「日本人よ、和食にかえれ!」小泉武夫氏の文章より

日本人は何を食べるべきなのか?
この食べ誤りを正せばあなたはもっと健康になれるし、今抱えている問題が解決に向かうかも知れません。
マクロビオティックの観点からではなく、和食の素晴らしさを説いてくださる小泉武夫さんの文章がありますので、ぜひお読みいただきたいと思います。
以下に一部を転載させていただきます。
(なぜかリンクがうまく出来ないのでコピペにしました。)

引用はじめ

日本人よ、和食にかえれ!

日本人が長年、食べ続けてきた「和食」とは、どんな食べ物なのでしょう?

 

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「和食は、八つの食材によって成り立っています。
一つ目は、根菜類。ニンジンやゴボウ、大根、イモなど、土の中に入っている根っこや茎ですね。
二つ目は、菜っ葉。白菜、ホウレンソウ、小松菜などがこれに含まれます。
三つ目は、青果。トマトやキュウリ、それからリンゴやブドウ、ナシなどのくだものもここに入ります。
四つ目は、山菜ときのこ。ワラビやゼンマイ、シイタケやシメジなどの山の幸です。
五つ目は、豆類。特に大豆は“畑の肉”と呼ばれるほどの豊富なタンパク質を摂取できるので、豆腐や納豆にして毎日の食卓にのぼるだけでなく、発酵させて、味噌や醤油の原材料として活躍します。
六つ目は、海草。ワカメやヒジキ、海苔などのことですね。
七つ目は、主食の米。それから麦。
最後の八つ目は、動物タンパク質です。日本人は昔から牛や豚などの肉を食べなかったかわりに、魚を食べてきました。だけど、食卓に必ず魚がのぼったかというと、そうではありません。魚は日本人の民族食のひとつで、肉より栄養を摂取する効率がよいというデータもあるくらいですが、海から離れた土地に住んでいた人にとっては、なければないですむ食材でした。
つまり、和食というのは最初に挙げた、七つの食材で構成されています。それらの食材に共通しているのは、植物だということです。
植物というのは、動物のように自分で移動することができませんから、生きていくための栄養を摂取するには、太陽の光を浴びて光合成するか、地に根をおろして栄養素を吸い取るしかありません。
地面の栄養素というのは、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛などのミネラルです。和食を食べてきた日本人は、つねに豊富なミネラルを摂取していたわけです。
食べ物が人間に大きな影響を与えると言いましたが、食べ物は体のつくりだけでなく、心にも大きな影響を与えるんです。というのも、和食に豊富に含まれているミネラルは、副腎髄質というところから分泌されるアドレナリンという興奮ホルモンの働きのバランスを整え、ストレスを軽減する作用があるからです。日本人の性格がおだやかで、困難な事態にも冷静に対処することができるのは、和食パワーのおかげだと私は思っています。

 

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ところが、戦後60年間で肉や油の消費量は急速に増え、日本人のミネラルの摂取量は4分の1に落ちてしまいました。これは、“あの人は切れ者だ”とか“頭がキレる”という具合に、かつて褒め言葉だったはずの“キレる”という言葉が逆の意味に使われるようになったことと無関係ではないでしょう。
それから、ミネラルのひとつである亜鉛は、“セックス・ミネラル”ともいわれていて、精子をつくるための重要な役割を果たします。もしかしたら、女性化して“草食男子”と呼ばれている現代の若者が現れるのは、当然のことだったのかもしれません。
また、日本人の死因の上位を生活習慣病が占めているのも、肉や油にかたよった食習慣が原因になっていることも言うまでもありません。
だから私は、声を大にして主張します。
日本人よ、和食にかえれ!
和食を食べて、日本人らしさを取り戻せ! と」

引用おわり

 

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コメント

  1. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    むそう塾で日々学んでいるお料理、
    福ZENでいただくお料理は、
    まさしくこの和食なんだ!と、、改めてです。
    学べることに感謝です。
    丁寧に、着実に、身につけて、日々の食卓から
    身も心も強くしなやかにしたいです。
    ありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      おはるちゃん、おはようございます。

      そうそう。むそう塾ではこれを地で行っているわけです。
      それも「美味しい!」のおまけ付きで(笑)
      あとはやるっきゃない!ですね(^o^)

  2. げんたろう より:

    ワタシも基本的に賛同しますが、一番印象に残った部分は亜鉛とミネラルの関係でしょうか?!

    このことが原因で所謂草食男子化が進んでいるとの記述には納得ですが、
    これが足りないと恋愛など、精神的な成長に繋がらないのかな?と思いました。

    大森先生のお話で印象に残っているのは、身体ばかり成長していて精神の成長が未熟になっていると仰っていたことです。

    先生のお話では、精神的な成長を指して、やっと50歳頃になって理想の人と巡り会った類のことを話されていましたしね・・・

    まあその心身の成長及び安定と言った面の基本が食にあることを認識している人が少ないことが一番の問題なのかも知れませんね?!

    • マクロ美風 より:

      やはり亜鉛とミネラルに反応しましたね(笑)
      大いに同意します!

      大森先生のお話は男性からは結構受けていて、女性からは「え〜?」なんて囁きが聞こえた記憶もあります。
      もちろん私は「!」と嬉々として(笑)耳を傾けていましたよ(^o^)
      大森先生はいっぱい実験された結果を話してくださったので、説得力がありましたね。
      げんたろうさんもこれから実験に力を入れてね!
      うふ。

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