マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

プロの盛り付けから料理の主役を考えてみよう

むそう塾のお料理はプロの料理人が教えていますので、それはそれは美味しいのです。
そして、美味しくなる技術を全部お伝えしています。
でも、なかなか合格点をもらえないのが盛り付けですね。
幸せコースの中にちゃんと盛り付けの座学があって、盛り付けのセオリーを教えているのですが、日常的にそれを踏まえた生活をしていない人が多いように思います。
それが証拠に上級幸せコースになっても盛り付けであたふたしている人の何と多いことか(泣)

例えば8月の上級幸せコースのメニューから「ひじきとコーンのパスタ」。
中川さんの盛り付けはこんな感じ。
サラッと盛り付けてあります。
(実はこのサラッとというのがムズカシイ)

 
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次は右がOさんの盛り付け。
左がTさんの盛り付け。
一目でOさんのお皿は量が多いと分かりますね。
でも、Oさんには多く感じなかったようです。
ということは、いつもの感覚がそんな感じなのでしょう。
Oさん曰く、「だって美味しいからいっぱい食べたかったんだもーん」(笑)
ダメです。食べたい量を盛りつけてはいけません。

 
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実は、この乱れ盛りは案外難しいのです。
自然体でいてバランスが要求されます。
わざと感や人工的な臭いがするとダメです。
フジッリの扱いも難しいですが、中川さんの盛り付けで目を引くのはコーンの扱いですね。
このお料理名には「コーン」が入っています。
ですから、コーンをグッと引き立ててあげる必要があります。
でもそれは、うるさくなく、さり気なく。
プリップリッとした美味しそうなコーンにスポットを当てて盛り付けてあります。

ところで、コーンをこんなふうにふっくらと茹でるのは難しいのです。
コーンを茹でた経験がおありの方はお分かりでしょうが、時間の経過とともにコーンはみすぼらしくシワシワになってしまうんですよね。
それなのにこのコーンはプリッとしています。
何時間経ってもこのままのみずみずしさです。
コーン一つの扱い方はコーンを購入する段階から始まります。
もっというと店選びから始まります。
それらを全部教えてくれるむそう塾の陰陽料理教室。
単にマクロビオティック料理教室では終わらないところがプロとしての凄さですね。

コーンの季節が過ぎた時のアレンジの仕方もお伝えしました。
お弁当のおかずにもなりますので、しっかりマスターして良質のミネラルを摂ってください。
こんなに食べ物が豊富に出回っていても、実はミネラル不足の人がとても多いんですよ。
ミネラル不足は体調不良の大きな原因になりますので、玄米食をしている人は特に意識して取り込んでおきましょう。
真の陰陽バランスのために。

 

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お料理とファッションと糠床は同じ感覚

外が暑くてもクーラーのお陰で我が家の糠床は暴走せずに済んでいます。
糠床に風が直接当たらないようにしてクーラーをつけると、床から1メートル55センチの高さでは次のような数字です。

 

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一方、糠床のすぐそばに立てかけてある温湿度計は次のような数字です。
大体2度は低くなります。
というわけで、我が家の糠床は27度前後をウロウロしている状態です。
これは決してクーラーの設定温度でもなく、高い位置での室温でもなく、あくまで糠床のある位置での室温です。

 

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昨夜はあんなに真っ白だった糠床も、エアレーションして一晩経てば香りも変わってこんな表情になりました。
立秋を過ぎたのでこれから精米をして足し糠をします。
でも、「水分が多いから足し糠をする」のとは違うのです。

 

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私たちは空腹を満たすためにお食事をしますが、それは「今」だけのためでなく、「これから」のためでもあるんですよね。
今の体調に合わせてお食事をするのは、マクロビオティックの視点から考えても陰陽のバランスを取る目的として大事なことです。
でもそれは、食べたものが血液になって細胞を作って、自分の身体を作って行くわけですから、これから先のことも含んでいるわけです。

