マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティック仕様の菊花蕪にすると?

菊花蕪 むそう塾 マクロビオティック

(菊花かぶら 料理:中川善博)
 

関東の蕪と違って、京都の聖護院蕪は見事に大きい。
やわらかくて甘くて、生でそのまま食べても美味しい。
そんな蕪を菊の花のように刻みを入れて甘酢に浸けたものが菊花蕪なのだが、マクロビオティック料理だからといって白砂糖を敬遠すると白い菊の花にはならない。
さあ、あなたは甜菜糖にしますか?
白砂糖にしますか?

 

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正統派のねじ梅 北海道から通っているむそう塾生は気合が違います

上級幸せコースの12月の授業は、特にレベルが高くて皆さんがヒーヒーしていました。
いえ、急にレベルの高いことを教えたわけではなく、幸せコースの最初に教えたことができていれば、ススーーっとできるはずなんですけどね。
というわけで、帰宅後猛練習しなければならない人が圧倒的多数でした。
その中でねじ梅の復習第1号が届きました。
北海道から通われているTaさんです。

なかなかお上手です。
プロでもねじ梅の正しい作り方を知らない人がいるのに、むそう塾生は正統派の作り方を知っているのですから凄いことですね。
正々堂々と自信をもってお嬢様にもお伝え下さい。
Taさんは普通の人参で練習をして、上達してから京人参で作るそうです。
ちゃんと京人参も購入して帰宅されたそうな。

まずは中川さんのお手本作品を。

梅人参 マクロビオティック 中川善博

 
 

次はTaさんの作品です。
五弁が均等でないことを気にされていましたが、型で抜いたものではないので、きっちり均等でなくても良いのです。
梅の花が咲いたら、しっかり觀察してください。
実際は様々なバランスの花びらになっているはずです。
すべてのお手本は自然界にあります。

梅人参3

 
 

横から見た写真も送ってくださったところに、理解力の高さが現れていますね。
もっと真横のものもあるとなお良いですね。

梅人参2

 
 

ここまでに一苦労する人が多いんですよね。
どうしても膨らみの出せない人が多すぎます。
私からの♡アドバイスを思い出してね♡

梅人参

 
 

いかがでしょうか?
ねじ梅を中川さんから習った人は沢山います。
包丁を持って台所に立つと、不思議なくらい心が落ち着いて来ますね。
お料理には癒やし効果があるからです。
美味しいおまけ付きですから、みんなで頑張りましょう。

 
 
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ツールを求めすぎる生き方に疑問あり 

人は誰しも易きに流れがちですから、迷った時には困難な方を選ぶなんて言っても、なかなか受け入れてもらえないことは百も承知です。
でも、私は経験上、困難な方を選ぶ生き方の方が間違いなく人を成長させると言い切れます。
私は最初から困難な方を意識して選んで生きてきたわけではないのですが、ふと自分の生きてきた道を振り返ってみると、面白いほど困難な道が多かったです。
でも、それとて誰に教えられたわけでもなく、自分の気が済むように判断して決めた結果でした。

では、なぜそんな生き方をするようになったかと言うと、それは間違いなく親の生き方そのものでした。
私の両親は人生訓なんてひと言も子供に押し付けませんでしたが、なんとなく親の背中を見て感じ取った生き方なのだと思います。
両親とも生真面目に生きて、人生の良いお手本を示してくれました。

何年も前に父親の葬儀のあとで、子供たちで父親の話をしていたら、やはり全員が父親の気迫ある生き方に少しでも応えようと思っていたことが分かりました。
そんな話は大人になってから初めて交わすことになったのですが、4人の子供たちの魂レベルで父親の生き方はそのまま引き継がれていたようです。

父はシベリア抑留も含めて、13年間も戦地で死と隣合わせだったために、独特の強さを持っていました。
それは肉体と精神の強さであり、器用な手先から生まれる道具の数々は、工夫や粘り強さの表れでした。
だから私たち兄弟は、そんなふうに生きて行くのが当たり前だと思っていたのです。
寡黙な父は戦争の話も生き方の話もしませんでしたが、父の背中と手先は雄弁に物語っていました。

今はいかにして楽をするか、あるいはいかに簡単に済ませるかなど、安易な方に流れる生き方が主流になっています。
しかし、その結果どうなっているのかというと、限界を感じたり、不安になったり、今ひとつ満たされない思いを持っていたりする人が多いですね。
それらの人たちに共通のこと。
それはツールを求めすぎているということです。

便利なツールが次から次へと登場しますが、お料理でもそれを追い求めているとしたら、それはちょっと違いますね。
お料理の出来ない人の多くは、お料理をする回数が圧倒的に少ないことが一番の原因です。
お料理が上手になるツールを求めるのなら、まずはちゃんとしたお料理を食べることから始まります。
そして、コツコツと回数を重ねていくうちに、発見や工夫が生まれてきて、あえていうならそれがツールとも言えます。

結論として、「これさえあればお料理が上手になる!」というツールはありません。
でも、いつも手抜きせず真剣に生きていれば、底辺でつながるものがあって、自然に底上げされた生き方になって行きます。
私は父からそんな生き方を自然に学んだのだと思います。
その結果、気がついたらいつも困難な方を選んでいたということです。

でもね、そんな生き方はつらいというより、むしろ学びが多いといえます。
深い経験は質の高い満足をもたらしてくれます。
陰陽ですよねぇ。
あなたはどちらを選びますか?

 

梅人参 ねじ梅 むそう塾 中川善博

(京料理人  中川善博の手)

この「ねじ梅」を作るには、桂むきの技術が身についていることが必要です。
指に刻まれたシワの1本1本は、困難な方を選んだ結果の技術が彫り込まれています。

 

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第170次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

第170次 むそう塾 パスポート取得者>
Ka(76−4)さん


<寸評>

◆中川善博より
長くかかりましたが、じっくりと炊飯に取組めたのではないでしょうか。
この経験はあなたにとっての底力となって毎日の助けになってくれます。
パスポートをお出ししますが、ぎりぎり50点です。
あなたの御飯はまだまだ美味しくなります。
これからももっともっとふうわりと皮感無しを追求してください。
おめでとうございます。
 
◆マクロ美風より
お嬢さんに勧められて愛クラスを受講なさいましたが、おっとりとされていかにも親子だなあと微笑ましく拝見しておりました。
のんびりされていて、硬いはずのご飯でも美味しいとおっしゃるので、以前はどんな玄米ご飯を召し上がっていらっしゃったのだろうとビックリしました。
それでもなんとかパスポートレベルまで頑張っていただきましたので、これからはもう少し軟らかい美味しさを求めていただけたらと思っています。
玄米ご飯はもっと美味しさのレベルを欲張ってもいいんですよ。
おめでとうございます。
 

 

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【寿ぎの料理】 日月椀のふたの向きにもご注意を

日月椀 マクロビオティック むそう塾

(日月椀(にちげつわん) 日と月の組み合わせを間違わないように)
 
 
寿ぎのお料理を作るためには、氣が大事です。
バタバタとした氣ではなく、しっかりと落ち着いて良い氣を込めて作りましょう。
そのために、上級幸せコースの今月の授業では、まな板も布巾も新しいものを用意してお待ちしています。
 
 
まな板 マクロビオティック むそう塾
 
 
1枚1枚に「むそう塾」の氣を込めて。

 

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