ブログ内を検索する
-
最近の投稿
- これから開催予定の講座案内(2025.7.24現在)
- 再開催ご希望講座一覧(2025.7.23現在)
- 鉄火味噌が出来上がりました 節多め 筍入り
- 「腸内細菌とお手当を話しながら学ぶ会」が終わりました
- 杖の使用許可が出て一人で歩けますように
- 夫が「脳梗塞」になり入院しました
- 耳障りの良い言葉 耳触りの良い言葉 耳聞こえの良い言葉
- 鉄火味噌が出来上がりました 節多め
- 「茄子の油焚き」と生姜にマクロビオティックの陰陽を思う
- 夫の靴下を買いに京都ポルタへ 久しぶりの京都タワー
- 薬の影響で夫の性格が変わったように感じた経験
- 誕生日に赤いケース Xiaomiデビューしました!
- 前立腺肥大症 負担小さい新たな手術 新聞記事より
- 夫の誕生日を家族全員で祝えました
- 「Xiaomi 15 Ultra」さん こんにちは♪
- 夫がMacデビューしました!
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座」の第1期が終わりました
- 京料理人 中川善博が作ってくれた「鱧素麺」が美味しかった!
- 広島 長崎堂の「バターケーキ」が美味しかった!
- 誕生日の花束をひと足早くいただきました
- チャンスを活かす生き方の塾生さん
- 薬を飲むようになると寒さに弱くなる 夫の場合
- 2025年度各コースのお申込状況(2025.7.1現在)
- 「鱧の骨切り特訓講座」が無事終了しました
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座 第2回」空席のお知らせ
- 中川式糠漬けがめちゃくちゃ美味しい! 瑠璃茄子のこと
- 夫が飲んでいる薬の数々 早くやめられますように
- 降圧剤と柑橘類のフラノマクリンはどこまで考える?
- 「2025年度 第6期 自由人コース1」課外授業のご連絡
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動!
最近のコメント
- 夫が「脳梗塞」になり入院しました に マクロ美風 より
- 夫が「脳梗塞」になり入院しました に 門左衛門。 より
- チャンスを活かす生き方の塾生さん に マクロ美風 より
- チャンスを活かす生き方の塾生さん に おかめ より
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動! に マクロ美風 より
- 京都 梅園へ Xiaomi 15 Ultraの画像に感動! に なかがわよしひろ より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に おたに より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に 京子 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に マクロ美風 より
- お弁当投稿の今後はいかに? 終わりは始まりにつながる に おはる より
- 第332次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します に マクロ美風 より
- 第332次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します に Ya より
- オレンジ色のブラウスがお似合い! に マクロ美風 より
- オレンジ色のブラウスがお似合い! に kyoro より
- 盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ に マクロ美風 より
- 盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ に おはる より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に AZ 83-1(かよ) より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に Om67-1 (ゆきこ) より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に マクロ美風 より
- 一型糖尿病ですが結婚できました! に N より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に マクロ美風 より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に おはる より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に マクロ美風 より
- 塾生さんから届いたうれしいこと クラスメイトに感謝 に ひろこ(99−1) より
- 「おうちレストラン 第2弾」を開催します! 開催日追加 に ここ より
- 「おうちレストラン 第2弾」を開催します! 開催日追加 に マクロ美風 より
