子供はいつだって「 i n g 」!

子供ってホントに可愛いし、大好きです。
でも、イヤな時もあります。。。
それは、乗り物に乗っている時に代表されるように、パブリックな場所でのマナーがない時です。
「子供にマナーなんて無理よ?」と言うかたもいますが、いやいやどうして、結構子供って判断力があるんですよね?。
要は、「子供って騒ぐもの」と思い込んでいるから騒ぐのです。
子供は確かに元気だし、大人よりよく動くけれど、子供の判断力を引出す育て方をしていると、「ここぞ!」と思う時には、きちんとしていてくれます。
決して大人のレベルで、大人の要求に従わせようとしないこと、そして、子供に我慢をさせようとしないことがコツです。
でも、多くの親が、子供に我慢をさせようとしてしまうんですよね?。
それは無理です。
だって、大人だって我慢はイヤなのに、そんなことを子供に要求する方が間違っているのです。
じゃ、どうするか?
子供の要求を受け入れてやるんです。
でも、そんなことをしたら・・・・、はいはい、その先の言葉は想像できます。
でも、繰り返します。
子供の要求を受け入れるんです。
あなたにも経験がありませんか?
満たされなくてフツフツとしている時、その要求を受け入れてもらったら、スッと別人のように気持ちが楽になりませんか?
もし恋人同士なら、自分の思っていることを相手が受け入れてくれたら、すっごく嬉しいでしょう?
気分がいいでしょう?
抱いてもらったら、心が落ち着くでしょう?
体温を感じたら、幸せでしょう?
子供も同じ。
気分が良ければ、大人の邪魔はしません。
*    *    *    *
さて、「子供を騒がせない育て方」は、実は、即席では出来ません。
理想的には産まれる前から、出来れば産まれた時から、遅くても喋りだす頃から、地道に対応することの積み重ねなんですね?。
あ、その時期を過ぎちゃった、というかたでも諦めないでください。
早い段階よりちょっと時間はかかりますが、必ず変化してくれますので、お試しあれ。
あの?、誤解を避けるために一言。
オモチャ売り場で泣き叫ぶ子供が、一瞬にして大人しくなる方法がありますね。
あの「買い与える」方法が「子供の要求を受け入れる」ことではありませんので、念のため。
子供の要求は、「精神的」に受け入れてはじめて子供が納得するんです。
そのためには、「親子の信頼関係」が築かれていることが必要です。
だから、早ければ早い方がいいのです。
逆に、遅ければ遅いほど、信頼関係の構築に時間を費やすので、結果が出るまで時間がかかるんですね?。
*    *    *    *
こんなことってありません?
親が何かに熱中していると、子供が邪魔をしてきます。
それは、「自分にも注目して!」と要求しているんですね。
だから、そんな時には、すぐその子供の相手をします。
満足させます。
それで子供は気が済みます。
これが子供の要求を受け入れることなんです。
「後で!」とか、「静かにして!」とか、「さっきも抱っこしたでしょ!」などの言葉は通用しません。
子供はいつだって「今」(ing)なのです。
「さっき」も「後で」も、子供の世界にはないのです。
子供の「今」(ing)の要求を受け入れ、満たしてあげる。
この繰り返しが子育てだと思っています。
これがきちんと出来ていれば、お母さんがセミナーに子供を連れて行っても、子供は泣きわめきません。
親の邪魔はしません。
あらら?、セミナーとお子様連れのことで書こうと思ったのですが、長くなってしまったので、別記事で書きますね。
◆趣旨は違いますが、ちょっと参考になるので、こちらの記事もどうぞ。
赤ちゃんとの会話・上の子供の納得 (2006/3/29の記事)

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コメント

  1. コロ助 より:

    私も実習を通して感じました。子供って今が大切なんですよね!今これをしてほしい、今見てほしい…なんですよね。『後で』なんて言っても通用しませんでした。短い時間でも要求を受け入れると、本当に不思議なくらい静かになるんですね。

    こうしたことを毎日毎日行っているお母さんたちは素晴らしいなって思いました。自分のことより子供が優先なわけで、今の私には考えられないです。本当に感心してしまいます。

  2. つづこ より:

    いつも楽しく、参考になる記事をありがとうございます。
    コメントを考えつつも、自分の考えがまとまらずに結局残さずじまいが多いんですが、今回の記事は正にシンクロ!!という内容でした。息子の要求を受け入れること、今の自分にとっての大きな課題の1つでもあるので…最近意識して過ごしている日々だったんです。いつか意識せずともお互い受け入れられる親子の信頼関係を、築いていけたらと思います。
    うまく噛み合わない時は、息子と抱き締め合っています。

