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集中力と思いどおりあれこれ
生きていると思いどおりにならないことがたくさんあります。
むしろ私たちは思いどおりにならない世界に住んでいて、たま〜に思ったとおりになるというのが現実ではないかと思います。
その最も顕著なのは子育てではないでしょうかね。
オギャーと産まれてから、日々思いどおりに行かないことの連続で、発狂しそうになっている新米ママさんもいらっしゃるでしょう。
でも、小さいうちはまだいいのです。これから自我がだんだん強くなって思春期を迎え、大人になってきても子育てに対する悩みはつきません。
最初から別人格だからと割り切っていても、どうしても親は子供にあれこれ期待や望みを抱いてしまうものですね。
外部から見たら、あんなに腕の良いお父さんの後をなんで継がないのか? もったいないなぁと思える職業であっても、本人にその気がなければ無理な話です。
また、あれだけの人脈を生かさないなんてもったいないなぁと思っても、本人と波長が合わなければ上手く行きません。
さらに、本人が親の職業を継ぎたくても、その資格を取らなければダメなお仕事もあります。
親側にも子供側にも言い分はありますが、一番良いのは働く本人が夢中になれる仕事に就くことですね。
しかし、現在のこの厳しい経済社会では、「夢中になれる=生活できる」とはいかない職業がありますね。
また、趣味が夢中になれるほど高じたとしても、それで食べていけるのはほんの一握りです。
まだまだ世間に慣れていない若者でも、真面目に働けばそこそこに食べていける古き良き時代は去りました。
働いてもまともに評価されないどころか、過労死するような雇用関係がまかり通ってしまうこの時代に、将来のある若者たちをどうやってその能力を伸ばしてあげたら良いのだろうと思う日々です。
強さのある人は良いのです。自分で困難を突破していけるから。
しかし、内にこもってしまう性格の人は厄介です。
でも、必ず人は何か一つでも関心のあることがあるはずなので、その延長線上で自分の将来を描いて行くのが一番落ち着くのだと思います。
ちなみに私は、結果として自分が関心のあったことばかりが今の仕事につながっています。まるで無から有が生まれた感じがします。
60年あまりの集大成が今の仕事ですね。
自分で言うのもなんですが、私は器用貧乏なところがあって、どのようなことでもそこそここなせてしまうタイプでした。
それらに関わるときに持ち前の好奇心が働いて、あっちこっちと道草をするのですが、その道草の結果が今の状態です。
ですから、私の人生は道草人生とでも名付けるのが正確かと思います(^_^;)
道草しているときは好奇心が働いているときですから、そこには集中力があります。
この集中力はとても力になるので、子育て中はこの集中力を削がないように育てるのがいいですね。
私が独身の時からしていた野口整体の野口晴哉先生は、学校の時間割がもっとも集中力を育てないと本に書かれています。
子供の関心があるなしにかかわらず、一斉に時間を区切って次々と授業を進めるからですね。
私も子育ての時にはこの集中力を意識して、おっぱいを飲ませるときにも、遊びにつきあうときも、集中力を削がないように心がけました。
ところで、集中力って先天的なものだけでなく、後天的にかなり鍛えられますよね。
マクロビオティックでも食べ物で集中力を養うことはできますし、結構即効性があります。
そうそう、バレンタインデーでチョコレートをいただいて、すっかり集中力が欠如している人はいませんか?
贈る方ももらう方も陰性になって、なんだか体がだるい(眠い)なんていう人が絶対いると思います。
そんな人は確実にミネラル不足ですね。
ミネラル不足では集中力は出ません。
ミネラルの代表であるお塩を使ったお料理と海藻や根菜類を多めに摂りましょう。
中でも糠漬けはお塩がなれた状態なので、塩味の角がなくて味噌やお醤油と同じく発酵食品独特のまろやかさがあります。
体がだるい時は腸もゆるんでいます。糠漬けをおやつがわりに食べて、しゃきっと集中できるようにしましょう。
集中出来る時間が多ければ多いほど、思いどおりになることが多くなります。
(中川式糠漬け 2015.2.22撮影)
きょうは陰性な記事です(笑)
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い, 食べ物あれこれ
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減塩や降圧剤は不要な場合が多いので騙されないようにしましょう
血圧一つとっても様々な情報が流れるこの時代、あなたはどんな情報を信じますか?
