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「岡部賢二先生と食べよう会(第3回)」は7月27日です
ただいま申込受付中の「岡部賢二先生と食べよう会(第3回)」は、今回が最後になるかも知れません。
8月から、新しく楽しいイベントを始めようとしているためです。
今回は少人数で、岡部先生とゆっくりお話が出来る最後のチャンスになるかも知れませんね?。
あと少し空席がありますので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、こちらの記事からお申し込み下さいませ。
楽しいひと時を過ごしましょう♪
◆お知らせ記事
これからのマクロビオティックイベント
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(2)-」
- - マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(1)-」より続く - -
マクロビオティックの語源は十八世紀の頃、ドイツのイエナ大学教授で当時世界的名医といわれていたフーヘラントが「マクロビオティーク」(長命術)を出版、その大体の内容は次のようなものであると、千島喜久男博士がまとめています。
概略は
「人間は自然ならびにその法則に忠実であればあるほど長生きする。
長生きの根本は万事に中庸と精神の旺盛にある。
極端は生命を短縮させ、医薬を用いることは自然的なものを壊し、人為的な病気の発生を助けるとして分析的な肉体医学ではなく、精神の安定、心身の鍛錬、生まれる前からの両親の健全な生活、合理的な育児、青少年の活動と勤勉、幸せな夫婦生活、正しい食生活、病気の予防や治療の根本義を説いたものである。
長寿研究は世界的であるとされるソ連の学者たちもこのフーヘラントの説を支持している。
その他数々の長命術を発表した学者たちの共通の結論は『心身ともに節度を守る』『大自然と人との調和』である」
「マクロビオティックスと民族の興亡」千島喜久男
如一がこの言葉を最初に使ったのは昭和十三年「人間?この未知なるもの」アレキシス・カレル著(一九一二年ノーベル生理医学受賞者)の翻訳(仏文)をした時に「不老長寿法」にマクロビオチックと仮名を打ったものが初めてです。
一九六〇年には如一自身が英文で「ゼン・マクロビオティックス」とタイトルをつけた本を書いてアメリカで出版され、後に和訳されて日本でも販売されています。
マクロはギリシャ語からの造語で大、長、巨大などを表し
ビオは生命、ビオティックは生物の、生命に関する などの意味。
マクロビオティックはフランス語、マクロバイオティックは英語。
マクロビオティックな生き方は大昔から世界の各地で自然に実践されて来たものであり、日本でも先祖代々より伝えられて来た人間の生き方そのものを指します。
近代科学の発達により人々は便利で合理的な新しいものに魅力を感じ、嬉々としているうちに「古きをたずねて新しきを知る」の心を忘れてしまいました。
文章の中に多くの宗教に関する言葉が引用されていますが、心霊的、神秘的なものではなく直観力と判断力、そして巨視的視野で読んでいただければ意味が理解していただけると思います。
今は科学の発展は止まることを知らず、ミクロからナノへ更に微分化されて新製品は次々と出されています。
宗教組織や教育、医療関連の機関は増えていますが凶悪犯罪や病人と病気、保険の種類も比例して増え続けています。
私達は何か大切なものを見失っていることには間違いありません。
この本に書かれている内容の殆どは如一の思想であり言葉です。
また同じ思想で貫かれている様々な宗教の経典、或いは提唱者の言葉を引用させていただきました。
その他は私自身の体験や約三十年弱関わる中で感じたり得たことを組み入れています。
如一の思想は余りにも偉大で膨大で奥深く、私などが文字などで表現することさえ憚かられるものですが、東洋のすばらしい思想や、日本人の先祖が子孫に残してくれた大切な「人としての生きる基本原理」をもう一度見つめなおしてほしいと願っています。
このような素晴らしい偉大な人物が「明治の男」の中に存在していたことも知って欲しいのです。
「みっつめの目」と重複する文章も多々ありますが是非伝えたいことを、掲載させていただきましたのでご了承下さい。
兎龍 都
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マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(1)-」
– – マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文-」のご紹介 – -より続く
はじめに
「みっつめの目」・(生命の原点にたちかえるマクロビオティック)を一九九九年に初めて自費出版致しました。
当時は今ほどマクロビオティック関連の本が一般書店では見られず冊数も少なかったので友人、知人に配った程度でした。
「なぜ本を?」の答えはある一人の明治時代の日本男児に惚れ込んだからです。
