子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックベビーの子育て

マクロビオティックベビーが増えるにしたがって、子育てに関する質問も多くなって来ました。
そばにマクロビオティックで子育てをした人(している人)がいないため、不安になるのでしょうが、そんなにビクビクすることはありません。
大抵の場合は子供が自分の力で自然に治って行きます。
人生に中心軸が必要なように、子育てにも中心軸が必要です。
急いで対処する必要のあるものだけ頭の中に入れて、あとは子供の様子をみながら臨機応変に対応するだけです。
私は独身の時に野口整体をしていましたので、将来子供を育てるときには絶対この方法でと野口晴哉・野口昭子両氏の本を全部読破していました。
いざ妊娠と判るとその時から野口整体の考え方どおりに育てていました。
その他の疑問点はすべて毛利子来(もうり たねき)医師の本を参考にしました。
おしるしがあっても事務所で働いていた私は、読み残していた「新エミール」を抱えて病院に行きました。
陣痛の合間にその本を読んでいたのです。
私と夫の二人っきりで、誰にも頼らない子育ては正直大変でした。
そんなとき強い味方になってくれたのは野口整体と毛利先生の本です。
さらに途中から「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(ジャパンマシニスト社)が刊行されたので、それをずっと読んでいました。
この本は実に有益な情報が載せられている雑誌で、どれほど助けられたか分かりません。
特に西洋医学一辺倒だった人には、ぜひこの本でほんまもんの子育てをしてほしいと思います。
毛利先生の視点はマクロビオティックにとらわれてガチガチになっている人を解きほぐし、西洋医学や現在の社会の誤りを正し、本来あるべき方向を示唆してくれます。
決してマクロビオティックの狭い世界に固執するのではなく、すべての世界を眺めてイイトコどりでも良いから、納得するものだけを採用するのが良いと思います。
これまで多くの子育てのご相談に応じて来ましたが、ここではっきりと申し上げておきたいことがあります。
それはお子さんは親の所有物ではないということを肝に命じて欲しいのです。
ですから親の主義でお子さんの命を左右することがあっては断じてなりません。
子どもの命は神様からの授かりものです。
大切にお預かりして、未来にお返ししましょう。
困った時にはこちらの「たぬき先生のお部屋」を覗いてみてください。
きっと学びがあるはずです。

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健康の概念

私がマクロビオティックと同等に、あるいはそれ以上に細胞レベルで共感できる野口整体。
創始者の野口晴哉氏はたくさんの本を書き、多くの名言を残している。
その中のほんの一部分を。
「ー中略ー どんな不養生しながらでも丈夫に生きているようにならなければ、丈夫になったとはいえない。
病気をしていても丈夫であるよう生きておらねば本当に健康であるとはいえない。
健康というものは病気によって失われるものではなく、病気をも活かすのである。
いろいろの病気が冷水摩擦のように裡の力を呼び喚び起こし、又生命の安全弁となり、又蛇が皮を脱ぐよう大掃除のはたらきとなるようになれば、人間は健康である。

(月刊 全生より抜粋)
>病気をしていても丈夫であるよう生きておらねば本当に健康であるとはいえない。
健康というものは病気によって失われるものではなく、病気をも活かすのである。
この言葉がとても重いです。
本当の健康とは何なのか?
健康の概念をもう一度考え直したいと思いませんか?

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子育てで悩んだ時に読んでみてね

「むそう塾」には色々なかたが来られます。
出産を機にマクロビオティックを知って、その流れで玄米ご飯を美味しく炊きたいと思われた方が「愛クラス」に参加してくださることも多いです。
そんな方を見ていると、私が子育て中に感じていたことや実行していたことが、少なからずご参考になることがあるように思って、このようなカテゴリーも設けています。
先日も、現在中川さんのブログ玄米投稿中のSuさんが私のブログ記事を読んでくださったようで、嬉しいコメントをくださいました。
彼女と同じ思いの方はたくさんいらっしゃるはずです。
そんな方のために書いた過去記事をご紹介しておきますので、ご参考にしていただければ幸いです。
*    *    *    *
まず、過去記事とダブりますが、Suさんに差し上げたお返事からご紹介します。
Suさんへ
そうなんです。
上のお子さんを納得させてから下のお子さんのお世話をするのです。
お子さんが二人出来たからと言って、お母さんの愛情が二分の一になってはいけないのです。
上のお子さんも100%、下のお子さんも100%。
これが子育てにおける愛情配分の極意です。

 

これはね、何も特別なものではないんですよ。
人間の心理の基本です。
たとえば、あなたが恋愛中だったとします。
男性はあなたに「愛してるよ」と言っておきながら、他の女性にも「愛してるよ」とささやいたら、あなたはカー!っとしませんか?
それよりは「君だけだよ」と言ってくれた方が、どれほど嬉しくて幸せでしょう?

