マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

太りやすいタイプ

人間には太りやすいタイプの人や、太りにくいタイプの人がいるように思います。
断食でお馴染みの甲田光雄医師によると、臨床的に次のような人が太りやすい体質とされているようです。
1)腎臓の機能が悪く、むくみやすいタイプ。
2)塩持ちがよくて、食塩の摂取量を少し増やすだけでもむくむタイプ。
3)腸マヒが強くあって、水を多量に飲んでも下痢をせず、全部腸から吸収されるタイプ。
4)宿便の停滞がなく、食べたものがすべて身についてしまうタイプ。
5)爪の三日月が左右10本とも大きく出ているタイプ。
(1〜3:体が不健康なために太るタイプ。)
(4〜5:腸の働きが良く、全身的にも健康であるために太るタイプ。)

でも5番目の三日月ですが、10本ともくっきり綺麗な三日月があったのに癌になってしまった人や、三日月が一つもないけれど病気らしい病気もせずに暮らしている人を知っています。
私はもともとそんなに三日月の多い方ではありませんでしたが、マクロビオティックを知って玄米ご飯を食べるようになったら三日月が増えました。
でも、むそう塾を始めてから超寝不足の日が続くと三日月が減って来ました。
そういう意味では健康度を少しは反映しているかなとも思います。
甲田医師が多くの患者さんを診て積み重ねた経験は参考になることが多いです。
残念ながら亡くなられておりますので、甲田医師の残された書物から学ばせていただくことになります。

甲田医師の本で素晴らしいのは何と言っても「白砂糖の害は恐ろしい ーこれを防ぐためにー」です。
もう40年以上前の本なので入手しにくいでしょうが、私が2007年にご紹介した時にはまだ買えました。
こんな感じの本です。
古いので読みにくいからあまりお薦めはしませんが内容は刺激的です。



白砂糖に代表される甘味料と上手におつき合いしていると健康に近づきます。
その上手なつき合い方の秘訣はご飯にあります。
意志で甘いものを止めようとするのではなく、ご飯を主にした食生活に切り替えるだけでも、甘いものへの欲求はずいぶん変わります。
米離れは体調不良の元になることを知っておきましょう。


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糠床を食べる子供

第一陣として届いた中川式糠床。
その後このようにお子さんにも好評のようです。
Isさんから届いたメールをご紹介します。

<Isさんのメールより>
こんばんは。

食卓にぬか漬けのある暮らしが、少しずつ我が家に馴染んできています。
特に娘は人参大好きで、一日に2分の1本は食べてしまいます。
写真は糠床食べる〜と言って、じゃい安をつまみ食いしてるところです。
幸せをありがとうございます。

<マクロ美風より>
Isさん、こんばんは。
先日は遠いところからのご参加、お疲れさまでございました。

嬉しいです!
玄米で育ったお子さんが、すくすくと成長して糠床をつまんでいる姿を拝見すると、なんとも穏やかで安心します。
子供の本能は大人に勝りますので、きっとお子さんは自分に必要な物を感じているのでしょう。
おそらく陽性が欲しいのかも知れません。
子供と塩分はマクロビオティックでも温度差のあるところなので、間違わないようにして的確にお子さんの体調に合わせてあげてください。
迷った時にはいつでもメールしてくださいね。
 
 

