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温泉で腸内環境を改善してアトピーが治った例 母と息子の体験談
先の記事で私は、大森英櫻氏から教わったマクロビオティックの陰陽を発信するべくブログを始めたと書きました。
まずは息子のアトピーのことから書き始めたのですが、アトピーについてはなかなか奥が深くて、ずいぶん勉強をしました。
もう大森先生に教えを請うことができないので、自分で勉強するしかありません。
しかし、そこからが本当の学びになりました。
息子のアトピーを治そうと、色々なことを試していたとき、アトピーの原因は腸内環境にあるのではないかという情報にぶつかりました。
これがとても納得できて、前から読み込んでいた千島学説でもうなずけます。
しかし、腸によいことは散々してきたはずなのに、まだすることがあるのだろうか?という素朴な疑問もありました。
ところがあるんですねぇ。
精神面です。
精神面と腸の状態は直結ですから、腸の状態をよくするには精神面も健やかでなければいけないわけです。
イヤなことがあるとお腹の調子が悪くなる人いますよね?
あれと同じです。
腸は食べ物を処理しているだけでなく、感情の影響も受けているし、逆に腸の状態が感情にも影響するわけです。
どんなに腸のためになる食べ物であっても、本人が喜んでそれを食べていなければ効果的ではありません。
そのことにやっと思いが至ったのです。
***
書けば長くなりますが、そういう目でみると、息子のアトピーと精神面での関係を振り返ると、思い当たる現象がいくつもありました。
そして、それはそのまま「免疫力」にも当てはまるのでした。
新型コロナウイルスを機に俄然注目されている免疫力ですが、みんな持っていてもその強弱には個人差がありすぎます。
普段は忘れて暮らしているかもしれませんが、私は「免疫力を育てる」つもりで暮らしています。
そして、息子にもそのことを口を酸っぱくして言うのですが、あまり言ってもストレスになって腸に悪いでしょうから、さじ加減が難しいです。
ふと、アトピーってウイルスと同じだなと思うことがあります。
ウイルスは生き物ではないので、人の周りにあっても悪さをしません。 ← ここ大事
顔や手にくっついても平気です。
でも、体内に入って、そこの居心地がよい(腸内環境が悪い)と活動し始めるのです。
まるで生き物のように。
(免疫にかかわる細胞は腸が70%をまかなう)
アトピーも、腸内環境が炎症に適した条件が揃っているとき、それを体外(主に皮膚)に出してお知らせするのだと思うようになりました。
原因は食べ物だけでなく、環境、心理面のすべてが含まれます。
引っ越ししたり、転職したり、人間関係のストレスからアトピーが悪化することがありますね。
これは幼くても起きます。
ですから、ハウスダストを除去することに時間を費やしたり、洗剤選びに神経質になったりしても、根本的な解決には至らないわけです。
根っこは腸内環境にあるのですから、ここを改善すれば自然に解決するのです。
息子のアトピーが最盛期のときには、体温が低めでした。
でも、温泉で湯治治療をしてから体温が上がって、腸内環境も改善されてきました。
そして、ついにアトピーが治ったのです。
食べ物の改善だけでは完治しなかったのに、湯治を始めて3週間で肌が激変し、その2か月後には寛解しました。
腸は体内における外部(皮膚)ですから、このことからも理にかなった治し方だったと思っています。
精神面も含めて、腸内環境を改善してあげれば、アトピーは自然によくなるという一例でした。
今、アトピーで悩んでおられる方のヒントになりましたら嬉しいです。
(息子と平安神宮の大鳥居前にて 2015.8.11)
ふたりとも、重度のアトピー患者だったとは思えません。
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い
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病気に対するマクロビオティックの陰陽の考え方と切り替え時
昨日は初めてのかた(A子さん)にお会いしました。
A子さんは、ご自身の病気をマクロビオティックのお食事で寛解までこぎつけたという、頑張り屋さんです。
私のブログを長い間お読みくださっているそうで、過去記事のお話がスルスルと出てきてビックリしました。(ありがとうございます)
お話を伺っていると、やはり病気を克服された人にありがちな「切り替え時」を過ぎた感じがしました。
これはマクロビオティックで病気治しをした人が陥りがちな現象です。
下図をごらんください。
病気に対する食事と精神面のあり方を、マクロビオティックの陰陽で考えたものです。
まず、人の体調や体質は「極陽性・陽性・中庸・陰性・極陰性」の5つに分類できますが、病気というのは「極陽性」か「極陰性」のときに発症しやすくなります。
つまり、偏りすぎた状態ですね。
偏りの原因は実にたくさんありますが、先天的なもの、後天的なものすべてが影響します。
西洋医学なら病気になると薬で対処しますが、マクロビオティックではなるべく食事や生活面で対処しようとするのです。
ですから、陽性に偏ったのが原因なら、陰性なお食事にしますし、陰性に偏ったのが原因なら陽性なお食事にします。
A子さんはマクロビオティックの指導者から陽性に偏ったとの見立てで、陰性のお食事を続けて来られたそうです。
病名(ここでは伏せます)からして、陽性な病気なのでその指導に間違いはないのですが、もうA子さんは陽性さが減って来ているので、中庸のお食事にした方がよい状態でした。
ここです。ここが誰しも陥りがちなところなのです。
もう偏りはなくなった(寛解した)のに、それまでと同じ食事を続けていると、今度は反対側の病気に近寄ってしまいます。
ですから、病気がよくなったら、意識的に中庸の食事に戻すことが必要なのです。
現在のA子さんは、「陽性のお食事を食べたいな」という体の声をお持ちでした。
ほらね。ちゃんと体はバランスを取ろうとして、発信してくれているのです。
なんて賢いのでしょう!
