中川式糠漬けがここにあり!



(写真の茄子は3日、胡瓜は4時間での漬け上がり)
いよいよ本格的に糠漬けの美味しい季節がやってきました。
梅雨っていやなイメージもありますが、発酵には欠かせない条件です。
高温多湿。
この状態が糠床の発酵には最適なのです。
ですから冷蔵庫で糠漬けというのがいかにメチャクチャかお判りいただけますね。
写真は先日中川さんがササッと用意してくださった糠漬けです。
糠床を覗くとまだ「どぼ漬け状態」ではないのですが、それでもお茄子がこんなに見事に漬かっています。
むそう塾でいうところの瑠璃茄子というのは、単に糠床から出した時に綺麗な茄子紺の色になっているだけではなく、時間が経ってもその色がキープされていなければなりません。
食べ残しを冷蔵庫に入れた場合、翌日になっても写真の色がキープされている状態を瑠璃茄子と言います。
幸せコースで糠床を増やしていた人も、夏至までにはこんな茄子が漬かる状態になることが理想的です。
じゃい安を購入されたかたは、当然このような茄子が漬かる状態になっているはずなので、瑠璃茄子投稿をどんどんしてくださいね。
最初はじゃい安でスタートしても、それを維持していることはその人の腕なのですから、瑠璃茄子投稿でその腕をご披露ください。
それは自分への励みにもなるし、他の人から学ぶこともたくさんあるからです。
それとは反対に糠床のSOSが今年も届くようになりました。
SOSになるには必ず原因があります。
私も自分の失敗体験を通じて、なぜそうなるのかが少しずつ理解出来るようになって来ました。
振り返ってみると、最初の頃は笑えるようなことをしても平気でいました。
知らないというのは恐ろしいものです。
「そりゃあ失敗するだろう」ということも判らないのです。
ですから、皆さんも知らないことがいっぱいおありのはずなので、失敗を教訓として次につなげてほしいと思います。
完全にダメになっていなければ、この季節ですとまだ復活が可能です。
ぜひ最後まで諦めることなくお世話をしてください。
あ、そうそう。

むそう塾の授業で味見をしてくださいと糠床を持参される方の多くは、密閉容器に少ない量という人が多すぎます。
それでは糠床の状態を正しく反映できないことをご理解できますか?
酸素のことを考えたらどのように持参すれば良いのかお判りですよね?
それから持参したらすぐ冷蔵庫に入れようとする行為もダメです。
それだけでもう糠床をダメにしている理由が判ります。
持参される場合は細心の注意をはらって、ワンカップ(200cc)ほどの量を窒息しない状態で持参してください。
多くのご家庭が正真正銘の糠漬けで笑顔と健康を勝ち取ってくださいますように。
 

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