本当は自分の体からあらゆる情報が発信されているのですが、それをキャッチする判断材料がないために権威にすがってしまう人が多いですね。
でも権威ほど危なっかしいものはありません。
ぜひ自分で判断しましょう。自分の人生と自分の体なのですから。
マクロビオティックではお塩の問題については最重要課題として取り組んでいますが、多くの消費者は減塩しなければいけないと思っています。
最近では「節塩」という言葉もあるのだとか。
節電のノリなのでしょうが勘弁して欲しいですね。
私は以前、「高血圧はほっとくのが一番」という本をご紹介しましたが、改めて血圧をめぐる一連の動きを冷静に考える必要があると思っていたところ、血圧のことで詳しく説明された記事がありましたのでご紹介します。
<引用開始>
・「血圧の基準」
「高血圧は健康で長生きできます。血圧の薬は飲んじゃダメ。中高年は180でも大丈夫」
何年か前、イタリア紀行のテレビ番組を見ていたら、田舎の独居老人宅への巡回診療の場面が出てきました。日本でもそうですが、まずは血圧測定。そして、お医者さん曰く「血圧は150、健康」と。これを、今でも、はっきりと覚えています。
しかし、日本では絶対にこのようにはなりません。日本のお医者さん曰く「血圧が150もある。これは高すぎる。脳卒中になっちゃうよ、心筋梗塞の危険もあるよ。血圧を下げる薬を出しておきましょう。毎日飲んでくださいね。」となります。
日本では、血圧に限らず様々な検査数値を厳しく設定し、それを少しでも超えようなら、基準値以内に止まるような薬を処方しようとするのが常です。こんな国は日本だけです。薬漬けも甚だしいかぎりです。お医者様に頼ろうとする日本人の国民性(特に老人)に付け込んで、医師は薬を処方し続けて保険点数を安定的に稼ごうとするのです。
医者本来の役目は、的確な病気の診断であり、患者と一体になって病気を治すことにあります。こと生活習慣病にあっては、検査数値が超えたから(例えば血圧が150)といって、それそのものが病気(高血圧症)ではないです。単に、多少好ましくないだけのことであって、このままの生活習慣を続けると、将来的に病気(脳卒中や心筋梗塞)になる危険性がどれだけか高まる恐れがあるだけのことです。
よって、医者本来の生活習慣病に関する対処法は、生活習慣改善のカウンセリングに止めるべきで、薬を処方してはいけないのです。処方するとすれば、例えば、時々血圧が急上昇した(これは自覚出来ます)ときに限って飲む薬を出すだけにすべきです。
しかし、これでは1人ひとりの患者の指導にたいそうな時間が掛かって保険点数も上がりませんし、生活習慣が改善されれば検査数値が基準値内に納まってしまって患者が来なくなります。そうなると、医者は食っていけません。
そこで、カウンセリングなどという面倒な指導はそこそこにして、患者の方も“楽して検査数値を基準値内に納めたがっている”のだから(そのように洗脳されているのですが)、検査数値を基準値内に即効的に納めることができる薬を処方し続けるのです。このように医者は毒を盛り、患者は苦しめられるという、何ともならない日本の医療制度ですが、そうなってしまった経緯については、かわいそうな日本のお医者さん の記事をご覧ください。
さて、日本人の適正血圧は、その昔「年齢プラス90」と言われていました。20歳なら110、40歳なら130、60歳なら150です。この計算式は高齢者にも適用され、80歳なら170です。よって、高血圧症とされる患者数はわずかなものでした。それが、従前は基準値が160であったものを2000年に140と改定され、更に2004年には老人以外は130に改定されました。この改定は、どう考えたって医師会と製薬会社が結託した“患者の大量生産”以外の何物でもありません。
その昔、40歳の適正血圧であった130が、今では基準値いっぱいいっぱいの扱いにされてしまい、その昔、老人の適正血圧(70歳160、80歳170)であったのが、皆、基準を大きくオーバーしてしまったのだからです。“血圧が160、170ともなると、これはいかにも高すぎる。やはりこれは高血圧だ。”と、誰しも考えるようになってしまった今日です。これも、洗脳されているからです。
