マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

あなたのお米の計り方は大丈夫ですか?

塾生さんの計った600ccの玄米。IMG_3434

 
 

人それぞれといいますが、本当にそれぞれです。
今夜はまたそんなことを痛感した出来事がありました。

以前「炊こう会」を開催していて、お米の計り方に問題のある人がいてビックリしたことがありました。
この時の犯人は、むそう塾では知らない人がいないというおはるちゃんで、お米を入れたカップをテーブルの上でトントンとしていたのです。
さらに先日麗可ちゃんがカップを揺すっているのを見てビックリしたばかりです。
(おいおい、そんなことをしたらお米が余計に入ってしまうじゃないか・・・)
私がビックリしていたら、中川さんからすかさず注意が入りました。

そして今夜、その上前を行く人が登場しました。
まだパスポートを取られていないので、お名前は伏せておきますが、揺するとトントンとをダブルでする人がいました。
事の発端は簡単です。
塾生さんから送られて来たお米の袋に600と書かれていたのですが、実際には720ccのお米が入っていたからです。
中川さんが計り方を確認するため、その塾生さんに動画を送ってもらいました。
すると、次のような場面がありました。
本当は動画そのものをご覧いただいた方が判りやすいのですが、お顔が写っているので静止画像でご覧ください。

揺すっているところ。
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トントンしているところ。
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わざわざこんなことをしなくても計量カップからそのままお鍋に入れればいいのにね。
お米を計るのに1分26秒かかっています。
こんなことにこんなに時間を使ってはいけません。

ふと思いました。
もしかしたらお米の計り方がそれぞれ違っていて、そのためにご飯が美味しく炊けないなんてことがあってはいけないと。
まさかとは思いますが、そのまさかが存在することを知ってしまった以上、皆さんに確認してほしいと思ってこの記事を書きました。
お米は素直に空気を含むくらいふわーっと計りましょう。

 
 
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刻みの姿勢と視線の位置

桂剥きは上手なのに刻みは今ひとつな舞ちゃん。
姿勢も影響しているので、中川さんに直されていた昨日の授業。
視線をどこに置くかは理解できましたか?
蒟蒻がつながらないようにね(^^)

むそう塾 マクロビオティック料理教室

 
 

(何事も姿勢が大事)

 
 
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食事日記から現代の食生活の崩壊を実感しました

マクロビオティックでは「食べたもののようになる」「You are what you eat.」(あなたはあなたが何を食べているかで決まる)
ということを大切にしています。
ですから、この言葉を知っている人はとても多いと思うのですが、じゃあどの程度身体で確認しているかとなると、一気にその数は減ると思います。
そのくらい知っていても実践できていないことや、確かめていない人は多いのです。
言葉だけ知っていても何もしなければ知らないのと同じです。
でも、一つでもいいからそれを時系列で追っていくと見えて来るものがあります。

むそう塾では食事日記をつけて、自分の身体と食べ物の関係を知るカリキュラムが幸せコースにあります。
今月は恒例の食事日記の提出月でした。
そこで感じたことは毎年同じなのですが、やはり人間は「食べたもののようになる」ということです。
1年毎にその確信は強く深くなって行きます。
これはもう100%間違いがありません。
そして私は望診の的中率も上がるのでした。

食事日記で感じた重要なこと。
それは日本人としての現代の食生活が崩壊しつつあることを生で再確認したことです。
むそう塾の幸せコースに来られる方々は、玄米ご飯をパスポートレベル(確実に消化吸収できるレベル)で炊ける方たちが通われているのですが、それでも全体の食事日記を拝見すると改善点がたくさんある人が増えて来ました。
最も注目すべき点は主食が確立していない人がいること。
次はお味噌汁とお漬物があまり登場しない人がいることでした。
これらは日本人として欠かせない食べ物であったはずなのに、今はそれを親から伝えられていない人が多すぎます。

マクロビオティック料理教室としていくらお料理の陰陽を伝えようとしても、その土台になる食生活の想い出(光景)が貧しい人がいます。
親世代の食生活が崩壊している家庭もあるからです。
なんとなく食卓を囲む平和な光景。それすら味わえなかった人もいます。
事情は様々ですが、親世代がとった行動によって、子供世代が傷ついて苦労している姿を見ると、心の奥底から「日常のありきたりな生活」を大事にしてほしいと強く思います。

ご飯とお味噌汁とお漬物とあと何か一品。
これだけでいいんです。
買ってきた品数の多いおかずより、たくさんメニューのあるファミレスより、リッチなグルメ三昧より、笑顔で囲む食卓の存在が大切なのです。
この積み重ねが家族それぞれの心身を強くし、中心軸を作り、ブレない精神を作るのです。
お味噌汁がなかったら何かさみしいな。
ご飯粒を食べなかったら何か物足りないな。
お漬物がなかったら何かしまらないな。
そんなちょっとした違和感にこまめに対処すると、実は大きな不調を防ぐのです。

家庭とはあらゆるバランスを取り戻す場所。
その場所が機能不全にならないようにするのがむそう塾の役目かなと思っています。

なお、食事日記や食べ物に関する過去記事があります。
ご参考になさってください。
マクロビオティックの「食べたもののようになる」は本当です
煮物料理と食事日記
かかとは綺麗ですか?