 

お子さんも同じです。
何人お子さんがいても、「君だけだよ」の姿勢が基本なのです。
しかし、お子さんは親より力関係が弱いから、つい親は自分の支配下におこうとするのですが、お子さんの心理は恋愛中の男女と変わりません。
それは好きな人に愛されたい気持ちが、大人と何ら変わるところがないからです。
どんなに不出来な親であっても、子供は親のことが好きなものです。
それは子供の生きようとする本能がそうさせるのかもしれませんね。

 

ですから、上のお子さんに我慢させるのではなく、納得させて子育てをしてください。
上のお子さんが「お母さんは僕(私?)のものだけど、今は弟(妹?)にちょっと貸してやるんだ」くらいの気持ちにさせた方がうまく行きます。
間違っても、「お兄(姉)ちゃんでしょ、我慢しなさい」と言ってはいけません。
我慢しなさいと言った場合、一瞬その場で大人しくなったとしても、その手はいつまでも使えません。
無理やり我慢したものは、性格形成上大きな影を落とします。
必ずどこかで不満が噴き出してきます。

 

こんなことを頭に入れて子育てをしてみてくださいね。
過去記事
子供はいつだって「 i n g 」!
赤ちゃんとの会話・上の子供の納得

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氣をかけて手をかけない

ただいま京都からの帰りです。
地震のため運休になっていたらしい新幹線ですが、私が京都駅に行った時には、徐行運転をしながらも時刻どおりに京都駅を出発しました。
新幹線の中で中川さんのブログを拝見しながら、ちょっと思うことがありました。
子育てで大変なお母さんが、玄米ご飯を落ち着いて炊いていられない環境らしいのです。
攻撃的加圧の時に泣く。
むらしの終わり頃に泣く。
それは大変ですね。
だったら、こんなふうにしてはいかが?
赤ちゃんがグッスリ寝ている夜にご飯を炊いてはどうでしょう?
中川式玄米ご飯は、炊いてからも美味しさが増します。
まるで追熟するかのように。
電気炊飯器の保温機能を使えば、次の日だって美味しく食べられますよ。
お母さんがお子さんに氣が行っていないと、ここぞという大事な時にお子さんはお母さんの手がかかるような事態になります。
たとえば怪我をしたり、熱を出したり、ご機嫌ななめになったり。。。
でも、常々お母さんが上手に氣をかけていると、お子さんは大人の大事な時間を感じ取るようになります。
これは不思議ですよ。
お客様がいらして、お子さんに大人しくしていてほしい時に、かえってうるさくする子供がいます。
それも同じ現象です。
つまり、親の氣がお子さんではなく、他に向く時に子供は自己主張してくるわけですね。
ここが問題なのです。
常々親の氣を感じ取って満足している子供は、ここで静かにすることが出来るのです。
親との信頼関係があり、満足できるからです。
子供とこんな関係を維持出来ているかどうかが鍵です。
よく言われることですが、「氣をかけて手をかけない」。
これは子育てにおける憲法みたいなものです。
さらに、「釣りの仕方を教えても釣ってあげてはいけない」のが子育てです。
つまり、魚を釣ってあげることは手を出してしまうことになるのです。
親たる者は、釣りの方法を教えるのが限度と心得て、子供に接したいものです。

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京都へ(そして子育てのこと)

ただ今京都に向かっています。
明日の土曜日が「第24回 愛クラス」、日曜日と月曜日が「幸せコース」。
連続3日間の講座が始まります。
世間では夏休みシーズンなので、新幹線乗り場も混雑していました。
親子連れで楽しそうに、いえ、お父さんはいささかお疲れ気味に家族との時間を過ごしているのでしょうね。
我が家でも子供が小さい時には、想い出作りにあちらこちらと出掛けました。
忙しい夫も何とか休みをとって、家族旅行をしてくれました。
でもね、月曜日の朝ワイシャツを着てネクタイを結ぶ時の夫の表情が独特なんですよ。
ほっとした顔をしているの。
どうやら夫は、仕事より子供の相手の方が疲れるようでした。
お父さんっ子だった息子は、夫のそばがお気に入りだったのでね。
その息子も21歳。
今では家族旅行に行くお金があったら車にかけたいそうで、さっさと車仲間と出かけてしまいます。
            *   *   *   *
子育ての真っ最中は大変だけれど、長い人生の一時期です。
どうぞ、精一杯子育てを楽しんでくださいね。
そうそう、このカテゴリーの過去記事にもありますが、子育てについてひと言。
子育てがつらいと感じたら、それはどこか違っているはず。
子育ては本来楽しいものです。
しかし、楽しめない環境下にあることが原因で、子育てをつらく感じている人がとても多いです。
ちょっと価値観を変えると、子育ては最高に楽しくてやりがいのあるものなんですけどね。
先日もご自分の子育てを悩んでいらっしゃる方からのご相談がありました。
後悔されていました。
でもね、その時にこんなことを言いました。
「人生は何回でもやり直せるよ」。
気づいたらその時から改めればいいじゃない。
そうやって、人生は何回でも仕切り直しすればいいのよ。
子育ての極意は「見守る」ことだけです。
今は待てない人が多いですね。
この待てない人は、子育てでも見守ることが出来ません。
すぐ口と手を出してしまいます。
レールを敷いてしまいます。
待ちましょう。
ひたすら待ちましょう。
氣だけかけて待ちましょう。
何だか玄米ご飯の炊き方と一緒ですね。
だから、美味しい玄米ご飯が炊けるようになったら、子育ても上手く行きますよ。
美味しい玄米ご飯は、家族を、人生を素晴らしいものにしてくれます。
さあ、明日も多くの人が「むそう塾」に来てくださいます。
すでに今日のお昼から「なかがわ」さんにお食事に現れた人がいらっしゃるとか。
その意気込みを大切に受け止めて、いい講座にしますね。
そろそろ京都に着きます。
これから大忙しのスケジュールです。

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