カレンダー
アーカイブ
月別アーカイブ
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
カテゴリー
- 講座のご案内・連絡事項 (1,180)
- 新しいむそう塾 2022年 (28)
- 料理は呼吸と同じ (24)
- うれしかったこと (193)
- 玄米の炊き方講座 (213)
- お弁当の想い出 (6)
- 京料理人 中川善博の動画 (82)
- ワーママさんの応援 (4)
- 京都やマクロビオティックのことなど (206)
- 塾生さんのメールから心に響いたこと (82)
- むそう塾 パスポート発表 (203)
- マクロビオティックの指導現場からシリーズ (424)
- むそう塾スタイル (51)
- マクロビオティック京料理教室 むそう塾 (1,187)
- 食べたもののようになる (106)
- 料理人 中川善博の陰陽料理 (173)
- 中川式糠漬け (268)
- 中川式出汁巻き玉子 (24)
- 中川式鉄火味噌の体験談 (25)
- 幸せコース感想文 (36)
- マクロビオティックが楽しい♪ (3,575)
- 子育て・野口整体・アトピー (306)
- 男子厨房に立つ (17)
- 新型コロナウイルス (133)
- からだ (558)
- こころ・想い (529)
- 食べ物あれこれ (332)
- マクロ美風の陰陽落としこみ講座 (17)
- マクロ美風の家事アドバイス講座 (379)
- 陰陽ひとり立ち講座 (93)
- マクロビオティックの陰陽で考えてみよう (114)
- 体験談 (133)
- むそう塾の雰囲気(塾生の体験談を含む) (70)
- マクロ美風の体験的マクロビオティック (78)
- マクロビオティックと歯科治療 (24)
- 桜沢如一先生の陰と陽 (9)
- 本の紹介 (116)
- プロが個人指導するマクロビオティック陰陽弁当 #musobento (90)
- その他 (199)
- 「おしゃべり陰陽cafe 」 (11)
- マクロビオティックわの会 (9)
- 大森英櫻・磯貝昌寛 (8)
- 中川善博の入院日記 (12)
- HP記事更新のお知らせ (9)
macro88のtweet
-
「京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ
マクロビオティックの考え方は処理能力をアップさせる
むそう塾をしていていつも思うことがあります。
それは時間の使い方の個人差ですね。
むそう塾にはまだ学生の方、子育て中の方、お仕事に頑張っている方など、さまざまな環境の方が来られるのですが、どんな条件下であっても課題は同じ内容でお出しします。
一見すると専業主婦の人が時間があって有利なように思うのですが、面白いもので忙しい人でも上手に時間を作ったり、要領よく練習したりして、時間のない人でもうまい具合に良い成績を残しています。
一日24時間は誰にも平等なのですが、その24時間をどのように使うかで結果が変わって来ますね。
一番充実した過ごし方は「目標を持つ」ということだと思います。
ポイントは漠然とした目標ではなく、具体的な目的があると時間を濃く使えます。
最も生産性のない時間の使い方が「なんとなく」生きている場合で、こういう人は受け身の時間が多くなります。
私は昔からこの受け身の生き方がとてもイヤで、常に二足のわらじを履きながら生きて来ました。
なぜなら、何をするにもお金がかかるからです。
お金がないために受け身の生き方になるのはイヤだから、自分でお金を稼いで自由な心で生きたかったのです。
ですから、私は24時間のうち17時間は働いている感じの人生でした。
睡眠時間は5時間前後で、この割合は高校生の頃に確立して、ずっと何十年もこのままです。
5時間ほどを一気に眠って、目が覚めたらすぐ仕事に取りかかります。
むそう塾には色々なコースがありますが、忙しい人ほど良い成績が出せているのは、きっと時間の使い方に陽性のリズムがあるからだと確信します。
陽性のスパイラル下で時間が動いているので、目が覚めている間中陽性モードをうまくキープ出来るのです。
マクロビオティックでは時間の使い方も陰陽で考えられますが、悩んだり迷ったりする時間は陰性です。
そんな時には悩んだり迷ったりしている原因は何なのかを考えましょう。
その原因を除去しない限り、また同じ原因が壁になって時間を費やすことになるからです。
陰陽で物事を判断するマクロビオティックの考え方はとてもシンプルで、ある意味小学生でも判断できるような考え方です。
ですから、小学生のうちからマクロビオティックの考え方を教えてあげるのもいいですね。
無駄な時間を省く生き方が出来ると思います。
それは結果として処理能力をアップさせてくれるので、人生を何倍にも愉しめる生き方になります。
マクロビオティックの考え方を知って、私の人生は今、とても愉しいです。
(京都 瓢亭にて つかの間の陰性タイム)
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど
コメントする
我が家の洗濯機革命 Panasonicさんありがとう!
