子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

樹木からもらったパワー そして富士山は永遠のパワー源

旅行についてまわるのは「食べ物」と「お土産」と「写真」だろうか。
私はこのうちのお土産と写真が眼中にない人間だった。
だから、過去に旅行に行ってもお土産は買わない派だった。
理由は簡単。自分でほしいと思えないものを誰かに渡すのはイヤだから。
でも、どうしても義理で渋々買うことはある。

写真の方は、今ではiPhoneで下手ながら何枚か撮るようになったが、今回の旅行では息子が自分のお気に入りカメラでたくさん写してくれた。
18年の旅行ブランクの間に、息子を写す側から写される側に変化したようだ。

 
 

では、息子が写してくれた1枚を。
箱根神社のパワースポットと言われる鳥居の所で、沈みかける夕陽を受けながらパシャリ。
いつどちらが天に召されてもいいように、想い出は残しておいた。

(芦ノ湖 箱根神社 2020.10.6)

 
 

あとは私がiPhoneで撮った写真のみ。
箱根神社の入り口で。
さあ、階段を!
トントンと登れる足腰に感謝!
健康は大事。

神社の魅力はやはり樹齢の長い樹木のパワーに魅せられるところだろうか。
人間の何倍も長生きしている大木がゴロゴロしているのだから、そりゃあエネルギーをもらえるというもの。
ちなみに、樹木で一番長生きなのは「イチョウ」とのこと。
イチョウは防火にもなるから、ありがたい樹木だ。
(だから街路樹のイチョウは切ってはいけないのよね)

(箱根神社 2020.10.6)

 
 

箱根神社から芦ノ湖の湖畔に戻ってきたら、ちょうど夕陽が沈むところだった。
寒い風に吹かれながら、急いで1枚。
ススキと夕陽は情緒あり。

(芦ノ湖 2020.10.6)

 
 

翌日は午後から台風の影響で雨になるとの予報だったので、空模様を気にしながらの移動。
まずは「九頭龍神社本宮」へ。
この鳥居はあまりアップで撮らない方がいいのだとガイドのお兄さんが教えてくれた。
新緑の季節には湖面に緑が映り込んで逆さ富士のようになるのが綺麗だそうな。

(九頭竜神社本宮から写した鳥居 2020.10.7)

 
 

萬巻上人(まんがんしょうにん)が九頭龍を調伏した時に座ったとされる岩(鳥居の下)が、綺麗な水を通して見える。
ちなみに芦ノ湖の水は湧き水で、深いところでは地下40メートルから湧いているそうだ。

(芦ノ湖側から写した九頭龍神社の鳥居 2020.10.7)

 
 

息子が「芦ノ湖スカイライン」を走りたいというので、同行した。
車好きの息子は、埼玉からよく箱根まで走りに来ていたし、「箱根ターンパイク」はお気に入りのコースなんだとか。
しかし、「芦ノ湖スカイライン」は走ったことがなかったらしい。
じゃあ、「三国峠」に行こう!
その前に、「杓子峠」へ。

(杓子峠 2020.10.7)

 
 

次は三国峠。
大好きな富士山を目の前にして、息子は大喜び!
晴れていたらもっと素敵だから、今度またドライブするといいね。
今にも雨が降り出しそうで、気温も低くて寒かったが、この気持ちよさには圧倒される。

(三国峠 2020.10.7)

 
 

杓子峠より40メートル海抜が高いだけあって、風も三国峠の方が強い。

(三国峠 2020.10.7)

 
 

動画もどうぞ。
(なぜ縦撮りだったのだろう?)

おわり

 
 
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18年ぶりの家族旅行 命ある幸せを感じつつ

「お母さん、家族で旅行に行きたい。」

8月にふと息子がこんな言葉を口にした。
そういえば、ずいぶん家族で旅行に行っていなかった。

いつから行っていないのだろう?
夫と指折り数えてみたら、かれこれ18年行っていなかった。

それまで毎年どこかに行っていた旅行が途切れたのは、息子の頭が禿げたからだった。
(その時のことは、下段※の記事に書いてある。)
その時を境に息子は家族旅行どころか、外出の時に人目を気にするようになった。

その時の息子のつらさを家族一同が想い出して、すぐ「じゃ、行こう!」となった。
夫は昨年の4月、自損事故を起こしたが奇跡的に助かったので、人はいつ死ぬかわからないから、家族が揃っているうちに旅行に行っておこうと思ったらしい。

