食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

「鱧とブロッコリーとトマトのパスタ」が美味しかった

 
 

洗濯機を買い替えるために「EDION 京都四条河原町店」に行き、その後、京都高島屋の7階にある「アルポルト」でパスタを食べた。
本日の日替わりパスタは「鱧とブロッコリーとトマト」だそうで、材料を聞いたら食べたくなって注文してみた。

正直なところ、あまり期待していなかった(失礼)。
でも、一口いただいてみると、さっぱりして美味しいではありませんか!
塩加減がちょうどよくて、スープも一滴残らずいただいた。
夏には和洋中色々なお料理で鱧の美味しさを堪能できるのが、京都のよいところかもしれない。

 
 
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京都で素敵なお店を見つけました イタリアンレストランDODICI

明日は中川さんのお誕生日なのですが、全員が揃っているので、きょう4人でお食事をしてきました。
中川さんは美味しいものを次々と作り出す人なので、外で食べるときはとても悩みます。
それで、まったく新しいお店を選んでみました。
事前に「まずかったら、ごめん」と伝えておいて(笑)

私がネットで探して、ピン!と来たお店を選びました。
お店の名前は「イタリアン レストラン DODICI」(ドーディチ)。

 
 

結果は大満足\(^o^)/
中川さんにも気に入ってもらえて、「完璧!」とのお言葉をちょうだいしました。ε-(´∀`*)ホッ

私はまずお店の立地が気に入ったのと、建物の造りに一目惚れしていたのでした。(ネットで写真や動画を検索していた)
特に内装がとても素晴らしく、吹き抜け階段の途中にドーンとお花が飾ってあったり、階段の手すりに凝った手仕事がしてあったり、今からこのお店が年数の経過とともに味が出てくることを楽しみにできる作りなのです。

特筆すべきは、オープンキッチンなのに、道具を扱う音も、従業員同士の話し声も、シェフからの指示の声も、99%聞こえて来ないことです。
「えっ? 私、耳が遠くなった?」と錯覚するほどです。
キッチンの真ん前に座らせてもらったというのに、この静けさは驚きです。
どうやら、インカムを使用しているようです。

ゆったりした空間の雰囲気を楽しむためには、厨房からの音は避けようとしたことが伝わって来て、おかげさまで心地よい時間を過ごせました。
舞うように静かにお料理を作っている厨房の皆さんの姿は、どこか中川さんがお料理する姿と重なって、やはりむそう塾で日々うるさく言っている「音を立てない」という指導は、心地よさにつながると実感した次第です。
(音を立てるといやな波動が出るだけでなく、その無神経さが気になるのです)

本当は、もっと詳しく書きたいし、写真も載せたいのですが、ここはやはりお店に行ってからのお楽しみのために、公開しないでおこうと思います。

 
 

支配人さんが写真を撮ってくださいました。
中川さんのよだれ掛け(笑)がご愛嬌(^o^)

 
 

お料理は一品だけご紹介しましょう。
気温が上がって来たので、冷たさが美味しい一品でした。
テーブルにお皿を置いてから、「ハーブの氷」をバラバラとかけてくれて、「温度も味のうち」を実感できたお料理でした。
器もとても素敵です。
中川さんも「これはいいなあ」とか、厨房で盛り付けている段階で「あの器はいいなあ」とか、器についての話も支配人さんとしていました。

 
 

(帆立貝 トマト 水茄子 湯葉 バジル)

 
 

最後に。
お料理に力を入れているお店は数あれど、飲み物は今ひとつ個性がないお店も多いのですが、このお店は飲み物の種類が多くてビックリしました。
それは完成品だけでなく、お店で作られているものが何種類もあって、ノンアルコールに至るまで実に美味しいものがありました。

下の写真は、無農薬レモンを使ったもので、実にまろやかで惚れました♡
開発者自身が説明してくださって、ちょっとはにかみながらの笑顔も素敵でしたよ。
(これはメニューには載っていませんが、支配人さんがご紹介してくれました)

 
 

 
 

右下にチラッと見えるお皿は、「マイセン ロイヤルパレス」のターコイズ ブルー版です。
これがお店のイメージカラーと相まって、とても落ち着くセレクトでした。
ターコイズブルーが大好きな私にはたまりません。ウズウズ
これからも、季節ごとにお伺いします!