「適正血圧は年齢プラス90」が正しいことを説明しましょう。(もっとも、これは文明社会のことでして、毎日よく動き、過食しない狩猟採集民にあっては、老いも若きも皆、血圧は110程度のものですし、文明社会にあっても、類似した生活をしている方は、それに近いものとなりますが、ここでは、それを除外します。)
「適正血圧は年齢プラス90」には、ちゃんとした根拠があります。
戦後暫くしてから、米国フランガム市で50年以上の長期にわたって疫学調査が行われました。一人ひとりの血圧を50年以上もの間、記録を取り続け、その血圧がどのように変化していくかを調べたものです。
その結果、生存者の血圧変化の平均は、概ね「年齢プラス80~90」になっているのです。さらに、血圧の高低は個人差がありますから、調査対象を4群(高い、やや高い、普通、低い)に分けて見てみると、高いグループにあっては80歳で血圧は200を超えるのですが、それでもピンピンしており、85歳まではちゃんと生きているのです。
なお、この調査は、85歳で終わっているようでして、このグループが90歳まで生きたかどうかは分かりませんが、若いときから血圧が高い方にあっては、年を取ってから血圧が200を超えてもどってことないを示しています。(フランガム市の疫学調査の詳細は、年をとったら血圧は高くてよい[吉岡英介さんのHP]をご覧ください。この段落はその要旨です。)
次に、ヨーロッパ高齢者高血圧研究会の調査、これは既に記事にしたところですが、高齢者にとっては、むしろ血圧が高いほど死亡率が低い、血圧が180ぐらいまでは脳卒中になる可能性が高くなるという明確な根拠はない、という結果が出ています。(2013.5.6補記:フィンランドで、75歳から85歳までの降圧剤を飲まない521人の経過を見た調査では、80歳以上のグループでは血圧が180以上の人たちの生存率が最も高く、140を切った人たちの生存率はガクンと下がっています。)
こうしたことから、冒頭で書きましたイタリア人のお医者さんは「血圧150、健康」と診断されたのです。なお、テレビに登場したご婦人は80歳ぐらいでしたから、もっと血圧が高くてもいいくらいです。
もう一つ既報ですが、岡本裕さんというお医者さんは、長く脳外科専門医をなさっておられた経験から、「血圧が常時200を超えるほどでなければ、血圧と脳出血の相関はない」という印象をお持ちです。どの程度血圧が高くても安心できるか、その指標として「基準値」があるのですが、様々な指標は、「本来の基準値<健康な人の95%が入る範囲>」となっています。
ところが、血圧、コレステロール、中性脂肪については、その「基準値」は恣意的に低く抑えられているのが現状です。そこで、これらの指標について「本来の基準値」を男女・年齢別に算出する必要があり、それを行われたのが、東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一氏で、これは当大学のHPに載っています。(追記:その後、本来の基準値はHPから削除されてしまいました。)
そのあたりの概要を次の記事で紹介させていただきました。その中で、血圧、コレステロール、中性脂肪の「本来の基準値」<男女・年齢別>を表にしていますので、一度ご覧ください。たいていの方は「本来の基準値」の範囲内に納まることでしょうね。例えば、男(50-54歳)155、(60-64歳)164、女(50-54歳)151、(60-64歳)159 と、かなり高い基準値になっています。
日本人間ドック学会が4月4日に“新基準値”の元になるものを発表しました。150万人のドック受診者から算出されたものですが、コレステロール値は素直に出されているようで、東海大学のものと酷似していますが、血圧は“男女差なし、年齢差なしで147”と、かなり低い数値を出しています。これは標本を操作し、捏造されたものと言わざるを得ません。詳細は次の記事をご覧ください。
さて、日本で盛んに処方されている血圧の薬“降圧剤”を飲み続けると、どうなるでしょうか。1980年代に発売されたサイアザイド系利尿剤について、数多くの大規模調査データが幾つかあるようです。これは業界の関係者が知るだけで、一般国民には広報されていなかったようでして、小生も先日知っただけなのですが、次の結論が出ています。
1 脳卒中による死亡がわずかながら減少する
2 心筋梗塞による死亡が増える(または、減らない)
3 寿命が延びることは決してない
