料理の陰陽と動物性食材の関係

上級幸せコースでは、先月玄米炒飯をお伝えしました。
幸せコースの皆さんには、今月「料理の陰陽」をお伝えしました。
どちらの皆さんにも、玄米炒飯は料理の陰陽ではどの辺に位置するかがお分かりと思います。
その上で中川式玄米炒飯はあの方法をとっているのです。
陽性を多めに摂ると陰性が欲しくなるのは当然です。
ですから、炒飯においては食材の陰陽をよ?く考えないと、回数多く食べる場合は体調が変化します。
何度も復習をして、動物性食材の陽性度を痛感された方もおられます。
体で感じる。
これがマクロビオティックの大切なところですから、これでいいのです。
一般的に美味しいと言われるお料理でも、体に合っていなければ美味しく感じません。
美味しいお料理を美味しいと感じるためには、体が中庸である必要があります。
仮に肉体が陽性でも、神経には感覚的中庸がなければ正しい見分けはつきません。
普段から動物性を摂りながら玄米ご飯を食べていると、体は結構陽性に傾きます。
このことに注意してほしいです。
動物性を減らせば減らすほど味に敏感になります。
その極みは断食です。
皆さんにいたずらに断食をお勧めするわけではありませんが、空腹であればあるほど体の全細胞が活発に動き出します。
その結果味にも敏感になるわけですね。
むそう塾でお伝えしているお料理は、相当高度な味です。
微妙な味の機微を感じ取れる体でいるには、食べ過ぎない、邪魔をするものは避ける、こんな注意が必要です。
邪魔をするものとは、お酒・甘いもの・煙草・極端な睡眠不足・極度なストレスなどです。
逆に言うと、美味しいお料理を作るためには、それらを避ける方が望ましいということになります。
まとめとして、常々動物性を多めに摂っている人は、平均的に濃い味を美味しく感じてしまう傾向にあるということです。
いわゆる慣れです。
レベルの高い薄味を見分けるには、どうしたら良いのかもうお分かりですね。
雑味のある味で満足するか、その上の高度な味を目指すか。
それはあなた次第です。

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コメント

  1. おはる より:

    美風さん、こんばんは。
    まさしく今の私です。
    冬頃から陽性になろうと、動物性を増やしていました。
    玄米炒飯を学んでから、何度も作って、何度も食べていました。
    体調の変化に、
    「極端に走らず、体調に合わせて食べることまでも、上級コースなんだ」
    と、やっと、気づきました。
    シンプルな食事にしていくと、楽になってきました。
    そのままの玄米ご飯のおいしさ、感じてます。
    食事の陰陽、アクセントの付け方、貴重な学びです。

    一回一回の大切な授業、精一杯、吸収したいです。

    最近は、薄口醤油のお味の透明感、感じてます。

  2. マクロ美風 より:

    おはるさん、おはようございます。

    おはるさんはいっぱい、いっぱい変化しましたね~。
    パソコンも快適になったでしょ?
    それは暮らし方が陰性から陽性に向かっていることですよ。
    陽性といっても、疲れる陽性ではなく、心地良い陽性ね。

    さてさて、料理の陰陽は面白いでしょ?
    上級に行ってみて良かったでしょ?
    美味しいお料理を学ぶのはもちろんですが、体で味わう(舌ではない)ことも知ってほしいのが上級です。
    マクロビオティックは実学ですから、体で感じ、心で感じなければ、マクロビオティックをしているとは言えません。
    グルメだけを求める人とは違うのです。
    判断力の問題ですね。

    これからもっともっと発見がありますよ。
    お楽しみにね~♪

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