こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

託児 時間を買う 空間を買う 旅行に行きたくなるのはなぜ?

【税理士さん】

昨日、税理士さんと確定申告の打ち合わせをして、つくづく税理士さんに頼んでいてよかったなあと思いました。
私はもともと経理畑出身なのですが、会社を作るとき、経理関係は税理士んさんにお任せしようと思っていました。
自分の時間は事務処理に費やすのではなく、会社の運営に使いたいと思っていたからです。

もともと数字は苦手ではないですが、法律を勉強していた時、商法はしょっちゅう改正されて、その改正について行くために費やす時間がもったいないなあと思っていました。

今は消費税が8%と10%が混在しているため、むそう塾の仕入れも「お宝さんDIRECT」もややこしくて、中川さんの方も大変です。
税理士さんに渡すまでの書類整理はこちらでしますが、あとは税理士さんが適正に処理をしてくれます。

便利な時代になったおかげで、地元の税理士さんでなくても、遠隔地の税理士さんでも自分が気に入れば顧問になってもらえます。
そんなこんなで、さっぱりした性格のデキル税理士さんのおかげで、今年も確定申告への打ち合わせが済みました。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ

餅は餅屋。
それぞれの人が限られた時間を有意義に使うために、色々な職種が存在しています。
なんでも自分で抱え込んで疲れ果てている人が時々いますが、「信用して任せる」ことによって自分の時間を作り出すのは大事なことだと思っています。

 
 

【託児】

子育ても似たようなところがありますね。
第三者の手を借りながら、上手に息抜きして、自分を見失わないようにしましょう。

先日、授業に来るのに、お子さんを預かってもらえるところがないので欠席しますと連絡が入りました。
でも、その日の授業はなんとしても受けてほしい内容でした。

むそう塾生がよくお世話になっている施設に「green」さんがあります。
看護師さんが始めた施設で、他では預かってもらえないような時でもお願いできたりして、とても助かっています。

他にもう一つ。
「ホテルオークラ京都」内に「キッズスクウェア ホテルオークラ京都店」があります。

結果として、むそう塾に最も近いホテルオークラさんにお世話になって、無事授業を受けられました。
もちろん、出費が伴いますが、出費したからこそ得られた自由な時間と、一生モノのお料理が習えたのですから、大満足で帰路につかれました。

 
 

【時間を買う】

子育て中だからと、あれもこれも諦めて、ストレスでパンパンになっている人を見かけます。
ただでさえ子育てはストレスを生みやすいものですから、上手に気分転換しないと疲れ果ててしまいます。

時間を買って質の良い時間を過ごすと、気持ちがググーンと変わります。
満たされた思いや、感謝の気持ちが湧き上がってくることでしょう。

そして、新たな活力をもらえます。
この活力が人間には必要ですね。

 
 

【空間を買う】

それともう一つ。
「空間を買う」というのもあります。
多くの人はこのために旅行をされているのではないでしょうか。
自分の家にはない空間を求めて、旅に出かけたくなるのです。

これはマクロビオティック的にいうなら、自分の家とは異なる陰陽を求めているわけです。
気分転換ということは、陰陽転換でもあります。
自分が買いたい空間は陽性なのか? 陰性なのか?

昔、マクロビオティックの先生が、動物性の摂取が多い人は旅行に行きたがると言っていましたが、私はちょっと納得できない部分があります。
ただ、どこに行きたいかで陰陽度は推測できますね。

まあ、難しく考えないで、時おり新しい空気を吸いましょう。
換気はコロナでなくても必要です(笑)

 
 

(中川式キンパ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

ただいま「自由人コース2」でブームになっているお料理です。
「中川式」というのが苦労したところでもあり、食後感の爽やかさ・軽さでもあり、陰陽があってこその世界です。

 
 
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2022年 京都 吉田神社の節分祭 山蔭神社と菓祖神社

京都市左京区にある「吉田神社」では、毎年3日間にわたって「節分祭」を行っています。
むそう塾では、授業がある年は塾生さんと一緒に、授業がない年は中川さんと私とスタッフ全員でお参りしています。
今年は授業がない年だったので、お昼頃4人でお参りしてきました。

吉田神社には沢山の神々が祀られているそうですが、私たちはその中の「山蔭神社」(お料理の神様)と「菓祖神社」(お菓子の神様)に、手を合わせて来ました。

 
 