このことは、新潟大学の岡田正彦教授によれば、以後に発売されたどの降圧剤にも一様に認められるとのことです。さらに、教授がおっしゃるには、サイアザイド系利尿剤を長期服用すると、『コレステロール値、中性脂肪値、血糖値が徐々に上がる』ということが、調査の過程で判明したとのことです。すなわち、これらの物質が血液中に増えて血管壁を傷つけ、心筋梗塞を引き起こすというものです。また、薬の効き過ぎによる脳血流の低下などの弊害により、寿命が延びないと考えられると、おっしゃっておられます。加えて、降圧剤の服用者には交通事故死が多いとか、鬱病(うつ病)による自殺者が増えるというデータもあるとのこと。
ところが、降圧剤に効果ありとする報告もあります。1997年に60歳以上の約5千人の高血圧患者を対象とした調査で、2年間の降圧剤処方で、上の血圧が平均23下がり、こうして血圧を下げたことにより、脳卒中は42%低下し、心血管死は27%減少しました。
その調査手法が分かりませんから何とも言えませんが、はたして疫学調査の手法が正しく行われていたかどうか疑問です。期間が2年は短すぎますし、降圧剤非投与群との比較はきっとしていないでしょう。また、死亡率は単に全国平均との比較と思われ、そうなると調査対象群の死亡者数が少ないですから、統計上の意味がなくなるからです。少なくとも1桁上の調査対象群とする必要があり、そうした調査を行えば、先に紹介したサイアザイド系利尿剤の大規模調査の結果と一致することでしょう。
国民に知らされるのは、こうした医師会と製薬会社に都合の良い結果だけであって、いわば捏造されたとも言える調査報告が大きくPRされ、だまされてしまうのです。
繰り返しになりますが、血圧は個人差があり、年々上がっていくのが正常なのですから、“俺は200歳まで生きるんだ”という人は110歳を超えると血圧は200を超えてしまい降圧剤が必要になるかもしれませんが、そうした方はおみえにならないでしょう。
高血圧の人は、自分の体が正常に働くよう、心臓が血圧を高くしてくれているのです。それによって、体の隅々まで十分な酸素が供給されるのです。これは、普通の血圧の人でも、運動すれば筋肉が普段よりも酸素を多く要求しますから、血圧が高くなるのと同じことです。そして、高血圧状態がすっと続いていても、息苦しくもなく、どってことなければ、心臓は楽々その血圧を維持してくれていることになりますから、何も心配いらないのです。
体質的に高血圧の方は、生まれつき、あるいはどこかの時点で部分的に血管が細くなっていたり詰まり気味になっていたりして、血流が悪くなっているからでしょう。このことは加齢によっても生じます。血管の弾力が落ちてきますし、どれだけかの動脈硬化は避けることができないからです。それでも、心臓は十分に対応してくれ、血圧を上げて全身に必要な酸素を供給するのです。
酸素を供給するのに必要だから血圧を上げているのに、血圧を下げてしまう降圧剤は、無理に血圧を下げることによる副作用が大き過ぎます。今まで体の隅々まで酸素を供給できていたのが、血圧低下によって、それが不十分となりますから、特に、心臓より上部にある頭への血流が細くなるのは必然で、酸素を大量に欲する脳の働きが鈍ることになります。
めまい、ふらつき、頭がぼーっとする、だるい、頭痛がする、肩がこる、……そして、体の上部に止まらず、内臓や筋肉への血流も悪くなりますから、酸素供給が減ってエネルギーの生産が落ち、動きも鈍くなり、それに相当する分を減食すればいいのですが、普段どおりに食べていれば、やがて過栄養となってしまい、『コレステロール値、中性脂肪値、血糖値が徐々に上がる』という結果を招くことになるのです。
加えて、心臓の筋肉は強く収縮しようと思っても降圧剤で抑え付けられますし、酸素不足にもなりますから、息苦しくもなり、かえって心臓に負担が掛かることにもなります。
どうでしょうか、何もいいことがない降圧剤なのです。最後に、この記事を書く切っ掛けになった経緯を述べさせていただきます。それは、小生のおふくろ(94歳)の体調の変化です。おふくろは、70歳頃から降圧剤を飲み始め、それによって、年に1、2度めまいに襲われて丸1日寝込むようになり、80歳頃から心臓の疲れが出てきて、救心を飲んだり、その後医者で心臓の貼り薬をもらったりしていました。そして、背中に痛みを感ずるようになり、下呂膏をしょっちゅう貼るようになりました。90歳頃にはコレステロールの薬も処方されましたが、これだけは飲むのを止めさせました。降圧剤以上に毒になる ものですからね。(降圧剤も止めさせようとしたのですが、頑として言うことを聞かず。)