ここは素直に体の声にしたがって、陽性なお料理を召し上がるべきです。
野菜を陽性な料理方法で召し上がるのもよいし、動物性の食材で質の良いものを少量召し上がるのもよいです。
ただし、動物性のときには毒消しをお忘れなく。
そして、食事と同じくらい重要なのが、精神面の陰陽です。
精神面でも陽性になりすぎて病気になったり、陰性になりすぎて病気になったりします。
その原因は食べ物から来ていることもありますが、環境から来ていることもかなり多いです。
人間関係や仕事関係で問題を抱えていると、いずれ病気になってしまうこともあります。
A子さんは生真面目なタイプとお見受けしました。
ですから、忠実に病気対応の食事をされて来て、寛解に至ったわけですが、精神面に陰性な状態が少し出ていました。(これはお食事のせいです)
この辺で切り替えて、本来お持ちだった陽性のよい面を活かせるような環境が必要だと感じました。
これからは、中庸のお食事や暮らし方を取り入れて、精神面も中庸を目指しましょう。
愉しいこと、心地よいことに接して、心から安堵できるご自分を確認しましょう。
そうすると、少々羽目を外しても、ダイナミックな行動をとっても、体調や人間関係を壊すことはありません。
むしろ、スマートに成し遂げられるでしょう。
これこそがマクロビオティックが目指す「自由人」です。
一病息災といいますから、病も無駄ではありません。
すべては学びになります。
これからは、病気前よりお元気になられますように。
カテゴリー: からだ, こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう, 体験談
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住環境が及ぼす影響は体調不良となって現れるので要注意
私がマクロビオティックを始めてよかったことは、健康面だけでなく、精神面にも及ぼす影響を陰陽で考えられるようになったことです。
精神面への影響は、昔から言われていることもありますし、スピリチュアル系でも言われますが、陰陽で考えるのは分かりやすくていいのです。
たとえば、綺麗な景色を眺めてホッとしたり、美しい物に惹かれたりするのは、整ったものには良い氣が宿るからです。(中庸〜良い陽性)
反対に、手入れのされていない庭や、汚い物があったり、足元が不安定な場所だったりすると、早くその場を離れたい気持ちになります。いわゆる悪い氣ですね。(陰性)
これは人間の本能ですから、理屈抜きでダイレクトに心身に影響を及ぼします。
つまり、波動が低次元のものと共鳴してしまうので、怪我や災いを呼び込むことになります。
現に足元が不安定なら、事故が起きやすくなることは誰でも容易に想像できますね。
人はなぜ掃除をするのか?
掃除嫌いの人はそんなことを思うかもしれません。
答えは簡単。
自分が健康的でいられるため、です。
たとえば、狭い空間に足の踏み場もないほど物が散らかっていたら、気持ち悪くなりませんか?
私なら頭痛がしますし、ひどい場合は吐き気がします。
狭い空間(陽性)、物がたくさん(陽性)ということは、極めて陽性な状態なので、心身に陽性の弊害が出てきます。いわゆるキュッとした状態ですね。
痛み、凝りとして、頭から肩・背中にかけて不調が現れます。(極陽性)
そして、一番多いのが、怒りっぽくなることです。
あ、その前に文句をいうことが多くなります。
これは、怒ったり文句をいったりして外に吐き出しているのです。(陰性)
そうしないと、自分の中で陰陽バランスが取れなくなるからですね。
ということは?