  3. さとぴょん より:

    すご~く勉強になりました。
    そして、ふと
    ある出来事を思い出しました。

    私の妹は2児の母なんですが、
    長男くんがまだ幼稚園入園前ぐらいの時に、
    一緒にバスに乗りました。
    妹と私が久しぶりに会ったのでペラペラ喋っていると、
    「ここはみんながいるところだから大きなお声出しちゃ
    いけないんだよ」と注意されてしまいました(笑)
    それには、妹も私もビックリ!素直に謝りました。
    子供=騒ぐ、じっとしていられない 
    ではないんですよね。

    常にこどもと向き合って「ing」に対応していける
    母に私もいつかなりたいと思います。

  4. 野のキッチン より:

    なるほど、なるほど、
    わかりやすくて、子供の心情わかってる~
    ご意見で、参考になります。

    子供って、小さいときばかりじゃないかも、
    大きくなって反抗期や思春期を迎えたときも
    そうなのかも・・・・・。

  5. マクロ美風 より:

    うわ~、嬉しいなぁ♪
    コロ助さんには、肌で感じていただけたんですね!
    本当にそうですよね~。

    子供って、ウソのように可愛いし、ウソのように憎らしかったりします。
    その境目は「今」が満たされたかどうかなんですね~。

    ある意味で単純ですが、この単純さがすべての基本だと思います。
    だから、子育ては、基本の繰り返しをするんですね~。

  6. じゅだの より:

    昨日も朝から私の邪魔ばかりする娘にキレて、
    何度も「うるさい」とか「後で」とか、更には
    ここに書けない様なひどい言葉を浴びせてしまいました。
    そんな私になんというタイミングの記事でしょう!
    ありがとうございます。

    そうなんですよね、「たった今、ここで」を要求しているだけ。
    よし、これ書き終わったら、今から即実行です。
    待ってろよ~っ!

    そうそう、さらにグッドタイミングで本も届きました。
    「ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.60
    ~特集:こどもにとってひどいこと、傷つくことば
    これって虐待?ネグレクト?」
    あぁ開くのが怖いです。覚悟を決めて夜読みます。。

  7. マクロ美風 より:

    >うまく噛み合わない時は、息子と抱き締め合っています。

    いいですね~、この行為。
    抱きしめ合っているつづこさんを想像して、涙してしまいました。

    本当につらい時があります。
    「子供を殺して自分も死のう」と思うことだってあります。
     (私にもそんな時がありました)
    でも、その苦しみは必ず後で財産になります。

    子供を育てる時は、「自分も本能を磨く時期」と割り切って、子供と一緒に自然の中に身をおいてみましょう。
    すると、つらい時ほど、自然から答えをもらえます。

    どうあがいても、私達は宇宙の中で生きているのですから、宇宙のリズムに身を任せてみましょう。
    子供は、宇宙のリズムのままに生きています。
    それを親の感覚に合わせようとするから、子供は反発するだけです。

    思い切って、「子供に宇宙のリズムを教えてもらう」つもりで子供に向き合うと、案外うまくいきますよ。

  8. マクロ美風 より:

    >「ここはみんながいるところだから大きなお声出しちゃいけないんだよ」

    素晴らしいですね~。
    この甥子さんは、きっと妹さんかどなたかに、そのように言われた経験があるんですよね~。
    子供は親の映し鏡ですから、甥子さんの周りの大人が素晴らしいってことですね。

    子育ては真剣勝負。
    私がいつもそう思うのは、こんなことがあるからです。
    素敵なお話をありがとうございます。

  9. マクロ美風 より:

    野のキッチンさん、こんにちは。

    >子供って、小さいときばかりじゃないかも、
     大きくなって反抗期や思春期を迎えたときも
     そうなのかも・・・・・。

    まさにそうですね。
    子供を持った以上、一生親は「子供の親」なんですよね。
    親がたとえ60歳になっても、95歳になったとしても、「子供の親」なんだとつくづく思います。

    なぜなら、親は「生き様」を子供に見せるからです。
    話は飛びますが、ボクシングのK一家のお父さんは、子供にボクシングを教えるより「生き様」を見せることが大切ではないかと思います。

    反抗期や思春期は一つの節目であって、日々が真剣勝だと思っています。
    なお、野口整体では、反抗期ではなく、「自己主張期」と捉えます。
    親や社会の考えに従わないから「反抗期」なのではなく、子供が自分の考えを持ち始めるから「自己主張期」というのは、とても納得できます。

  10. マクロ美風 より:

    まさか、「あんたなんかいない方がいい!」とか、「橋の下から拾って来た」とか、「消えろ!」「死んじゃえ!」なんて言いませんでしたよね?(笑)

    いえいえ、つい口走ってしまう時ってあるんですよね~。
    「○○ちゃん家の子になれば?」な~んて、冷たく突き放したりして。。。
    でも、何を言われても、どんなに冷たくされても、子供はお母さんが好きなんです。
    だから、感情的な言葉を吐き捨てにしないように心がけましょうね。

    「ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.60
    ~特集:こどもにとってひどいこと、傷つくことば
    これって虐待?ネグレクト?」

    きっとここには、そんな言葉が網羅されているでしょうね。
    「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」は、私が子育て中に創刊された本です。
    勿論、バイブルのように読みましたよ~。
    でも、その通りではなく、自分の考えと野口整体のやり方をドッキングさせましたけれどね。

    >待ってろよ~っ!

    これには、笑っちゃいました(^0^)
    じゅだのさんって、ホントに楽しい方ですね~。
    じゅだのさんの感覚、好きです!

  11. 野のキッチン より:

    まさに今、反抗期の息子をもっている私には
    ”自己主張期”そのお言葉いただきます。

    ありがたくて、実感、そのものです。

  12. マクロ美風 より:

    「自己主張期」。
    私は、この言葉を独身の頃に知ったのですが、この捉え方ってとってもいいなぁと思いました。
    「子供を育てる時は野口整体で!」と思ったキーワードでもあります。

    ちなみに、ウチの息子は19歳になりましたが、反抗期と思ったことは一度もありません。
    もちろん、自己主張はしていましたが、それは成長の証。
    難しいことを言って来た時には、「オー、成長したね~」と言って受け入れてやりました。

    とにかく子供の話を聞く。
    これが鉄則ですよね。
    いつでも、どんな時でも受け入れる。
    これが親業の極意かと思います。

  13. mizutamanao より:

    こんにちは。

    この度のお話、とてもとてもよくわかります。そして腑に落ちました。

    次女を連れて公共交通を利用することが増え、長女の時にはなかったストレスを感じていました。おとなしく座れているのは10分。床に座ってみたり食べ物をねだったり。今は我慢を伝えると大声…「何故この子は」と気が重く、出掛けるのが億劫でこもりがちでした。

    が、長女の時は1日全てを長女に合わせることもできたし、納得するまで抱っこすることもできた。次女はそうは行きません。それを「仕方ない」で片付けて、気持ちを抑えつけたり逸らして誤魔化したりしてきたのだ、と気付いたんです。

    ここ数日は抱っこの要求に「今はだめ!」は極力言わず、どうしても手が放せないときは同じ目線で理由を説明し、必ずあとで受け入れるよう気をつけています。

    そんな時のこの記事で「やっぱり!!」と納得しました。

    おかずが一品足らなくなってもいい、洗濯物が雨に濡れたら部屋干しすればいつかは乾くさ、な気持ちで先ずは受け入れ、安心感充足感を満たしてあげたいなと思います。

  14. プレイ牧 より:

    わたしに余裕があると、とても聞き分けもいいんですけどねぇ・・関心が違う方に向いてると(大人同士のおしゃべりとか・・^^;)荒れ狂います・・笑
    子供はいつだって「今」(ing)・・なんですよね。

    今出かけるよという時に
    いきなり粘土だしてきて遊び始めたり・・^^;
    あぁぁぁ納得です。笑
    あとでねーは通用しないですね、今日からやめます。

  15. マクロ美風 より:

    mizutamanaoさん、こんばんは。
    素敵なコメントをありがとうございます。
    私も昔を思い出したので、記事にさせていただきました。
    よろしくね。

  16. マクロ美風 より:

    >関心が違う方に向いてると(大人同士のおしゃべりとか・・^^;)荒れ狂います・・笑

    解ります、ワカリマス。
    「コッチを向いて!」って要求してるんですよね。
    そんな時は、どうしても親は子供を邪魔にしがちだから、子供は本能で感じるんですよね。

    そんな時は、「あー、○○ちゃんありがとう!、あなたがいてくれてお母さんは嬉しいよ~」って、心にもないこと(^^;)を口走ります。
    でも、そんなことを繰り返していると、母親も本当に嬉しくなるので、子供にもその気持ちが伝わって、結構いい感じで遊んでくれます。

    そして、子供は「今」の連続が一日なんですよね。
    だから、さっきは大泣きしていても、何かの拍子にケロっと笑顔になりますね。
    「今」しか頭にない証拠です。

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