なお、めまいは薬で治るものではなく、80歳頃から店にある銀杏葉エキスを飲ませることにしたのですが、思いのほか良く効いて、めまいがほとんどしなくなりました。
しかしながら、おふくろは、加齢による体の弱りもありましょうが、昨秋、畑仕事に精を出しすぎた疲れにより、重いめまいに襲われ、とうとう寝込んでしまい、1ヶ月間、寝たり起きたりの生活を余儀なくされました。
これは、やはり降圧剤が原因していると思われ、その副作用を消してくれる銀杏葉エキスでもってしても防ぎえなくなってしまっていたのでしょう。そして、1か月も外出できなかったですから、お医者さんの薬も底をついてしまいました。めまいの症状が消え、出歩けるようになったおふくろは、お医者さんに行くかと思っていたのですが、どういう訳か全く行かなくなり、それがもう1年近くになるのですが、降圧剤も心臓の貼り薬もなしで済ませています。今、おふくろが飲んでいるのは、従前からの銀杏葉エキスと病中から飲ませるようになった漢方の滋養薬です。
足の弱りがあって、以前ほど出歩くことはなくなりましたが、体調は前通りに回復しています。そして、驚いたのは、背中の痛みに貼っていた下呂膏を半年ほど前から必要としなくなったことです。加えて、時々の頭痛に鎮痛剤を飲んでいたのですが、これも不要となりました。また、時々訴えていた指先のしびれもなくなりました。
新たに飲ませるようになった漢方の滋養薬には、こうした効果はあまり期待できないと思われますから、これはやはり降圧剤を飲まなくなったことにより、その副作用が消えてくれたと考えざるを得ないのです。こうしたことから、“降圧剤は恐ろしいものだなあ”と、しみじみ感じたところです。
今、ご自身が、あるいは身内で降圧剤を飲んでおられる方で、血圧が「年齢+90」に納まっておられるのであれば、降圧剤を飲むのを止めることをお勧めします。なお、飲まなくなったことによって、何か体調に変化を感じたら、血圧を測定され、ひどい異常値が出たら、そのとき降圧剤をお飲みになればいいでしょう。
ただし、従前は低い血圧であったのが、最近急に血圧が高くなった方にあっては、降圧剤を止めると再び血圧が急上昇すると思われますので、慎重に対処なさってください。血圧急上昇の原因は、過剰なストレスであるのか、脳卒中や心筋梗塞の前触れであるのか、といった原因の特定を急ぐことが肝要でしょう。
いずれにしましても、ヒトは動物ですから、毎日体をよく動かす=そのとき血圧を上げて酸素を全身に供給=それによって健康で長生きできるのです。ですから、体が良く動く限り、多少の高血圧は心配に及ばずです。第1級の寒波が日本列島を覆っています。閉じこもりがちになりますが、ラジオ体操なり膝屈伸運動なりで体を十分に動かし、血圧を上げ、今日も健康でお過ごしください。
いかに多くの方が「高血圧」と診断されて心配されているかが推し量られます。そこで、重要なことを一つ書き漏らしていましたので、少々補足させていただきます。
世の中には真面目なお医者さんも多くいらっしゃいます。しかし、そうしたお医者さんであっても、患者さんを前にして“血圧が150を超えているか。でも大丈夫、薬はいらない。”と、ダイレクトに話をしたとすると、その後にその患者さんがもし万一脳出血でもして大変なことになり医療過誤で訴えられたら、敗訴は間違いなしとなりますので、“血圧が高い。降圧剤をお飲みになった方がいいですよ。”と言わざるを得ないのです。
いくら信用のおけるお医者さんであっても、こうした立場に置かされていることをよく頭において、お医者さんと対応なさってください。
ついでで恐縮ですが、このことを含めて「降圧剤問題」に関する基本的な解説をされておられるサイトがありますので、紹介させていただきます。なお、そのサイト名は、「武田邦彦(中部大学)」で、武田氏は当大学教授、専門は資源材料工学(原子力関連)ですが、幅広い人脈のもとに医療の本質や裏側もよくご存知な方で、言っておられることは信用が置けます。
2013.10.21 降圧剤ディオバンのデータねつ造になぜ11億円も使ったのか?