栗ご飯 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(栗ご飯 料理:陰陽京料理人 中川善博)

 
 
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むそう塾のHPをリニューアルオープンしました

HP開設から2年が経ちましたので、この度むそう塾のホームページをリニューアルをしました。
最初はスマートフォンから見やすいようにするためのリニューアル予定だったのですが、ついあれもこれもと欲が出てしまい、かなり大がかりなリニューアルになりました。
細かくはいくつもあるのですが、大きなところでは過去記事がアーカイブから一覧で表示されるようになったことです。
これで過去記事を調べやすくなって、お目当ての記事にたどり着きやすくなりました。
さらに、スマートフォンからもブログ内検索が出来るようになりました。

そしてそして、最も大きな変更点は、HPに毎日記事がアップ出来るようになったことです。
OBENTERSの皆さんの頑張りを反映した「塾生のきょうの100点お弁当!」、中川善博のちょっと斜め目線のコラム「中川善博の  ちょっと待ってや!」が新登場します。
「100点お弁当!」はマクロ美風が更新し、「ちょっと待ってや!」は中川善博が更新します。
今まであった「塾生の声」欄は、順次改訂して行きますが、新しい記事も私が追加出来るようになりましたので、今まで私のブログに書いていたような感想(体験)記事も、これからはHPの「塾生の声」欄に書くようにします。

また、HPにありました「マクロビオティックの落とし穴」欄は、「マクロビオティックの盲点」と改題して、順次重要な記事を更新していきます。
これは、マクロビオティックに対する誤解が原因で体調不良になる人への発信が、少しでも多くの人に届いてもらうようにするためです。
マクロビオティック難民の駆け込み寺としての機能が、これによりより一層奥深くなると確信します。
また、お楽しみ写真も随時HPのトップ画面に登場しますのでご期待ください。
まだ一部未完の部分があるのですが、時間の関係で現時点でオープンし、少しずつ手直しして行くことになりました。

なお、リニューアルに関しまして、どのようなご意見でも結構ですからお気軽にお寄せください。
実際にご利用される皆さんが見やすくて楽しくて、そしてためになるサイト運営を実現したいと思いますので、可能な限りサイトに反映出来るようにします。
そして、この場が心地よくて元気になれて、明日も頑張ろうと思えるところに育てたいと思います。

2014年10月15日 むそう塾 中川善博 マクロ美風

 
 

マクロビオティック料理児湯質 むそう塾HP

 
 
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 26件のコメント

食事日記の後からが本番です

私のパソコンには幸せコースの課題である食事日記が続々と届いて来ます。
「授業の1週間前迄に」送ってくださいとお伝えしてありますが、人それぞれで解釈が違うようで現在14名から届いています。
これも想定済みで最初からどのような順序で届くかを楽しみにしていました(^^)
普段あまり締め切りに神経質になっていない暮らし方をされている人もいらっしゃるので、「日・時」が物事の明暗を分けることもあることを知っていただきたくて、その練習の意味も込めてこのような表現の提出期限を設定しました。
実社会では何かあった時、最終的には法律の影響を受けますので、期間の計算方法を正しく知っておいた方が良いと思ったためです。

さて食事日記ですが、内容は上級幸せコースの授業が終わってから、18・19日の幸せコースの授業までに私の方でしっかりと目を通して、授業でお一人おひとりにアドバイスをします。
内容を一部拝見しておりますが、案の定想定どおりのことが書かれています(笑)
肉体と精神はやはり食べたもののようになりますね。
昨日の上級幸せコースで煮物を習った皆さんも、高野豆腐で陰陽の凄さを思い知ったのではないかと思います。
あの高野豆腐が自分の体だったら?
想像しただけでもゾッとしませんか?

なお、食事日記は食生活管理のスタートにすぎません。
私に提出して終わりではないのです。
今回の食事日記でご自分の食べ方の癖を知って、それを改善する方向に進まなければ意味がありません。
過去に食事日記に関する記事がありますので、予めそれらに目を通していただいて、きょうからの食事に気の緩みが出ないようにしてください。
きょうからが本番です。
頑張ってください!

<過去記事>
食事日記をつけるにあたって(2014.9.22)
食事日記のこと(2012.10.14)
煮物料理と食事日記(2011.11.7)
食事日記から見えること(2010.10.17)

むそう塾 南瓜

(南瓜の美味しい季節です 切り方は覚えましたね?)

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