明治生まれの日本男児の伝記などを読むにつけ、何て素晴らしい人物が多いのかと度々感動していたのですが、今回ほど本に書かれた思想や実践法が直接我が生活に生かされて命を助けてもらった上に、人生観まで変わるほどの凄い影響を受けたのは初めての経験だったからです。
おしゃべりな私は黙っていられず、文字にして伝えるべきだと体の底から得たいの知れないパワーが湧き出て出版へと事を運んだ次第です。
一番初めにこの惚れた男の思想や生き方を知ってほしい、理解してほしいと思ったのは最も身近にいる主人でした。
やっと本が完成して我が家に届いた時は私は少々興奮気味で、嬉しさや恥ずかしさや感謝の気持ちなどが入り混じる中、何かの言葉を期待しながら主人に一冊差し出しました。
「何が嬉しいて本なんか出すんや」と大金を快く出してくれたにも拘わらず、私の期待を大きく裏切った照れ隠しの第一声(素直デナイ!)でした。本が宅配される(五百冊)知らせを受けた時も「部屋中本だらけになったらどないするんや?」となど、これまた常識はずれなことを言っていたので私は本棚にそっと入れておきました。
主人が大学を卒業した頃は職場は真空管から半導体へ一変した新しき時代の幕開けで、江崎玲於奈氏のノーベル平和賞受賞で電機業界を初め商社などは革命期で企業戦士無しには日本の発展はあり得ない頃でした。
科学、科学の時代で遊びさえもICチップを応用したゲーム機の始まりでしたから、その利用、応用範囲は天井知らずで、当時の食生活もゆったりした自然食や玄米食などは軽蔑され、私自身も欧米風の食事が時代の先端を行って恰好良く思えて、無知なる者の標本版で過ごしていました。
私が四十三歳の時、明治二十六年生まれの桜沢如一(さくらざわゆきかず)の著書「魔法のメガネ」を読んで大きな衝撃を受けたのです。
三十代は子育てと接待で明け暮れていましたから、気休めはフレンチポップスのミッシェル・ポルナレフの歌が唯一の癒しでした。
突然、私が大変な衝撃を受けた世界は東洋哲学の世界で、人が生きて行く基本理念であり、私の幼稚な世界とは全く次元が異なり今までに誰も教えてくれなかった、けれども誰もが知っている当たり前のことを知らされたのです。
興奮して喋る私に主人は自分は一応化学者だからデーターのないものや専門業界で認められて無いものは認めたくないなど排他的発想で「好きなもん食って飲んで仕事するのが一番や」と全くの無視で横綱級の午前様の連続でした。
人は知れば知るほど自分が無知であることを知らされるものだとつくづく知って、今更どうしょうもない恥ずかしさに陥り子供達にも申し訳なく、と言っても素直に謝る勇気も可愛げもなく、反面このような素晴らしい本に巡り会えたことを唯々、心から感謝して人間の生命力と食物の持つ偉大な神秘性に感動していました。
それ以後は彼の著書を読み始めてどれも納得、感動、実践となったのです。
そのような「みっつめの目」(初版・新風社)でしたが、あるご縁からこの本が大分県のなずなグループの赤峰勝人氏(完全無農薬農業実践者)の手にわたり、絶版にするのは惜しいと言われて再版をして下さることになったのです。そして現代に至りこれはなずなグループより販売されています。
私を虜にして人生観をすっかり変えた桜沢如一の思想と実践は主人の仕事の都合もあって途中下車は何度もありましたが、結局、私達家族(主人さえも)は度々命の危機を救われたのです。
その後、幾年も歳月が流れる中、様々な事を体験しつつ桜沢思想の共鳴者、賛同者の仲間を得て毎日が楽しく学ばされる日々を過ごしながら現在に至っています。
私がここに伝えようとしているテーマはマクロビオティックの真髄です。
最近はマスコミの情報も増えていますが言葉だけが先走りして、本当の意味を把握している人は非常に少ないのではと感じています。
如一は世界中を歩き廻りあらゆる人々に会い、多くの不幸な人々から話を聞きあらゆることを実践しました。
そして得たことは
1
学校や教育が多くなるほど世の中は戦争、いさかい、犯罪、悲劇が多くなって人間の不幸とつながる、人間が幸福で楽しい一生を送るには必ずしも学校とか教育(マクロビオティックから外れたもの)が必要でないこと。
(しかし、あっても少しも邪魔にならない)
2
人間が幸福な一生を送るためには直観力、正確な判断力、行動力が必要であること。
3
人は誰でも生まれながらに記憶力、判断力を持っていること。
(マクロビオティクで言う本能とは精神のことであり、一般で言う食欲、性欲などは欲望と見なす)
4
過剰な欲望は時間、場所、環境、生理的などの条件によって歪められたものの姿であること。
5
私達は道徳、教育、宗教を知らなくても生まれながらに持っている真実の健全な本能(精神)に磨きをかければ良いこと。
「人間は本来の自由、平和、健康、愛を失わない限り、文明も科学も教育も楽しく面白いものである」と述べています。
マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(2)-」へ続く
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文-」のご紹介
先日(7月15日)、兎龍都(うだつ みやこ)先生のお宅にお邪魔して来ました。