https://www.youtube.com/watch?v=CtlIKmgLrEQ” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>
(音声が主体で、記事はお話の要約になっています。)
その中で、批判的に言っておられるのが、次の言葉です。
「食事や軽い運動では誰も儲からない。国民を高血圧にして降圧剤で儲けるのが一番良い。」 そうなってしまったのは、文部科学省の責任が大きい。
詳細は、URLをクリックしてご覧になってください。
<引用終了>
また、次のような情報もあります。
減塩についてはまだそんなこと言ってるの? という感じですがね。
でも、これにしたがって健康のために良いと思ってまずい食事をする人が後を絶たないのでしょうね。
悲しいことです。
・「減塩、社会で進めよう」 健康な食事術 健康・医療フォーラム分科会
(はまぐりのお吸い物 料理:京料理人 中川善博)
美味しい塩分濃度は体に良い塩分濃度でもある。
中川式玄米ご飯を食べてからたった1週間での変化
先日パスポートを取得されたKさんは、パン屋さんでのお仕事もあって、日常的にパン食が多かったので、小麦粉を減らすように愛クラスでアドバイスをしました。
すると、早速パスポートを取れるまではパン断ちをしようと決心されて玄米投稿に臨んだそうです。
そして、愛クラスに来られてから5日間でパスポートを取得されたのでした。
昨日Kさんからメールをいただいたのですが、その中に玄米ご飯を召し上がっての変化が書かれてありましたので、記事にさせていただきます。
<Kさんからのメール> 抜粋
愛クラスを受講してから、すっかり生活の軸が玄米炊飯になりました^^
もともと早寝早起きが、さらに早くなり
アラームがなる前に目も醒めるようになりました。
起きた瞬間から体がサッと動きます。
たった一週間しか経っていないのに
目に見える変化にびっくりしております!
私が玄米ご飯を炊いていると
子どもたちが興味津々で集まってきます。
何か楽しい事が始まるって思っているのです^^
<マクロ美風より>
Kさんはもともと玄米ご飯を召し上がっておられたのですが、小さいお子さんが玄米ご飯を食べてくれないということで愛クラスを受講されました。
でも、中川式の玄米ご飯を召し上がって、ご自身がこんなにも変化されたのです。
ということは、今までの玄米ご飯は完全に消化吸収できていなかった可能性があります。
もちろん、パン断ちをされたことも効果が早く出た要因になっていると思います。
玄米投稿のときにお通じでのつぶつぶ確認がありますが、それは消化吸収の程度を知りたいからなのです。お通じは雄弁です。
本当に美味しいだけでなく、消化吸収力抜群の中川式玄米ご飯は、Kさんのお子さんたちも大喜びで、1回目から食べ尽くしてしまったそうです(^^)
きっと玄米ご飯を炊いているお母さん(Kさん)の表情も今までとは違っていたのでしょう。
それをお子さんたちは敏感に感じ取っていたからこそ、炊飯時に集まって来るのだと思います。
「食べなさい!」というより喜んで食べてくれるお料理を作る。
これがむそう塾のお料理レベルです。
たった1週間でも体は正直に応えてくれます。
多くの先輩達が玄米投稿期間中に変化して、ビックリされる実例が数多くむそう塾にはあります。
こんな結果を目の当たりにすると、「ああ、ご家庭の幸せに貢献できたんだなあ」と感慨深い気持ちになるんですよね。
マクロビオティックの良さと個人の健康をつなげて、それがご家庭の幸せにつながって行くことがこの上ない喜びです。
そんな日々の繰り返しがたまらなく幸せです。
マクロビオティックに出会って良かった。
それを受け取ってくれる人がいて良かった。
すべてに感謝です。
(愛クラスのお食事準備中 むそう塾)
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糖質制限ダイエットの長期継続は危険なので止めましょう
ずっと気になっていたのですが、最近身近でも間違った食事方法を取り入れている人が出てきましたので、糖質制限食について簡単に書きます。
まさかマクロビオティックを知っている人は、こんな馬鹿な方法は取らないと思っていたのですが、そのまさかが横行するようになってしまったからです。
一般的にダイエットというと、若い女性あたりが色々なことをしている程度の認識という方もおられるでしょうが、最近は男性も高齢者も病気の関係からこの糖質制限ダイエットを医療機関から勧められるケースがあるのです。
最初は特定の病気に対して、医師の指導付きで糖質制限をする程度だったのですが、その効果が目に見える形で現れやすいため、病気とは無関係に一般的なダイエット法として広まってしまったのです。