【山蔭神社】

 
 

 
 

昨年からコロナ禍のために、河道屋さんのお蕎麦をいただけなくなりました。
お店がないとこんなに殺風景な景色になるんですね。

 
 

きょうの京都は曇り空でした。

 
 

【菓祖神社】

 
 

菓祖神社の方も、昨年からお茶とお菓子がいただけなくなりました。
火鉢があって、緋毛氈の上に腰掛けて、塾生さんたちと笑顔でお茶をいただいた年が懐かしいです。
こちらの記事にその時の写真があります。)

 
 

 
 

*   *   *

京都は「まん延防止等重点措置」が実施されているため、例年より縮小された節分祭でした。
しかし、昨年はなかった露店が隙間はありながらも、たくさん出ていましたし、平日の初日なのにぞろぞろと人出も増えていました。
明らかに昨年よりはよい感じです。

節分は明日ですが、私たちは教室に飾る稲穂を買うために、初日に出かけました。
明日になると、なくなってしまうことがあるからです。
やはり料理教室として、主食の稲穂は教室に存在していてほしいのです。

今年も中川さんがおみくじを引きました。
「半吉」だそうです(^^)
このご時世にふさわしいかもしれません。
これから上に向かって良いことが増えますように。

 
 

 
 

塾生の皆さんと手をつないでお参りした時のこと。
一生忘れません。
2013年2月3日。
この時の塾生さんが未だにTwitterで「おはようございます。」とつぶやいてくださるのが、嬉しくて、嬉しくて。
またいつかお会いできますように。

 
 

 
 

<過去記事>
2021年 京都吉田神社の節分祭 2021.2.2
2020年 京都吉田神社の節分祭 2020.2.3
2019年京都吉田神社の節分祭 2019.2.2
京都 吉田神社の節分会と山蔭神社 2018.2.2
節分会 吉田神社 2013.2.3
みんなでお参り 2012.2.3

 
 
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旧暦ではきょうが1月1日です 東洋の考え方も取り入れてみませんか?

旧暦ではきょうが1月1日。
つまり新年。
日本では西洋化が進んで旧暦は遠くになっていますが、中国ではちゃんと「春節」として、お休みも長く取るようになっています。
この差は大きいですね。
ちょっと旧暦のことも知っておきましょう。

 
 

【旧暦と新暦】

【天保暦】
天保15年(1844年2月)〜明治5年(1872年12月)まで、約29年間使われた。
月(太陰)の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られたので、「太陰太陽暦」という。
「太陰太陽暦」は奈良時代から改暦を繰り返していたが、グレゴリオ暦に移行する直前まで使われていた「天保暦」を「旧暦」という。
和暦ともいう。

【新暦】
明治6年(1873年1月1日)〜現在まで、149年間使われている。
太陽の動きを基準にしているので「太陽暦」という。
キリスト教圏で使われていた「ユリウス暦」を、ローマ教皇グレゴリウス13世が改良を命じ、1582年10月15日から「グレゴリオ暦」として改暦され、世界の多くの国で使われている。
「和暦」に対して「西暦」ともいう。
余談だが、1582年は日本では本能寺の変が起きた年である。


 
 

【旧暦を暮らしに活かす】

最近は旧暦を大切にして生活する人も増えてきており、私のマクロビオティック仲間にもそういう人がたくさんいます。
つまり、太陽(陽性)中心の暮らし方だけでなく、月(陰性)も意識した方が中庸に近づくので、心地よく感じるからでしょう。

体の中にはまさに月を抱えているので、特に女性は生理(月経)や出産と密接な関係があります。
激動の明治時代を経てもなお、暮らしのそこかしこに旧暦時代の名残はしっかりと残っています。
特に文化というのは受け継がれていくものですから、150年くらいでなくなってしまうものではありません。

無意識に私たちは、先人から語り継がれてきたことを生活に取り入れていたり、心地よさを実感したりしているものです。
太陽の視点だけでなく、月の視点でも物事を考えると、生活にメリハリができたり、体調を立て直すきっかけになったりします。