私は私で、京都通いが始まってから丸12年、常に留守がちな日々なので、罪滅ぼしの意味も込めて、家族との時間を大切にしようと思った。
もちろん、いつまで3人揃っていられるかわからないから、今のうちにという気持ちもあった。

選んだ場所は箱根。
夏にも冬にも過去に何回も来た所だ。
それでもここに来たいと思ったのは、やはり精神的に満たされたかったのかもしれない。

きっと、家族みんなが充電できたような気がする。


体中の毛が抜ける!! 2005.8.18
アトピーが原因? 2005.8.26

 
 

(芦ノ湖の夕暮れ 2020.10.6)

 
 

(九頭龍神社本宮側から見た鳥居 2020.10.7)
鳥居の向こうの山は紅葉しないそう。

 
 

(芦ノ湖側から見た九頭龍神社の鳥居 2020.10.7)
こちら側の山は紅葉するので、その時はもっと綺麗になるそう。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い | 2件のコメント

胆道閉鎖症から肝移植を経て元気に育つ男児とその両親が素晴らしい

【生後2ヵ月の子どもが「胆道閉鎖症」に】

少し長くなりますが、素敵なむそう塾生のご夫婦がおられるので、第三者の立場から記事にさせていただきます。
今から4年あまり前、こんなメールを送ってくれた塾生さんが、大きく成長して眩しいくらいの存在になりました。

まるで思いがけない展開にとてもショックですが、これから
勉強して息子のために出来ることがあれば何でもしたいと思っています。
なかなか受け入れられない大変な状況ですが、息子からわたしは
大切なことを沢山教えてもらっています。大好きな息子のために
家族力を合わせてこれからがんばっていきたいのでどうか
力を貸してください。

 
 

おっとりとして幸せな暮らしをしてきた、むそう塾生の“おたに”さんは、2016年にママになりました。
むそう塾生の赤ちゃんが産まれました 2016.3.13

ああ、よかったと安堵したのもつかの間、お子さんが生後2か月で「胆道閉鎖症」と診断されて、緊急手術をしました。
2016年5月のことでした。
しかし、この手術の時点で肝硬変が進んでいたため、残された手段は肝移植のみになってしまいました。

 
 

【肝移植手術】

そこで、ご主人様が息子さんのためにドナーとなって、「肝移植手術」が行われました。
2016年9月のことでした。
おたにさんはご主人様の体への影響を心配して最初は反対したそうですが、ご主人様の強い希望で移植手術が行われたそうです。

それから4年。
息子さんもご主人様もお元気で、おたにさんのお料理を喜んで召し上がってくれているそうです。
一家で玄米ごはんはもちろんのこと、お子さんはすごく食欲があってモリモリ食べてくれるそうです。

そして、何より嬉しいのは、おたにさんの言葉によれば、「夫も元気です! 心配は夫が息子を好きすぎて子離れ出来ないんじゃないかということくらいで、息子の方がドライです(汗)」ということでした。

 
 

【死ぬことが怖くなくなった】

おたにさんは結婚をする前に、むそう塾の「幸せコース」「上級幸せコース」を修了し、結婚・出産・お子さんの手術と大激変の日々を過ごしたあと、2019年にもう一度基本の「幸せコース」を受講されました。
そして、今年は「満足コース」で学んでいて、来年の5月からは「秘伝コース」に進む予定です。

それと同時におたにさんは、お弁当投稿も頑張っています。
お子さんがいて、お仕事も持っていて、その環境で朝からお弁当投稿をするのは大変だと思うのですが、彼女は笑顔でこなしています。

彼女のそのエネルギーはどこから湧いて来るのか?
それを彼女に直接尋ねたことがあります。
そうするとやっぱり、予想どおりの答えが返って来ました。

「人間はいつ死ぬかもしれない。泣いてばかりいたあの時に比べたら、今は何でもできる。」
「死ぬことが怖くなくなった。」

そうなんです。
彼女は肚が据わったのです。
著しく成長したのです。

 
 

【たった一人の授業】

今年の4月に、コロナ禍でクラスメイトが次々と欠席する中、幸せコース最後の授業をおたにさん一人で行なったことがありました。
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 幸せコース 第11期 日曜クラス 2020.4.12

色々な話をして、その時におたにさんの強さをしっかりと確認したのでした。
やはり人は困難を乗り越えると強くなれます。

私がおたにさんのお子さんのことでとても感動したのは、ご主人様の素晴らしさです。
まさに自分の体で我が子を助けようとした決断、そして、おたにさんへの愛ある暮らし方。
こういう判断ができる男性は心から尊敬できます。

