食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

京料理人が焼く出汁巻き玉子の動画 ボーの最大火力で

出汁巻き玉子 上級巻き

 
 

(出汁巻き玉子 料理:陰陽京料理人 中川善博)

すでに出汁巻き玉子の動画は何本もアップしてありますが、火力が違うと卵液の見極め方も変わって来ます。
ジュニアの火力だと待たなければいけない場面でも、ボーだともうスタートせねばなりません。
それは下から強い火がどんどん迫って来るからです。
たとえば一番最初に卵液を流し込むときの鍋温度もジュニアのときより低くなければなりません。
ジュニアと同じ卵液状態を追っていては焦げてしまいます。
ボーの最大火力で上級巻きの動画を撮りましたので、練習の参考にお役立てください。
最後はこんなリズムで出汁巻き玉子が巻けるようになってくださいね。

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マクロビオティックスイーツの落とし穴

現代の体調不良の主原因は、ストレス・脂肪・砂糖・食べ過ぎだと私は思っています。
細かくはまだまだあるのですが、実際に短期間でも脂肪と砂糖を控えてもらうと結果が出てきますので判ります。
食べ過ぎはちゃんと意識をもってもらわないと、いつの間にか従来の食べ方に戻ってしまいます。人間の癖(習慣)って恐ろしいものです。

ところで先日体調不良でメールを寄せられた人とやり取りしていたら、案の定マクロビオティックスイーツは大丈夫だと思って作って召し上がっておられるとのことでした。
やっぱりー・・・。
動物性を摂らないでスイーツを摂ると、マクロビオティックの陰陽を知っている人ならすぐお解りでしょうが、体がどんどん陰性になって行きます。
その上、蒸した野菜や土鍋での玄米ご飯を口にされ、お出しも昆布と椎茸なら、そりゃあ体調が悪くなるための特別コースみたいなものです。
これに耐えられるのは、相当陽性な人です。

そもそもマクロビオティックの甘味料はOKと思うこと自体が甘いです。
メイプルシロップであれ、甜菜糖であれ、米飴であれ、陰性に変わりはありません。
組織を緩める作用は白砂糖と同じなのです。そのスピードが白砂糖に比べて少し遅いのと、材料の違いによって若干の成分差があるだけです。
実際に比べてみたら実験みたいで面白いですよ。
甘味料の中でも陰陽がありますが、食べ物全体でみたら陰性に属しますから、そのことを忘れて白砂糖だけ排除している人は体調不良まっしぐらですね。

私はマクロビオティックを始めた当初から甘いものへの疑問があって、大森英櫻先生のご指導や山村慎一郎先生や松見歯科医師と納得出来る形で結論を得ております。
体は正直で、食べたもののようになっているのです。
ですから、むそう塾では今までお菓子は一切教えていません。
まだ陰陽が解らない段階でのお菓子づくりは危険がいっぱいなので、陰陽がちゃんと理解できて最小限の量を調整できるお菓子だけをお伝えしようと思っています。

型で焼いてしまうと、1ホールを食べてしまいがちですし、粉物の弊害も出てきますので、焼き菓子は一番おすすめしません。
どうしても食べたい時は老舗の和菓子屋さんから1個だけ購入しましょう。
それでもお菓子は月に4個まで。お休みの日のご褒美といった感じですね。
もしそれ以上食べたい時は主食が足りないか、おかずが多すぎるか、あるいはおかずの味付けが濃い場合です。
主食で糖質を補えていれば、特別にお菓子を求めることはしなくても満たされます。
なお、「動物性を摂るとその後に陰性を引くんだよねぇ」とは大森先生の口癖でした。

それでも甘いものを食べたい時はストレスが多い暮らし方をされていますね。
人間にとって程よいストレスはタイヤの摩擦と同じで前進につながりますが、過度なストレスは体調不良の主原因になります。
ですから、ストレスを減らせる考え方や視点をマクロビオティックの陰陽で知ってほしいと思います。
あなたがストレスと思っていたことは、陰陽で考えると実は自分に原因があったなんて日常的に起こり得ます。
穏やかな気持ちで日々を送れるよう、陰陽で物事を考える癖をつけてほしいなと思います。

林檎のパウンドケーキ 中川善博

 
 

(林檎のパウンドケーキ 料理:陰陽京料理人  中川善博)

