こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

食べ物の組み合わせから風邪の効用まで

【食べ物と私】

マクロビオティックを知る前の私は、良い食材を入手して、美味しくお料理することに神経が行っていました。
しかし、マクロビオティックを知ってからは、「良い食材」の選び方がもっと厳しくなって、これでもか、これでもかと止まるところを知りませんでした。
でも、今は「清濁併せ呑む」路線になっています。

きっとこれは大丈夫と思って手にした食材でも、口にしたくない添加物が含まれていたり、わずかながらでも農薬が使われていたり、買えるものがどんどん減ってしまいます。
そのくらい今は純粋に作られたものが少ないのです。
それは流通のためでもありますが、自分で作らなくなったためでもあります。

そんな環境の中で、いかに自分の健康を守るかと考えたとき、やはり「食べ物の組み合わせ」は毎日できる健康法でもあるのです。
なぜなら、人間の健康の源は腸にあるからです。

 
 

【腸内環境をベストにする】

腸内環境をベストに保つには、2つしか方法はありません。
口から入る物をコントロールする。
悩み事やストレスを抱えない。

手っ取り早く①を実現する方法は、全体の食事量を減らすことと、必ず「毒消し」をすることです。
毒消しという言葉は、私もマクロビオティックに出会ってから知ったのですが、一般的にいうなら「中和」と言った感じですね。

食べ物は「アルカリ性」とか「酸性」といった分類の仕方もありますが、東洋医学やマクロビオティックではそれを「陰性」「陽性」と分類しています。
こちらの分類の方が分かりやすいので、ぜひ陰陽の視点も採用してみてくださいね。

そのうえで、「陽性」と「陰性」を組み合わせて「中庸」な状態が理想的です。

 
 

【注意】

何事もそうですが、細かく神経質になって「木を見て森を見ず」状態になる人がいます。
それによってストレスを抱えたら意味がありません。
ですから、陰陽を意識するのは8割くらいにして、あとの2割は遊びとして残しましょう。
その方が長続きしますし、精神的にもストレスになりません。

私は野口整体で、10割を目指すと体はかえって弱ってしまうと教わりました。
たとえば、胃が弱いからといって、それを庇う食事ばかりにする必要はなく、時々毒を入れるのが理想とも。

そういえば、これは人間関係でもいえますね。
純粋培養のひ弱な人より、ちょいワルな人に魅力を感じてしまいますもの(汗)
つまりは、何事にも弾力が必要ということですね。

 
 

【風邪の効用】

こちらの過去記事も参考にしてみてください。
健康の基本的な考え方(健康でないことこそが人間として当然である)
なお、「風邪の効用」はぜひ読まれることをお奨めします。
新型コロナウイルス問題もからめて、健康や病気を考え直すよい機会だからです。
もしかしたら、あなたの人生を変える一冊になるかもしれません。

 
 


風邪の効用 野口晴哉著)

 
 
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「人は創めることを忘れなければ、いつまでも若くある」

【名言】

人はどうやら「名言」というものに惹かれるらしい。
「!」と響くものがあるからだろうね。

私もそうだった。
正確には今もそうである。

では、その名言を知って自分は動いたか?
ここが問題だ。

動くというのはマクロビオティックの陰陽でいうなら、陽性をともなう。
だから、陽性な人は行動力があるけど、陰性な人は行動力がとても低い。

よく喧嘩をする人を「血の気が多い」なんて言うけど、あれはまさにそのとおりで、陽性で多血型なのである。
だから行動(喧嘩)が速い。
(だから彼らは鎮めるための黒い服が好きである。)

 
 

【行動と精神】

反対に、何度「名言」に感動しても、腰が上がらない人が多い。
その理由に、次のようなことが考えられる。
①億劫である
②失敗が怖い
③周りに反対する人がいる
④お金がない

これは、「名言」から受けた陽性のエネルギーより、自分の陰性なエネルギーの方が多いからだ。
一番大きいと思われる④の理由も、考え方次第では陽性のエネルギーに置き換えられる。
だから人間は、体だけでなく精神も大事なのだ。

とかく人間はお金に支配されがちだが、お金がないときこそ精神面が活躍する。
ここに「人」としての価値を見出す。

 
 

【人は創めることを忘れなければ、いつまでも若くある】

私は今73歳(満72歳)。
若いときより人生を考える。
若いときより質も内容も異なるが、自問自答するのは同じだ。

「人は創めることを忘れなければ、いつまでも若くある」とは、105歳で亡くなった聖路加国際病院の日野原重明・元名誉院長の言葉だ。
90歳から104歳までの間に、10歳の子どもたちに出張授業をされて、本も残されている。
「十歳のきみへ」

若くありたいというのは、人間の永遠の望みだろう。
だが、望みとは反対に老化している人が多い。

活力・覇気。
老いも若きもこの二つは保ち続けたい。

 
 

ということで、私もあることを始めようと思う。
今朝、夢が教えてくれたから。

 
 


(京都 南禅寺)

 
 

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「ホクロを笑いものにしないで」 望診のこと

とても指の綺麗な先生がいた

その先生が板書するたび、生徒はその指に見惚れた

近くで見ると、爪もきれいな色をしていた

でも、その先生は肝臓を患って、肝硬変になって、次々と病気になった

 
 

耳の形が素晴らしい男性がいた

どうみても健康で、お金に困らないような耳だった

でも、その人の身なりはいつも冴えなかった

そのうちに、腎臓を患って透析が欠かせない体になってしまった

風の便りに亡くなったことを知った

 
 

前から「最近疲れるんだ〜」という人がいた

ある日その人の白目が黄色味を帯びていた

「肝臓が悪いのでは?」と私が言った

「そうなのかな〜?」

その人はC型肝炎で入院した

 
 