私が京都の家に洗濯機を買って、その使い勝手を家族に話していたところ、意外にも夫の口から「僕も自分で洗濯してみたいから家にも買おう」と言うではありませんか。
常々私が「自分のものくらい自分でお洗濯出来なくちゃ、私が先に死んだら困るよ〜」なんて言っていたのですが、いつも生返事が返って来ていたのでビックリしたのでした。
それで、善は急げとばかりに夫が泊まりがけでゴルフに行っているとき、息子と近くのケーズデンキに行って早速購入しました。
店員さんの話によると、「この洗濯機は売れに売れてもう1台しかないんです。モデルチェンジをするんですけど、これでいいですか?」ということでした。
(そうかあ、売れに売れているんだ。そりゃあそうだろうね〜。)
私はずいぶん引っ越しをしましたが、洗濯機置き場にお湯の配管がされているところは1軒もありませんでした。
でも、お洗濯はお湯で洗ったほうが汚れが落ちることは経験上知っているので、一戸建ての家を建てるときも、マンションを購入するときも、お湯の配管を引いてもらいました。
でも、京都のマンションにはそれがないので、お湯で洗える洗濯機を探して、Panasonicの「ななめドラム式洗濯乾燥機・NA-VX9500L/R」にしたのでした。
最初は値段の高さに驚いたのですが、こちらのブログ記事も読んで納得することが多々あったので、迷わず購入したわけです。
何と言っても液晶画面の操作パネルが楽しくて、まるでiPhoneを触っているような感じでした。
夫にこの話をしたところ、すっかり買う気になったのです。
もしかしたら、夫にとっては今までの洗濯機は操作盤がややこしかったのかもしれません。
ということで、今回めでたく夫が洗濯デビューをしました(笑)
きっと内心では、私が京都で仕事をしやすいように協力しようとしてくれたのだと思います。
(夫は口には出さないけれど、そういう思いやりの面があるから。)
なぜなら、お洗濯のために私はわざわざ埼玉まで帰っていたからです。
でもね、まだお食事のことがあります。
息子も夫もお料理ができません。
さあ〜、これからどうなりますことやら。。。
この操作パネルが我が家にお洗濯革命をもたらしたのでした。
解説はこちら。
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど
4件のコメント
親とは難しいものだね
先日、息子が京都に来た。
3日間京都にいたのだけど、北大路魯山人展だけは一緒に行き、その他はただ一緒にご飯を食べてやるだけだった。
親も子も色々想うことはあっても、息子の年齢になると一言を選ぶのが難しい。
あどけなさのあるうちはもう少し気軽に話せるけれど、今は彼の意志を優先する年齢なので、親の考えを押しつけることもできない。
子育てって、内容が変わるだけで一生続くものだと思う今日このごろ。
(加賀屋 京都店)
息子が帰る日のお昼にいただいたご飯。
この三種類がしっかり作れたら人生は大きく間違わない。
息子もお料理が出来るようになってくれたらなあと心から思う。
手先は器用だけど、お料理には関心がないらしい。
車や時計には異常なほど興味を示すのに。
なかなか思うようには行かないものだ。
生きていてくれるだけでいいと思ったあのアトピーのころ。
親とは、ついつい子供に何かを求めてしまうものだ。
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い
4件のコメント
マクロビオティックと七十二候
息子が北大路魯山人展を観に京都に来たので、10日から3日間一緒に京都にいました。
その間何回も外でお食事をしたわけですが、小さかった時よりグンと食べられるものが増えていて、母親としては嬉しかったです。
小さい時には好き嫌いが多かった息子ですが、今はこうしてお料理の味をともに語り合える大人になってくれて良かったなあと思いました。
下の写真はきょうのお昼にいただいたお椀です。
立秋を過ぎたので、すでに松茸が使われています。
とても良いお味に仕上がっているだけでなく、夏から秋への季節の移ろいがお椀の中に表現されていて素晴らしかったです。
(加賀屋 京都店 お椀 清汁仕立て/海老安平 スライス冬瓜 軸法蓮草 ヤングコーン 早松茸)
マクロビオティックでは陰陽を大切にしますが、その変化は自然界でははっきりと現れ、すでに吹く風にちょっと変化を感じ始めた人もおられることでしょう。
二十四節気とか七十二候という言葉は、その季節の変化を細かく知るためにも良い目安になります。
たとえば、二十四節気では立秋ですが、七十二候では初候、次候、末候とあって、それぞれ次のように分けられます。
【初候】8/8〜8/12頃 涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が立ち始める
【次候】8/13〜8/17頃 寒蝉鳴(ひぐらしなく)蜩が鳴き始める
【末候】8/18〜8/22頃 蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ち込める
1年中空調を電気の力に頼っていると、つい季節の変化を見落としてしまいますが、自然界の変化と食べ物や暮らし方を同期させる生き方がマクロビオティックの考え方でもあるので、この七十二候は大切にしたいものです。
お料理をする人にとっては、これをきちんと把握しているかどうかでお料理の格が上がりますし、健康につながるお料理にもなります。
京都の自宅近くでもヒグラシがギシギシワシワシと鳴いていました。
朝や夕暮れにはヒグラシの大合唱です。
毎朝シャワーのように降ってくるヒグラシの鳴き声とともに朝を迎えていましたが、これからはどんどん鳴き声が秋の虫に変化してくることでしょう。
マクロビオティックの陰陽を意識することは、こんな季節のとらえ方をして行くことでもあります。
マクロビオティックにおける動物性と鱧の生命力
(鱧寿司 料理:京料理人 中川善博)
過去に吉兆さんでいただいた「焼霜造り」が美味しくて、鱧落としは存在が薄くなった記憶がありますが、中川さんが作る鱧料理はどんなお味だろうとずっと想像していました。
それが今年の秘伝コースでは、その鱧料理を教えてくれるとなって、一番喜んだのはこの私かも知れません。
台風の影響が関西にもかなり大きくて、生きた鱧の入手にハラハラしながら当日がやって来ました。
いよいよ授業が始まって、中川さんが作ってくれた鱧料理の美味しさは、私が今までの人生で味わった鱧料理にはない世界を教えてくれました。
絶品とはこういう時に使うものだよね〜と思ったものです。
その美味しさに感動した秘伝コースの人たちが、あちこちで鱧料理の復習を始めました。
しかしどこで購入した鱧も中川さんのように「骨の存在を忘れる仕上がり」ではなかったのです。
それにがっかりしたむそう塾生たちが、それなら自分で骨切りをするしかないということになって、急遽骨切り指導をすることになったのでした。
鱧は日々成長していますから、日毎に骨は硬くなってしまい、素人が練習するには難易度が高くなってしまいます。
それで本当に急に開催日を設けて、都合のつく人たちだけが集まった骨切り講座でしたが、参加者5名なのに中川さんが用意した鱧は30匹でした(゚д゚)!