西洋一辺倒ではなく、東洋の優れた考え方も自分を救ってくれることがあって、日本人はなんて恵まれているんだろうと思います。
コロナ禍からまだ脱出できていない日本ですが、ここらへんで「東洋の考え方ならどうするのだろう?」と立ち止まってみるのもいいですね。

当初はワクチン接種がすべてのような勢いでしたが、ここにきて「ちょっと待てよ、なんだかおかしくないか?」と思い始めた人も増えてきています。
人間が本来生まれながらにして持っている免疫力を、最大限に活かせるような暮らし方こそが東洋の考え方です。

私は今だからこそ「中庸」の生き方をおすすめします。
そういう意味でも、旧暦の暮らし方を意識すると、もっと穏やかでいられるでしょう。

 
 

※西暦導入に関する記事
「お正月と旧暦の話」 2006.1.1

 
 

(京都市内のお寺の梅 春といえば梅 2022.2.1)

 
 
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マフラーやハンドバッグを選ぶ時あなたはどんなふうにしていますか?

今、ある塾生さんと変身作戦を進めています。
イメージを変えるのに一番大きいのはヘアスタイル。
ということで、あれこれネットから似合いそうなヘアスタイルをご紹介しました。
あとは担当美容師さんの腕とセンス次第。

次は服装。
まずはコートから。
今はコートの季節ではありますが、もうすぐ春になるので、ここはマフラーをお顔に合う色に変えてもらうことで進行中。
マフラーは一番選びやすい商品なのですが、毛玉になりやすい素材は避けた方がいいですね。
襟元で結ぶと毛玉になりやすいので、コートの襟型と相談して決めます。
少し明るめの色で、元気そうに見える色をおすすめしています。

私は過去に真っ赤なコートを着ていたことがあるのですが、赤のコートはテンションが上って最高です。
でも、そんな時のマフラーは黒にしていました。

他にも真っ赤でロングのコートを一目惚れで買ったことがあります。
これは真冬用ではないので、マフラーではおかしいのですが、襟元が大きく開いているので、お洋服と合わないときにはスカーフが欲しくなります。
さんざんデパートやらネット販売を探しましたが見つかりません。
そこで思いついたのが「帯揚げ」です。
帯揚げなら色は豊富ですし、スカーフ代わりに使えます。

ということで検索すると、なんと!
着物の生地を創っているところで、後継ぎさんが洋服にも使えそうなシルク生地の製品を販売しているサイトを見つけました。
ここで赤と黒のグラデーションに染め上げた帯揚げもどきのスカーフを購入してピッタリ!

あとは、レディースにこだわらないで、メンズの商品も見てみます。
この前塾生さんが褒めてくださったマフラーは、実はメンズ売り場で見つけたものでした。
オレンジ色に模様が入っていて、それが素敵だなと思ったのです。
今の時代のメンズはなかなかカラフルですよ(^o^)

あ、そうそう。赤のハンドバッグも楽しくなります。
赤を選ぶ時は、ちょっと小さめの方が可愛いですね。
赤のハンドバッグに負けないオーラを持っている人は、赤の大きめでも大丈夫。

ところで、ハンドバックはピンからキリまであって、一番迷うところかもしれません。
でも、私は使い勝手を最優先しています。
決してブランドで買うことはしません。
素材とデザインで決めます。
しかし、なぜかエルメスって使用済みのものでも高価な値段で取り引きされるんですよね。
使ってみた感じでは、エルメスより使い良いブランドもあるのですが。

そのバッグに何を入れたいのか?
それがはっきりしていたら、バッグ選びで悩むことはありません。
私は先に「こんなデザインで、こんなサイズのバッグがほしい」と決まっていて、それに合うものを探します。
どうしてもない場合は作ってもらうことも考えます。

昔、横浜に住んでいた時、伊勢佐木町にお気に入りのハンドバッグ屋さんがありました。
そこの商品は皮の状態がとてもよいのと、デザインが素敵なものが多かったのでよく通っていました。
ある時、ニシキヘビの小さな小さなバッグを購入したのですが、とても使い勝手がよくて、みんなにも素敵だと褒められました。
(実は、このバッグを持っているときは、本当によくお金が入って来ました。)

