マクロビオティックといっても少しづつその伝え方に差異があります。
何といっても一番大きな差は油とお塩の使い方にあります。
どれが正しいのかと答え探しをするために時間を費やすのではなく、自分の体で答えを出すのがマクロビオティックの王道です。
なぜなら、人はみな体質も体調も異なるので、100%同じ答えはあり得ないからです。
それなのにそれなのに、「一つの答え」を求めてしまうから体調が悪くなるのです。
そもそもマクロビオティックというのは、陰陽の物差しで物事のバランスを取り、健康な肉体と精神を保ち、哲学的な判断で人生をより良く生きられるようにし、もっと大きな視点では平和への道も開ける考え方です。
しかし、その導入部分であるマクロビオティック料理の段階で多くの誤解が生じている現状を見るにつけ、とても悲しくなってしまいます。
あえて声を大にして言います。
「マクロビオティックとはバランスを取ることです」と。
ですから、Aさんにはプラスに作用するお料理でも、Bさんにはマイナスに作用してしまうこともあります。
それを知るために陰陽バランスを使いこなすのです。
昨日の上級幸せコースのメニューは、「おからの炊いたん」と「一番出汁の取り方」と「二番出汁の取り方」のみでした。
出汁の取り方は幸せコースですでにお伝えしていますが、「見極め」がしっかり出来ていない人も多いようなので、上級幸せコースでは各自がもう一度挑戦します。
その出汁をもとにお味噌汁を三種類作って次々と飲んで行きます。
そうすると体に変化が出てきます。
つまり陽性の症状が出てくるんですね。
もともと陽性なタイプの人は、すでにお味噌汁を飲む段階から反応が出ています。
あまり飲みたくないんですね。
でも、陰性タイプの人は「美味しい美味しい♪」といって4杯飲んでいる人もいました。
この差が体の声なんですね。
この体の声に忠実に対応すること、それがマクロビオティックなのです。
決して画一的にみんなが同じ方法をとることではありません。
お料理をしている時から、陽性な中川さんはお味噌に反応してキュッ!となり、中川さんより陰性な私は「美味しい♪」とお味噌汁を飲んでいました(笑)
そんな私でもさすがに3杯目は苦行なので、その後には陰性をお願いしました。
(きょうは1杯だけでやめておこう・・・。)
さすがに多くて、これ全部は一気にはいただけませんでしたが、一口頬張るごとに体が緩んで行くのが判りました。
皆さんも実感されているようで、表情が変わって来ます(笑)
これが陰陽のバランスが取れてくる体感なんです。
常々こんな乱暴な実験はしなくても良いのですが、ぜひ体で感じて頂きたくてこんな方法を取りました。
冒頭の油とお塩は、マクロビオティックを間違って解釈しているために、体調に合っていない使い方をされている人が多く見受けられます。
油とお塩を少なくするのがマクロビオティックだと思わないで、ぜひ臨機応変に増減出来るバランス感覚を身につけてください。
それこそが真のマクロビオティックであり、その「バランスを取る」ということがマクロビオティックの本丸です。
美風さん、おはようございます。
昨日はありがとうございました。
油とお塩を控えたマクロビオティック料理を短時間ですが習って食べていた時に、無性にコンビニの味の濃いお弁当を食べたくなったのを思い出しました。体がバランスを取ろうとしていたんですね。
今年の夏は玄米が少ししか食べられなかったのですが、主食が白米や麺類になると、魚やお肉をとる量も増えました。そして甘いものも、、。
昨日は「健康ならば、いろんな食べ方を試して変化を体験すればいい」とおっしゃっていただいたように、結果的にこの夏に体感したことは良い勉強になりました。
習うだけではなく、自分の体の声や変化から学ぶことをこれからも大切にしたいです。
出汁をとるときの「見極め」はできていませんでした(汗)
昨日はいくつも気づきがあり、実際に美味しくなったので嬉しかったです。
最後は残った小松菜をポリポリかじっていた私ですが水物でほっこり^ ^ 本当にたくさんの陰陽を感じられる一日でした。
ありがとうございました♪
じゅん子さん、おはようございます。
あの中川さんですら白米だと今ひとつというのを体験したのですから、私たち女性はもっと「あれ〜?」ってなること間違いなしです。
体はそんなに貯蓄してくれないってことですね。
でも、なぜか脂肪は貯蓄されます(笑)
食べたものは自分でも感じるし、第三者からも感じます。
じゅん子ちゃんの食べ物実験は収穫があったので、そろそろ秋仕様にして行きましょう。
糠床と同じように。
じゅん子ちゃんのお出汁はバランスが良く出ていましたね。
美味しかったです。
水物は本当に美味しくて、私は3日連続いただきました