その日の様子はこちらにありますが、鱧をおろす前に大根の桂むきがあり、それを使って骨切りの練習です。
これは中川さんが編み出した練習方法で、これがとても効果的でした。
桂むきの指示が出ると、すっと桂むきが出来るむそう塾生って本当に素敵だなと思いながらその光景を見ていました。
その原点は幸せコースの最初の授業なんですよね。
基本中の基本がこんなところでも必要になります。
* * *
いよいよ骨切りです。
時計はすでに16時を指しています(汗)
それまでひたすら鱧をおろしていたのです。
その間にも鱧の生命力が強いことを確認して、みんなでビックリしたのですが、だからこそその強い生命力をいただいて暑い夏を乗り越えようとして、骨がいっぱいある鱧の料理方法が考え出されたのでしょう。
鰻ほど油こくなくて、白身魚のさっぱりさがありながらも陽性な生命力は、まるで京都の人のようです。
見かけや言葉遣いはしなやかではんなりとしているのですが、中には独自の芯の強さを感じます。
つまり、芯が陽性なんですね。
ところで、鱧料理をあれこれ頑張っている秘伝コースの舞ちゃんが、昨日のお弁当100点のコメントで次のような文章を書いてくれました。
鱧の陽性がジワジワと効いてきた感じですね。
>鱧をいただくと、じわっと、気づいたら体力気力が続いている感じで、お肉よりも負担が少ない感じがします。
そうそう。これが同じ動物性でもお肉とお魚の違いです。
生きている時の体温が陰陽判断の一つの材料になりますが、マクロビオティックでは動物性を摂る場合はなるべく人間より遠いものを摂るように教えています。
人間より遠いというのは、学校で習った進化の歴史図を思い浮かべれば解りますね。
具体的にするため、イラストを二つご紹介します。
【資料:環境省】
魚類は人間より圧倒的な昔に出現しています。
ということで、マクロビオティックではお肉よりお魚をおすすめするわけです。
最も危険なのは同種を食べることで、いわゆる共食いですね。
ですから狂牛病はマクロビオティックの考え方からすれば、当然の結果だと言えます。
でも今の人は、動物性というとすぐお肉を連想する人が多いですね。
お値段もお魚より安いことが多いし、何よりもお魚のお料理の仕方が分からないというのが最大の理由のような気がします。
でも、むそう塾生は中川さんからお魚をおろすことから始まって、お刺身・煮魚・焼き魚・椀種にいたるまで習えるのですから、とても心強いはずです。
疲れたなと思ったり、陽性の応援がほしいなと思ったときには、上手に動物性の力を借りて陰陽をコントロールしましょう。
舞ちゃんの文章にあるように、体への負担が少なくて気力体力に陽性の力がみなぎってくるのが分かると思います。
(鱧の焼き霜造り 料理:京料理人 中川善博)
なお、マクロビオティックの陰陽はお料理方法についても考えなくてはなりません。
私が鱧の焼き霜造りで感じた美味しさは、鱧落としより陽性な料理方法だったことが大きいです。
ですから、そんなに量を食べるものではありません。
これから秋に向かって、もう一つ美味しい鱧の食べ方があります。
「鱧しゃぶ」
中川さんはこの鱧しゃぶもかなり美味しい方法を開発されているようなので、松茸の出回る季節を今から楽しみにしています。
この鱧しゃぶが鱧料理の中では一番陰陽バランスが取れたお料理方法だと思います。