人はなぜ美味しいものを食べたがるのでしょう?
それは美味しいものを食べた時の満足感が心地良いからですね。
ですからお料理には「美味しい」ことが絶対条件です。
「体のために良い」という観念的なお食事では満足できません。
ですから病人であっても、いや病人だからこそ美味しいことが不可欠なのです。
誰だって具合の悪い時には食欲が落ちるからです。
そこを助けるのは美味しさにほかなりません。
では、グルメ料理なら病人は元気になれるのでしょうか?
巷で美味しいと評判のお料理なら病気は良くなって行くのでしょうか?
それなら嬉しいのですが、反対にグルメ料理ばかりでは健康を損ねてしまう人も多いですね。
美食家に病人が多いのはそのためです。
そこにマクロビオティック料理の存在意義があるわけで、じわじわとマクロビオティックの知名度も上がってきましたが、それとともに誤解されていることがとても多くて、困った現象だなあと常々思っています。
結論からいうと、グルメ料理とマクロビオティック料理の違いは、陰陽バランスがあるかどうかということです。
口に美味しく感じる面だけ強調するとグルメ料理になりますが、人間の身体と健康を考え抜いて陰陽を用いて作ればマクロビオティック料理になります。
それなら、マクロビオティック料理でありながらグルメの要素を兼ね備えれば文句なしですね。
それがむそう塾でお伝えしている「中川善博の陰陽料理」です。
一般的に広まっている不味いマクロビオティック料理ではなく、グルメも唸るマクロビオティック料理です。
なお、一般的には動物性や白砂糖や乳製品を使わないのがマクロビオティック料理だと思っている人がとても多いのですが、肝心なのはいつも陰陽バランスを保っているかどうかです。
すでに罹ってしまった病気を改善することを目的としたマクロビオティック料理(食養料理)と、病気にならないために健康をキープしようとするマクロビオティック料理は、きちんと分けて考える必要があります。
そうでないといたずらに窮屈でかえって体調不良を招く結果になってしまいます。
むそう塾にはここを混同している人が次々と来られます。
マクロビオティックの広め方にも問題があるのですが、マクロビオティックを知ってから体調を崩した人を見ると本当に可哀想になってしまいます。
マクロビオティックを誤って実践すると、「著しい偏食」をしているだけになるのです。
これはかなり危険です。
私は長い間このような人を見てきましたから、何としてもこの危険なパターンに落ち込んでほしくないと思っています。
そのために一般の相談も受けながら、一人でも多くの人に正しくマクロビオティックが伝わるよう、文字どおり日夜奮闘しています。
もっと伸びやかに、もっと大らかに、たまにはこんなパスタや、こんなお鍋を楽しんでください。
ほっこりと幸せになれるひととき。
それが良い陰性です。
(鳥なんば 京都 尾張屋 高島屋店)
※ 葱多めと注文して陰陽バランスを図ること
美風さん、こんにちは。
大切なことをありがとうございます。
良い陰性を上手に取り入れられるようになりたいと思いました。
家族のためにと言うよりは、まずは自分のために。
いつも本当にありがとうございます。
さっこさん、おはようございます。
忙しい日々だとつい陰性な環境を忘れがちになったりします。
あるいは甘いものやお酒で陰性を取ろうとします。
でも、こんなふうに食べ物でも心に良い陰性を届けることができます。
案外昔の人って、食べ物の調節で心を満たしていたのではないかと思います。
ドンピシャの食べ物って一瞬で心が満たされるんですよね。
その確率が高いのは汁物です。
お試しください。
美風さん、ありがとうございます。
お昼にいただくモバみそは、とっても満足感があります。
朝晩もお味噌汁やお吸い物は作っていましたが
それ以外の汁物も、意識して飲んでみようと思います。
ありがとうございます!
そうねぇ、さっこちゃんには玉ねぎスープなんかもいいですよ。
ご存知のように玉ねぎは動物性の毒消しなので、玉ねぎ単独だと陰性が気になる場合は、陽性化した料理法を選択します。
そういう意味ではオニオングラタンスープって、結構陰陽バランスが良いと思いませんか?
あ〜、私は20年ぐらい飲んでいませんが・・。
玉ねぎの持つ血液浄化作用は女性には強い見方です。
精神面での安定も望めますよ。
玉ねぎスープ!食べたいです。
ありがとうございます!
玉ねぎとお揚げのお味噌汁を時々作りますが、洋風のスープは最近作っていませんでした。
さっそく作ってみます。
オニオングラタンスープ、想像しただけでおいしそうです♪
自分のためだけに何か作ることがなくなっていましたが
時々は自分用にも作ってあげなくちゃダメなんだなと
先日、明太子パスタをいただいたときに気付きました。
食べた感想、後ほどご報告させてください。
さっこさん、こんばんは。
>自分のためだけに何か作ることがなくなっていましたが
>時々は自分用にも作ってあげなくちゃダメなんだなと
>先日、明太子パスタをいただいたときに気付きました。
子供ができるとついつい子供が第一になって、それからご主人、自分の順番になりがちですね。
でも、マクロビオティックをしているのだから、食べ物ぐらいはご自分のために作ることもあった方が良いですね。
週一、あるいは月一でもいいから、「ママのためのご褒美日」あるいは「ママのためのご褒美タイム」を作りましょう。
結構効果がありますよ。
そうでないと、疲れてボロボロになったり、主婦放棄をしたくなるから要注意です。