こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

ダイエットの低年齢化とマクロビオティックの誤解の現実

ダイエットの低年齢化については問題点が多々あるのですが、成長期には思考方法もまだ十分ではないので、後々尾を引く人もいらっしゃるようです。
その中のお一人Aさんも今、まさに尾を引いているのです。
人間って自分を変えるのは本当に大変なものですが、Aさんにはぜひ頑張って変わってほしいなと思います。
そうでないと、マクロビオティックに出会っていながら、本当の良さを味わえないことになるからです。
では、Aさんのメールを見てみましょう。

 
 

<Aさんからのメール>  抜粋

4日から、一人暮らしが再スタートしました。
お野菜は通販ではなく、野菜直売所やスーパーで買うことにしてます。

先日、お豆腐が安かったので買って食べたところ美味しくて、
再び小さなお豆腐の9パックセットを購入して、1つずつ3日連続で食べていました。
帰省中に動物性食材(特にお魚)をたくさん食べていたので、
5日から7日までの3日間、野菜とお豆腐か納豆、鰹節を少しいただく程度にしていました。
まだ冬休みで課題もあったので、しばらく部屋にこもる生活だったこともあり、
孤独感や無気力感がありました。
スマホやパソコンを意味もなく使用して、インスタグラムやネットサーフィンもしました。
食後は物足りないような感じがして、ナッツや芋などをほおばってしまいました。

今日の夕食には、食べきってしまったので玄米ご飯を炊いて食べ、お魚もいただきました。
お豆腐は今日いただきませんでした。
食後の物足りなさ、孤独感や無気力感がなく驚いています。
これは陰陽の力なのでしょうか。

体重はまだ34kg、体も貧相なままですが、
これといって息苦しさや動悸など「死にそう…!」ということもないので、
ついお魚やお肉や卵が数日なくても、玄米とお野菜の味噌汁があれば大丈夫かな、
体に負担もないようだしいいかな、と思ってしまいます。
しかし、やはり毎日動物性食品を食べたほうが良いのでしょうか。

まだまだ未熟者で申し訳ありません。
マクロビオティックをまだちゃんと理解できなくて…歯がゆい思いです。
よろしくお願いします。

*   *   *

<マクロ美風より>

文面からは、5〜7日の3日間は主食が白米だったのか、玄米だったのか分かりませんが、ここで問題なのはお豆腐です。
Aさんには召し上がってほしくない食べ物です。
マクロビオティックをする人の多くが大豆製品を摂りすぎる傾向にありますが、中でもお豆腐は陰性タイプの人にはおすすめしません。
Aさんがお豆腐をどのようにして召し上がったのか分かりませんが、せっかく陽性を取り入れてほしい時にお豆腐を9パック購入されたということに驚きました。
頭のどこかにお豆腐はヘルシーだという考えが居座っているのかもしれませんね。

私はマクロビオティックを知ってから5年間はお豆腐を一切口にしませんでした。
夏でも冷奴を食べませんでした。
私は陰性タイプだと思ったからです。
今ではたま〜にお味噌汁に入れますけどね。
でも、お豆腐は厳選します。
陽性な人ならこんなに気にしなくても大丈夫なのですが・・・。

>これといって息苦しさや動悸など「死にそう…!」ということもないので、

ああ、こんなことを基準に食べ物を決めないでください。
あなたはまだ34kgなのですから、まずは太ることを目指しましょう。
そして、止まっている生理を再開させることを目標にしなければなりません。
それから、朝もちゃんと起きられないのですから、そこも改善しなければなりません。
毎日動物性食品を摂るのが良いのかどうかは、体の反応をみて決めてくださいねと申し上げているのですが、ついつい動物性を避ける気持ちが働くようです。

一度マクロビオティックを動物性排除の視点でインプットしてしまうと、なかなかそこから脱出できない精神状態をよく物語っています。
動物性を排除しても、それに代わる陽性料理がないとAさんはまだまだ陰陽バランスが取れないので、お料理全体で陰陽を考えてほしいなと思います。
たとえ白米を食べていても、陰陽バランスが取れていれば良いのだし、玄米を食べていても陰陽バランスが取れていなければ偏りが生じることを知ってほしいです。

マクロビオティックとは人生を愉しく生きるための考え方なのですが、こうして排除の理論だけがクローズアップされて年若き人を洗脳してしまう誠に厄介なものとして広まってしまいました。
Aさんが早くそのことから脱出できて、本来の健康な大人になれるよう頑張ってほしいと思います。

 
 

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾生 好さん作のお弁当 陰陽バランスが取れた良いお弁当です)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, からだ, こころ・想い | 5件のコメント