 
 

オンデマンドでもお味噌絡みでDODICIさんが登場しています。
Miso: Fermentation, the Taste of Kyoto

 
 
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向田邦子さんの「ままや」と美味しいトマトの見分け方

以前、作家の向田邦子さんが、赤坂で開いていたお店があった。
「ままや」。
私はそのお店が好きだった。
器の趣味がよくて、お料理の味とともに満足できる空間だったからだ。

「ままや」は一人暮らしの女性が気軽に立ち寄れて、ちょっと飲んで、そのうえお惣菜も持ち帰れるという、今でも絶対流行ると思えるお店だった。

遠い昔、食いしん坊の飲み友達であるお医者さんをお連れしたら、すごく気に入ってくれて、私の顔を見るたびに「あのお店にまた行こう」と笑顔を投げてきた。
私の周りにはどうやら食いしん坊さんが集まるのが昔からのこと(^o^)

 
 

その「ままや」のメニューで一番好きだったのが、「トマトの青紫蘇サラダ」だ。
私は大のトマト好きなのだが、それまでは玉ねぎを使ってサラダにしていた。
でも、青紫蘇も大好きなので、「ままや」のメニューがすっかり気に入ったのだ。

今ならiPhoneで写真を残しているところだけど、40年以上も前のことだから写真なんて残っていなかった。
代わりにといってはなんだが、こちらのトマトの写真をあげよう。

京都の上賀茂にある京野菜の農家さんが届けてくださったトマトだ。
その日の朝もいで、すぐ届けてくれる鮮度抜群のトマトだ。
もちろん、無農薬で育てておられる。

 
 

(無農薬トマト 京都 上賀茂産)

 
 

【美味しいトマトの見分け方】

いつもはキューピー撮りを禁じているむそう塾なのに、あえてキューピー撮りの写真を載せたのには理由がある。
よく、美味しいトマトの見分け方が分からないという声を聞くけれど、見分け方の一つにトマトのお尻の線を意識するというのがある。

実は、私たちが見ているトマトのてっぺんは「お尻」なのだ。
この反対側にトマトのなり口があって、そこに「ヘタ」がある。
そのヘタがしおれていなくて、ピンとしていれば新鮮なトマトということになる。

それからもう一つ。
トマトのお尻に「放射状の線」が見えると美味しい確率が上がる。
(写真では7本の線が見えるが、もっと多くなったり長くなったりする)

この線は「維管束」という水分が通る管で、トマトに水分が減ってきたら浮かび上がる。
水分が減る=甘みが増す」ということで、トマト選びの参考になる。
(ただし、線がなくても美味しいトマトもある)
甘くなりすぎると酸味が減るので、トマトの美味しさの一つである酸味も大事にしたい。

 
 

これからしばらくの間、教室に無農薬のトマトが届けられるので、せっせと召し上がって毒消しを進めておこう。

 
 
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クイックバージョンのシジミのお味噌汁が美味しかった

先日、教室で仕込みをしていたときに、中川さんの手が離せないので、急遽私に命令が下りました。
中川さんの指示に従って、まかないのお味噌汁を完成させるのです。

中身はシジミ。
今、むそう塾はシジミブームなのです(^o^)

中川さんの指示は、上級幸せコースで教えた方法とは違って、急ぎバージョンでした。
でもね、いざいただいてみると、とっても美味しいのです♪
つまり、お味噌汁の作り方も正統派バージョンとクイックバージョンと、携帯バージョンなどがあるわけです。

忙しいから作れないではなく、忙しいときにはこの方法で、というのが中川式のすごさだといつも思います。
目指す美味しさがあって、そこに到達する方法は何通りもあるということでしょう。

今、中川さんが日々研究している食パンもその一つ。
中川さんが求めるパンの味があって、その方法をあれこれ工夫しているのです。
美味しさは、たゆまぬ研究の上にあるのだと実感したことでした。

 
 

 
 

(上級幸せコースのシジミ味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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シジミの砂抜きをマクロビオティックの陰陽で考えてみる

単発講座のご案内記事が続きましたので、ちょっと食べ物のお話を。

デパ地下でシジミを買おうと思ったら、前にいる80代と思しき女性が売り場の男性に質問をしていました。
内容は「シジミの砂抜きは塩水なのか、真水なのか?」というもの。
「えっ? 今までこの女性は砂抜きをどんな方法でしていたのだろう?」と思ってしまいましたが、この売場ではアサリとシジミが同じ場所で塩水にさらされているので、疑問に思ったのかもしれません。

よくマクロビオティックの勉強で、アサリとシジミの陰陽を比較することがありますが、この時に大事なのは産地です。
人間も果物も魚介類も野菜も、すべて「どこで育っていたか」が重要なのです。

砂抜きの目的は、貝の口を開けて砂を吐き出させることですから、貝がリラックスできなければなりません。(つまり陰性な環境にする)
そのためには、貝が育った場所に近い状態にするのが一番理想的です。
アサリは海辺で生息していますが、シジミは湖や川や沼などが多いですね。

でも、宍道湖やサロマ湖のように海水が入る汽水湖もありますから、私はシジミの産地によって真水と塩水を使い分けたらよいと思っています。
シジミの砂抜きには「海水と同じ濃度の塩水」と教える人がいますが、汽水湖は海水より濃度が薄いので、淡水に近くてもよいのではと思います。

こんな感じで、陰性な環境にして砂を出させるには、陽性な塩水より陰性な水の方が合うと思っているのですが、あなたはいかがですか?

 
 


(デパ地下にて撮影)

 
 
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