2回にわたって長々と息子のことを書きました。
・息子へ
・息子へ 短所も長所もまるごとで生きてごらん 陰陽だから
その記事をお読みくださった方はきっと、過保護であり甘やかしであり、軟弱になる子育てであり、おおよそ理想の子育ての反対をしていると思われたことでしょう。
私もそう思います。
私はもっと強さを身につける子育てをしたいと思っていました。
自分も強く生きようとしてきたので、息子の弱々しい生き方にはじくじたる思いを抱えていました。
しかし、そういうところからも学びはあるものです。
息子自身だって望んでアトピーになったわけでもなく、臆病な性格に生まれたかったわけでもなく、気がついたら他の人と比べられることがとてもつらい人間になっていただけです。
強い子供なら親は安心して子離れができるでしょう。
しかし、そうでない子供を授かった時、親は子どもとどう向き合えばいいのか?
私が出した結論は、「すべてを受け容れる」ということでした。
先の記事にも書きましたが、世の中にある「どうしようもないこと」も含めて、すべてを受け容れると心が穏やかになって来るからです。
それは考えてみれば生き方の基本であったはずなのですが、私はついつい自分に都合のよいことばかりを選んでしまいがちになるのでした。
人間の業ですね。
私が息子のすべてを受け容れて、人生の先輩としてアドバイスするのがこれからのスタンスだと思っています。
* * *
話は変わりますが、私は中学生のころ親への口答えで「産んでくれって頼んだ覚えはない!」なんて母親に言いました。
しかし息子は私にそんな言葉を一度も口にしたことがありません。
もし私が息子の立場なら、きっと母親に毒づいていたに違いありません。
アトピーでドロドロの息子は、毒づく気力もなかったのでしょうか?
当時の私は、そんな息子に心から「生きていてくれるだけでいい」と思えたのでした。
しかし一人の人間として、息子も大人の自覚を持って生きて行かなければならない年齢です。
つらいことから逃げてばかりもいられません。
弱い自分をいかにしてこの世の中で生きて行けるようにすればいいのか?
それは息子に限らず、同じような思いをもった人がたくさんいると思ったので、一連の記事を書いているのです。
そして、息子のこれからの暮らし方を一つの例として記録しておこうと思いました。
息子はすべてがさらけ出されてイヤなことでしょうが、そうすることによって新しいエネルギーに出会えることも知ってほしいと思っています。
物事は出すと入ってくるのが陰陽の流れなので、まずは自分の弱点を出してしまうことです。
よくあるのがそれを隠そうとしたり、その弱点から目をそらしてしまうことですが、それではいつまで経っても解決にはつながりません。
マクロビオティックの陰陽の考え方を息子にも理解してもらえたら、彼なりに生き方をイメージできることでしょう。
強い人は放っておいてもたくましく生きられますが、そうでない人のためにマクロビオティックの考え方は有意義だと思います。
暗闇から希望の光を見つけるような感じでね。
最後に。
息子には人目のつらさに耐えた陽性さがあります。
命がけで峠を走った部分的な度胸(陽性)があります。
器用さがあります。
素直さがあります。
それらを活かせる人生を見つけてほしいと思っています。
(2016.7.6の夜に剥いた人参の桂剥き 自主練だと気持ちが緩むかな? 正四角柱を目指そうね)
終わり
美風さん、おはようございます。
またまた登場してしまいました。
私も炎症が一番ひどかったころは、とにかく痒くて痛くてつらくて毒づくエネルギーなんてありませんでした。
当時はただただ流れ出る浸出液が止まってくれること。それだけを考えていました。
〉強い人は放っておいてもたくましく生きられますが、そうでない人のためにマクロビオティックの考え方は有意義だと思います。
暗闇から希望の光を見つけるような感じでね。
そうだと思います。
強い人は考えるまでもなく平然と強く、そうでない人は工夫していかないと生きづらくなるように思います。(少なくとも私はそうです。)
希望の光、マクロビオティックという羅針盤を手に、人生という大海原を渡っていきます。
講座でお忙しいところ記事にしてくださり、ありがとうございました。
かのんさん、おはようございます。
世の中には精神的に強い人と弱い人がいますね。
弱い人でもある程度までは意識すれば強くなれますが、もともと強い人を見ると本当に凄いなぁと思ってしまいます。
でも、それも陰陽なので、みんなが強くなる必要もないのですが、ある程度は強い方がストレスが減ることは確かかと思います。
マクロビオティックの考え方を知ると、ストレスが減ることは確かですね。