兎龍都先生には、数年前に、リマ・クッキングスクールでお目にかかっておりました。
その時は、すでに先生のご著書はすべて拝読していたので、妙な懐かしさが入り混じった初対面だったのを覚えております。
沢山、質問もさせて頂きました。
それから別の機会に、兎龍先生の講演を拝聴することが出来、また今度は、違ったご縁をいただいて先生と再々会することが出来ました。
相変わらずお美しく、お品が良く、それでいて気さくな兎龍都先生。
やっぱりマクロビオティックのモデルとしての風格を感じさせてくれる先生です。
兎龍都先生の本については、過去にご紹介をさせていただいておりますので、そちらをご覧下さいませ。
「みっつめの目」 「宇宙のきまり きみ、知ってる?」
さてさて、今日は今迄と異なった記事です。
実は、兎龍都先生は新しく本を出版されるご予定です。
それに先立って、先日私のブログでもご紹介の記事を載せても良いとのご許可を頂きましたので、新しい本の序文をそのまま掲載させて頂きます。
ただし、ブログという性質上、見やすくするために原文にはない改行を施してあります。
しかし、文章は一字一句触っておりません。
それから、ブログ記事の文字数制限がありますので、二つの記事に分けての掲載になりました。
長くなりますが、ぜひ、ぜひ、最後までお読みいただけたら嬉しいです。
◆マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(1)-」
◆マクロビオティックの真髄~「明治の男ここにあり-序文(2)-」
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
1件のコメント
玄米ご飯に始まり玄米ご飯に終わる(2)
私はマクロビオティックのお話をする時、よく次のように言います。
「体に合った玄米ご飯とごま塩がしっかり作れたら、マクロビオテイックは8割出来たようなものよ?」。
8割は多いと思われる方もいらっしゃるでしょうね。
ご飯とおかずの割合を考えると、主食が6?7割ですから、その観点からいっても8割は多いことになります。
しかし、体質や体調を見極めて、それに合わせた玄米ご飯を炊き分けることの難しさ、さらに、いかに美味しく炊くかという工夫と努力を考えると、8割と言っても良いと思うのです。
玄米ご飯を美味しく、誰にも受け入れられるように炊くには、相当に工夫が必要です。
そして、そのために工夫をするような人は、その他のお料理を作る時にも、やはり工夫をするのです。
その工夫する心を評価して、6?7割に上乗せして8割にしたのです。
* * * *
さて、私は先の記事で次のように書きました。
「私の習った玄米ご飯、そしてその他で教えている玄米ご飯、あれは何だったんだろう?」。
私は一度も自分で玄米ご飯を炊いたことがないうちに、リマ・クッキングスクールに行きましたから、リマ式の炊き方が普通だと思っていました。
しかし、クシ式、大森式、○○式、□□式・・・とそれぞれが違う炊き方であることを知りました。
何故そんな違いが起きるんだろう?
調べてみると、それぞれがそれなりの理由を述べて、自分のところのやり方が一番良いのだというばかりです。
しかし、しかしです!!
味覚的には、はっきり言ってどれもイマイチです。
良く噛め、良く噛め、と呪文のように言われたって、良く噛んでいるうちにご飯もおかずも冷めてくるし・・・。
もっと美味しくて、白いご飯のような感覚で食べられる玄米ご飯って炊けないものだろうかと、ずっと思っていました。
鍋で違うかも知れないと思い、色々な種類の鍋を買いました。
(相当出費してしまった・・・)
時間かも知れない・・・。
お米の種類かも知れない・・・。
温度かも知れない・・・。
etc.
* * * *
ところが、中川善博さんは、それらを見事にクリアして、白米のような玄米ご飯を炊きあげたのです。
陽性の人も陰性の人も、「美味しいなあ」と思える玄米ご飯です。
これはもう、究極の炊き方だと思って、その炊き方を中川さんにお伺いすると、何てことはありません。
誠に普通の理論をきちんと反映させた結果だったのですね?。
陰がどうの、陽がどうのと言って、私は、美味しさの限界を作ってしまっていたのだと感じました。
やはり、餅は餅屋。
お料理はお料理のプロに教わるべきで、理論のプロに教わるものではないと、つくづく思いました。
* * * *
そんな中川善博さんにお願いをして、目の前で実際に玄米ご飯を炊いて見せてくれるイベントを企画しました。
・「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」特別開催の予告
・「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」特別開催の申込開始!
◆「玄米ご飯に始まり玄米ご飯に終わる」は、まだまだ続きそうです。
もう何回かお付き合いくださいませ。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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