常々文句や怒ることの多い人は、陰陽バランスが取れていないことになります。
広々として、綺麗な空間、さらに美しい景色を見て、文句をいったり怒る人はいないと思います。
これをそのまま住環境に当てはめてみれば、もう答えが出ますね。
もし、あなたの住環境が極陽性の状態なら、今すぐ物を減らしたり、整頓したり、お掃除したりして、バランスの取れた空間を実現しましょう。
「あ〜、スッキリした!」。こんな気持ちにチェンジすることが必要です。
なんだか調子が悪いといって、整体に行ったり、マッサージに通ったり、はたまたカウンセリングを受けることではないのです。
問題は足元にあり。
これに気づきましょう。
「マクロ美風の家事アドバイス講座」は、そんな陰陽を踏まえて行なった講座です。
(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: からだ, こころ・想い, マクロ美風の家事アドバイス講座
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「むそうべんとう」 「たかが1食、されど1食」
たまたま「むそう塾」でGoogle検索をしていたら、「関連性の高い検索」として、「むそうべんとうとは」というのがありました。
「へ〜」と思ってクリックすると、「むそう塾のプロによるお弁当指導には学びがいっぱい!」という2018年の記事も上がってきました。
「どれどれ」と見てみると、塾生の京子ちゃんとおはるちゃんのコメントもありました。
ここで京子ちゃんがとても大事なことを書かれていました。
「1食1食の影響を甘く見ていた結果」という言葉です。
その頃は、アトピーや精神の落ち込みで苦しんでいたこともあったそうなのです。
でも、今の京子ちゃんは驚くほどのパワーの持ち主となって、毎日目まぐるしく行動されています。
陽性の見本のような生活です。
これは彼女が自分で築き上げた健康で、1食1食の積み重ねです。
ずっとお弁当投稿を頑張ってきて、7年目になりました。
ご家族の1食をも大事にする生き方。素敵ですね!
京子ちゃんの最近のお弁当です。
お子さんのご希望で作ったのだとか。
面白いですね。
(なんだか配置がミッキーマウスのように見えるw)
(料理:むそう塾生の京子さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
痩せすぎ注意! モデル体型を目指すと栄養障害に陥りやすい
暑くなってくると、薄着になる人が多いので、痩せすぎの人を見かける頻度も多くなる。
痩せていても元気さを感じるならよいのだけど、いかにも病的な人を見かけると、「どんなお食事をされているのかな?」と、つい気になってしまう。
むそう塾にも以前、異常なほど痩せた人が来られたことがある。
食べ方に問題があったのだけど、胃腸にも問題があった。
世の中には痩せたい人が多いけれど、太りたい人も結構いる。
胃腸に問題がなければ、食べ方で改善出来ることが多い。
あ、精神的な面で悩み事を抱えていると、必ずしも上手く行くとは限らないけど。
***
こんな記事があった。
「モデル体型指向、低体重若年女性に潜む栄養障害」 2023.7.20
近ごろ、若年女性の間で“シンデレラ体重”という言葉が流行している。これはBMIが18kg/m2となる体重を指し、「モデルのようで理想的」とされている。しかし、BMI 18.5kg/m2未満は医学的には低体重に当たり、不妊や骨粗鬆症、免疫力の低下といった痩せ過ぎによる健康リスクが指摘されている。一方で、その根底にあると考えられる栄養学的な影響については、実態が明らかになっていなかった。
ということで、藤田医科大学臨床栄養学講座教授の飯塚勝美氏らのグループが、健康診断データを用いて、同大学の教職員を対象に後ろ向き研究を行った結果が載っていた。
その結果、飯塚氏は「若年の低体重女性は、蛋白質、炭水化物、葉酸、ビタミンB12、ビタミンDなどの摂取量が少ないのが特徴的で、栄養障害に陥りやすい」としている。その原因として、「40歳代以上と比較して、20~30歳代では一人暮らしで自炊をしていない人が多く、ビタミンB12やビタミンDを多く含む魚類、食物繊維や葉酸を多く含む野菜の摂取がおろそかになってしまうからではないか」と飯塚氏は推測する。
今回の調査の対象は同大の教職員で、看護師が多く含まれる集団。「ヘルスリテラシーが高い医療者でさえも、低体重、そしてそれに伴う栄養障害が散見された。そのため、一般集団ではより深刻な状況となっているかもしれない」と飯塚氏は語る。
***
私はマクロビオティックを始めてから、3か月で10キロ以上痩せた。
同じく痩せた仲間でモデルの女性がいた。
彼女は、「モデルには体調不良の人が多いんです。生理がストップした人もゴロゴロいます。」と教えてくれた。
彼女もその一人で、健康になりたくてマクロビオティックを始めたという。
痩せたい願望には色々な理由があるだろうが、飯塚氏が指摘されるように栄養障害が深刻な問題につながることも予想される。
特に免疫力の低下は、一番気になるところだ。
健康な体を作ってくれるのは、まず第一に食事であることを忘れずに、シンデレラ体重を見直してほしいと強く思う。
(鱧寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: 食べたもののようになる, からだ
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