。
      また経血コントロールですが、昔の人は経血コントロールが出来たと良くいわれますね。
      和服文化の影響もあるわけですが、血液の質も今よりは良かったと想像できます。
      そもそも、そんなにトイレの回数や経血量が多くなければ、我慢するとか溜めるとかいう感覚は少ないかと思います。
      あくまで自然体で、今のご自分に無理のない方法が良いですね。

  2. ゆりか より:

    美風さん、こんにちは。
    私も、冷えと不妊のため悩んでいた時期があり、
    婦人科通院をしていたことがあります。
    子宮内膜症では無かったのですが、年齢的なこともあり、
    低用量ピルやホルモンコントロールの薬による
    治療を勧められました。
    が、薬に対する副作用、抵抗感がありました。
    そんな時にマクロビオティックに出会い、幸いにして
    自然妊娠により息子を出産できました。

    経皮毒の知識は当時全く無かったのですが、私もケミカルナプキンによる
    かぶれや不快感が酷く、布ナプキンを愛用しています。
    今では、経血コントロールらしきこともできるようになり、
    生理期間も快調です。

    てんこさんのような婦人科医が増えてくれると、
    多くの女性の悩みも根本的に解決できるかもしれませんね。
    私は普通の主婦ですが、自分でも出来ることをして行きます。
    詳しいデータも教えていただきありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      ゆりかさん、こんにちは。

      むそう塾ではゆりかさんのようなコースを歩んでいる人がたくさんいます。
      幸いにお母さんになって子育てに追われています。
      でも、子育て中はともすると子供の方に神経が行って自分の体を二の次にしてしまいがちですから、この記事に書いたようなことはいつも気をつけておきましょうね。
      私自身も含めて、みんなで健康を目指しましょう。

  3. らぶこ より:

    美風さん

    こんにちわ。
    私もむそう塾に通う前に間違ったマクロビオティックをしていたため
    今より10kg近く痩せてしまい、1年間生理が来ないことがありました。
    びっくりして、あらゆるいろんな指導者のところに相談に行ったのですが、皆、「1年くらいなら大丈夫」「4年来なくて5年目に来た人もいる」「今体を綺麗にしている最中だから、気にしなくて良い」
    と皆、口を揃えて言いました。誰も、「それはおかしい」とは言いませんでした。
    周りの友達はそれに素直に納得している子もいましたが、私は美風さんが書かれているように、どうしてもそれが正常なことだと思えませんでした。そんなどうして良いか、誰に相談していいか、何を信じていいのか分からない時に美風さんのブログに出逢いました。
    そこでキッパリ!生理が来ないのはおかしい!と書いてありました。
    そのとき、「あー、私はこの方なら信じられる」と思い、今に至ります。
    思い返せば、その頃の食事は、無理矢理マクロビオティックの食事に移行したため、かなり陰性の食事に偏っていたと思います。豆乳、米飴、甜菜糖への過信もありました。出しも昆布椎茸出し、野菜だけの料理。。。。
    あれでは冷えて、痩せて、生理が止まって当然、と今は冷静にそう思います。むそう塾に来て、毒消し、バランスの大切さを身にしみている今日この頃です。

    • マクロ美風 より:

      らぶこさん、こんにちは。

      >「今体を綺麗にしている最中だから、気にしなくて良い」

      これは多くのマクロビオティック指導者の答えだと思います。
      私もそのように教わりました。
      そして確かにそのような一面はあります。
      しかしその言い方が正しい方向に導びかれていない事実があまりにも多いので、私は言い方を変えたのです。
      正しく伝えるためには、教わった知識を受け売りにするだけでは駄目だからです。
      原則と例外を置き換えるだけでも物事の捉え方は変わります。
      そんなふうに視点を変えてお伝えしているのが私のマクロビオティックです。

      らぶこさんは物事を純粋にとらえる感性がちゃんと作動しています。
      時々曇りますが(笑)、それはご愛嬌として、自信を持って信じた道を歩んでください。
      あなたはもっと元気になれます。
      一緒に頑張りましょう。

  4. ゆかえもん より:

    美風さんこんにちは。
    私も高校一年で止まり、15年くらいになります。その間薬を使って治療もしたりしました。

    今思うと、冷えた子宮を更に冷やしてたんですね。

    まだ生理はきません。
    でも、ご飯を沢山食べるようになり少しずつ体は変わってきてるみたいなので諦めずに続けます。

    腹巻きも 使ってみようと思います。
    今までほったらかしにしてしまった分きちんと大切にしていこうと思います。

    冷えは万病の元とよく聞いてましたが本当ですね。

    • マクロ美風 より:

      ゆかえもんさん、こんにちは。

      あららら、15年間も止まったままですか・・・。
      今までの最高記録を一気に更新してしまいました。
      それはかなり問題なのですが、あなたにその認識が薄かったのですね。
      そのような人が多いかと思います。
      生理が来ない理由は色々ありますし、生理がなくても普通に暮らしている人を何人も知っています。
      ですから直接そのことで翻弄されなくても良いのですが、長い目でみてご自分の健康を維持できるような方向にもっていけたら良いと思います。

      • ゆかえもん より:

        美風さん、15年も止まっていたら(途中、薬で生理を起こしたりもしてました)やはり再開は難しいのでしょうか?

        この事を考えると、いずれ子供を授かりたいと思っているのに私にはムリなんじゃないかと凄く不安になります。

        夫も子供はいつかできるものと思っているだけに、不安が強まります。

        誰のせいでもなく自分のせいなのはわかってますが漠然としたこの恐怖感をなんとかしたいのです。

        コメント欄をお借りして相談になってしまいましたが申し訳ございません。

        • マクロ美風 より:

          ゆかえもんさん、おはようございます。

          生理の再開については、私はあなたのことを詳しく知っているわけではないので、何ともお答えしようがありません。
          妊娠についてはもっと分からず、神のみぞ知るということになるでしょうか。

          唯一考えられるのは、31キロの体重を脱出して、せめて45キロ程度になり、しっかり陰陽バランスが取れてから年単位を経過すると、生理の復活の可能性がなくはないかも知れませんが、これとて理論的に考えての話であって、あなたのお身体を知り抜いて申し上げているわけではありません。

          ですから妊娠については、ホルモンやお身体の問題も含めて、もっと条件が揃わないと可能性がないでしょう。
          生理がない段階で何となく妊娠を望むより、もっとご自分の体を知ることも大事だと思います。
          恐怖感を払拭するためにも、きちんと向き合った方が良いと思います。

  5. てんこ より:

    美風さん、こんにちは。

    とても分かりやすくまとめていただいて、ありがとうございます。

    実は。。。単発講座の自己紹介でちらっとお話ししたことがあるのですが、私もむそう塾に通うまで月経不順で月経痛も強い方でした。
    それが今では28日前後で月経がきちんときて、しかも痛いどころか月経がくると体が軽くなって気持ちいい〜!くらいなんです。
    月経不順でも子供2人を授かって、今思えばラッキーとしか言いようがないのですが、自分の体が悲鳴を上げてることに全く気がついていませんでした。
    でもこうして月経が整うと、女性として整いつつあるのだとう気持ちになって、とても嬉しかったし自信にもなりました。

    ですから、月経困難症や月経不順で将来子供が産めるのか悩んでいる女性に、女性としての自信と輝きを取り戻すお手伝いをしたい、と思うのです。
    実際の診療の場面では、具体的に食事や生活のアドバイスをする時間が取れないのが現実です。
    それでも自分で出来ることはないかと聞いて下さる方には、ご自分の体を大事に扱ってあげて下さい、そうすれば必ず体が応えてくれてよい方に向かえます、とお伝えしています。
    食事を変えるのも、使い捨てナプキンを布ナプキンに変えるのも手間が掛かり、面倒くさいと言ってしまえばおしまいです。
    でも、体を変えたいなら、体を大切にするにはどうするのが良いか考えれば答えはすぐ決まると思うのです。

    女性が女性として健康で生き生きしていれば、健康な子供が生まれ健全に育ってきっと楽しい社会になるだろうと、考えるだけでわくわくします。

    最近娘にお母さんの将来の夢は、と聞かれました。
    女性を健康にすること、そして健康な赤ちゃんが産まれるお手伝いをすること、と答えました。
    夢が夢で終わらないように、これからもむそう塾で学ばせていただきたいと思っています。

    • マクロ美風 より:

      てんこさん、こんにちは。

      >それが今では28日前後で月経がきちんときて、しかも痛いどころか月経がくると体が軽くなって気持ちいい〜!くらいなんです。

      これ、これなんです!
      私がマクロビオティックを教わった先生が、「月経で不愉快になるのは本物の健康ではない」と教えられました。
      「体のために良いことは不愉快なはずがない」という大前提があるためと思われます。
      野口整体でも同じような見解でした。

      >ですから、月経困難症や月経不順で将来子供が産めるのか悩んでいる女性に、女性としての自信と輝きを取り戻すお手伝いをしたい、と思うのです。

      >女性が女性として健康で生き生きしていれば、健康な子供が生まれ健全に育ってきっと楽しい社会になるだろうと、考えるだけでわくわくします。

      同感です!
      私もそのお手伝いをさせていただきたいです。
      私の立場で頑張ります!

  6. もこ より:

    美風さん こんにちは
    いてもたってもおられず、コメントさせてもらいました。

    私もじつは、6年前に子宮内膜症と診断されました。
    ここに、至るまでの過程があります。
    1、まず、膝に水が溜まっていたくて歩きにくくなった。
    2、慢性の腰痛が悪化、ヘルニアと診断される。
    3、原因不明の下腹部痛→2か月間で大量の痛みどめと抗生剤の服用
    4、大病院でMRI検査、それでもハッキリとした病気がわからず、子宮内膜症
      と診断される。低用量ピルの服用をすすめられる。

    今、考えても おおっ恐い!です。

    私は、この直後、マクロビオティックに出合います。
    3か月で、腰痛、腹痛も消えました。とても有り難い経験をさせてもらいました。
    (漢方薬と徹底した食養生の指導を受けました。)

    • マクロ美風 より:

      もこさん、おはようございます。
      というより、こちらでは初めましてですね。
      えーっと、むそう塾にはもうお一人「もこ」さんがおられまして、どちらのもこさんか分からないのですが、文面から察しまして三重県のもこさんと想定してお返事をさせていただきます。

      ああ、あなたはお若いうちに大変なご経験をされましたね。
      でも、漢方薬とマクロビオティックに救っていただいて、本当に奇跡のような快復をされましたね。
      指導者も素晴らしかったと思います。
      もしよろしければ、今度愛クラスにいらっしゃった時に、病気前のお食事や暮らし方を教えてくださいませんか?
      参考にさせていただきたいです。

      または、お時間がありましたら、メールで教えてくださっても結構です。
      よろしくお願いいたします。

  7. mike より:

    こんにちは。
    先ほどはご挨拶もせずにコメント致しまして、大変失礼いたしました。

    てんこさんのコメントとそれに対する美風さんのお返事を拝読して
    「生理がくると体が軽くなって気持ちいい〜くらいの気持ち」
    「月経で不愉快になるのは本物の健康ではない」というところに非常に驚きました。
    私の思い込みかもしれませんが、世間では「月経=不快」という図式が一般的と思われ、私もそう思っていたからです。

    私は、まだ生理期間を気持ちよく過ごせるようにはなっていないので、新たな課題が出来ました。きっと主に食事に原因があるかと思います。
    自分でも心当たりがあるのですが、それでも食事が正せないというのは、イコール食物に対する感謝の気持ちが足りないのかもと改めて反省しました。
    感謝の気持ちを形で示すために、「良くかむ」ということをまずは実践していくことを今日から実行します。
    生理がくると「体が軽くなって気持ちいい〜!」を体感できる日が来るのが楽しみです。
    新たな学びと気づきをありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      mikeさん、おはようございます。
      ご丁寧にありがとうございます。

      >私の思い込みかもしれませんが、世間では「月経=不快」という図式が一般的と思われ、私もそう思っていたからです。

      いえいえ、私も野口整体を知るまでは、「月経=不快」というイメージでしたよ。
      だって、出血するわけですから、お洋服を汚さないように気をつけないといけないし、体はわずかであっても違和感があるし、何かと気遣いの多い期間ですものね。
      でも、体のことを知るようになって、月経に対する視点が変わったのです。
      月経は毎月女性の体を整えてくれるものであり、リセットしてくれるものだから、その経過時が心地良くないはずはないと思うようになりました。

      さらにマクロビオティックを知ると、それらのことが裏付けられた感じでした。
      マクロビオティックの視点では、生理の時に通過する血液の質も問題にします。
      血液の質が悪いと生理痛もひどかったりします。
      あとは体の方にトラブルがある場合ですね。
      mikeさんがお書きくださったように、お食事の内容はかなり影響します。
      なぜなら、食べたものが血液になって行くからですね。
      たとえば痛みについては、甘いお菓子をやめただけでグンと楽になったという人が多いです。
      飲み物の影響も大きいのですが、すぐできることは「よく噛む」ですね。
      これでかなり解毒できますし、体への負担を減らせます。
      頑張ってください!