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マクロビオティックにおけるお酒

先日ご主人の飲酒をご心配されている意見がありました。
マクロビオティックではお酒が陰性だと位置づけられていることによるご心配でしょうが、これこそが陰陽表のマイナス面だと思います。
先にも記事で書きましたが、陰陽表というのは一つの表示方法でしかありません。
ですからそれにとらわれて絶対的に考えることが間違いの元になるのです。
視覚的に表示したことが仇となってしまっているのですね。
たとえば陰性な飲み物は他にもコーヒーや緑茶やジュースや豆乳なんていうのもあります。
でもお酒を飲むと酔う状態が顕著になるため、その影響力を考えてしまうのだと思います。
しかし忘れてならないのは、アルコールには発酵して出来たものが多いということです。
この発酵を考えた時、体にそんなに悪いものなのかと思いを巡らしてほしいですね。
(望ましい製造方法であることが条件ですが。)
糠漬けで発酵の仕組みを観察出来たなら、その発酵の力を借りたくなる方が自然かも知れません。
長寿の人には案外晩酌を楽しんでおられる方も多いです。
締めつけられた昼間のストレスや肉体を開放したくて、お仕事が終わってから少しのお酒を楽しむのは、心配というより翌日へのエネルギーととらえてあげましょう。
仕事・緊張=陽性
飲酒=陰性
マクロビオティックで陰陽を知っている人なら、この辺の陰陽のコントロールをしっかりしてあげましょう。
そしてなぜお酒を欲するかの理由も考えられるとなお良いです。
精神面・肉体面の両方から考えられると良いですね。
食べ物だけで陰陽を考えるのではなく生活全般で考えること。
これがマクロビオティックの重要なポイントです。
 

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発酵の力

中川式糠床の第1陣が届き、その発酵の凄さに驚くメールが毎日送られて来ます。
中には自分で糠床を育てていた人もいますが、中川さんの糠床が届いた途端、その歴然とした差にガックリされていました。
香りはもちろんですが、何と言っても食べてみて触ってみてその違いを体感することになります。
そこには塩と米糠だけでない発酵の世界があるのです。
発酵については私達はあまりにも無意識であり、関心もなかったと思いますが、その効果を体験してしまうときっと病みつきになると思います。
特に女性はお肌がスベスベになって、髪質まで変化してきますから驚かれると思います。
伊豆諸島に「くさや」という食べ物があります。
名前のとおり臭い干物なのですが、食べてみるとあの臭いは忘れてしまうほど美味しいのです。
私も昔はお酒を呑みながらたま?にいただいたものです。
このくさやはまさに発酵の王様で、医療の整っていない離れ島ではこのつけ汁が貴重な薬になったのです。
飲んでもつけても良し。
そこには発酵が生み出した微生物の力が凝縮されているから効果があるんですね。
暖かさと湿度。
この二つをうまくコントロール出来る伊豆諸島ならではの特産物だと思います。
そして糠漬けもまた微生物と発酵の力で出来上がる美味しい漬け物ですが、中川さんの糠床は越年に越年を重ねて発酵しているので、くさやのつけ汁にも似た効果が出てきているのです。
そこには「なれ」が醸しだす世界があります。
たとえば糠床に足し塩をした時には、塩辛さが前面に出て角があるのですが、それが時間の経過とともに角が取れて丸みが出てきます。

このことを「なれ」といいます。
それがさらに年月を経て旨味が増すのですが、これは材料のタンパク質が分解してアミノ酸が登場することによる旨味です。
その旨味が中川式糠床の特長であり、アトピーの人が良い変化を感じられるほどの発酵のなせる技なのです。
梅雨のある日本には昔から発酵食品が多いのですが、今では効率を優先して製造方法が台無しになってしまっているものも多いです。
ぜひ「ほんまもん」を見極めて、上手に発酵食品を体に取り入れましょう。
そのために一番近道で美味しいのが糠漬けです。
あなたもこんな美味しい糠漬けをどうぞ。

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ちょっとだけ進化を

むそう塾を始めてからこのブログは告知ブログのようになってしまったけれど、今後はこのブログも面白い展開にしたいなと思っています。
時間がない中で新しいことに時間を割くのは睡眠時間を削るしかなく、そちらの問題もあるのですが、とにかく今は新しいことに挑戦しようと思います。
ちょっとヘアスタイルを変えるかのように。

というのも、むそう塾を始めるときに中川さんと「石の上にも三年」だから3年間は必死に頑張ろう。
3年経ったら何かが見てくるかもしれないから。
と言って頑張ってきたのでした。
今年は幸せコースも4期生がスタートしたので、そろそろむそう塾もちょっと変化しようかと思っています。
もちろん「進化」の方向で。
 

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