美味しいお料理がもたらす影響

「むそう塾 幸せコース」で起こっていることなのですが、多くの人達に共有してほしいので、「マクロビオティックよもやま話」のカテゴリーで書いています。
5月2日に「むそう塾 幸せコース」がスタートしてから、2ヵ月半が経過しました。
知名度も実力も未知数なのに、私達を信じてお申し込みくださった皆さんに、心から感謝してスタートした「幸せコース」でした。
私も中川さんも、誠心誠意取り組んで、毎回全力でこなして来ました。
第1回目は度肝を抜くかつらむきの宿題が・・・。
来る日も来る日もかつらむきに取り組んでくれた方、ちょっと息切れした方、少ししか練習出来なかった方、まったく練習しなかった方。
それぞれのスタイルがありました。
でもね、それでいいんです。
物事への取り組み方は、人それぞれのリズムがあるし、環境の違いもあるから。
ただ、これだけは言えます。
たかがかつらむきでも、それを利用して大きな自信をつけた人が何人もいます。
幸せになるための第一歩。  
それは自分に自信をもつことだから、これは幸せに一歩近づいたことになります。
            *    *    *   *
他にも色んな変化がありました。
「幸せコース」では、コミュニケーションを密にするために、受講者全員にひと言でもお話をしていただくようにしています。
そのことによって、クラス仲間と中川さん、そして私の全員が心を一つにして事に向かえるので、この時間は大切にしたいと思っています。
昨日もその時間に嬉しいご報告がありました。
前回は自分のことに不満を持っていたKさんが、1ヵ月の間に別人のように考え方が変わっていたのです。
快挙と呼べるその変化に、思わずみんなで拍手をして喜び合いました。
前回はスカートをはけないと言っていたのに、昨日は素敵なスカート姿で登場して、仲間が思わず歓声をあげたのでした。
また、髪の毛を染めてみたり、パーマをかけてみたり、お洋服の色を変えてみたり、新しいスタイルへの脱皮をはかっている仲間がたくさんいます。
その結果、人間関係が変わった仲間もいます。
たとえばセックスレスだったご夫婦にセックスが戻り、夫婦間に以前よりいい関係が出て来た仲間もいます。
たった2ヵ月でもこんな変化があって、これから先どんなふうに変わってくれるのでしょう。
変わったことで一番多いのが、ご家庭で作るお料理が美味しくなったという反応です。
(そりゃそうでしょ、中川さん仕込みだもの^^)
包丁が切れるようになっただけで、今までのお料理が美味しくなったという報告も相次いでいます。
(うんうん、切り口が違うと味のしみ込み方が違うし、食感も変わるからね)
以前は家族からのダメ出しが多かったけれど、今は美味しいと言ってもらえる。
だから京都に行くことを、一緒に喜んでくれるという報告もありました。
京都に行く度にお料理の腕が上がれば、そりゃご家族だって嬉しいものね。
美味しいと言って貰えることによって、自分も嬉しくなって幸せな気持ちになれると感想をもらした仲間もいました。
これ、これなんです!
「美味しい」のひと言って、作る者にとって最大の励みになるんです。
あの中川さんですら、美味しいといって貰えることが、最高の喜びなんだとか。
             *    *    *    *
「幸せコース」のお料理は、中川さんがプロの味を落とさずに、ご家庭で簡単に作れる内容にアレンジしてあります。
ですから、習ったその日に自宅へ帰ってすぐ作れる内容にしてあります。
実際にその日に作った人も結構います。
遠くから通われる仲間の話です。
「幸せコース」があった日は京都に泊まっていたのですが、早くお料理を作りたくなるので、前の日に京都に泊まって、当日はまっすぐ帰ることに変えたというもの。
(うんうん、この方がいいですね)
今までおっくうだったお料理であっても、お料理が楽しいと変化するだけで、多くの波及効果があります。
美味しいお料理を作ることで、体が変わるのは当たり前ですが、精神面まで変わるのですからこんなに嬉しいことはありません。
この繰り返しによって、どんどん幸せに近づき、幸せのスケールも大きくなり、しっかりと軸足の定まった人生を送れるようになります。
そしてダイナミックな人生を送れるようになるのです。
これぞ、まさしくマクロビオティックではありませんか!
ひと月に1回京都に通うことを、心から楽しみにして、ご家族も喜んでくださっているお話を聞くと、「むそう塾」を始めて本当に良かったとつくづく思います。
「幸せコース」の方々だけでなく、全国の多くの読者様にも、美味しいお料理がもたらす影響をもう一度考え直していただきたくてこの記事を書きました。
ご感想をお寄せいただけましたら幸いでございます。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ パーマリンク

