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鱧の棒寿司と丁寧な仕事
丁寧な仕事を見ると気持ちの良いものです。
それはそこに調った良い氣を感じるからですね。
人の生き方も、暮らし方も、仕事も、丁寧さを感じるとありがたくなります。
自然に感謝の気持ちが湧いて来ます。
むそう塾で中川さんがいつも口を酸っぱくして伝えているのは、この「丁寧さ」です。
丁寧ということは、そこに気遣いややさしさがあります。
その想いに触れると、ホッと心が和みます。
いいですね、こんな瞬間って。
丁寧に生きると疲れ方が格段に減ります。
精神的にものすごく楽になります。
丁寧にすると手数がかかって効率が悪くなるという意見がありますが、効率って長い目でみないと正しい判断はできませんよね。
では、丁寧な仕事を写真で確認してみましょう。
まずは某店の鱧の棒寿司の包み方です。
鱧の棒寿司①

鱧の棒寿司②

これを京料理人中川善博が包み直しました。
鱧の棒寿司③

鱧の棒寿司④

いかがですか?
包み方にキレがありますね。
そして、棒寿司の端の形をよく考えた包み方です。
次はむそう塾生で棒寿司を習った人への注意事項として。
角を綺麗に折りたたんでも、下の写真のように竹の皮の端の処理や、紐が片方裏返しになっているのもいけません。
④のように仕上げましょう。
鱧の棒寿司⑤

どちらが丁寧な仕事か一目瞭然ですね。
そして、受ける氣も違います。
鱧の棒寿司⑥
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い, 食べ物あれこれ
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人間関係にマクロビオティックの陰陽を活かしましょう
世の中には色々つらいことがありますが、人間関係がうまく行かないことが一番神経をすり減らしますね。
いや、お金のことが一番つらいというご意見もおありでしょう。
そういう人はお金に苦労されたご経験がおありか、比較的陽性なタイプの人です。
でも、人間関係のことはボディブローのように精神的に影響してきます。
私のところには人間関係で悩んでいる人からのメールも多く寄せられるのですが、堂々巡りになってスッキリしない日々を過ごされているのが想像できます。
でもね、視点を変えると気持ちが変わることも多いので、私は別視点の考え方をアドバイスしています。
たとえば結婚にともなって結婚相手の親と同居する場合。
これが一番悩みの種として多いですね。
それはある意味で当然です。
人間には全員「その人なりの暮らし癖」があるのですから、一つの家庭に異質の癖が混じることになるのでややこしくなるのです。
過去記事にもあれこれと人間関係のことで書いていますが、マクロビオティックの陰陽で人間関係を考えると、陰性な人が思いどおりに行かなくて、中庸〜陽性な人は思いどおりに進むことが多いです。
ただし陽性な人でも過度の陽性はこれまた摩擦が多すぎて苦労します。
でも、陰性の人も思いどおりにしたいのは当然なので、解決策としたら、①自分が相手より陽性になるか、②どの程度思いどおりになれば気が済むのかを予め納得しておくことです。
②は分かり難いかもしれませんが、一番簡単な考え方があります。
私がいつも思っている考え方なのですが、「黙っていて思いどおりに行くことなんてないから、最初から思いどおりに行かないもの」と割り切っておくことです。
そして、その状態から少しでも思いどおりにしたいのなら、自分が行動して少しずつ獲得していくのです。
その努力なしで最初から思いどおりになる場合は、かなり恵まれているケースなので、大いに周りに感謝しましょう。
きっと周りの譲歩があるのだと思いましょう。
間違っても思いどおりにならないからといって、不満や愚痴を相手にぶつけないことです。
相手に言っても相手も困るのです。生き癖ですから。
癖を直すのはなかなか困難です。
人間関係は相手に変化を求めるのではなく、自分が変化することに尽きます。
自分を変えられたら、自分の陰陽が変わるのですから、当然の結果として人間関係の陰陽も変わって来るのです。
でも、自分は何も努力しないで、相手の文句をいう人が多いですね。
不満を言いたくなったり、愚痴をこぼしたくなったら、陰陽バランスが悪いんだなぁと割り切りましょう。
時々骨格に問題があって人間関係がギクシャクする人がいます。
そんな時には、「ああ、あの人は悪くないけど、あの人の骨が悪いのだな」と思って骨のせいにすると、案外その人を憎めなくなったり、同情の気持ちが芽生えてきたりするから不思議なものです。
人間関係ってこの程度のことなんですよ。
それでも文句があるなら、相手より強くなればいいのです。
それが陰陽というものです。
感情で処理するのではなく、陰陽で打開策を考えるのが生きたマクロビオティックの考え方です。