  8. 彩乃 より:

    美風さん、こんにちは

    陰陽講座のときにてんこさんとお話しした際、
    「『自分の子供が子供を授かれる身体に』と考えて子育てしていない親が多い。」
    というお仕事での実感をお伺いして、ずっと心に残っていました。
    その具体的な一部分を文章にしてくださり、
    美風さんのお話もとても分かりやすく、ありがたいです。

    私は、生理が重くつらい時期がありましたが、
    出産を経験してからかなり軽く、楽になりました。
    その間には、アトピーが再発して排出があったり、
    マクロビオティックに出会ったり、布ナプキンに変えたり…
    と色々な変化がありました。
    でも、生活習慣の変化によるものというより、
    妊娠•出産•授乳によって身体の偏りをリセットさせてもらったような
    スッキリとした心地がして、
    「娘が助けてくれたんだなぁ」と感謝しています。

    その後、むそう塾とのご縁をいただき、
    少しずつですが生理のときの感覚とその月の食事などを
    陰陽と結びつけて考えるようになり、体調管理がしやすくなりました。
    また、中川さんから教えていただくお料理は、
    身体の芯から温まれるものがたくさんあり、
    冷えてしまった時の強い味方です!

    同世代では、生理痛がひどかったり、子宮内膜症を患っていたりと、
    色々な知人が思い浮かびます。
    健康なのに避妊のためにピルを服用している人もいます。

    女性の不調は、女性が男性と同じ教育を受けたり、
    男性並みに社会に出て働くことが当たり前という社会の風潮も、
    関係していると思います。

    それでも、冒頭のてんこさんから伺ったお話のように、
    親として子供の健康のために、できる心掛けはたくさんあると思います。
    といっても、あれこれとおせっかいをするのではなく、
    まずは自分が健康で人生を愉しんでいる背中を見せる、
    という気持ちで、引き続きむそう塾での学びを大切にしていきます!

    • マクロ美風 より:

      彩乃さん、おはようございます。

      >「『自分の子供が子供を授かれる身体に』と考えて子育てしていない親が多い。」

      これはまったく同感です。
      すでに親世代がそもそもそのように育ててもらっていない人も多くて、その人達の子供なので推して知るべしというのが現実です。
      お料理に関してもまったく同じで、家庭料理がどんどん先細りして行く現状に危機感をもっています。

      >でも、生活習慣の変化によるものというより、
      >妊娠•出産•授乳によって身体の偏りをリセットさせてもらったようなスッキリとした心地がして、
      >「娘が助けてくれたんだなぁ」と感謝しています。

      私も妊娠・出産・授乳のおかげで体が劇的に変化しました。
      野口整体の先生に「子供を産みなさい」としつこく(笑)言われていた独身時代を懐かしく思い出すと同時に、こういうことだったんだなあと今はよく理解できます。
      私も息子に助けてもらいました。
      出産は体の大掃除だといわれるのを納得しています。

      >女性の不調は、女性が男性と同じ教育を受けたり、
      >男性並みに社会に出て働くことが当たり前という社会の風潮も、
      関係していると思います。

      以前にもそのようなことを記事にしたことがあるのですが、そうするとバリバリ働く女性から「マクロ美風は女性が外で働くことに反対なのか?」と質問されることがあります。
      まったくそんなことはなく、私は「世の中は男性に合わせて作られているので、それを女性にも合わせてほしい」と思っているのです。
      もっというと「女性や子供にも合わせてほしい」ということです。
      そうすると体調不良の女性も男性ももっと減ると思いますよ。
      要は男性の働き方と女性の働き方に、それぞれの体の特徴を活かせば良いのであって、すべての条件が同一なのがベストと言う意味ではありません。