コメント

  1. Se(4-11) より:

    昨夜、マクロビオティックとは無縁の仲間数人と食事会をしました。
    仲間のうちのお一人が料理上手なので、時々自宅で開催してくれる食事会です。
    もちろんマクロではないので、肉も魚もあります。
    調味料もマクロでは使わないようなものも使用されているでしょうし、調理方法もそうです。
    おまけに彼女は「家庭料理」とはかくあるべし、と原価を極力抑えた材料で料理を作ってくれます。
    けれどどれをいただいても「美味しい」と歓声をあげてしまうのです。
    「美味しい」の次に「どうやって作るの?」と会話がはずみ、話の輪が広がります。

    心を込めて作ってくださったお料理はどれもこれも美味しい。

    そして「美味しい」という言葉が聞けるからまた次も食事会を開催しようって気持ちになるのだと友人は言ってくれました。
    彼女の家族は「美味しい」と毎回は言ってくれないので彼女自らが「美味しい?」と毎回尋ねているとのこと。
    食事は会話の発端なんですね。

    私たちが日々作る料理は家庭料理です。
    家族や自分のために作るものです。
    その料理が美味しいかそうでないか(そう感じるか)はとても大きなことだと思います。

    彼女の料理は、自分が子供の頃、母に「美味しい」と言ってただろうか、と考える機会にもなりました。

    「お母さん、今日、ハンバーグ食べたい」
    「お母さん、今日は何?」
    そんな会話ばかりが思い出されます。
    「美味しいね」と母に言ったのか、というと思い出せないのです。

    けれどきっと母にとっては「今日は何?」とか、おかずのリクエストがあることが「=美味しい」だったのではないかなぁと思います。

    今は、わたしが中川さんに教えていただいた料理を母にふるまう番になっています。

    母が食べている顔をみて「美味しい?」と尋ねることが多いように思います。

    母が「美味しいね」と言ってくれるだけで京都に通う甲斐があるというものです。
    そこから母娘の会話が始まります。

    美味しい料理は仲間との絆も家族の絆も深めてくれます。

    そしてそんな大切なことを気付かせてくださったむぞう塾のみなさんに感謝です。

  2. As(7-2) より:

    こんにちは。記事を読んで、来年のむそう塾が待ち遠しい想いです。

    夫は、夜お弁当箱を台所に持ってくると、ほとんどいつも「おいしかったよ」と言います。
    私は中学・高校と給食がなく母のお弁当を持っていっていましたが、おいしかった、とお弁当箱を出したことがあったかなあ?と反省を込めて思います。
    毎日の生活の中で、馴れ合いにならずに、おいしかったやありがとうを忘れずに口にする夫に感謝の思いでいっぱいです。

    そういえば、昨年までは週に1回は夕飯を素麺にしてほしい、パスタにしてほしい、とリクエストしていた夫が、かなり暑くなってきたのに「素麺がいい」と言いません。玄米ご飯、糠漬け、お味噌汁ベースの食事がおいしいのだそうです。

    毎日の何気ない食事がおいしい、ということの幸せに改めて気づくことができるチャンスをくださったこと、むそう塾に感謝しています。

  3. Ma(21-8) より:

    私は、「お料理って、ちょっとしたコツを知ったり、ちょっとした気持ちの込め方だけで、驚くほど美味しくなるのだ!」ということを実感してから、お料理することが、とても楽しいものだと感じるようになりました。
    たとえば、
    『「胡麻和え」というのは、胡麻が主役だから、胡麻が美味しくないと美味しさが半減してしまう。だから、少し手間でも、1回ずつ「洗い胡麻」を煎って擂ること』と母から教わり、そうしてみたら「すり胡麻」を買ってきて作ったのとは、雲泥の差を自分の舌で感じたこと。
    味がなかなか決まらず、調味料をあれこれ加えていたとき、母から『出汁が上手にとれたら、もう、お料理は90%成功したも同然よ』と、だしのとり方を教えてもらい、上手にだしが引けるようになってからは、シンプルな味付けだけで美味しく、ほとんど失敗することがなくなったこと。
    『水気を絞る時も、ぎゅ~と強引に絞るのではなく、やさしく手を握るくらいの強さで絞ること』など。
    こういった一つ一つのやり取りが、美味しさを生み、食べる人の体や心に染みわたる・・・、気持ちの込め方だけで、美味しさはすごく変わると、そう信じてお料理しているような気がします。
    だから、「美味しいね」って言ってもらったら、すごく、嬉しい!!
    (もっともらしいことを書いていますが、今のところ自分で作るのは気が向いたときだけで、後は母におかずをもらったり、実家に行ったりしています)
    むそう塾幸せコースは、ず~とわたしが習いたいなと思っていたことを教えていただけるお料理教室のような気がしています。
    来年のコーススタートが本当に待ち遠しいです!