(教室の置き花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう
6件のコメント
一期一会

昨年はホテルのお部屋で迎えた私の誕生日ですが、今年は京都のマンションで先日誕生日を迎えました。
中川さんから届いた68本の薔薇は、こんなにもノビノビと元気に咲いています。
60代もあと1年だけなんだなと思うと、ちょっと襟を正して日々を過ごさなくてはと改めて氣が引き締まりました。
ところで、年齢の数え方については去年の記事で書きましたが、この1年間は環境の陰陽をとても感じた日々でした。
マクロビオティックをご存知ない方には、「環境の陰陽」といってもピンと来ないかも知れませんが、人はみな環境とともに生きています。
小さな環境では自分の住まいや職場ですが、大きな環境では地球そのものであり、宇宙までひっくるめて環境になります。
そして人間関係もまた環境です。
私たちはつねづね「生きている」つもりになっていますが、実は「生かされている」のが正しい姿であり、そのことを強く意識すると今ある不満のほとんどは消えてなくなります。
と同時に、自分が生かされている意味を考えると、自分の立ち位置が明瞭になってきます。
自分は何をするべきか、どう生きていけばいいのかが、その立ち位置から割り出されてくるからです。
私はありがたいことにマクロビオティックを知ってから、いつも自分が進むべき道が明確になっていて、知らず知らずのうちに道ができている感じがします。
「一期一会」を大切にして生きていると、自然に感謝の気持ちが湧いてきます。
良いとか悪いとかそんなちっぽけなことではなく、ただただ出会いに感謝して「今を生きる」というのは、マクロビオティックの精神そのものでもあります。
私は中川さんに出会えて本当に良かったです。
精神的な強さをしっかり学ばせていただいただけでなく、一人では到底出来なかったことが出来るようになり、多くの人達と喜びを分かち合える場を作ることが出来ました。
さらに陰陽の違いを身をもって確認することも出来ました。
お互いに一期一会を大切にするからこそ、こんな面白い生き方が出来ています。
これからも一人ひとりの塾生さんとの一期一会を大切に生きて行きます。
カテゴリー: こころ・想い, マクロ美風の体験的マクロビオティック
2件のコメント
息子のアトピーと円形脱毛症(全頭型)から私が学んだこと
2回にわたって長々と息子のことを書きました。
・息子へ
・息子へ 短所も長所もまるごとで生きてごらん 陰陽だから
その記事をお読みくださった方はきっと、過保護であり甘やかしであり、軟弱になる子育てであり、おおよそ理想の子育ての反対をしていると思われたことでしょう。
私もそう思います。
私はもっと強さを身につける子育てをしたいと思っていました。
自分も強く生きようとしてきたので、息子の弱々しい生き方にはじくじたる思いを抱えていました。
しかし、そういうところからも学びはあるものです。
息子自身だって望んでアトピーになったわけでもなく、臆病な性格に生まれたかったわけでもなく、気がついたら他の人と比べられることがとてもつらい人間になっていただけです。
強い子供なら親は安心して子離れができるでしょう。
しかし、そうでない子供を授かった時、親は子どもとどう向き合えばいいのか?
私が出した結論は、「すべてを受け容れる」ということでした。
先の記事にも書きましたが、世の中にある「どうしようもないこと」も含めて、すべてを受け容れると心が穏やかになって来るからです。
それは考えてみれば生き方の基本であったはずなのですが、私はついつい自分に都合のよいことばかりを選んでしまいがちになるのでした。
人間の業ですね。
私が息子のすべてを受け容れて、人生の先輩としてアドバイスするのがこれからのスタンスだと思っています。
* * *
話は変わりますが、私は中学生のころ親への口答えで「産んでくれって頼んだ覚えはない!」なんて母親に言いました。
しかし息子は私にそんな言葉を一度も口にしたことがありません。
もし私が息子の立場なら、きっと母親に毒づいていたに違いありません。
アトピーでドロドロの息子は、毒づく気力もなかったのでしょうか?
当時の私は、そんな息子に心から「生きていてくれるだけでいい」と思えたのでした。
しかし一人の人間として、息子も大人の自覚を持って生きて行かなければならない年齢です。
つらいことから逃げてばかりもいられません。
弱い自分をいかにしてこの世の中で生きて行けるようにすればいいのか?
それは息子に限らず、同じような思いをもった人がたくさんいると思ったので、一連の記事を書いているのです。
そして、息子のこれからの暮らし方を一つの例として記録しておこうと思いました。
息子はすべてがさらけ出されてイヤなことでしょうが、そうすることによって新しいエネルギーに出会えることも知ってほしいと思っています。
物事は出すと入ってくるのが陰陽の流れなので、まずは自分の弱点を出してしまうことです。
よくあるのがそれを隠そうとしたり、その弱点から目をそらしてしまうことですが、それではいつまで経っても解決にはつながりません。
マクロビオティックの陰陽の考え方を息子にも理解してもらえたら、彼なりに生き方をイメージできることでしょう。
強い人は放っておいてもたくましく生きられますが、そうでない人のためにマクロビオティックの考え方は有意義だと思います。
暗闇から希望の光を見つけるような感じでね。
最後に。
息子には人目のつらさに耐えた陽性さがあります。
命がけで峠を走った部分的な度胸(陽性)があります。
器用さがあります。
素直さがあります。
それらを活かせる人生を見つけてほしいと思っています。