写真は中川さんがかつて「ひるめし」を提供していたころ焼いていたケーキの一つですが、今ではまったくケーキを焼きません。
パティシェだった奥様とともに開発した美味しいお菓子は沢山ありながらも、洋菓子はきっと一生作らないのだと思います。
満足コースや秘伝コースで、中川さんから何品かの甘いものを習える人は、かなりラッキーな人になりますね。

 
 
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丸の内 タニタ食堂監修の減塩味噌

きょうデパ地下のエスカレーターを降りていたら、目の前にこんな景色が広がった。
ぬぬぬ、タニタ食堂の何かが商品化されたのかと思って近寄ってみたら、なんてことはない、マルコメのコーナーだった。

丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌1

 
 

減塩みそ
丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌3

 
 

これも減塩丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌6

 
 

これまた減塩丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌4

 
 

またまた減塩丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌5

 
 

「タニタ食堂監修の」ってところがミソだね
丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌8

 
 

裏にまわってみると
丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌2

 
 

あら、お菓子だらけ(^_^;)
間食健美って。。。。
う〜ん・・・
丸の内タニタ食堂監修の減塩味噌7

 
 

減塩が必要な人もいるけど、減塩してはいけない人もいるのにね。
お塩は命の源なんだけどなぁ。
ま、お砂糖のセールより良しとしよう。
私はなにも買うものがないので、写真だけ撮ってごめんなさい。

 
 
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海苔から教えられること

以前海苔の酸処理の問題に触れたことがありますが、お茶でも海藻でも同じで、自然の影響を受けて収穫時期や地域によって微妙に品質や軟らかさに差異が出るものです。
これが当たり前で、それこそが自然の恵みでもあるわけです。
私は大判の海苔を一日1枚は召し上がることをお薦めしていますが、その時の海苔は軟らかめですか? 硬めですか?
そこには陰陽の力が働いているのですが、そんなことにも陰陽を感じながら選ばれるとマクロビオティック的ですね。

たとえばお茶は新茶として登場する時にはかなり陰性(やわらかい)ですが、それが少し収穫時期が遅くなると陰性さが変化して来ます。
マクロビオティックでは三年番茶なんていうのがあって、一般のお煎茶より陽性ですから、体調によっては好き嫌いがあります。
先日島原で海苔の養殖をされている方からメッセージをいただきました。
その中に次のような記述があり、陰陽だよねぇと思いました。
「海苔も産地によってビミョ〜に味や食感など違いがあります(・_・;
島原の海苔は、冬の乾いた北風に海苔芽が鍛えられることもあり、食感は硬いですがその分、旨味がギュッと凝縮されれいてまさしく海藻海苔といったところです。」

これからは海苔芽の育苗の季節ですが、自然を相手にしてお仕事をしている人は、旧暦で作業をされていたりします。
畑仕事でも海仕事でも山仕事でも、ぜ〜んぶ自然が完成させてくれることなので、それに沿わなくては良い結果は生まれません。
人間は勝手に浅知恵で自然に挑戦するかのような行動をとったりしますが、そんな生き方は慎むべきだと私は思っています。
そうはいっても知らず知らずに欲が先に働いて、最も大切なことを見失いがちです。

そんなことを諌めるためにもマクロビオティックの考え方は、たくさんのことを教えてくれます。
自然と一体になって自然の一部になって生きることを陰陽で説明したのがマクロビオティックの考え方です。
陰陽は難しいものではなくて楽しいものですから、せめて毎日の食卓くらいは自然から離れずに、自然界の摂理を大切に調えたいものです。

巻き寿司 マクロビオティック料理教室 むそう塾

(巻き寿司 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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ふわっふわっのハンバーグ♪

ハンバーグ 中川善博 マクロビオティック

 
 

(ハンバーグ 料理:中川善博)

お弁当講座で使わなかったお肉は、夜にはこうしてハンバーグに変身しました。
もちろん「万願寺唐辛子の肉詰め」同様、ふうわりとした食感がそのままのハンバーグです。
その分を見越しての仕込み方をお弁当講座では伝授していますので、たまにはこんなお肉料理もお楽しみください。
中川ワールドの特長は何といっても時間の有効活用にあるでしょうか。
お忙しい方にピッタリのメニューですが、それは手抜きではなく仕込み方にあると言っても過言ではありません。
プロの技術って凄いですね。

 
 
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