  4. Ni(3-3) より:

    こんにちは。
    幸せコースが始まって3か月、
    むそう塾にいく日だけでなく、
    毎日の暮らし全部が幸せコースです。
    そして、お料理を通じて幸せになり、
    幸せになるとお料理が更においしくなり、、
    というスパイラルを感じてます。
    Maさんも書かれている、
    優しく丁寧な心遣いを
    食材にも、人にもできる心を持てる自分に変わっていくことで、
    もっともっと幸せに、おいしく、なれそうです。

    この一年、(それからもずっと!)、未知数で無限の可能性を
    どこまで追求できるかな?と思うと、
    一瞬一瞬がどんどん貴重なひとときになりますね。

    素晴らしい学びの場をありがとうございます。
    初めて続けてお料理を習ったのが
    むそう塾でよかったな~と思っています。
    何もかも、まだまだで、マイペースですが、
    どうぞ気長によろしくお願いいたします。

  5. マクロ美風 より:

    Seさん、こんにちは。

    >食事は会話の発端なんですね。

    そうなんです!
    だから、お食事は楽しくありたいものだと、いつもいつも思います。

    初めて会った人だって、「ちょっとお食事でも」といって会話がはずみ、すっかり心が打ち解けることはよくありますよね。
    だから接待にお食事が使われるのも頷けます。

    美味しいお料理を美味しいねって言い合える相手がいる。
    これって最高の幸せですね。
    大切にしたいです。

  6. マクロ美風 より:

    Asさん、こんにちは。

    うわ~、ご主人の変わり様が凄いですね~。
    思わず昔の記事に載っていたメニューを想い出しましたよ。
    ご主人のお怪我から、確実にAsさんのお台所は変化しましたよね。
    何だか、不思議な巡り合わせを感じます。

  7. マクロ美風 より:

    Maさん、こんにちは。

    なるほどー。
    Maさんがお料理のセンスがよろしいのは、お料理上手なお母様の存在が大きかったのですね。
    納得です。
    と同時に、日々の親の姿勢の大切さを改めて痛感します。

    来年の幸せコースは、凄いエネルギーの持ち主で埋まりそう。
    今から楽しみです♪

  8. マクロ美風 より:

    Niさん、こんにちは。

    Niさんは本当に良く頑張っておられますよね。
    苦手なことを克服するって、凄くエネルギーがいるものです。
    でも、今のNiさんにはそのくらいエネルギーを注ぎ込む対象を持っていた方がいいですね。

    世の中には時が解決することって、結構あります。
    それは決して問題から逃れているのではなく、自然に解決するものは自然に解決するまで待つという事なんですね。

    今すぐ答えが出なくてもいいんです。
    先になって自然に落着する解決法こそが最も良い場合もあります。
    焦らず、無理せず、流れに身を任せてみましょう。
    必ず心から笑える時が来ますよ。

  9. Ta(8-9) より:

    美風さんこんばんは。

    今まで週末になると料理休息日として、何にもしたくなくって外食をするのが日課でした…(汗)

    ところが最近、マクロビランチを食べに行っても美味しく感じることができず、失礼だとは思うのですが、玄米ごはんは私の炊いた方が美味しいではないか!と感じてしまい、外食欲が減ってきたんです。。。
    その代りに、我が家の米びつの減りが尋常じゃなくなってきました。嬉しい悲鳴といっていいものか…(笑)

    この3連休に、実家の母と妹が遊びに来てくれていたのですが、母から幸せコースで習った料理を教えてほしいとリクエストをされ、いつもは外に食べに行くのですが、ずっと手料理を食べて過ごしてもらい、帰りには、私が『峠の腰弁当』を作って持って帰ってもらいました。
    母は、ただただ目を丸くし、私の変貌ぶりに驚いていました(爆)

    私が子供の頃は、母は働きに出ており、学校から帰ったら学習塾通いの日々だった為、食卓にはスーパーの総菜が並ぶ生活を送っておりました。そして母の台所姿を覚えていません。

    母は、料理が苦手なのですが、私がむそう塾のたびに実家へ里帰りして、色々な話を聞かせるので、母にも良い影響が出たみたいです。
    ちなみに、糠床も実家に半分嫁入りして行きました。
     
    こうやって、むそう塾を通じて私の周りの人たちが幸せになってくれるのが嬉しいです。
    改めて、むそう塾に出会えた事に感謝しています。
    これからもどうぞよろしくお願い致します!

  10. マクロ美風 より:

    Taさん、こんにちは。
    うふふ。
    やっぱりTaさんも外食が減りましたね。
    そんなお仲間の何と多いことか!
    外食の楽しみが減って寂しくなったとおっしゃる方もおられますが、時間とお金の節約になること考えると、その分新たな世界が拡がりますよね。

    お母様や妹さんと楽しくお料理談義をしながら台所に立つTaさんを想像して、とても嬉しく感じました。
    こんな風に「美味しい」が拡がってくれることを、中川さんと二人で心から喜んでいます。

    これからも大いに頑張りましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です