(2016.7.6の夜に剥いた人参の桂剥き 自主練だと気持ちが緩むかな? 正四角柱を目指そうね)
終わり
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, 男子厨房に立つ, こころ・想い
2件のコメント
息子へ 短所も長所もまるごとで生きてごらん 陰陽だから
息子の几帳面さを感じたのはハイハイしている時でした。
玄関の上がり框のところでスリッパの向きが外に向いているのを見つけ、ハイハイしている手でスリッパの向きを廊下側に直しているのを見た時でした。
そんな月齢で物の向きを把握出来るのだろうか?というのが素朴な疑問でした。
その後車のオモチャを好むようになり、その車を綺麗に同じ方向に並べるようになったので、ああ、やはり向きは認識しているんだなと思ったのです。
その後そういうことは当たり前になっていたのですが、3歳のころ、新しく買ってもらった靴を枕元に置いて寝るというので、私が左右を並べて置いてあげたら、「こうするの」と言って直すのです。
それはまるでデパートのショーウィンドウで飾られている靴のように、片方をちょっと斜めにして立てかけるのです。
よく観察しているなあと感心したものです。
そのせいでしょうか? 息子は靴を左右取り違えて履くことがまったくありませんでした。
息子のスピード好きのデビューは三輪車です。
保育園の園庭でもいつも三輪車にまたがって猛スピードで走っていました。
その後補助輪付きの自転車、マウンテンバイク、ロードバイクと進むのですが、そのどれもを綺麗に磨いていました。
つまり丁寧に大切に扱うのです。
中学生になって時計やカメラを買うようになっても、宝物のようにピカピカに磨いて使っていて、そのまま今に至っています。
ですから、パソコンもメガネも車もピカピカ、6月からは包丁も仲間入りしてピカピカです。
時には「そんなに気にしなくても」と思うこともあるのですが、それが息子の性格であり、私も少しは似ているところがあるので、仕方ないかなと思っています。
今回桂剥き投稿をするに当たっても、大根シートの角を几帳面に整えてから刻み始めていたので、これも性格だなあと思って見ていました。
* * *
神経質といえばそれまでですが、どんな短所も長所もひっくるめて全部が一人の人間なので、これからは息子のそんな一面に光を当てて、今まで経験しなかったことを経験させてやりたいと思っています。
もういい歳なのに、まだ親が関わることに相当のためらいもありました。
出来れば第三者のところで、他人の中で成長してほしいと思っていました。
しかし前にも書いたように、息子に何を残してやりたいかを考えた時、マクロビオティックだけは伝えてやりたいと思いました。
これからの日本はもう平和な国ではなくなるかもしれません。
今まで当たり前とされたことがもう通じなくなる時代が来るかもしれません。
そんな時代になるのならなおのこと、どんな時代になっても生きる希望を見いだせるマクロビオティックの考え方を伝えておくことが私の務めだと思うようになりました。