相性がいいかどうかの一つの判断基準

私はよく異性問題の相談をされるのですが、その時にも勿論マクロビオティックの陰陽で考えます。
マクロビオティックの陰陽で男女の相性をみておくと、本質を見抜けるので失敗が防げます。
でも、マクロビオティックのことを知らない人には、「食べ物の好みが一致している人」を選ぶと後が楽ですよと言っています。
それは体の状態や精神状態を反映した結果でもあり、二人で笑顔でお食事ができる幸せにもつながるからです。
それは陰陽的に考えてのことです。

デートの時には必ず何かを一緒に食べる機会があるでしょうから、その時に相手のお食事の好みや好き嫌いの理由や癖を観察しておくといいですよ。
何でも好き嫌いなく食べる人には、割りと積極的なタイプが多く、お仕事や人づき合いでも期待が持てます。
しかし、中には食わず嫌いのタイプがいて、こういう人は案外臆病です。
でも、こういう人にも良い点があって、浮気の心配がないので安心だったりします(笑)

さあ、あなたはどんな人と相性が良いでしょうか?

 
 

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2017.1.7)

 
 

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結婚のこと セックスのこと マクロビオティックのこと

むそう塾はマクロビオティックの陰陽を取り入れた京料理教室ですが、塾生さんの個人的な悩みの相談にものっています。
それはマクロビオティックの陰陽は生き方や生活全般に及ぶので、当然のことながら日常のすべてがうまく行くようにするためです。
そしてそのことは、結果として玄米ご飯をはじめとするお料理の出来上がりに関係するからです。
グジグジと悩み事を抱えていては、体のために最適な玄米ご飯はおろか、氣の通ったお料理はできません。

お料理にも暮らし方にも氣を通して、最大限以上の力を発揮して人生を生ききること。
それを可能にするのがマクロビオティックの陰陽を踏まえる生き方です。

昨夜、新幹線で京都に向かっていると、ダイレクトメッセージが届きました。
「彼氏から正式にプロポーズされました。この展開にビックリしています。」という内容のもの。
いえいえ、ビックリすることはありません。陰陽の流れとして最高だと思ったので結婚をおすすめしたのです。
やっと安心しました。
それにしても彼女のこの言葉に納得です。
「やっぱり胃袋つかむのは凄く効き目ありました(笑)」
そうでしょそうでしょ(^^)

*   *   *

そういえば、むそう塾を始めてから何人の人から結婚したり、妊娠したりおめでたいご報告をいただいたことでしょうか。
どれもとても嬉しくありがたいことです。
特に結婚については、ご本人が予想していない展開になることも多いのですが、陰陽的にみて納得できる結婚はやはりうまく行きますね。

京都の自宅に到着したら、今度は彼氏と結婚を考えている人からのメールが届いていました。
結婚を考えていると言いながらもかなり遠くに住んでいます。
そういえば、他にも結婚の約束をしながら離れて住んでいる塾生さんがいたっけ。
こういう関係は陰陽で考えると陰性になりますね。
だから破局を迎えることが多くなりますので、注意しましょう。
お仕事を優先してしまわないようにね。

やはり男女は陽性な関係が一番うまく行くのです。
住まい方で言うと同居ですね。
遠距離恋愛や単身赴任が破局につながることがあるのも、距離の陰性さが悪さをするからです。
そして、陽性の最たるものがセックスです。
同居していてもセックスレスだと、その分陰性になります。

ですから、これから結婚しようと思うカップルは、なるべく(絶対にといいたい)離れてはいけないのです。
一緒に住んで一緒に御飯を食べる。
そこに氣の交流がある。
こんな日常が空気のように流れてこそ、陰陽バランスが調和するのです。

*   *   *

マクロビオティックではセックスを男女のエネルギー(氣)の交換ととらえています。
それはマクロビオティックに限らず、昔から健康法の一環として実践している多くの先人がいますね。
日本CI協会が発行している「月刊マクロビオティック」にも昔そのようなことが書いてありましたよ。
当時は京都大学の教授で性エネルギーを研究されている人の文章が載っていました。

そういえば、週刊誌の読み物ですが、セックスについてこんな記事がありました。
「日本史に眠るトンデモ「性豪」伝説! ご先祖様たちはこんなに大らかに楽しんでいた」
タイトルだけだとお下品な記事のように思われるでしょうが、なかなか真面目な部分もありますよ。
5ページ目のこの部分です。
「日本史上、性豪と呼ばれる人物は総じて、長生きであったことが特徴的だ。セックスは男女が陰陽の気を分け合う養生法とも考えられており、女好きの偉人たちは無類の健康オタクでもあった。」