目から5センチくらい下に赤いアザのある子が生まれた

大きさは黒豆一粒くらい

「男の子でよかった」と母親は言った

この子は中学3年に1型糖尿病を発症した

*   *   *

これらの中で、望診で納得できることもあるし、腑に落ちないこともある。
つまり、望診は100%正しいわけではない。
それを拠り所に何かを判断した場合、間違いもありうるということである。

もし正しく把握したとしても、それを相手に告げることは、相手を苦しめてしまうこともある。
「今さらそんなことを言われても、どうしようもない」ということがある。

それは、お母さんのお腹の中にいるときの影響だと思われる内容で多くある。
それを知ってどうなる?
知らない方がよかった。
そんなこともあるだろう。

望診を教わった時、先生に言われた。
人を裁くような言い方をしてはいけないと。
知識の受け売りをすると、人を傷つけることがある。

*   *   *

たまたま読んだ記事だったが、この言い方はいいなと思った。
「手術で取れるけれど、幸運を運ぶかもしれない。顔に傷をつけるのはやめましょう」
「小1はハサミを握った 左ほおのホクロ、取ろうと決めて」
(2021.4.8朝日新聞DIGITALより)

 
 

【2020.11.28付 朝日新聞「声」の投稿より】

「ホクロを笑いものにしないで」

先日、テレビのお笑い番組で、芸人がホクロのある男の人をネタにしていました。ホクロを笑いの対象にしないでほしいです。

ホクロは生まれつきで、本人のせいではありません。しかし、漫画や時代劇などで誇張して描かれるのを見ます。鼻の下にあるのを鼻くそと言ったり、顔のホクロの位置で「男運がない」と言ったりするのも聞いたことがあります。

私の息子は小学生の時に転校先で、左頰にあるホクロをからかわれました。息子は悩み、はさみで切り取ろうとしました。私も出産後にお医者さんに相談したことがあります。「手術で取れるけれど、幸運を運ぶかもしれない。顔に傷をつけるのはやめましょう」と言われ、救われました。

はさみをにぎる子にその話を伝えました。その後、「取りたい」と言うことはありませんでした。私は息子の印だと思っています。

 
 

(一寸豆ごはん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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自分の中に積み上げた財産は奪われない

いつも素晴らしいお弁当投稿をしてくれる塾生のきよさん。
彼女のコメントもまた素晴らしいのですが、昨日もまさに正論というコメントを頂きました。
ちゃんと時代の先を見据えています。
こういうしっかりした考え方をお持ちの人に育てられるお子さんは幸せだなあと思いました。

 
 

<きよさんのコメントより> 抜粋

どれだけ税金が高くなっても、財産が没収されても
世の中がどう転んでも、自分の中に積み上げた財産は奪われないですから、
これからの時代はそういったものが本当の価値になると思います。

これからも、より良い未来に繋がるような価値を、自分の中に積んでいきたいと
思います。

 
 

きよさんの投稿記事はこちら

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 きよさんのお弁当)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, こころ・想い | 2件のコメント

テレワークで太っていませんか? 体重測定はこまめにしましょう

【テレワークの人は気をつけよう】

 

「テレワークで太ってきちゃった」。

今まで通勤していたのに、それがなくなったら運動不足になるのは当然です。
そのうえ、自宅にいると食べるものがあるから、ついパクパクと…。

あ〜、危険。
その先が予想できます(笑)

最初のうちは笑っていられるのですが、そのうちに洋服のウエストがきつくなり、肩周りも窮屈になり、今までのお洋服が入らなくなったら、本気で対処しましょう。
このときに、ワンサイズ上のお洋服を買ってはいけません

人は20代の体重が一番理想的だそうですから、なるべくそれに近づけるようになるといいですね。
ちなみに私は、20代のときは42kgくらいで、夏は40kgを切っていました。(身長157cm)
これは少し痩せすぎなので、今は46〜49kgになるようにしています。
こうしておくと、9号サイズがピッタリです。

 
 

【空腹でないのに食べたら?】

 

以前、マクロビオティックを始めて厳格な排除食を続けた時、体重が38kgになったことがありました。
体調は絶好調なのですが、お洋服のサイズが上は5号、下は3号で、好きなお洋服が着られない状態になってしまったのです。
女性としてこれは悲しいことです。

それで、そこから太るためにあれこれ苦労しました。
そうこうしているうちに、むそう塾(料理教室)を始めることになって、「空腹でないときでも食べるのが仕事」になりました。
そうしたら、苦労せずに太れるようになりました(笑)

つまり、お腹がすいていないのに食べるのは、確実に太るということです。
さらに、授業の関係で、どうしてもお食事の時間が不規則になってしまうので、そこも難しいところです。
ですから、授業のない日には、なるべくお食事の回数や量を減らすようにして調節しています。

 
 

【まずは自分を観察する】

 

太りすぎないようにするためには、「自分を知る」ことが大事ですね。
つまり、毎日の体重チェックを欠かさないようにしていると、どんなものを食べた後に体重が増えるか把握できるようになります。
私は朝晩2回量って、500g以上増えないようにコントロールします。

よく、炭水化物を制限して、脂肪とタンパク質を摂る食べ方をする方法がありますが、短期間はよくても長期間はおすすめしません。
体臭も強くなりますしね。

糖質制限の場合は、果物も禁止されますが、私は果物は摂ります。
酵素も繊維質も必要なので。
ただし、ジュースを飲むと太りますから、果汁100%であっても避けます。
もし飲む場合は、自分へのご褒美をあげたいときだけ。

 
 

太ることをテーマに書いていると、きりがありませんね。
そのくらい今は、太る条件が揃っている時代ということです。
また深堀りして記事を書きますね。

 
 


(有機レモン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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