これよりもう少し大きくて、パープルのバッグが欲しかったのですが、横浜のあちこちのお店に行ってもなかなかありません。
そこで、例のお店に希望のデザインを伝えたところ、「うちで作りましょうか?」と言われて、工場から皮を運ばせて見せてくれました。
どうせ作るならと、好みの色に染めてもらいました。
これもかなり評判のよいバッグになりました。

仕事が変わって、A4サイズの書類が入るバッグが必要になったとき、東京のデパートでピッタリのバッグを見つけたのですが、1色だけでは洋服が変わった時困ります。
それで、同じデザインで色違いを希望したところ、「ご希望の色で作りましょう」と言ってくれました。
こうして同じデザインのバッグが、色違いで4個出来上がりました。

現在は、仕事の内容に合うデザインのものをメインにして、同じデザインで6個持っています。
お洋服の色に合わせて持ち替えています。

あ、バッグだけでなく、寝具も希望どおりの物がない場合は、デパートでも受注してくれますよ。
シーツでも布団カバーでも受けてくれます。
その代わり少し期間がかかるのと、ちょっと割高になりますが、それは当然のことですね。

物を買うときには、あくまでも「こんなのがほしい」というのを決めましょう。
それが決まらないという人は、常々こだわりが少ないのだと思います。
そういう人はこだわり派の人に相談するとよいです。
たくさんの情報を持っていて、教えてくれるでしょうから。

模倣でもよいから、最初はこだわり派のお勧め品を使ってみて、そこから自分なりの使い勝手を構築していけばよいのです。
決して安売りに騙されてはいけません。

これは服装に限らず、台所用品や食器でも同じです。
実際に使ってみて、デパートなどで手にとってみて、目や手で確認するようにしましょう。
いきなりネットだけで決めようとすると、リスクを伴います。
でも、見る目が育ってきたら、ネットでも買えるようになります。

私は買う目的がなくてもデパートをウロウロするのが好きです。
新しい発見があったり、新商品に触れたり、気がついたら相当な歩数を歩いていたりします。
あ、これって健康のためにはよいかも(笑)
太陽の光は浴びられないけど。

 
 

 
 

これはザックリ織ったタイシルクです。
お安いのですが色が気に入って買いました。
季節の変わり目のちょっと肌寒いとき、バッグに忍ばせておくと重宝します。
地味なコートのときには、こんな鮮やかな色でお顔周りを華やかにすると元気が出ますよ。
ブルーは陰性な色なのですが、光沢は陽性の輝きをもたらしてくれます。

 
 
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「100年って長いようであっという間よ。一瞬だった」 寂聴さん

昨日、こんな記事を読んだ。
【99年、生き切った先生へ 寂聴さんとの最期の日々、秘書の瀬尾さん】2022.1.11

 
 

この中に、次のような文章がある。

先生はいつも私に、「100年って長いようであっという間よ。一瞬だった」と言った。「食べたいものも、行きたい場所も、したいこともすべてしたから何も後悔はない」とも。先生は生き切ったのだ。この世に何の未練もない。

 
 

そういえば、私の母は晩年、毎日お仏壇の前で正座して、般若心経を唱えていた。
それは母より3年早くこの世を去った夫のためであり、ご先祖さまのためであったかもしれない。
母は「思い残すことはな〜んにもない。いつお迎えが来ても大丈夫。」と言っていた。

 
 

私が嫁いだ家は実子に恵まれず、夫が養子として後を継いだ。
(伯父さんの息子になったわけだ。)
17代続いた家だったから、養母さんには跡取りの重圧があったことだろう。
しかし、裕福だったのでやりたいことはして来たし、着たい着物も着たから、思い残すことはないと、生前私に話してくれたことがあった。

 
 

ふと思う。
人は晩年になると、本当に思い残すことがないようになるものだろうか?

瀬戸内寂聴さんは、いっぱい燃焼しながら生きておられたから、このように言い切れたのだと思う。
そして、「100年って長いようであっという間よ。一瞬だった」とも。
私のような凡人は、まだ未練たらしく何かを思うのであろうか?

 
 

いつ死んでもいい。
私もそんな気持ちで日々を送っているけれど、大したことはしてないなあと思う(笑)
やはり、相当なエネルギーがないと大きなことはできない。

ま、自分の健康を自分で維持するようにして、やりたいことをやり抜こう。
やりたいことがあるのは、本当に幸せなことだ。

 
 

(教室の置花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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