マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

出会いの年でした

ここ数日、マクロ美風は“強風”のごとく、夜も昼も外に出てばかりでした。
家のことは、夫である“マクロ微風”さんが、辛うじて命を保つ程度に、協力してくれました。
ありがとう、微風さん。
やっと、数日ぶりにパソコンの前に座り、“久しぶりだなぁ”なんて感じてしまいました。
コメントをいただいた皆さん、お返事が遅くなってしまって本当に申し訳ありません。
順番に書いていきますので、気長にのぞいてみて下さいね。
今年は、8月の末にブログを始めて、次から次へと新しい出会いがありました。
中には、直接お目にかかって交流できたかたが何人もいます。
その輪が次第に大きくなって、来年の1月?2月にかけての土曜日、仙台で“おひさまや交流会”なるものが開催されることになりました。
ブログ上での会話が、直接お会いして生の会話を楽しめるのですから、何て素晴らしいことでしょう!
しかも、そこには“共通の話題がある”のですから、最高の集まりですね!
今から、皆さんにお目にかかれるのを、子供の遠足のように指折り数えて、待っている私です。
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ところで、先日、「名刺交換会」に出席しました。
一面識もない方々が70名ほどいらっしゃって、その中に私が一人ぽっちで参加したのですが、皆さんの共通意識は“心・体・地球(環境)の健康”です。
まるで、LOHASのようですが、どこにもLOHASという文字も言葉もありません。
“心・体・地球(環境)の健康”に関心のある人たちが、集まっただけであって、何の拘束も義務もありません。
もちろん、マクロビオティック実践者もいらっしゃいました。
何といっても印象的だったのは、“日本から医者をなくすことが私の夢です”と言い切って、着々と実行に移しつつある現役の医師であり、某大学助教授の存在でした。
柔和で、穏やかで、信頼のおける表情も素晴らしいものでした。
また、それはそれは惚れ惚れして、つい見とれてしまう柔和な表情のご夫婦がいらっしゃいました。
不耕起米を生産しているお百姓さんです。
この方が育てたお米は、きっと美味しいはずだと確信するほどでした。
           *    *    *    *
今年は、何年分もの出会いを4ヶ月足らずで現実のものにしてしまいました。
この機会をつくったのは、間違いなく“ブログ”です。
今年の出会いに感謝しつつ、来年の出会いを心待ちにしている今日この頃です。

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天下一品のごま塩

マクロビオティックの基本は、何と言っても“玄米ごはんとごま塩”ですね。
先日、ゆなりんごさんが、ごま塩についてとても良い記事をかいておられます。
慌ただしい12月ですが、この時期にこのような記事に出会うと、お料理の真髄が五臓六腑にしみわたるような気がします。
“ごま塩”といえば、伊豆長岡温泉のこだま荘さんのごま塩は、それはそれは丁寧に、気持ちをこめて擂りあげてあって、感動ものです。
「このごま塩はどんな気持ちで擂ったのかなぁ?」と想像してしまうほど、惚れ惚れします。
その天下一品のごま塩に、これから会いに行ってきます。