そして、おたにさんのお料理のことも理解してくださって、全面的に応援してくださっていることが素晴らしいです。
こちらの記事にそのことが書かれています。
自分には料理があって本当に良かった 塾生さんのコメントより 2020.4.12

おたにさん、素敵な男性と出会えて、本当によかったですね。

 
 

【誰かのお役に立てれば嬉しい】

この記事を書くにあたって、私はおたにさんに確認しました。
病名や個人情報をさらけ出すことになってしまうけれど、どこまで書かせてもらえるでしょうかと。
そうしたら、おたにさんのお返事が感動的でした。

「大丈夫ですよ。わたしも、息子の闘病中、いろんな方のブログで体験談を読んで勇気をもらいました。誰かのお役に立てれば嬉しいです。」

うなりました。
私よりずっとおたにさんの方が人間が上でした。

 
 

この何気ない光景が、どんなに稀有で幸せなことか。
極限を味わったからこその宝の時間。

 
 

【おたにさんとむそう塾】

・2011.2.20 玄米ご飯の炊き方講座(愛クラス)受講
・2011.3.8 パスポート取得
・2013.5〜2014.4 第5期幸せコース受講
・2013.8.25 第75回玄米の炊き方講座(愛クラス)受講
・2014.5〜2015.4 第4期上級幸せコース受講
・2015.5.1 結婚
・2016.3.9 出産
・2016.5 息子さんが「胆道閉鎖症」で緊急手術
・2016.9 息子さんが「肝移植手術」を受ける
・2017.10.21 第112回玄米の炊き方講座(愛クラス)受講
・2019.5〜2020.4 第11期幸せコース受講
・2020.5〜 第7期満足コース受講中
・2021.5〜 第7期秘伝コース受講予定

終わり

 
 
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早織さんのエッセイが素敵だった 

きのう素敵な文章を読んだ。

トーキョーでキョートみつけた  早織 第26回


しん

 
 

深い内容をさらりと綴ってあって、行間ににじむ想いがいっぱい伝わってきた。
早織さんの素晴らしい文章力で浮き上がってくるのは、父と娘のそれぞれの想いである。

まだ早織さんが乳飲み子のときに妻を亡くした父。
男手で育ててもらう娘の気持ち。
そんなことを想像しながら読んだ。

読み終えて、ここには子育てのお手本があるなあと思った。
それは、父親が60代、娘が30代、その歳になってから理解できる父親の気持ち、娘の気持ちが書かれているから。

わがままな私なんて、39歳で子どもを産んでからやっと親の気持ちがわかった。
だから、子育てとは30年も40年もかかってやっと「これでよかったんだ」と思えるものかもしれない。

母娘だととかく会話が多くなるが、父娘だと交わす言葉が少ないかもしれない。
(もちろん例外もあるが。)

その中でお互いの気持ちをどのように伝えあってきたのか。
それはもしかしたら、お互いの思いやりなのかもしれないと思った。

多くを語らなくても伝わるものがある。
女親の私はつい口に出すことが多いけど、口に出さなくても伝わったらいいなあと思った。
いや、これは相手次第という現実があるのだが・・・。

早織さんの記事のタイトルが示すとおり、新しい早織さんに心からエールを送りたい。

 
 

 
 

しめ鯖は早織さんの好物。
第2話にしめ鯖の話がある。)

写真は、高校生の早織さんが買ってきた鯖で父親が作ったしめ鯖。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い | 4件のコメント

子育てのために塾生さんが書いてくれた記事は新型コロナウイルスにも共通です 

こちらの記事でご紹介したkyoroさんの記事ですが、kyoroさんは他にもとても勉強になる記事を書いてくれています。
むそう塾生のために。

なるべく薬を使わないで子育てをされようとしている人は必見です。
でも、時には薬の力を借りることも必要なときがあります。
特に「食欲・睡眠・機嫌を損ねる=自己免疫力低下=治癒の遅延」という流れを頭に叩き込んでおきましょう。

ここで大事な「自己免疫力低下」は、新型コロナウイルスについてもいえることで、大人も子どもも免疫力を低下させないように、日々の暮らし方をもう一度しっかり見直しましょう。

薬(西洋医学)との付き合い方 2016.6.19
子供が食欲・睡眠・機嫌を損ねているとき(小児科医の見解) 2016.6.22

 
 

先日ご紹介した本とともに、本間先生の子育ての本もご紹介しておきましょう。

【自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全】

(自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全 本間真二郎著)

 
 

 
 

大人たちはぜひこちらの本で勉強しましょう。
自己免疫力を低下させないために。

【感染を恐れない暮らし方】

 
 

 
 

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