ですから私はいつもお料理とファッションは同じだなぁと思います。
ファッションは季節をちょっと先取りするくらいがお洒落で、季節に乗り遅れた着方をしていると素敵ではありません。
それと同じように、お料理も季節を反映するのは勿論ですが、ちょっと先を意識して盛り付けたりお料理をすると気持ちが良いし身体が喜びます。

外は連日猛暑で最高気温を更新していますが、畑からの使者は秋近しを告げてくれています。
それが証拠に胡瓜の皮も少し硬さを感じるし、トマトも芯が大きくなって来ました。
それはもう食べるものが「これではないよ〜」と教えてくれているのです。
そうやって食材を見ながら季節を先取りして、いち早く体調に合わせておくことが健康への最高の道なのだと思います。

だから糠床も「暑い夏をごくろうさま」といって、次の季節に向けて仕様を変えて行くわけです。

 

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パスタ三昧が終わりました あっつー!(45.6度!)

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外はこんな気温!
教室はクーラーを全開にしても暑い・暑い・暑い・・・。
そのうえ湿度が・・・。
そんな暑い中で上級幸せコースの3日間が終わりました。
暑い夏の日の楽しい想い出です。
美味しく復習してくださいね。

[youtube]

 

Twitterではお知らせしているので、すでに動画をご覧下さっていると思いますが、茗荷をう〜〜〜んと薄く刻むと向こう側が透けて見えるくらいになります。
その感触はまるで絹糸のようなやわらかさです。
そんなふうに刻んだ茗荷は舌触りが優しくて、パスタと一体感のある仕上がりになります。
お料理の美味しさを増すために切れる包丁にしておくこと、そして、切る技術を高めることの重要さを改めて知った上級幸せコースだったことでしょう。

 

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お疲れさまでした。
ご褒美のみかんアイスが美味しかったねヽ(^。^)ノ

 

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将来のための写真の整理

あまりにも写真の枚数が多くて、さすがのMacBook Proもフゥフゥ〜するようになりました。
iPhotoを開くとシューという音とともにパソコンが熱をもってきます。
それで写真の整理を昨夜からしています。
1枚1枚真剣に整理する作業は結構時間がかかります。
過去にも写真を別のハードディスクに移してあるのですが、すぐ何万枚も溜まってしまうのです。
授業のある日は毎回何百枚も写していますからね。

単にブログに載せるだけならそんなに写真を写さなくても良いのですが、将来のことを考えて記念に写している面もあるのです。
それはね、たとえば塾生さんが将来何かの折に、お子さんに「お母さんは京都まで行ってプロの料理人さんから美味しいお料理を習ったんだよ。」と言って、お箸の持ち方も包丁の使い方も砥ぎ方も、盛り付けも自信を持って伝えてあげる時が来るかも知れません。
その時のちょっとした証拠写真(笑)のために保存しているのです。

 
 

Air桂剥きを見て下さい。
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角度も持ち方も違うよ。
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こんな感じで剥くんだよ。
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こんなふうに教えてもらったことが、将来どれほど財産になることでしょうか。
きっと「あの時頑張って京都まで通って良かった」と心から思えるはずです。
中川さんに手取り足取り教えてもらうことの意味は、皆さんが思っている以上に貴重なことです。
私が20代か30代の時に中川さんに出会っていたら、絶対人生が変わっていたと断言できます。
いえ、50代で出会っても人生が変わりましたけど(笑)

 

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梅紫蘇パスタ

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パスタの上にかかったジャムのようなもの。
これが清涼感たっぷりで、暑さを吹き飛ばしてくれます。
それにしても茗荷の刻み方が難関で、昨日の受講生全員が不合格でした(泣)
そういえば、茗荷の刻み方をマスターすべく、1箱買って練習した先輩がいたっけ。
きょうはどんな展開になるでしょうか。
盛り付けも含めて楽しみにしています♪

 

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