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おふくろの味

お歳暮が届きました。
マクロビ生活をしていると、複雑な思いが交錯するこの時期ですが、思わぬことで「おふくろの味」を考えるいい機会をいただきました。
私が北海道出身なのをご存知なのでしょうか、「北海道の海産物詰め合わせ」が届いたのです。
イクラ・鮭・などに混じって「松前漬け」が出てきました。
「懐かしい?」
マクロビ生活になってから、松前漬けは作っていなかったので、あまりの懐かしさに、ちょいと一口食べてみました。
「ん?」 違う? 甘いのです。「あ?、ここにも甘さが・・・」
私の母は、何でも手づくりする人だったので、当然、松前漬けも自家製でした。
昆布やスルメなどを細く切るのは子供達の仕事で、兄弟でおしゃべりをしながら切ったのを思い出します。
切りながらスルメをつまみ食いして、材料の割合がバランスを欠いてしまい、母が後で補ってくれたのも楽しい思い出です。
お醤油などの調味料と混ぜて蓋つきの容器に入れるのですが、毎日「まぁだ?、まぁだ?」と聞きながら、つまみ食いをしておりました。
母は市販品によくある「甘み」のあるおかずや漬け物が嫌いで、お味噌から納豆の果てまで自家製でしたから、子供達は当然甘みの強くない味に慣れて育ちました。
大人になって、昔母が作ってくれた料理名と同じ物を口にした時、そのお料理が美味しく感じたり、まずく感じたりする時には、無意識のうちに母の味を基準にしていたと思います。
今回の松前漬けは、まさにその典型例でした。
ところで、夫は埼玉県の生まれ育ちですが、完全な消費者の家庭で育ったので、私より食材の生(き)の味は知りません。
たとえば、乳製品は体にいいからと、牛乳を毎日飲まされて育ち、チーズも「△Pチーズ」などを毎日食べていたそうです。
一方私は、実家で牛乳を生産していましたが、母が「牛乳はそんなに好きでない」という理由で、あまり食卓にのぼることはありませんでした。
でも、時々、お菓子を作るときに、お水の代わりに牛乳を使っていました。
理由は、その方がふっくら出来上がるから、というものでした。
母は、チーズも作りましたが、1年に6回程度でした。
それは絞りたての牛乳を使って、すべて自家製ですから、怪しげな添加物は一切なしです。
それらの味に慣れていた私は、結婚した時夫が口にする牛乳やチーズは、「何か変?」な味に感じました。
牛乳の味の違いは特に顕著だったので、あまり飲みませんでしたが。
マクロビオティックを知った今では、私は、自然の食材が手に入る環境と、母の手づくり料理によって育ててもらえて、本当に良かったと思っています。
夫の母親も一生懸命お料理を作って育ててくれたそうですが、育った環境が私より都会に近かったこともあって、現代栄養学を真面目に反映した食生活だったようです。
こうしてみると、子供が育つ段階で日々口にする物は、人間の味覚の原点を形成することに気がつきます。
この「味覚の原点」が「おふくろの味」なのだと思うのです。
一般的には、大人になってから母親の料理を懐かしむ程度の感覚でこの言葉を使うことが多いのですが、マクロビアンにとっては重要な意味を持つと思います。
ますます、訳のわからない食材が出回ってくるこの時代において、本能ともいえる「味覚」の基準をしっかり育ててあげることは、親が子供に残してあげられる最高のプレゼントだと思います。
そして、マクロビオティックによって、最高の人生が送れるように、道しるべを示してあげられれば理想的ですね。
私も、夫や子供の味覚づくりに、全精力を注ぎ込んでいる毎日です。
子供にとっては「おふくろの味」ですが、夫にとっては何の味になるのでしょう?
妻の味?マクロビの味?
100歳ぐらいになったら、聞いてみたいものです。

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想いをいただく

知人からお米が送られて来ました。
このかたは、過去の記事にも登場していただいたのですが、本当に素敵なご夫婦なのです。
手づくりの小包を開けると、4つの袋が出てきました。
それぞれに、「こしひかり」「赤米」「黒米」「緑米」とやさしい文字で書いてあります。
さらに、几帳面な文字で書かれたお手紙が、一緒に入っていました。
それを読んでいると、私は胸がいっぱいになって、窓辺に立ち、ご夫婦の住む方向の空を眺めました。
きちんとお勤めをしながら、その合間をぬって、片道40分もかけて棚田に通い、丁寧に丁寧に育てたお米。
愛情をいっぱい注いで、子供のように育てたお米。
そのお米を、私のために荷づくりしてくれる姿、私のために手紙をしたためてくれる姿。
それらの姿を想像すると、有難くてありがたくて、自然と涙が湧き出てきました。
なんだか、体中が「ありがたい」感じにつつまれ、長い間窓辺で泣いておりました。
「充実した涙」とでも申しましょうか、本当に「幸せな涙」を体験いたしました。
マクロビオティックを通してこのご夫婦と知り合い、マクロビオティックを「共有」していたら、こうなったのです。
このご縁は、すべてマクロビオティックがつくってくれました。
マクロビオティックは本当に素晴らしい!
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早速、丁寧に扱いながら、玄米ごはんが炊きあがるのを待ちました。
ふたをとる時の幸せ感は、なんとも言えません。
炊き上がったご飯をいただく時、ふっと思いました。
いただきます
今までは、「その食材のに感謝して」いただきますと言っていましたが、その時は、作り手である「ご夫婦の想いとお米のに感謝して」いただきますと言っていたのです。
一般的に「生産者の顔が見える」という表現をしますが、この場合は顔は勿論ですが、「生産者の想いもみえる」ことに気がついたのです。
思えば、昔は自給自足が多かったので、当然作り手の顔は分かっている筈ですね。
それなら、なおのこと、「作ってくれた人とその想い・そしてお米の命に感謝してのいただきます」だったことでしょう。
「いただきます」には深い意味が込められていたんだなぁと、改めて思いました。
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その気づきを与えて下さったご夫婦と、マクロビオティックに感謝しながら、「想い」をいただいたのは言うまでもありません。