      次世代のために一緒に頑張りましょう。

  9. なばな より:

    美風さん

    こんばんは。

    20代の頃の私は、昼食もとらずに仕事をしていて、
    体重がガクンと落ち、生理も止まっていましたが、
    生理痛がひどかったので、生理が来なくて楽ちん!
    などと思っていました。
    今考えると、自分自身の体すら大切にできない、
    無責任な生き方だったと、反省しています。

    また、職場には痛み止めの薬やピルを常用している女性が多く、
    体の冷えや、生理不順についての話題が日常的だったと
    記憶しています。
    そして、生理の時は大変だから嫌・・・と考えている方は、
    結構いらっしゃいました。

    私は、妊娠・出産・育児が、自分の体と向き合う機会に
    なりましたが、娘には、体を大切にすることの重要性を、
    早い時期から話してゆきたいと思っています。
    というより、娘と一緒に女性の体や健康について学ぶことに
    なるのかもしれません。

    大切なことを教えてくださり、
    本当にありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      なばなさん、おはようございます。

      >また、職場には痛み止めの薬やピルを常用している女性が多く、
      >体の冷えや、生理不順についての話題が日常的だったと
      >記憶しています。
      >そして、生理の時は大変だから嫌・・・と考えている方は、
      >結構いらっしゃいました。

      あう〜、世も末だと思ってしまいそう・・・_| ̄|○
      だって、人生で一番お肌が輝いて、夢があって、体調が万全で、いくらでも無理がききそうな世代がこんな調子じゃ、先が思いやられるというものです。

      確かに生理が止まったら楽チンだから、生理がないことをそれほど気にしない女性も割と多くいます。
      でも、そんなの変ですよね?
      どこまでナマクラな発想をするのだろうとビックリします。
      男性も女性も本来のあるべき健康な姿を忘れずに、自分の食べるものにもっと気を使ってほしいと思います。
      ぜひお嬢さんと一緒に、ご家族で真の健康を求めてください。

  10. より:

    美風さんこんにちは。

    日々、女性の悩みに寄り添っておられる美風さんとてんこさんの熱い想いが現れた記事ですね。

    読ませていただき、生理がこなくなることを当たり前と捉えておられる方が、マクロビオティックの指導者の中にそんなにいらっしゃることに驚きました…。
    私は、月経前の不安定さは辟易するものがありますが、
    月経時においては、特に痛みや苦しみはありません。
    むしろ、PMSを過ぎたほっとした感覚があります。

    自分を大切にせず、無理や無茶な体の使い方を当たり前にしている雰囲気が、今の社会にあるのではないでしょうか?
    ハードワーク、暴飲暴食、無理をしたおしゃれ。
    それを自虐ネタにして笑いにすることが、常態化している気がします。
    そんなコミュニケーションが辛く感じるこの頃です。

    メディアが騒ぎ立てる情報に踊らされない価値観や生活を示してくださるむそう塾に出会えて、よかったです。

    • マクロ美風 より:

      直さん、こんばんは。

      >読ませていただき、生理がこなくなることを当たり前と捉えておられる方が、マクロビオティックの指導者の中にそんなにいらっしゃることに驚きました…。

      多いというか、マクロビオティックで体の変化を論じる時には、必ずこの生理の問題が登場してきて、それに対する基本的な考え方は全員一緒なのです。
      私もその基本的な考え方は同じす。
      しかし、その考え方だけでは全部をまかないきれない一面があるのです。
      それなのに習った言葉だけを信じているマクロビオティック受け売り者(勉強不足の指導者もどき)がいて、困った事態を招いてしまうのです。
      ですから私は、もっともっと色々な場面から考えてみて、細かく対応しています。

      >自分を大切にせず、無理や無茶な体の使い方を当たり前にしている雰囲気が、今の社会にあるのではないでしょうか?

      昔からそういうタイプの人はいましたね。
      若い時にはそんな面があっても、歳を重ねるときっとこっそり後悔しているはずです(笑)
      ま、若いうちから若年寄みたいにやる気のない人も困り者ですけどね。

      ほんまもんを求める生活をしていれば、自然にあるべき姿が見えて来るはずです。
      これからもそんな生活を追求して行きましょう。

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