つまりこの裏側を陰陽で考えてみると、セックスによって心身の陰陽バランスをうまく保てているので、結果として健康的で長生きにつながったとみることが出来ます。
何歳になっても異性を意識して、陽性の氣をうまくコントロールできることが、仕事においても結果を出せる人だったりしますね。

過去にもこのブログでセックスに関する記事を書いていますが、すべて陰陽の視点で書いています。
こんなところにも陰陽が及ぶのかとビックリされるでしょうが、これが現実の暮らしです。
今はセックスに距離を置いてしまう若者が多いので、そんな若者に読んでもらいたいなと思ってこの記事を書きました。
生命エネルギーが躍動する素敵な人生でありますように、幸せな人生を送れますようにとの願いを込めて。

 
 

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 2件のコメント

マクロビオティックの陰陽と氣の流れ

昨年は「マクロ美風の家事アドバイス講座」を開催していないのですが、この講座の目的は、家の中を整理して氣の流れを良くすることなのです。
マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、お掃除にとてもうるさい人で、このブログでも随所に桜沢先生のお掃除に関する逸話が出てきます。

人は誰しも景色の良い所に行くと、清々しい気持ちになったり、心のありようが変わって希望が持てたり、良い変化をする経験をしていると思います。
それは、その場所の氣が良いからそういう変化を起こさせるエネルギーをもらえるわけですね。
反対に、汚い場所やグチャグチャのお部屋からは、良い氣が生まれてきませんから、そういう所には足を運びたくなりません。

マクロビオティックではよく「宇宙の秩序」という言葉を使いますが、宇宙の秩序に則ったものは本来美しいのです。
そして安定感があります。
そういう場所・物・人は良い氣を発します。

ですから私は、家の中をそういう場所にするために家事アドバイス講座をしていたのです。
むそう塾を始めてからも、お掃除の大切さを話し、エプロンの扱いに注意するのは、それらすべてがその人の氣にかかって来るからなのです。

「ああ、氣が悪いなあ・・・」と感じさせる人は、お仕事や家庭で、あるいは人間関係や事故関係でトラブルを起こす場合が多いです。
また、職場や人間関係が氣の悪い状態だと、自分もどんどん悪い状態になって行くので、そういうところからはさっさと離れるに限ります。
それは環境が陰性すぎるので、それ以上陰性の害を受けないようにするためです。

マクロビオティック的に結論を言ってしまえば、「いつも氣を意識しながら生きる」ということになります。
それが意識出来ている人と、意識出来ていない人とでは、歴然とした差があります。
もしあなたがその差を感じないのであれば、まだ氣の存在を落とし込めていないことになります。
でも、多くの人には「これ、いいな」(陽性)とか「これ、いやだな」(陰性)という感覚があるので、それを陰陽で落とし込んで行けば、自然に氣の良い生き方が出来るようになります。

*   *   *

話はガラリと変わって、昨年のおせちの授業でも私は氣の流れを感じていました。
36種類のお料理を作って一気に詰めて行く作業は、流れが悪いと実現できないものです。
不健康であってもいけないし、忘れ物があってもいけないし、失敗があってもいけないし、遅くてもいけないし、とにかく「良い氣の集大成がおせち」なのです。

いざお料理を詰める段階での写真を公開しましょう。
プロは左上の隅に叩き牛蒡を置きました。
次は紅白蒲鉾ですが、おや?横に寝かせています。

 
 

なるほど、ここに伊勢海老がくるからですね。

 
 

最後はこんなふうに収まりました。

 
 

この一連の流れがとにかく速いので、私は邪魔をしないように写真を撮るのに苦労しました。
「待ってください」なんて死んでも言えない空気を漂わせていますから(笑)
最初に最上段とメインの伊勢海老を配置し、それから次々と進んでいく重詰めの作業は、氣の流れそのものだなあと感じました。
一度もお料理の配置換えをせずに、次々と詰める作業は、先に緻密な計算があってこそ実現する流れです。

私達の日々の暮らしも、毎日がスムーズに流れるためには、周りをきちんと整理しておくことに尽きると思います。
それは目に見える「物」の整理だったり、目に見えない「心」の整理だったりします。
そういうことを整えるのが、暮れの大掃除であり、新年の初詣だったりするわけですね。

今日から仕事始めの人も多いことでしょう。
良い一年にするために、ぜひ氣ということを意識してみましょう。

 
 

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脱皮してみよう!

明けましておめでとうございます

 
 

 
 

(ねじ梅 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

脱皮してみよう

新しい自分に

過去は過去

時間は未来のために使おう

 
 
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