このダイエット法は日本人の食生活を根本から狂わせる内容なので、冷静に考えたら気づきそうなものなのですが、その渦中にある人は盲目になってしまうのでしょうかねぇ。
このダイエット法の問題点はいくつもありますが、一番問題なのは糖質に穀類も入れてしまったことです。
そのために日本人の主食であるはずのご飯を食べずに、肉を代表とする諸々の食べ物を好きなだけ口にするわけです。
もちろん、お菓子もアルコールも。
それが一時期ならいざ知らず、効果が早く出るものだから面白くなってどんどん続けるところが危険なのです。
マクロビオティックでは主食と副食の割合をこまかく調整します。
主食もおかずも陰陽で考えてバランスを取るようにします。
ですから、まさか主食抜きの食事法を採用するとは思えないのですが、人間はいざとなったら何を信じるか分かりません。
自分の都合の良い方にアレンジしてしまうことが日常茶飯事です。
ということで、間違っても主食抜き、あるいは著しく主食を減らした食生活を長期間は続けないでほしいです。
理由を書きます。
穀類や芋類に含まれる炭水化物に含まれる糖分は、人間のエネルギー源になります。
このおかげでご飯を食べて元気に動ける土台が出来るわけです。
昔から日本人はご飯とお味噌汁とお漬物と少しのおかずで元気に働いて来たのです。
しかし、体内でエネルギー(中性脂肪)に変わる炭水化物を著しく制限してしまうと、代わりにタンパク質や脂質からエネルギーを得ようとするのですが、これには凄い量のお肉を食べなければなりません。
それこそ体に負担をかけてしまいます。
すると体はどうするか?
糖エネルギーの不足した体は、自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えて行くのです。
怖いですねぇ。
その結果は、当然のことながら筋肉量が減って歩けなくなったり、骨粗鬆症になったりして骨折しやすくなります。
女性なら生理が止まる人もいます。
それもこれも元々の原因は、主食であるご飯や麺類を避けたことにあります。
日本人の場合は、長い間にご飯や麺類からエネルギーをもらうように体ができているのに、それを無視した食生活を続けて健康になれるはずがありません。
穀類や炭水化物を避けるより、お菓子類に含まれる甘味料を避ける方が賢明です。
むそう塾が美味しいお料理の数々を教える前に、玄米ご飯を白米のような消化吸収力に炊き上げる技術を伝授するのは、健康の基本中の基本をしっかり押さえるためなのです。
ご飯をおかわりして食べましょう。これがむそう塾の合言葉です。
結婚するならご飯の好きな人を選びましょう。これもむそう塾の合言葉です(^^)
間違ってもご飯を減らして甘いお菓子に手を出さないように。
エネルギー切れだと思ったら小さなおにぎりを食べましょう。
でも、たまには甘いものを食べてみんなで楽しみたい時もあるもの。
そんな時には必ずお漬物やお味噌汁を前後で多めに摂っておきましょう。
2切れの糠漬けでも効果があります。
これから年末年始は食生活が乱れがちになります。
どんな時にも主食を意識して、糖質制限食の「糖質」に穀類を入れないようにしてください。
穀類の糖は生命維持のために必要なものであることをしっかり認識しましょう。
お正月ならお餅は生命の源になることをお忘れなく。
神様には生きるために必要なものしかお供えしません。
この機会に改めて日本の食文化を見直しましょう。
(朝日と炊きたて中川式玄米ご飯 料理:中川善博)
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無農薬葡萄の威力を改めて知る
体って実に正直です。
特に葡萄の力は凄いなあと感じます。
葡萄を5〜7粒ずつ3日間食べたのですが、明らかにみかんだけ、梨だけの時より腸の状態が変化するのを感じます。
昨日はおならが出やすい感じで、今朝は腸がとても動いているのが感じられて、便通が惚れ惚れするほど理想的な形状でした。
中川さんが無農薬の葡萄を糠床に入れると発酵が促進されていいよと仰っていたけれど、私はその時の糠床の状態が自分の体でよく判りました。
マクロビオティックでは果物は陰性だから摂ってはいけないと思っている人が多いのですが、私は特別な病気がない限り、果物はむしろ摂った方が良いと思います。酵素の関係でね。
もちろん、摂り過ぎは体を冷やすのでいけませんけれど。
糠床も腸も微生物が心地よく暮らせる環境なら健康体でいられるってことですね。
(水物 無農薬栽培の梨・みかん・葡萄 盛付け:中川善博)
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