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家族の絆・子供編

きょうは、我が家の子供について書いてみます。
子供といっても1人しかいないのですが・・・。
私が高齢出産だったため、育てているうちに疲れて、「ま、いいか」になってしまいました。
私は独身のころ、子供は3人ほしいと思っていました。
理由は、3人いると「子供たちの世界ができる」からです。
でも、私がちょいとお酒を楽しみすぎたせいで、結婚するのが遅すぎましたねぇ(笑)
子供には申し訳ないと思っています。
 (息子よ、ゆるせ)
さて、この息子は「理解不能人」です。
お腹にいる時から、最善の方法で育てたつもりなのですが、親の想いとは180度反対の方向に育っています。
ま、子供は親の所有物ではないのですから、それでいいのですが・・・。
この子はお腹にいる時から、「野口整体」で育てたので、個性が強いことは百も承知だったのですが、そのあまりに強い個性に、親の方がついていけません。
結果として、「子供は勝手に育っていくから、親はそのお手伝いをするだけ」ということを学びました。
トイレトレーニングにしても、離乳食にしても、保育園や小中学生時代にしても、ずっとよそのお子さんと違うのです。
その上、ひどいアトピーを抱えていたので、私は精神的にも肉体的にも10人子供を育てたくらい疲れたと、よく夫にこぼしたものです。
 (でも、本当の子育ては楽しいもので、疲れるのはどこか間違っていると野口先生は本に書いています)
今、息子は高校2年生で、定期テストの真最中だというのに、な?んにも勉強をしません。
インターネットに夢中です。
楽天でブログを開設していて、毎日アクセス数が600前後あるそうです。
高校時代は、将来の基礎をつくる大事な時期なので、もっと勉強に取り組んでほしいところなのですが、息子にはそんなことちっとも通じません。
「自分が興味をもてるもの」にしか関心がないのです。
ですから、「勉強」に興味のない彼は、毎朝「死にに行ってくらぁ」と家を出て行きます。
学校から帰ってくると、朝とは別人のスピードでブログ仲間に会いに行きます。
「あ?、楽しかった」といって夕食に戻ってくる息子をみていると、趣味を共有する仲間がいることに、「ありがたいな」と思います。
17歳という微妙な年齢にあって、「楽しい」時間は必要です。
そして、そのひとときは彼の作リ出した時間だから、心から満足しているのでしょう。
何だか、私がブログ仲間と想いを通じ合い、マクロビ井戸端会議で盛り上がるのと同じですね。
そうそう、「野口整体」では、子供がお腹の中にいる時から父親のかかわり方を重視します。
夫に協力してもらってそれを実行した結果、やっぱり、父親への反応が違いました。
すごくお父さんっ子で、反抗期であっても父親との関係は良好です。
 (これが野口整体子育てのポイント)
私は息子を育てる時、いつも守っていることがあります。
それは、「もし、このまま息子が死ぬことがあっても、絶対後悔しないように接すること」です。
 (ただし、死をいつも意識しているわけではありませんよ。もう、癖としてです)
毎朝、我が家では、息子が一番早く家を出るのですが、その時は夫婦そろって「いってらっしゃい」と玄関まで送ります。
学校が休みの時は、息子が玄関まで来て「いってらっしゃい」と送ってくれます。
これはほんの一例ですが、この気持ちを持っていると、「ああ、あの時こうすれば良かった」という育て方はできません。
いつも真剣勝負です。
今は勉強が嫌いで、パッとしない息子ですが、こんな息子でも私は精一杯育てました。
だから、何も後悔することはありません。
息子の将来に何があっても、すべて受け入れてやります。
親の子供に対する愛情は、「無償の愛」だから。


 

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