そのための第一歩は、自分で食べるのもは自分で作れるようになっておくことが不可欠だと思ったのです。
もしかしたらあの几帳面な性格が、お料理に良い結果をもたらしてくれるかもしれないと思うのは親バカかもしれませんが、それでも自分で食べ物を作れたらきっと嬉しいと思うのです。
それが美味しかったらもっと嬉しいと思うのです。
ここまで記事を書いていたら、息子から昨日習った冷やし麺の復習のメールがありました。
生まれて初めて作った冷やし麺。
中川さんに教えてもらった麺つゆを作って冷蔵庫で冷やして、一人で食べたそうです。
「美味しかった!」とのこと。良かった\(^o^)/
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息子にバイクを買うときは夫とも話し合って大決断をしました。
バイクを買うことに反対する夫に対して、「やりたいことがあるならやらせてやりましょう。校則違反で退学になったらその時考えればいいじゃない。」と言って夫を説き伏せたのは母親の私でした。
普通は反対ですよね(笑)
好きなことをしていて死ぬんだったらそれも本望だろう。
でも、16歳で死ぬのはさすがにつらいな。
だから、出かける時にはいつも今生の別れのつもりで、無事に帰ってきたら儲けもののつもりで送り出しました。
心配を引きずって出かけないように、「楽しんでおいで」と言って。
高校生のころ、車欲しさに吹きさらしの寒いガソリンスタンドで冬もアルバイトをして、アトピーの手がボロボロになりながら貯めたお金で中古車を買い、それを元にまた買い替えを繰り返して、もう何台の車に乗ったことでしょうか。
明日には20年前に発売された中古車がやって来るのだそうです。
今度の車は乗れなくなるまで乗りたい車なんだとか。
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昨日は生まれて初めて煮麺を作りました。
嬉しそうに写真を撮っています。

(煮麺 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カレーうどんも作りました。
普段はあまりカレーを食べない息子ですが、「美味しい」と言って食べていました。

(カレーうどん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
さあ、これからどんな生き方を彼はするのでしょうか。
母としての私は、産んだ以上最後まで見守っているから、自由に羽ばたいてごらん、という気持ちです。
母は必ず死にます。
父も死にます。
そのことを忘れずに、しっかりと生きておくれ。
煮麺を撮影している時の息子の唇を見て、ふと昔プールの中で写っていた写真の唇を想い出しました。
「息子とアトピー」
目が輝いて、血液の巡りが良くなって、これからどんどん前向きに生きておくれ。
「むそう塾スタイル」を忘れずに。
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